薬物依存(耐性)者の慢性疼痛治療ガイドライン

はじめに

慢性の難治性疼痛をお持ちの方は医療機関から多量の鎮痛薬や精神科薬を処方されているケースがあります。リリカ、トラムセット、デパス、リボトリール、サインバルタ、リフレックス、ソラナックス、コンスタン・・・など、神経のシナプスに作用する薬剤は「必ず耐性を作る」ことが知られており、耐性が出来てしまった結果、人体にとっては極めて危険な薬剤となる場合があります。これらの薬剤は最初のうちは効果を発揮しますが、やがて必ず神経シナプスが耐性を持つように変化を起こし、多かれ少なかれ薬が効かなくなります。

薬が効かないからと言って、服薬を中止したとしても、耐性を持った(変性した)シナプスがすぐに元通りにはならないため、その後に予測不能な様々な苦痛をともなう症状がおしよせてくることがあります。いわゆる禁断症状です。

禁断症状は薬剤耐性が出来あがってしまった人全員に必ず起こる現象ですが、多くの医師たちはそのことを知らないため上記のような薬剤を気軽に処方してしまうという罪深いことが無意識に・楽観的に普通に行われています。

こうした患者たちに疼痛を改善させる治療(ブロック注射・マッサージ・鍼灸など)を行うと、極めて強いリバウンドが生じ、逆に苦痛が倍化することがしばしばあります。その苦痛は患者たちがとても耐えることのできないレベルのものであり、治療はほとんど失敗に終わり、治療を試みた勇敢な医師(治療師)が恨まれ、訴訟を起こされるという悲しい出来事が世界中で起こっています。

現在、上記の薬剤を処方されている患者は全国に何十万人と存在し、治療後のリバウンドで治療が困難になるケースが増えてきています。ここではそうした薬物依存の難治性疼痛者たちを「どうすれば治療できるのか?」について考察すると共に、薬物依存・禁断症状から離脱する方法を考察します。おそらく現在の医学の中でも解決策のない最難題です。奇蹟的にさまざまな病気を治療できる驚異的な治療師でさえ「治せない」課題です。

実際は「難治性疼痛治療」に限らず、自律神経失調治療、更年期症状治療、不眠症治療、神経内科的病気の治療など、様々な慢性疾患でこの問題が起こっていますので、他人事ではないことを認識ください。


薬剤耐性が起こる原理

詳しくは英国のニューカッスル大学神経科学研究所ヘザー・アシュトン教授が著した 『アシュトンマニュアル』には、ベンゾジアゼピンの作用、副作用、離脱症状、減薬法などをまとめたものがありますので、こちらを参考にしてください。


ここでは薬剤耐性とは何か?を簡単に述べます。神経は電気信号を次の神経に伝える時に、神経と神経の隙間(シナプス)にホルモンを分泌し、そのホルモンが次の神経のスイッチをONにます。薬剤はそのホルモンの量を増やしたり、ホルモンに成り代わったり、スイッチを塞いだりして電気信号を増減させます。電気信号の増減=薬効 です。しかし、人間の体は外部からの薬剤に対して「抵抗しよう」とする力が常に働いており、例えばホルモンを増やす薬剤をのみつづけると、神経のシナプスではそのホルモンのスイッチ部分を減らすことで抵抗します。スイッチが減れば、薬剤でホルモンが多く分泌させても電気信号が伝わりにくくなります。これが薬剤耐性です。そして神経系は「薬物を飲み続けている状態で普通になる」よう変化します。ここで薬物の使用を中止するとホルモン不足と同じ状態になり、様々な禁断症状が出ます。


例えば、脳の興奮を抑える薬を使っていると、これをやめたときに「脳が常に興奮している状態」となり、眠れない、不安になる、幻聴や幻覚を見るなどの症状が現れます。


薬剤耐性+物理的血流障害で最悪の病態

アシュトン博士でさえ知り得ない話をしなければなりません。それは「物理的な血行不良などで禁断症状が低下している」状態です。わかりやすく言うと「神経自体が死にかかっていると電気信号が伝わらないので禁断症状がやわらぐ」という状態があるということです。

例えば、正座をしていると足が形容しがたい嫌な感覚になります。しかし、さらに長時間正座をしていると、嫌な感覚という苦痛が軽減します。これは神経が仮死状態になるために「苦痛」を伝える電気信号さえも、伝わらなくなるからです。

原則的に「苦痛を伝える神経自体が仮死状態になれば、楽になることがある」ということを頭に入れておいてください。

では、薬剤耐性が出来あがっている場合に、神経の仮死状態が合併している、とどうなるかを考えてみてください。例えば、痛み信号を遮断する薬剤に対する耐性が出来あがっている場合です。


