ALSは身近にある2(突然の脱力)

2017年治療成績


「ALSは身近にある」のパート1(ブログ参)で、32歳の男性の例を紹介しました。彼は現在、J医大に入院し精密検査を受けています。今回は同様に突然全身の脱力が起こった56歳女性の例を紹介し、こういった不可解な脱力を示す症例は心因性とされてしまう残念な現状について報告します。


56歳女性の突然の脱力

この女性はナルコレプシーの治療報告(ブログ参)で紹介した女性と同一人物です。この患者は1.5年前から耳鳴りを治療する目的で週に1回の上頚神経節ブロックを行っていました。しかし、2014.9.昼間、電話している最中に突然眠ってしまうという発作が起こります。


既往歴として髄膜腫で2001,2013にN医大の脳外科でOpeを行っています。私はナルコレプシーと診断し、治療目的で週1回上頚神経節ブロック(1%キシロカイン2cc×2)を開始しました。ブロックを行うと、5~6日間は入眠発作はなく、これで改善するかと思われましたが、徐々にその効果期間が短くなり、数日で発作が再び出現するようになったため、ブロックを週に2回行うことにしました。しかしながらナルコレプシー(入眠発作)は改善せず、ブロックを行うと数日は発作が起こりにくいという状況を繰り返すのみでした。


ところが2014.12.17.夕方、突然上肢と下肢の脱力が起こり自宅で倒れます(意識清明)。翌日近くの内科医に行くが原因がわからないと言われ精神安定剤だけをもらい帰宅。その後当院に来院。幸いにもこのエピソード以来、睡眠発作が起こらなくなり、ナルコレプシーは完治しました。これには少々驚いています。しかし今度は上下肢の脱力という問題に直面します。


現症

以前からの耳鳴りが急激に悪化、めまい、吐き気、上下肢共に脱力、視力障害(目がかすむ)、動悸、ホットフラッシュ、階段が昇れない、嚥下困難(飲み込めない)、発作性の呼吸困難(1日数回、10分続く)、両眼周囲痛(三叉神経痛)、目玉が動く(動眼筋群の線維束攣縮)、音で頭痛(三叉神経痛)。


採血データ:電解質異常なし、CK:113異常なし、ALP:426↑、BUN:23↑、中性脂肪:652↑、血糖:145↑、以外に異常なし。


腱反射:下顎反射(+)、上肢腱反射亢進(+)、下肢腱反射亢進(-)、病的反射なし。


下顎反射(+)、上肢腱反射亢進(+)、嚥下困難(球麻痺)、線維束攣縮などより脊髄由来の錐体路障害の可能性を考えました。つまりALSの初期症状の可能性を考えました。上記の多彩な症状は「線維筋痛症・ALS・闘病日誌」で紹介した患者と極めて類似しており(ほとんど全ての症状が重複している)、脳幹部の血流障害(錐体路を含む)が原因ではないかと推測しました。


治療

当初、低カリウム血症も考慮し維持輸液の点滴を行い、脊髄の血行改善目的に上頚神経節ブロックとT4/5レベルに胸部硬膜外ブロックを行いました(採血データでは低Kなし)。その結果、ブロック後数十分後から脱力感が解消し、嚥下困難、呼吸困難も消失し独歩で帰宅されました。


経過

ALSに症状が極めて類似していることから、N医大の脳外科医に紹介状を送りました(N医大で脳の手術を受けているため)。しかしながら「心因性」と診断されてしまいました。これらの症状を精神疾患であると捨て置かれてしまいましたので、今後の治療は私が行うと決意しました。


感想

脊髄・脳幹系の初期症状は強く出る時と出ない時と、症状が固定していないため、診断がつけられないのだなあと思いました。これだけバラエティに富んだ脳神経症状があり、上記のブロックで即座に脱力や諸症状が軽快したことを考えると心因性ではないと思われますが、現医学で教科書に掲載されていない特殊な症状です。理解不能な症状は、全て「心因性」と捨て置かれることを改めて理解させられました。ブロックをして即座に軽快したことを「暗示にかかっただけ(プラセボ効果)」と解釈する方もおられるでしょう。しかし、暗示で治るのであればすでに内科にかかった時点で治りますので、私の行ったブロックの効果は「暗示効果ではない」と思われます。


このような不可解な脳神経症状を呈した場合、患者は精神科を紹介され、まともな治療は受けられないようです。もちろん、原因が判明したとしても、治療法はありません。現医学水準の低さにため息が出ます。もちろん、ALSと診断がつくはずがないことは最初からわかっています。なぜならば、ALSの確定診断がつけば、5年以内に90%が死亡することが決定するからです。そんな重症な状態には、現時点でなっているはずがありません。よって診断はつかない、いやつけさせません。それでもN医大に患者を紹介した理由は、万一、本当にALSであったとしたら、その患者を私が治療し、それでも甲斐なく症状が進行してしまった場合、「早期にみつけられなかったからこうなった」と言われたくないために紹介しました。N医大で心因性と言われて捨て置かれた状況(つまり現医学では初期脊髄疾患は診断できない状況)を知っていただくためです。現医学を批判しているのではなく、現医学は脳や脊髄について未熟であることを確認したまでです。彼女の治療はこれから本腰をあげなければなりません。


その後の続報

週に2回、腰部または胸部硬膜外ブロックと、上頚神経節ブロック、頸部傍神経根ブロックを行い続けました。この治療を3か月間続けたところ、頸椎から咽喉にかけての痛みが消失し、めまいや頭痛が全く起こらなくなり、上肢の脱力が全く起こらなくなりました。つまり上半身の症状はほぼ完治。下肢の脱力感はほとんど起こらなくなりましたが、階段を上るときに出現するのみとなり、少々の歩行は普通にできるようになりました。現在、歩行時に強烈な腰痛が出現するという症状と耳鳴り症状が残存していますが、他の症状は軽快し、順調です。しかし、残存する症状を治療する目的で、腰部硬膜外ブロックまたは胸部硬膜外ブロックを週1回、上頚神経節ブロックを週1回行うことを続けています。


