私こと夫はペインクリニックの開業医。奥様は普通に医療業務をこなし、普通に生活を伴にし・・・しかし、ただ一つ普通ではなかったことがありました。
それは・・・私の奥様は巫女だったのです。
これからお話する奇妙な出来事は誇張や嘘のない実話(監修：医療秘書Ａ、兼、僧侶 翠蓮)です。この世は科学では解明しきれない様々なオカルト現象があります。それらを科学者の私（医師）の視点でお話させていただくというなかなか信じがたい展開です。私は無宗教かつ不信心で理系的な人間です。その私が奥様によって超自然現象を目の前で何度も何度も見せられてしまうと、それは受け入れるしかありませんでした。そして私は超常現象の意味を考えざるを得なくなってしまったのです。
神・仏・霊・宇宙の意思などとは縁遠かった私ですが、人生半ば、この奥様と出会ったことは運命だったと思わざるにはいられません。ここに記すお話がこの世に自分が生まれた意味を少しだけ考える機会にならんことを願います。