神経のシナプスでは恒常性を保つように変化しており、痛み信号を「増幅させよう」とする状態になっています。いかし、その神経が血行不良で仮死状態になっているため、電気信号があまり伝わらず、痛みもあまり感じない状態で過ごすことができます。

この状態の患者に治療を行い、「神経の血行を再開」させてあげると・・・増幅した痛み信号が一挙に大量に流れ始めます。当然ながら患者は今まで感じたことのないほどの激しい痛みを感じるようになります。つまり、治療することで痛みが倍化します。

このように薬剤耐性に物理的な障害が加わっている場合、適切な治療をすればするほど痛みがさらに激化するという信じがたい症状が出ます。

患者は「治療のせいで痛みが倍化した」と捉えるため、治療した医師に激しい怒りと不信感を覚え、最悪の場合は訴訟を起こします。よって、薬剤耐性+物理的な障害、が考えられる時は「適切な治療を行ってはならない」とするしかなく、事実上、「治療法なし」となります。


こういうケースをマレであると考えてはいけません。実際に正座をした後に、立ち上がると、足がジンジンして激しい苦痛をともなうということを「誰もが経験」していることです。血流が再開すると「想像を絶する苦痛」が来ることは誰にでもあることでありマレではありません。

また、例えば、地震で瓦礫の下敷きになって、足がはさまってしまった人を救出する際にも同様なことが起こります。血行不良のために滞っていた体内の毒素が急に全身に回るためにショックを起こして死に至ることがあります。血行不良を改善することは根本治療なのですが、血行を再開したとたんに、体にとって不利な物質、不利な電気信号までもが流れ始めるために想像を超えた苦痛を襲うことがしばしばあります。

現医学では、この薬剤耐性+物理的障害 を治す方法はなく、絶望的と言ってよいでしょう。薬剤耐性だけでも治療が困難だと言うのに、物理的な障害が加わっていると、治すも地獄、治さないのも地獄です。


漢方薬でも薬剤耐性がある

重要なことは「漢方薬では薬剤耐性が起こらない」と考えている人々が医師を含めて非常に多いことです。基本的には漢方薬にはいろんな薬効の薬が混ざっているので「薬剤耐性は西洋医学の薬剤に比べれば起こりにくい」というだけのことであり「起らない」わけではありません。西洋医学の薬剤は一つの成分が精製されて濃縮されているため、薬剤耐性が起こりやすいのですが、漢方薬でも起こります。

薬剤耐性ができているかできていないかを調べる方法はとても簡単です。服薬した薬剤が効くか効かないか?で誰でもすぐに判断できます。「最初は効いていたが、最近は効きにくい」と感じれば、そこには薬剤耐性が必ず生じています。


注意しなければならないことは、下痢止め、腹痛止め、頻尿治療、認知症治療などに用いられている抗コリン薬もまた、シナプスに作用するものであり、自律神経系に必ず耐性を作ります。当然ながら様々な禁断症状が起こるのですが、自律神経が耐性を作っても、痛みなどの直接的な害がないので認識できないところに問題があります。私の経験上、自律神経の異常こそ難治性で厄介であり人々の生活レベルを低下させます。そういうことを知らずに抗コリン薬などを処方し続ける医師と飲み続ける患者がいることに危機感があります。

自律神経系の異常は内分泌、外分泌の異常を起こし、慢性の消化器疾患を作ります。


薬を多くのんでいるほど予想不可

アシュトン博士によると、ジアゼパム系と抗うつ系の同時服薬の場合、量を減らすのならまずジアゼパム系から行う方が良いと述べています。抗うつ系の薬剤の方が禁断症状が強いからです。セロトニンやノルアドレナリンの取り込み阻害薬などの薬剤(サインバルタ・リフレックスなど)の場合、禁断症状はさらに強いと思われ、文頭に挙げたような薬剤を複数のんでいる方の場合は薬剤の減量には慎重に根気強く徐々に行わなければなりません。

基本的に禁断症状が弱いものから減らしていくことが原則です。また、短期作用の薬剤は、長期作用の薬剤に置き換えてからの減量がよいと述べています。多くの薬剤を飲んでいる人ほど、禁断症状が重篤になりやすいでしょう。