その後の続報2

ALS様症状としては上半身の症状はほぼ完治させることが出来ました。しかし、階段歩行時に脱力となるという症状は残存。これはブロックで数日は改善するものの、完全に治癒させることはできませんでした。この患者は片道2時間近くかけて週に2回遠方から来院するためおそらく通院にかなりストレスを感じていたと思われます。そして他にも眼科、脳外科、内科、精神科と多数通院をし、その通院のせいで病状が悪化していると思われたため、「他の病院に通院する回数を減らしなさい」と命じました。その命令におそらく彼女のプライドが傷つき、それ以来来院しなくなりました。現在の状況はわかりませんが、まあ、上半身の症状を改善させただけでも快挙ですので、それでよしとしました。


ALS様症状の治療実績

最近のALS様症状の治療実績10例分をまとめて掲載します。治療実績はこちら


 

ALSは身近にある2(突然の脱力)」への45件のフィードバック

  1. はじめまして。私も脱力感(座っていると腰から下が沈むような感覚になり、息苦しくなる)や、手の握力低下などの症状が出ており、心配です。東京在住ですので、ぜひご連絡先等を教えていただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。

    • ALSは難病ですが、ほとんどの人が確定診断がつくところまでには進行しないと思われますので、まずは過剰な心配はなさらないほうがよいでしょう。ただし、現在の症状があるのに無理をして仕事をされる方が進行していく可能性があります。がんばりすぎないことが重要です。ブロック治療である程度改善しますので、医療でサポートを受けながら、少しずつ改善させていくことが理想であると思います。メールさしあげます。

  2. 突発性難聴で片耳がほとんどスケールアウトになり約半年が経ちました。
    回転性めまいを伴う重症で一週間入院しましたがステロイドは効果ゼロ、退院直後の鍼治療で少し回復したものの、ここ三ヶ月ほどは変化がなく、難聴とふらつきが残っています。
    もうこのまま慣れるしかないと医者にも言われ、半ば諦めていたところこのサイトを見つけました。
    もしまだ望みがあるようでしたらできるだけ早く先生のクリニックで診療を受けたいと思っています。
    お忙しいとは存じますが、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

    • おそらくめまいはブロックにより改善する確率が高いと思います。しかし、難聴は長期継続が必要で、通院できる範囲内にお住まいがあるかどうかがカギになるでしょう。鍼治療で改善したのなら、ブロックを行えば多少改善するはずです。ベストな方法は、私が紹介状を書き、あなた様の近所のペインクリニックで治療してもらうことでしょう。おちらにしても、一度私のところへおいでください。メールさしあげます。

  3. はじめまして
    兄が8月頃から呂律が回らず 嚥下障害があります 今はゼリーととろみのついた飲み物しか飲めません 脳のMRIには異常ありません
    手足はまだ大丈夫です
    先生に治療して頂きせめて嚥下障害だけでも治ったらと 願っております 希望が持てますでしょうか よろしくお願いいたします

    • 私が嚥下障害の治療をはじめて約1年半しか経っておりませんが、効果が全く出なかった患者はゼロです。つまり、個人差はあっても上頚交感神経節ブロックを行えばほぼ必ず嚥下障害が軽くなりました。よって多少は期待を持って来院下さってよろしいかと思います。ただし、一度で治る保証はありません。治るにしても程度の差がありますので、最終的にはどの程度通院ができるかにかかってくると思います。そうは言っても、現在、日本では原因不明の嚥下障害を根本的に治すことをうたっている医師は私しかいませんので来院していただかなければ何も始まらないと思います。

  4. はじめまして。40歳男性、会社員です。ALSではないかと不安になり、書き込ませて頂きました。右のふくらはぎが左のふくらはぎと比べて細くなり、手の親指に違和感(力が入らない印象)があります。また腹筋なのか肋骨とお腹の間辺りの筋肉にも今まで感じなかった様な存在感を覚えます。もともとスポーツ時等にふくらはぎを攣ることがあり、2週間前から芍薬甘草湯をドラッグストアで購入し服用しましたが、食欲が全く無くなってしまい、体重が2Kgほど減少しました。芍薬甘草湯を飲んでから体がだるくなり、手の親指などに力が入らなくなってしまったので、数包飲んで飲むのをやめました。芍薬甘草湯を飲むのをやめて10日ほど経ちますが、食欲は戻りましたが、体重は僅かに減少しているように思います。不安になって、かかりつけのクリニックに入っている神経内科を受診し血液検査を行いましたが、CK値もK値も異常はないとの事でしたが、ALSが不安なのでと申し上げましたら、某大きな医療センターの神経内科に紹介状を書いて下さると言う事で、それを持って受診しました。小さなゴムのハンマーで体の各部をトントンとされたり、いろいろな体勢で力を入れたり、握力を計測したりしましたが、所見なし。

    かなり長くなりましたが、このままでも大丈夫なのでしょうか。不安な気持ちで気持ちも沈みがちです。

    • ALSを不安に思う気持ちはわかりますが、実際のところ、筋委縮が起こっていてもほとんどがALSという診断がつくに至るまで症状が進行することはありません。ALSは筋委縮が起こる病気の中のごくごく一部と考えていいでしょう。だから現時点でALSではないかと悩むことは人生において損なことです。しかしながら、現在の医学レベルでは「原因不明な筋委縮」があまりにも多く、そしてそれらを治せない医学レベルであることは間違いのない事実です。悩むというよりも、そうした現実を受け入れなければなりません。いたずらに不安になることは「ないものねだり」であるというのが真実なのです。私がALS様症状に対して行っている治療は「それなりによい成績」をあげていますが、それは世界で私一人しか行っていない治療法です。よって、ないものねだりをしたいのでしたら、私の治療を直接受けに来る以外にありません。私は東京在住ですから、地方の方はないものねだりができません。原因不明の筋委縮は「己に課せられた人生」の一つです。不安に悩むのではなく、受け入れて必死になって生きている方々が大勢おられます。悩むよりも受け入れて前を向いていれば、波はあるもののそのうち軽快していくことが多いと思われます。ALS闘病日誌などもその参考になるかと思われますので、よかったら読んでみてください。

      • 返信ありがとうございます。自分の体に今までと違う「何か」を感じ、実際に地味ながらも変調を来している以上、それをなかった事として処理する事はできません。先生のコメントから、自分は自分の体に起きている事を受け入れ、それと向き合って然るべき対処をしながら前を向いて行こうと思いました。しかし、だからと言って手をこまねいて見ているだけではいけないと思うので、今できる体のケアをしっかり行って、それでも、おや?と感じる事があれば、先生に再度ご相談するかもしれません。闘病記など、しっかり拝読させて頂きます。ありがとうございます。

