生体力学

人の重心を正確に求める

人の重心を正確に示すことは簡単のようで難しいといえます。その理由は人が全員異なる体型や姿勢で生きているからです。そこで私は人間の正しい重心線を調べ、姿勢悪化にともなって重心線から要所が外れることで起こる脊椎病を研究する必要を感じ、重心線を追究することにしました。2年余り、試行錯誤を繰り返し、ようやく日tの重心の法則が判明して来ましたのでその途中経過を報告します。医学だけでなくロボット工学など、今後の生体力学研究のために役立ててくだされば幸いです。続きを読む

 脊椎学の最新パラメーター

脊椎・脊髄系の医学は、現在、発展途上としかいいようがなく、まだまだ稚拙である。脊椎・脊髄系の医学発展のためには、人間の生体力学的な動きと形態の特徴を完全に把握し、一つ一つの人間特有の骨格の意味を解析しなければならない。しかし、そのためには、XPなどから骨格を解析するための補助線を開発研究しなければない。優秀な補助線の発明は運動器分野の発展に大きく貢献する。私は独自に人間の骨格モデルを研究し、多くの補助線や形態、動きの計測方法を開発した。それには以下のようなものがある。SIB line、SSIJ line、LCE line、CRMS、CRMP、F角。これらはまだ研究途上ではあるが、臨床的意義が非常に大きい。特にSIB lineは腰仙部の不具合や先天異常をみつけるために極めて有用であり革命的である。よってぜひ、ここで学んでいってもらいたい。医学・健康・スポーツだけでなく進化学、動物学、人間工学などに応用が利くはずである。続きを読む

ストレートバックの生体力学

ストレートバックとは一般的に側面像のXP写真で脊椎が直線化しているものをいう。すなわち胸椎が前弯して直線化する場合と腰椎と頸椎が後弯して直線化しているものを示す。同じ直線化でも胸椎と腰・頚椎では逆の意味であるが、なぜかこの二つの異常はしばしば合併する。ここではその理由や、そもそもなぜ脊椎が直線化するのか?を生体力学的に解説する。これまで誰も確信に触れることができていなかった分野の力学だけに一読の価値はある。続きを読む

硬膜管の生体力学

硬膜管の頭側は大後頭孔に硬膜輪として固着し、尾側は硬膜の突起が終糸とともに下方にのびて尾骨に達し,脊髄硬膜糸Filum durae matris spinalisを成している。すなわち硬膜管は頭蓋骨と脊椎をしっかりつないでいて、その硬膜管を取り巻くように脊柱管が存在すると考えてよい。よって脊柱管は硬膜の全長を越えてまで自由に動くことはできない。これが意味するところは、つまり脊椎の動きは硬膜によって制限されるということ。硬膜管と脊柱管は一心同体であり頭から尾骨まで統制された動きをせざるを得ない。これまでの医学では硬膜が脊椎の動きを統制するという考え方はまるでなかった。あくまで椎間板や靭帯、関節が脊椎の動きを支配しているかのように思われていた。しかし、最近、カイロプラクターの間では硬膜が脊椎の動きを統制するとの考え方が普及し始めた。このような脳脊髄系-脊椎系のつながりをコア・リンクと呼ぶが、先ほど述べたように医師の世界ではこの考え方が普及するに至っていない。続きを読む

脊髄緊張の生体力学

脳・脊髄は神経線維が交叉して走行する。その理由をこれまでうまく説明できた学者はいないが、理由の一つとしてほぼ確実なものがある。それは交叉(斜走)することで神経が物理的な外力に非常に強くなるということである。これは縄、ロープ、ワイヤーなどが複数の線維を編みこんで(斜走させて)強度を何倍にも強くしているのと同じ原理である。神経線維が斜めに走ること、交叉することにより脊髄(脳も含めて)は圧縮力にも伸展力にも耐えうる強度を持つようになる。神経線維自体には伸縮性がほとんどないが、斜走することにより伸縮性も生み出すことができる。私はこれ以外に神経線維がわざわざ交叉する理由はないと考えている。ここではその伸縮性をさらに深く追究し、脊髄が引き伸ばされて(または圧迫されて)損傷し、炎症を起こすようになる臨界点を考える。臨界点の考え方は今まで医学の単純な発想では真実には当たらない。実際は神経への1、物理的外力以外に、2、血流減弱、3、暴露時間の長さを計算に入れなければならない。例えば、脊椎が正常な人でも前傾姿勢を長時間とっていると脊髄が小さな損傷を起こすと考えるのが新たな次元の医学である。すなわち、画像上、検査上、何をやっても全て正常!と思われている症例においても、暴露時間の長さで症状が出現しているという可能性を考える。MRI画像で異常がないなら正常、あれば異常的な思慮の浅い医学とは決別すべきであろうと考える。脊椎学では特に診断をMRIに頼ることを戒めなければならないと考える。そういった一連の医学の発展の為に、脊髄の基本構造から考えていこうというのがこの本文の趣旨である。続きを読む

脊柱側弯と脊柱縦弯の生体力学

脊柱側弯および脊柱縦弯(総称して脊柱彎曲症)は私が個人的に脊椎の研究を深めるために臨床上どうしても分類が必要だったために定義したものである。健常な脊椎を持つ人間は頸椎-後弯、胸椎-前弯、腰椎-前弯、仙椎-後弯となること、そして正面では彎曲なく直線であることが既知の事実である。それが何らかの理由により上記の彎曲が増大、消失、逆弯、側弯した状態を脊柱湾曲症と総称する。彎曲症の中に前弯・後弯・側弯が存在する。言葉の定義としては例えば前弯しているはずの部分がストレートになっている場合、実際は後弯化している。よって例えばストレートネックは後弯症に分類される。また、彎曲症にはその成因で2種類に分類する。それは変性(加齢・外傷・その他の変性疾患など)により彎曲化したのもと、成長過程で(脊髄脊椎不適合)彎曲化したもの(脊髄脊椎不適合の概念は別途「脊髄脊椎不適合症候群」を参)である。続きを読む

ストレートネックのメカニズム

ストレートネックは単に頸椎がストレートという意味ではなく、頸椎を屈曲させたときに普通の人よりも曲がりすぎる頸椎であることを発見した。頸椎が曲がりすぎることでどういう病気が起こるかのシステムを解説する。続きを読む

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