薬剤の減量は医師の指導の下に行いましょうと述べていますが、指導できる医師がほとんどいないのでこの注意書きはほぼ無意味です。


強い禁断症状は特異体質

文頭に挙げた薬剤を飲めば「誰にでも強い禁断症状が懸念される」わけではなく、特異体質が加わってこそ強い禁断症状が出現します。2000年の初頭から薬剤による禁断症状に警鐘が鳴らされているにもかかわらず、放置されてきた理由は「誰にでも起こることではない」からです。特異体質を持つ少数派に起こり、大多数には大きな影響がないため、大を活かし、小を殺すことで世界が回っています。

強い禁断症状を起こす者の大部分に自律神経失調が合併しており、延髄の機能がうまく働いていない人が多いと推測します。延髄には脳神経核があることはもちろんですが、錐体路という運動神経が通っており、ここの障害では筋委縮や慢性疲労なども起こります。


延髄の機能障害は主に延髄が尾側に強く引っ張られることで生じていると私は推測しており、脊椎の形態異常がある方が圧倒的に多い印象を受けています。特異体質の多くはこのような脊椎の遺伝的な形態異常がベースにあると推測しています。さらに、免疫の過敏性により強い炎症反応が加わると致命的な病態に発展することがあり、ALSなどもその一つではないかと考えています。

特異体質を持つ者が安易に神経のシナプスに作用する薬剤を飲み始めると、医師が想像し得ない激しい禁断症状を生み出す可能性が高まります。しかし、特異体質を持つ者はそれほど多くないため無視され、「精神異常」と烙印を押され、精神科で薬漬けにされる羽目になります。私の元へはそうした患者が数多く訪れます。


いきなり断薬すると危険

アシュトン博士はジアゼパムに対する警告を発していますが、実は私の元へはさらに深刻な患者が訪れます。それは脳神経内科的な疾患ALS,小脳脊髄変性症、脊髄性筋委縮症、慢性疲労症候群などをメインの症状とする難治性疾患に薬物依存が重なっている重篤な例です。純然たる精神疾患ではなく、様々な難解な症状を持つ患者が訪れます。

そうした合併症のある患者がいきなり断薬すると「メインの症状が激しく進行(悪化)」します。そして警告しなければならない薬剤はジアゼパムにとどまらず、リリカ、トラムセット、サインバルタ、リボトリール、睡眠薬などなど多岐に渡ります。


脳神経内科的な合併症を持つ患者が現在飲んでいる神経シナプスに作用する系の薬剤をいきなり中止すると、筋委縮、筋痙攣、脱力、痛み、しびれ、呼吸困難、水が飲み込めないなどの症状が急激に悪化してしまい、場合によっては寝たきりになることがあります。

どんなことが起こるのか?の詳細を知りたい方は「下山日記」を読んでみるのもよいでしょう。体に起こる不快な諸症状を避けるために服薬していた薬剤が、自分の体を「元に戻せないほど」悪化させ、そこに禁断症状が加わると不可逆な悪化のサイクルを回してしまうことがあることを頭の隅に入れておきましょう。誰にでもおこることではありませんが、あなたに起こらないとも限りません。


かなり深刻な疼痛治療の薬害

疼痛治療の投薬ガイドラインには1、ロキソニンなどのNASAIDS 2、リリカ 3、トラムセット、4、サインバルタなどのSNRI、5、リボトリールなどのジアゼパム系 と薬剤を重ねて行く方法が一般的です。オプションとして睡眠薬(ジアゼパム系)、抗うつ薬なども追加されます。


しかし、考えなければならないことは、このように薬剤をたくさん重ねることを医師に勧められた時点で「あなたの疼痛は現医学では治らないレベル」であり、半ば根本的な治療をあきらめられている状態であるということです。そしてこのような処方を行う医師の考え方に「脳の誤作動」という思考に占領されていることを考えなければなりません。つまり「存在しない痛みを脳が勝手に作っている」と思われており、精神異常者として扱われているということをしっかり見つめなければなりません。

その上で、これらの薬剤をたくさん服薬しも、すぐに効果が薄れてきます。「すぐに効果が薄れる」=「薬剤耐性ができた」ことを意味し、すでに薬物依存ができています。この状態で薬を減量しようとすれば、禁断症状に苦しむことになります。


慢性疼痛+多くの薬剤でも痛みが全く改善しない場合

上記のような薬剤を重ねて服薬しているにも関わらず、痛みがほとんど改善しない場合、すでに薬物離脱が起こっていると考えます(byアシュトン博士)。つまり薬剤耐性が強化されていることにより「薬剤が効かない」ようにシナプスが変性を起こしてしまっているということです。薬物を服用しているのに「効かない」状況になっていますので、これは相対的に「肉体が薬物から離脱している」と考えます。服用しているのに離脱しているわけで、薬をのんでいるにもかかわらず禁断症状が出ている状態と考えます。禁断症状を回避するためには薬剤を増やす以外に方法がなく、このためリリカやトラムセットを最高量まで上げて行こうとする医師が大勢います。これがどれほど危険な状態か理解できるでしょうか? 多くの医師たちは禁断症状について知りませんので、自分の力で医師の処方から逃れなければなりません。が、痛みが強いために医師が言うままに増量してしまう患者がほとんどです。再度いいますが、増量は危険です。