  5. はじめまして。40代後半の女性です。
    先生のHPを拝見しまして、ぜひ診察をお願いさせていただきたいと
    思い書き込みさせていただいております。
    今年2月より左腕が上がりづらくなり、次第に左足、右足、右手と脱力が進みました。
    現在重いものを持つのが辛く、タイピングや文字を書くのが困難になってきました。
    歩行も足に力が入らず、ゆっくりと小幅でしか歩けません。四肢につっぱり感やこわばりも出ております。手の甲親指から手首にかけて筋委縮があります。大学病院含め複数の神経内科を受診し、脳・頚部MRI、血液検査、筋電図検査を行いましたが、すべて異常なしで心療内科の受診を勧められました。しかし症状は確実に進んできています。
    お忙しい中恐縮ではございますが、お返事を頂けたらと思います。
    よろしくお願いいたします。

    • 当院にはあなたと同じ症状に苦しむ方が数十名ほど来られ、その方々のほとんどがブロック治療で軽快していますのでご安心下さい。連絡差し上げます。

  6. はじめまして。
    今年40歳になる男性会社員です。
    自分の身体の変調を気にして、いろいろ調べているうちにこの
    HPにたどり着いて、先生の考えを拝見させていただいて、
    1度診察をお願いさせていただきたいと考えております。
    私の症状経過ですが、
    ・2015年1月に右腕、右足のしびれで寝ることができない。
    ・2015年2月に神経内科を受診。所見、脳のMRIと頚椎のレントゲンを取ったが異常無しで経過観察。その後も右足の力の入りにくい状態がたまにでていた。
    ・2016年2月頃から、右足の力入りにくさが継続するようになり、突っ張り感がでる。 右首から肩、右腕全体にかけて違和感が続く。
    シャンプーや、重いものを持つ等、継続して動かすと筋肉がだるくなる感じ。
    また体全体の箇所に脈を打ったような筋肉のピクつきが出るようになった
    ・現在は上記の症状に加えて、息苦しさ、舌の右側の若干麻痺、pcのタイピング継続すると右の手の甲全体がだるくなる感じで、長時間のタイピングが辛い状態が出始めている。
    ・右足首、右ひざ関節、右足全体、右の手首、肩周辺?、の筋肉の痩せは左側と比べると感じる。
    上記状態で最近
    ・整形外科にて再度頚椎、腰のレントゲンをとったが異常なし。
    ・息苦しさを理由にかかりつけの内科いき、肺のレントゲン、血液検査をしたが正常で問題なし。
    ・呼吸器内科を紹介されて来週受診予定。その後神経内科を再度受診予定

    正直このまま行くとALSと診断されそうな感じもしており、不安はありますが
    このHPを見て今の状況を受け入れて何とか前向きに対処していきたいと思っております。
    私は遠方地に住んでますが、可能な限り診察を受けに行く所存でいます。
    お忙しいところ恐縮ですが、何らかの返事をいただけたら幸いです。

    • 残念か、幸せかわかりませんが、ALSと診断されることはまずありえないでしょう。ALSの診断はちょっとした死刑宣告に等しく、診断した医者にはその診断の責任が重くのしかかり、かつ診断した人の人生を背負わなければなりません。5年以内に90%が死亡することを予言することが「診断する」という意味ですから、そうした予言を宣告するには医者のプライドに賭けて様々な検査を受けさせ、その検査に一つ残らず合格しなければ診断しません。つまり、診断基準は想像を絶するほど厳しく、難関であり(ある意味東大に現役合格するよりも難しい)、そうした難関の検査を全て合格できる患者はそうそういません。もっとわかりやすく言うと、たとえ本当にALSであったとしても、もう後戻りができないほどの末期となって初めて診断がつくようになるということです。だから検査に意味はほとんどありません。それが現在の医学の真実であり限界です。ですから、ALSのような症状があるのなら、診断云々とは無関係に治療に全力を尽くせばよいのです。幸い、私はあなたのような症状を改善させる実績を多数持ち、多くの人を社会復帰させています。すでに私と出会っているわけですから、あとは治療を受けられる環境にあるかないか?が今後の動向の鍵です。
       しかし残念なことに、私は無名の野良医師ですから、家族や周囲の人が私を信じないため、患者が私の元で治療を受けることに反対される可能性が高いでしょう。また、治療回数や頻度は実際に治療をしてみない限り予想ができません。そうしたあいまいさを克服しなければ遠方から受診することは非現実的となります。道は自分で拓くしかありません。後悔しないように自分の意志で私のところにいらしてください。まずは数日滞在で、2度ほど診療を行うのが良いと思います。

      • ご返信ありがとうございました。
        確実に身体はおかしくなってきているので、
        なにもせずにこのまま診断が出てしまうのだけは
        絶対に後悔してしまうのはわかってます。
        まずは良い方向に進むことを信じて治療を
        受けたいです。
        在住は愛知県にはなりますがまずは今週一度診療を受けさせていただこうと思ってます。状態を見て来週も数日滞在する予定にしています。

  7. はじめまして。
    28歳女です。
    1週間ほど前から左手、左腕に力が入らないような違和感があり、その後脚、右腕にも症状が出始めました。
    仕事でパソコンを打つと腕がだるくなり下ろすと楽になります。
    力が入らないような感覚は日によって異なり、左腕は常にそのような違和感はありますが、右腕、脚は症状が出たり出なかったりです。
    疲れやすくなり、腕は上がりますがシャンプーをする際も腕がだるいです。
    また、頭痛も伴っていたことから昨日脳神経外科を受診しました。
    膝の辺りをトントンとされ、CT、首のあたりのレントゲン、血液検査全て異常なし。(ストレートネックとは言われましたが)
    どこも異常がないのが余計不安になりご相談させて頂きました。
    お忙しい中申し訳ございませんがお返事を頂けたら幸いです。

    • まずはうなじを蒸しタオルで1日に何度も温めるという民間療法をお勧めします。温める際は首をやや後ろに反らしたほうが効果的です。そうした治療で改善がみられない場合に初めて私の治療をお勧めする事になります。症状が出てから1週間という早期であれば治療効果も高いと思いますが、それを受けるか受けないかの判断は微妙でしょう。なぜなら、自分の病気の診断名もわからない、ブロックは怖い、まだ発症して1週間、治る保証があるわけではない、という「心に迷い」がある時期だからです。普通の方は「迷いが生じなくなるほど進行してから」治療を開始するものです。早期の方が治る確率は高いのですが、その早期を逃してしまう理由は迷いがあるからです。私は教祖ではないので「迷いを捨てなさい」とは絶対に言いません。あなたが私の治療を必要と感じればご連絡ください。

      • ご返信ありがとうございます。
        うなじを温かいタオルであたためる方法、早速実践してみたいと思います。
        先生のおっしゃるように早めに治療すれば、という焦りとでもまだ1週間、もしかしたらこのまま良くなるかも、、といろんな感情で迷っているのは確かです。
        もし改善しなければまたご連絡させてください。

  8. 初めまして。
    60歳の母のことなのですが、1年位前より、両手の指に力が入らず、お菓子などの袋も開けられない状態です。足の指も指を広げようと力を入れるとそのまま固まって動かなくなるとのことです。
    ですが、普段の家事仕事は指が動かしにくくて大変だと言いながらもこなしています。
    1ヶ月前に近所の神経内科に行き、検査を受けてきました。
    MRIや血液検査は異常なし。
    針筋電図所見は両上肢に筋力低下と筋萎縮あり、下肢などにもあるとのこと。
    頚部も筋力低下あり。

    消去法でいくと、運動ニューロン疾患、ALSの疑いがあるとのことでした。今後の進行具合を見て慎重に診断していく必要があると言われました。
    幸い、手も全く動かないという状態でもなく、足も普通に歩いているし、球麻痺も出ていません。
    セカンドオピニオンを受けるつもりですが、そこでも同じ事を言われそうな気がします。
    先生のところで診てもらいたいのですが、地方に住んでいるので詳しく金銭的な話や治療にかかる時間など教えて頂きたいです。
    それで父を説得して受診しに伺いたいと思っています。
    どうか詳しく教えてください。
    よろしくお願い致します。

    • 治療にかかる時間は1回に15分から30分+α αはブロックが効きすぎた際に休憩時間が延長される分で、数十分~60分というところです。治療は基本的には週に1回ですが要望に応じて週に2回に増やす人もいます。治療は全快する人は少なく、効果はあっても再燃する方が半分、かなりよくなって症状固定となる方が半分というところです。ですが、症状が止まるだけでも効果ありと考えます。ただし、中にはキシロカインが合わず、吐き気が出てしまい、なかなか治療ができない人が1名います。治療開始の時期が早いほど回復が見込めると思います。また、治りやすさは個人差がありなんとも言えません。反応がよい方はブロック直後に極めてよく改善し、数週間は持続します。そして悪化すれば再びブロックというサイクルを繰り返します。このサイクルで不自由なく社会生活ができている方がいます。

      金銭的なことは言えません。高いからではなく安すぎるからです。私の労力にあまりにも見合わない請求をしています。ただし、ぜいたくにたくさん治療を受けたいというわがままを言う場合に限り値段が高くなります。それでも月に10万円以上行くなどということはありませんが・・・追伸 携帯電話のアドレスではPCメールが届かないことが多いです。

      • 返信ありがとうございました。

        このまま何もしないで症状が進行して確定診断になるのだけは、どうしても避けたいので何としても診察に連れて行きたいです。
        診察は1度に何度も注射をしなければ保険の範囲で出来るのでしょうか?
        PCがないので、このアドレスにメールを送ってもらえないでしょうか?
        よろしくお願いします。

        • 保険を使う、料金がいくらという話はメールでもできません。前回書いたことを何度も注意深くお読みください。ご理解していただけないようでしたらご協力できません。

  9. はじめまして。 43歳男
    去年の5月に左手に違和感がでました。なんか変だなと思う程度でした、7月ぐらいから左手筋力低下に気づきます。筋トレでダンベル決まった回数やってましたが左手だけ途中で開いてしまいます。12月ぐらいから全体の筋力低下に気づきます。体重も5キロぐらい減ってました。今年3月には脱力、違和感、表現しにくい痛みのようなだるさが両手足にでました。手を使うことが辛くなりました。足もだるく歩くのも辛くなりました。首もたまにだるくなります。ぴくつきも一日中あちらこちらででています。総合病院でヘルニア、神経難病の検査、筋電図など一通りしました。異常なしです。精神科を薦められました。6月に病院をかえました。この辺りから、腰、尻、股関節にもだるさ違和感がでました。尻から足が特に痩せてるようです。また筋電図をしてもらいました。少し数値がでたけど許容範囲で異常なし。ここでの診察も、精神科をすすめられました。精神安定剤などの薬飲んでも治る気配なしです。8月になってから全体の脱力だるさ違和感がさらに進み、歩くのもふらつき、さらにつらくなってます。
    是非其方の治療を受けたいと思っております。よろしくお願いいたします。

    • 筋力低下の症状があるが診断基準に満たないものを「精神異常」とする現代医学の愚に悲しくなります。全ての症状を一度に治すことは無理ですが、上頚神経節ブロックや頚部硬膜外ブロックを行えば少しずつ改善に向かわせることは95%の確率で可能です。20人に1人くらいは、なかなか症状が改善しない方がいらっしゃいますが、19人は改善していますので、それなりの期待をもって来院されることを望みます。

  10. ルールが解からず投稿し たびたびご迷惑をおかけいたしました 是非間違っていましたら本日の投稿消去お願いいたします。 改めまして ご連絡いたします 小生60代 男性 宜しくお願い致します 本年2月に 突然の倦怠感に襲われ 3日ほど寝込みました 3月より 右 大腿部 ふくらはぎ 左 大腿部 ふくらはぎ 両手 右肩 に筋力低下 筋肉萎縮が有り ALSを疑い 大学病院にて 首 頭 MRI 全身 CT 及び 神経伝達度 筋電図 を検査しましたが異常なしのため 経過観察中 現在も 歩行に困難をし 1000mと歩くのに苦労しています 左右のふくらはぎにも 痛みが残り、改めて 手足の甲をみて
    ALSを多いに疑っています 寝たきりになることが怖く 不安な日々をおくっております。 先生のお力で症状が軽快するチャンスあがれば 連絡先など戴ければ幸せです。 かさねがさね御迷惑おかけいたしました 宜しくお願い申し上げます。