痛み信号をシナプスレベルで遮断する系の薬剤は「痛みを感じやすい方向にシナプスが変性」しますので薬剤離脱時に耐え難い痛みに襲われることがあるからです。

この「痛みを感じやすいシナプス」が作られてしまっている患者の場合、疼痛治療が極めて困難になります。実際にどれくらい治療困難であるかを、いかに症例報告します。


CRPS(複合性局所疼痛症候群)の47歳女性の症例報告

2年前に採血をしたことがきっかけで痛みとしびれが出現し、それが両上肢・両下肢に拡大。今年に入り近医でリボトリールを処方されるが軽快せず痛みが増す。約1か月服薬した後、リボトリールをバッサリ中断。しかしその禁断症状として「物が飲み込めない、全身の筋肉の線維束攣縮、頻脈」などが出現。その後漢方薬を試すが、漢方薬でも症状が悪化。痛みやしびれが増強したため私に治療を相談。


私はこれに対し。「CRPS、断薬などの治療ではほぼ必ずブロックによる「耐え難い症状」がでます。断薬の際に出たような症状がさらに1.5倍になる程度の辛い症状です。ブロックが「寝た子を起こす」と思われます。それに耐えるために、私は連日のブロックをおすすめしているのですが、そのためには私の診療所の近くにお住まいがあることが治療の条件になります。リバウンドが起こらないように、ブロック間隔を縮め、リバウンドの症状をブロックで取り去っていくという治療です。断薬治療は、ハードルが高く、中途半端な気持ちでは治すまで至らないでしょう。」と返しました。「診療所の近くに」というのは徒歩またはタクシーで毎日来院していただける距離です。なぜならリバウンドが強い場合歩くことさえつらくなるからです。


上記の患者は「断薬治療は、ハードルが高く、中途半端な気持ちでは治すまで至らない」という私の言葉を甘く考え来院。しっかりした治療の準備(連日来院する準備)も行いませんでした。これに対し、まずはブロックの反応をテストするために上頚神経節ブロック(1%キシロカイン2㏄を左右の神経節近傍に注射)を行う。リバウンドが起こることを当然ながら説明し、そのリバウンドを払しょくするためにも連日の治療を指示。しかし、患者は2週間後に来院。患者に問診すると「ブロック当日は少し症状が軽くなりましたが、翌日から全ての症状が悪化し、動くことも出来なかった。想像以上の苦痛だった。」とのこと。再度同じように上頚神経節ブロックを行う。ブロック直後に左の上肢にしびれが出現(これはキシロカインが腕神経叢に一部浸潤したことを意味し、しばしばブロック後に起こるもの。上頚神経節ブロックは腕神経叢よりもかなり上に刺入するため、直接刺すことは解剖学的にあり得ない。)。ブロック後も症状が軽快することはなく、ブロック3時間後から強い右下肢痛、左上肢のしびれ、右上肢の痛みが出現し、それが数日後も継続しているという報告を受ける。そして、たった2回のブロック治療で治療失敗が明瞭となる。


上記症例の薬剤耐性の考察

薬剤耐性のメカニズムは臨界点にあると思われます。それは痛や痺れなどの苦痛な知覚信号を過敏に伝えるシナプス変性と、その神経の仮死度によるスイッチングにあるという理論です。わかりやすく言うと、正座して足の感覚が無くなった後に、立って血流が再開する時にピリピリが強くなるという現症です。神経を仮死状態にするか、元気な状態にするか、のスイッチングの役割を血流が行っているという理論です。血流が悪いままであれば、足に強いピリピリは起こりません。しかし、ある一定量の血流となると、神経は仮死状態から目覚め過敏なピリピリ信号を脳に送ります。そのある一定の血流が臨界点となっています。


臨界点付近の血流量が「もっとも痛み信号を脳に伝える」ことになります。そして臨界点以上の血流では他の深部知覚神経が優位に(元気に)なり、これが痛み信号を伝えるシナプスに抑制をかけ、痛みはやわらぎます(ゲートコントロール理論)。血流量が極めて低い場合は、痛みを伝えるシナプスが休止状態となるため、耐え難い痛みにはなりにくいのですが、血流量が丁度臨界点にある場合は耐え難い痛みとなります。