    • 倦怠感・慢性疲労・筋萎縮・歩行困難などがあっても「病名がつかない」という神経内科の診断基準に「医師たちが疑問を持たないこと」に疑問を持ちます。その理屈に合わない診断基準に神経内科の医者たちもおそらく違和感を覚えているはずです。違和感があるがゆえに彼らは「診断基準をかたくなに絶対視する」という極めて硬い姿勢をとっていると思われます。疑問を持てば神経内科医としての権威を自ら壊す事になるからです。あなたと同様な症状をもつ患者は私のところに多く来院していますが、診断名さえつけてもらえず精神病扱いされ困り果てています。私の治療は微力かもしれませんが今の状況よりは前に進むことができると思います。ぜひ来院下さい。

  11. はじめまして。
    パートナー(53歳男性)の件でご相談です。長文です。すみません。
    5年ほど前、突然、左足のつま先(親指部分)に力が入らなくなったことで、歩行が困難になったため、かかりつけの大学病院で検査をしたところ、ビタミンB12が不足している⇒亜急性連合性脊髄変性症と診断され入院し投薬治療を施しました。
    2週間ほど入院し、ビタミン不足は改善しましたが、足の症状は改善せず、ほかの原因を探すことになり、PET検査も受けましたが異常は無く、脊椎にわずかな狭窄が認められると頚椎の手術をし、リハビリしましたが改善せず、その結果、整形外科的には異常は無いとの診断で、4年ほど前からは脳神経内科に通院中です。
    2年ほど前、セカンドオピニオンを受け、丸の内にあるTクリニックにて、脳神経内科で高名と言われる名誉教授の診察を受けましたが、精神的なもの、毎日歩行訓練をしたら、2ヶ月で完治すると言われましたが、完治どころか、症状は少しずつ進行しています。
    通院といっても、特段、治療していただけるわけでは無く、毎月、処方箋を受け取りに行き、2ヶ月に一度、診療を受けている状態です。診療の際、膝が痛いなど症状を訴えても、「ああそうですか、転ばないように気をつけてください」と言われて、ほんの3~4分で診療が終わり、同じ薬を30日分処方されて終わってしまうので、ここ数回、本人は診療を受けていません。

    具体的な症状は、歩行中、膝から下に突然力が入らなくなり、歩行が困難になります。歩き始めは杖が無くても歩く事ができます。(以前は数百メートル歩けたのですが、今は、数メートルです。)その後、突然、膝から下が前に出なくなります。しばらく休むと、また、動くようにはなるのですが、その繰り返しです。現在は、常に杖で補助して歩く状態です。(自転車は乗れます。)家の中でも、膝に力が入らず、ガクガクし膝が笑っているような状態です。
    最近は、膝が痛むようになったと言っています。
    何か治療する方法はあるのでしょうか
    処方薬:ガバペン・リオレサール・メチコバール・ジアゼパム

    • 普通に考えれば左L5かS1の椎間孔狭窄による脊柱管狭窄症なのですが、腰の精密検査(MRIなど)は行いましたか? 頚椎の手術は「はやまった!」気がしますが、過去のことなのでしかたありません。ALS関連ではないような気がします。歩き始めに問題がないからです。ALSでは歩く前から足に力が入りません。治療法としては、まずは腰部硬膜外ブロックや神経根ブロックを行って、跛行に改善が見られるか?のチェック。MRIでの左L5、S1のチェックを行うべきです。

      • こんにちは。
        ご回答ありがとうございました。
        お忙しいところ、申し訳ありませんが、
        再度、所見をお伺いしたく、ご連絡差し上げました。

        先日、腰部MRI検査をしました。
        結果は、L5とS1間に、ヘルニアがありました。
        10年程前に、一度、椎間板ヘルニアの手術をしているとの事ですが、
        本人曰く、これまで受診してきた中で、一番大きいサイズだそうです。
        現状、腰部には痛みはありますが、
        通常言われている腰部から下肢にかけての痛みや痺れ、
        激痛などは有りません。
        ヘルニアが、今回の症状に関連してるという事でしょうか?

        • 残念ですが情報が少なすぎるため判断不可です。ヘルニアが関係している可能性もあります。

  12. このHPを見つけた時は「やっと求めていたものが見つかった!」との思いでした。是非一度診て頂きたく現在の状況を記します。
    61才女。2ヶ月程前から滑舌が悪くなった自覚あり。他人からは短い会話であれば気付かれない程度だったものが徐々に悪化。舌を出した時片側に曲がるのに気付き先ず歯科口腔外科を受診、問題なしと言われる。次に神経内科を受診、血液検査その他、MRIも問題なしと言われ、年明けに造影剤を使ったMRIの予約をしています。私は球麻痺(ALS)を疑い非常に不安でもあるのですが、今後もしその病名が確定されたところで治療法もないことは分かっており、病名などどうでもよいから今のこの症状を何とか治したいとの思いでおります。このまま症状が進むのを待ってから病名を告げられたらおしまいのような気もしています。言葉が出にくくなり仕事にも支障をきたしてきた為、現在休職中です。少しでも改善の助けになればと、鍼灸、漢方薬、気功等いろいろやってはいますが効果があるとはいえません。手足に力が入らないとか物が飲み込みにくいなどの嚥下障害はなし。是非早いうちに一度受診したいと思います。よろしくお願い致します。

    • あなたの考え方はそれが正しいと思います。診断はどうでもよいことであり、治さなければ話になりません。症候性ALSの患者はなるべくはやく私と出会うべきであり対処が遅れるほど治療が困難になると思います。現在、症候性ALSの方やALSと確定診断がついた方も含め10名以上治療を続けていますが、進行の度合いで治療効果が変わります。治療を行うと症状が軽快するのですが、日にちが経つとまた元に戻り、若干ずつですが進行している方もおります。全員を助けられるというおごりを私は持っていませんが、全力を尽くすには私の治療を受ける以外に方法はないと思います。治療はてさぐりであり何が正解か?の確定はできていません。しかし、治療を受けている多くの方は、改善、または進行が停止、しています。いちはやくご来院を!

  13. はじめまして。
    横浜在住の40代後半、男性です。
    現在ALSの疑いで大学病院に通院中です。
    2015年7月頃に左腕が上がらなくなり、8月に左肩周辺の筋萎縮に気づきました。9月には喉の異変も始まり、大学病院の神経内科を受診しました。
    筋肉のピクつきもこの頃から始まり、両足や腰周辺の脱力感もありました。
    2016年2月位から両足のピクつきも始まり、少しづつ足も痩せていきました。
    右肩の方もはっきり筋萎縮がわかるようになりました。
    現在の症状は両肩から背中にかけての筋肉の萎縮、両足(特に膝から下)の筋肉の萎縮、喉の異常、両手両足の脱力感、関節の痛みなどがあります。
    これまで大学病院では、全身のCT検査、首と腰のMRI検査(特に異常なし)針筋電図検査2回(1回目は所見あり、2回目は特に異常なし)を行い、現在の状況では診断には至らないといわれています。
    今月下旬に再度CT検査を行う予定です。自分としては徐々に症状が進行する中で、かなり重篤な状況にならなければ診断もされないであろうということに、何ともいえない気持ちで日々を過ごしております。
    そんな中で是非一度先生の診察、治療を受けてみたいと思いました。
    宜しくお願いいたします。

    • わらをもすがる思いでここに投稿されたと思いますが、私はわらではなく綱です。命綱です。ですが、現医学で治療法なしと言われているALSにブロック治療をするということは現医学という国が支配している大きな力と権威に対する反乱です。ですから、綱であってもわらのフリをしています。患者は「わら」を信じ切ることができないため、平気で自ら命綱から手を放す者がおります。手を放す理由は簡単です。距離が遠い、お金がないからです。私は命の値段がいくらなのか?判断できません。どれほど安い命なのか?と残念な気持ちになります。やはり、わらをもすがる思いでこられた方は、私を信用できない「わら」だと判断する方がおられるということです。

       私は命の重さを背負い、日々自分を崖っぷちに置き、より効果のあるブロックができるように修練しています。その技術は日進月歩で向上します。おそらく、今の私よりも来年の私の方が人の命を救えます。今の時点での実力では救いきれない人もいます。ですが最後の砦であることにかわりなく、本気でALSを改善させようとブロックする医師は全国におりません。私からはなれていった患者は、他で何をするというのでしょう?

       私は、ALSの患者には自分だけでなく、一流の治療師も紹介しコラボレーションで治療しようとします。そうした治療さえ受けてくれない患者がいます。お金がかかるからでしょう。確かに治る保証をすることはできませんが、私にかけなくて、他に誰にかけるというのでしょうか? 気功師、霊力者、その他超能力者で私以上に治せる者がいることを否定しませんが、超能力者も神様も死んだものを生き返らせることはできません。つまり進行しきった状態では誰に治療してもらっても手遅れになります。

       私はあなたがたの命の十字架を背負うがゆえに、超能力者ともコンタクトをとっていこうと考えていますが、彼らは医師と手を組むことにメリットを感じることはありません。よほど器の大きい人しか、医師に手を貸そうという者はいないでしょう。
       現在、「腱引き」と「CBPカイロプラクティク」の者が協力してくれています。器の大きい人たちです。超能力者系の方々はおごりや慢心のため、人に手を貸すということをまずしないでしょう。そういう方々の治療を受けたいのであれば、個人で行くしかないと思います。

       このような現状の中、一定以上の治療効果を出しているのは私たちだけであると思います。しかしながら、患者は私たちを「わら」だと思い、信じ切ることなく離れて行く者もおります。西洋医学を最後まで信じ切って死んでいくのはしあわせなのでしょうか? どうかわたしたちをみくびらないでください。志の高い者が集まり、切磋琢磨し、みんなで協力し合って難治性疾患の治療に取り組んでいます。今年の私に治せなくても、来年の私には治せているかもしれません。

       だからどうか、お金がかかる、距離が遠い、という理由でギブアップしないように最初からお願いです。結果がすぐに出ないからといってあまりにも簡単にあきらめないでください。あなたの命はそんなに安いのでしょうか? そして何より、他力本願ではなく、治すことに挑戦するのはあなた自身であると言う自覚を持ってください。「はい、勝手に治して!」と全て投げ出すことは、命をあまりにも粗末にしていることを意味します。ALSは、またはその周辺病は間違いなく命にかかわる病気です。お願いですから、もう少し命を大切に扱ってください。私たちは高い志で治療にあたっていますが、患者の志が低いことに嘆き悲しむ次第です。

  14. はじめまして。34歳の女です。4ヶ月前から筋肉のピクつきがひどくなり、神経内科を受診、筋力測定、筋反射などをして全く問題なしと言われました。安心していましたが、3週間前寝違えたように首が痛くなり、まだ少し痛みがあります。
    そして10日前からしゃべりにくさが出てきました。さ行が特に言いづらいです。家族からは気のせい、ちゃんとしゃべれていると言われますが、ALSの初期症状としか思えず、不安が拭えません。
    舌の萎縮などはないと診断されました。
    しゃべりにくい時と気にならない時とあります。
    予備軍なのでしょうか?地方在住で東京に行ってみたいのですが、ブロック注射は有効ですか?

    • ALSのような初期症状が出るものを予備群と考えるのか、全く別の病気と考えるのか?は大変難しい問題で、私には解決できません。私の治療は上頚神経節ブロックというもので延髄への血流を増強させるものです。多くの方がこの治療で改善を感じておられますが、症状は一挙に改善するものではなく、徐々に回復していくものですので、通院が必要になります。当院には遠方から通院される方が多く、北海道や九州からも飛行機で通院される方が普通にいらっしゃいます。それをマネしなさいとは言いませんので、熟慮の上、来院できそうなら私の元へいらしてください。

  15. はじめまして。
    父(現在70歳)がALS診断と診断されて3年になりました。

    初めは肩凝りが酷く右腕が上がりづらいとのことで四十肩みたいなものだと思い、近所の整形外科を受診したところ、首の神経が骨に圧迫されていることがわかり、頸椎症であるとのことで、大きな病院を紹介されました。ピクピクしたり、痺れなどはなかったようです。そこで3ヶ月リハビリや詳しい検査をし、頸椎症の手術をして人工骨を入れ神経の圧迫を取り除きました。
    手術は成功したとのことで、リハビリをしていましたが、一向に改善することはなく、どんどん両肩の筋肉が落ち、上半身が痩せてきたので、今度は院内の神経内科に行くように言われ、検査をしましたが、原因がわからないとのことでした。リハビリを続けていましたが改善しないので、他の病院を紹介され、検査入院を2回してALSと診断されました。徐々に腕は動かなくなり、現在は両腕が肩からだらんと脱力状態であることと、頻尿になり、前立腺肥大の薬を出されるようになりました。便秘ぎみにもなり、排泄にも薬を使ったりしているようです。

    ALSの進行を遅らせると言われている点滴や薬を服用し、歩けるので移動は大丈夫ですが、疲れやすいのでゆっくりと生活をしております。介助をして食事をとることは出来ています。ちゃんと飲み込めています。

    上半身にかなり進行してしまったALSですが、先生の治療を受けることは可能でしょうか?

    もっと早くに、頸椎症の手術をする前ににこちらの病院を知り、治療を受けていれば進行を留めることが出来たのではないかと考えてしまいます。術後に急激に腕が上がらなくなってしまい、色々な本を読み始めたところ、頸椎症はALSなどの他の病気が隠れているかもしれないからの手術を受ける前に十分な期間を設けて経過を観察したほうが良いことを知り、今さらですが無知だった自分に悲しい気持ちです。

    現在は自宅で光線療法をしてみたりもしていますが、効果はよくわかりません。血行がよくなるかもしれないのでつづけています。

    せめて少しでもこれ以上進行しませんように、いつも肩が重く疲れやすいようなので少しでも楽になるようにと考えいるうちに、こちらのサイトを発見いたしました。

    すでに両腕は脱力状態でかなり進行している状態ですがこちらでの治療を受けられますでしょうか?自宅でも何かできることがあるのかなどアドバイスを頂ければありがたいです。

    • ALSは初期に発見することは医師にさえ無理な話ですので「手術をせずに・・・」と後悔する必要はないと思います。当院にはALS予備軍の患者が多数通院していますが、ほぼ全員が改善に向かっています。ALSと確定診断がついている患者は3例おられます。ブロック後に筋力アップなどの効果がはっきり認められますが、その効果が何日続くか?が病気の進行度によって個人差があります。数日しか続かない人は週に1回の治療では進行をおくらせるのがせいいっぱいです。しかし、遠方から新幹線通院の場合は、通院が続かないため、症状が進んでいくと結局治療をあきらめざるを得ない状況になります。

       通院距離が大きな壁になり、長くなると費用も壁になります。人の命がかかっている重大な病気ですのでしっかりした決意をもって病気に立ち向かうことをお勧めします。そして何より、私を信じるしかないのですが、患者たちは他の西洋医学の医療を探しつつ、病気を進行させてしまい、私の指導通りにしてくださらない方が多いという現状です。まあ、一度治療に来ていただければと思います。連絡差し上げます。

  16. 初めまして。
    40歳(女)、突然のメッセージ失礼します。
    今月頭から 両膝下のビリビリした痺れが数日続き、7/8に内科を受診し メコバラミンを10日分頂き 症状の改善は見られませんでしたが、7/19に薬が切れたので再受診したところ、このままメコバラミン続けましょうとの事でした。その2〜3日後から 筋肉痛が始まり、それ以降 少し動いただけでも筋肉痛になり、筋力低下を感じました。内科からの紹介で、本日 神経内科を受診し 血液検査と頸部 腰部のレントゲンは 特に異常なしとの事でした。
    私はALSを疑いましたが「現時点では疑わなくていい」との事で、今度 筋電図の検査予定です。
    小さい子どもが2人いるので、毎日 恐怖で怯えています…
    わかりにくい文章かもしれませんが、先生のもとに伺ったら 症状の改善が期待出来そうだと思い コメントをさせて頂いた次第です。
    先生のご意見、伺えましたら 幸いです。

    • 主治医の言うようにALSにおびえる必要はありません。ただし、真実を知ることは必要です。真実は「西洋医学ではALSの前段階を改善させるような治療法は確立されていない」ということと「ALSと万一、診断がつく段階になっても有効な治療法は確立されていない」ということの二つです。つまり西洋医学では「現在の症状を改善させる方法がない」ということであり、診断がつく・つかないはむしろ関係ありません。現在の症状を改善させるためには「西洋医学と決別しなさい」ということをしっかり認めることがとてもとても大切です。

       西洋医学は絶大なる誇大広告で国民を洗脳していますので、あなたが「西洋医学を離れよう」としても「家族がそれを阻止しようと働く」ことも想定しなければなりません。なぜかというと、西洋医学以外の方法には宗教的なもの超能力的なものも含まれるため、そちらのほうに進むことで財産がゼロにされる可能性があると思われてしまう傾向にあるからです。詳しくはミラーニューロンや波動医学のところをお読みいただければ、今のお話が理解できるはずです。

       さて、私は西洋医学で治療しますが、現在の症状を改善させるという意味では「西洋医学の最後の砦」です。ですから、私の元へ治療を受けに来ることは必要だと思います。が、しかし、現在の症状には鍼灸も対応していますので鍼灸の名医を探すのもひとつです。1回の治療で1万円以上かかる西洋医学以外の治療なら、そこそこ結果が出ると思います。1万円以上お金をとって治らないような治療では経営できないからです。お金は多少かかりますが、それは西洋医学では治らないのだから当然と思わなければなりません。だからこそ家族が反対するわけですが・・・

       私は東京で治療をしていますので、地方であると交通費が莫大にかかります。それでも全国からみなさん来院されますからみんながんばって治療しているということです。費用のことや社会的なことも考えて家族と相談してみてください。

  17. はじめまして。trans gender(女→男)の28歳です。ちょいちょい既往歴あります。
    早朝の脱力を不気味に思い検索していてたどり着きました。
    ブログに書かれている方の
    耳鳴り、めまい、吐き気、上下肢共に脱力、目がかすむ、動悸、ホットフラッシュ、、発作性の呼吸困難、頭痛まで症状が同じです。
    時々起こる左ふくらはぎのピクピクも気になっています。
    上記の方と同じ可能性はあるのでしょうか
    ?また何科に行けば良いですか?

    • [耳鳴り、めまい、吐き気、上下肢共に脱力、目がかすむ、動悸、ホットフラッシュ、、発作性の呼吸困難、頭痛]などの症状は延髄レベルに損傷がある場合に起こる症状です。西洋医学では大学病院の最先端の医学力を駆使しても延髄を治療できる技術は皆無です。薬もありません。この事実が意味するものは、あなたの症状を医師に紹介しても意味がなく、どの科に行くことも意味がないということです。これは実際に病院にかかってみれば理解できることですので、「無意味であることを理解するために、一度は大学病院を受診」するべきです。私がここで述べても信用されるはずがないからです。

       一応、自律神経失調症系は精神科、めまい系は耳鼻咽喉科、脱力系は神経内科です。全ての科で徹底的に検査してもらってください。お金と暇はかかりますが、これらの症状を西洋医学では治せないことを理解するための貴重な経験ができます。

       貴重な体験をした後で、ようやくこのサイトの趣旨が見えてきて、真実を見つめようとする心構えと覚悟が生まれます。ですから、大学病院を巡回することは決して無駄ではありません。勉強してきてください。

  18. 私は2月頃から急に両手に突っ張り感(脱力感?)みたいのを感じる様になりそれが一週間続いたので脳のMRIをとりましたが異常なし
    その後、両足にもたまに違和感やフワフワした感じが出る日があったので整形外科で首と腰のレントゲン、内科で血液検査をしましたが異常なし

    現在は両手の突っ張り感、両足の違和感、舌を出すと舌が震える、局所痙攣(ピクピクする感じが二の腕やお尻、腿、首ら辺)が三週間程毎日おきます。
    ピクピクが出た段階で神経内科に行ったのですが異常なし、今は心療内科で抗不安薬と眠剤を処方してもらってます。
    僕は自分がALSなんじゃないかと本当に毎日怯えてますが心気症扱いしかされません。
    たまに全く違和感がない日があったりしたり、筋力低下や萎縮がないからALSの疑いはないとの事だと思いますが先生はどう思われますか?

    • 心気症でもALSでもないと思います。正しくは現代医学では診断名がつかない病気(症状)です。それをご本人が認めるか認めないかだけの問題です。現代科学・現代医学を過信し、それにたより切っていて、まだまだ科学が未熟であることを認めようとしない方々は医師も・患者も、病名のつかない病気の存在を認めませんので、全て「頭がおかしい」というようにひとくくりにされてしまいます。もし、あなたが「現代医学では診断名がつかない病気」を認めないのであれば、それは「頭がおかしい」といいきかせる以外に方法はありませんので、私はアドバイスすることができません。ですから、最初に「それをご本人が認めるか認めないかだけの問題」と申し上げたわけです。

       もしも、認めるというのであれば、ようやく治療をしましょうか、というお話になりますので、まずはそこからよくおかんがえください。

  19. 33歳女性。今年6月から全身のぴくぴく、左足の違和感を感じ、たまに何もないところでつまずくこともあったので神経内科を受診し脳のMRI、反射の検査をしましたが問題ないと言われる。
    経過を見ていたが、左足の歩きにくさが強くなり今では両足に広がる。
    特に両膝上の筋肉の脱力感がひどく、足を伸ばして上を向いて寝ていても勝手に膝の筋肉がぐわんと動いているような感覚がある。
    歩いていても、歩けてはいるが力が入らなく長く歩くのがとても億劫になってしまっている。立ち仕事も辛い。
    座っていると足先などが軽くしびれやすくなった。
    みた感じ筋肉の萎縮などはなく、16キロの子どもを抱っこしながら歩いたりは出来ている。

    また最近でてきたのが舌のしびれ感。また、飲み込むのは出来るが、噛む動作に疲れを感じる。

    昨日二軒目の神経内科を受診し、血液検査、神経伝道速度検査をしたが異常なし。
    ALSは100%とは言い切れないが否定的だと思うと言われる。

    他に症状をあげるなら、腰から足先にかけてのザワザワしたこそばゆいようなしびれ感が常にあること。
    梨状筋と言われる付近にコリとザワザワ感を感じ、常に叩いていないと気が済まない感じ。膝に重たい痛みやスネなどにピリッとした痛みがたまに走るときがある。

    もし腰椎からの問題ならば整形外科にいったほうが良いか?と主治医に聞くと、整形で画像とってなにもなければそれで終わりだし、筋肉のピクピクは神経内科に行って見てと言われると思うよ、で終わり。
    なので経過をみてみましょう、と。

    一軒目の神経内科医には精神的なものもあるのではと言われ、精神科にもいきロラゼパムを飲んでいるが一向に良くならない。たしかにALSではないかという不安に毎日襲われているのは確かです。

    先生の診立てはどう思われますか。

    • 私の診立ては常に「事実を受け入れること」が中心です。事実は
      1、ALS様の症状はある。
      2、ALSではない
      3、精神科では治せない
      4、西洋医学の教科書にある神経内科的な診断名のどれにもあてはまらない

      4が特に重要です。神経内科でしっかり診てもらったのであれば、神経内科で考えられる疾患の診断にはどれもあてはまらないということです。

      そこでこれらの事実から現実をしっかり見つめて、自分の病気からごまかして逃げることをしないことが重要です。すると最後には「西洋医学では治せない症状」ということをいち早く受け入れることになるわけです。
       しかし、この事実を直視できない人は意外に多いのです。大学病院は絶対的な権威と名が通っています。その権威と名にすがり、治せない人々に自分の人生を任せてしまうわけです。

       真実を見つめるのであれば、あなたの症状を「治せる人に全てをゆだねなさい」となりますが、これらの症状を「治せる」と述べている西洋医学の学者は、おそらく私しかいません。で、もし、私以外に治せると言っている方々がおられるのであれば、その方々のところにまずはかかってください。私にかかりたいのであれば最後の最後にしてください。

       その理由は、人は崖っぷちに追い込まれない限り、権威や名のない私のような人間に「全てをゆだねる」ということをしないからです。お金も、暇も、十分にかけてくれませんし、おまけに不信感も漂わせて私のところに来られたのでは、全力の治療がやりにくいのです。

       診立てを気にしているうちはまだまだ崖っぷちではありません。死への恐怖、生活レベルの低下を「なんとしてでも治す」という強い意志がないと、なかなか治せません。なかなか治せない理由に、超自然現象的な障害も加わっていることもあるのですが、崖っぷちに立っていない方はそれを言うと、何かの宗教の勧誘かと思われるのです。大変心外です。

       ちなみに私の最新のブログはお読みになられましたか? この世には科学で解明できない病気が五万とあるのですよ。あなたの症状を治すにはそれを理解する頭の良さが必要です。

       私はこのように、奇天烈な発想をする医師ですので、「この人頭がいかれてる」と思うのであれば、私に近寄らないことです。

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