まとめると、

  1. 神経への血流供給が少ない場合、神経は仮死状態となり痛み信号は伝わりにくい。ただし、シナプスでは痛み信号が過敏に伝わる状況になっている(薬剤耐性のため)ので「それなりに痛い状況」となる。
  2. 神経への血流供給量が臨界点の場合、痛みを伝える神経は元気になり、痛みを抑制する深部知覚神経は休止状態のままとなる。よって薬剤耐性で痛み信号が過剰となった神経だけが元気を取り戻し、これが耐え難い痛みを発生させる。
  3. 神経への血流供給が十分の場合、痛みを伝える神経は元気になるが、同時に深部知覚神経も元気を取り戻すため、これが痛みを伝える神経に抑制的に働く。よって痛み信号は抑制される。しかし、痛み信号は過敏状態なので抑制は不十分であり「そこそこの痛み」が起こる。つまり、中途半端な血流増加は強い痛みを招くという結果になります。この状態を真に治療するためには「常に十分な血流が起こる」ようにブロックを行い続けなければなりません。よって連日のブロックを行わなければ耐え難い痛みを乗り越えることができず、結果的に治療が失敗に終わると思われます。

リバウンドの原理

ブロック数日後に「以前より強い症状」が数日起こり、そしてその後は症状が軽くなり、さらに4~5日経過すると再び症状が重くなるという症状の波を多くの患者が経験します。

これを説明できるのが上記の臨界点の血流量です。苦痛な症状を伝える神経が血流不足で仮死状態に陥ると、一旦症状が軽くなります。よってリバウンドはもともと「神経の仮死状態」が起こっている場合に発症するということになります。リバウンドが起こること自体が軽い病態ではないことを意味します。

そこへブロックを行うことで血流を十分に上げてやると、苦痛を伝える神経が元気になりますが、同時にこれを抑制する深部知覚神経も元気になるため、結果的に苦痛は軽快します。しかし、血流増加はいつまでも続かず、数日以内に臨界点に戻ります。この際に深部知覚神経だけが血流不足になります(深部知覚神経は血流不足に弱いからです)。そこで痛みが倍化するのですが、血流は臨界点以下にはなりません。それがブロックの治療効果です(ただし重症な人は再び臨界点以下まで血流が低下する)。痛みは強いですが、血流は足りているため、なんとか自然治癒力で血流量が徐々に向上します。これによりリバウンドの数日後に症状が軽快します。しかし、日常生活により再び血流量を悪化させ、臨界点付近にまで血流量が低下してきます。そこで再びブロックを行い、血流量を向上させて治癒へと導きます。


薬剤耐性が出来あがっている場合の治療経過

薬剤耐性が出来あがっている場合は苦痛を伝える神経が仮死状態であっても、「苦痛信号が過敏に伝わる状態」ですから比較的強い苦痛が発生し続けます。そこへ中途半端な治療を行うと悲惨な状況になります。血流量が臨界点よりも低い状態にあったものを、臨界点へと引き上げるため、苦痛を伝える神経のみが元気を取り戻すからです。薬剤耐性で過敏になっているだけに、その苦痛は地獄の猛火のレベルでしょう。よって、生半可な代替医療、生半可な漢方薬、生半可な鍼灸治療など、どの全ての治療も全て裏目に出ます。もっとも苦痛を感じる臨界点の血流量になるからです(深部知覚神経が元気にならないほどの半端な血流量だからです)。


症状を改善させるためには臨界点を越えるレベルまで血流量を上げなければなりませんが、それには強力なブロックが必要でありリスクも高まります。


最悪なことには、臨界点を越える血流量を得る結果となったとしても、薬剤耐性の出来上がったシナプスでは苦痛信号を多く伝えます。つまり、深部知覚神経が元気になっても、抑制が効きません。よって症状は「少ししか改善しない」ことになります。本当は治療が成功しているにもかかわらず、本人は「効いてない」と錯覚します。

そして血流がピークから少しでも落ちてくると、深部知覚神経が元気をなくしはじめ、苦痛信号の抑制が働かなくなります。つまり、わずかの血流量不足でさえ苦痛を訴えるようになります。ですから、ブロックの効果時間が短いのです。苦痛を伝える神経は、血流増加で元気を取り戻していますので、今度は今までよりも強い苦痛が出現します。これを防ぐには血流が24時間低下しないように連日ブロックをすることです。

この現象のおかげで患者は症状が悪化ととらえます。


 ブロック直後から症状が悪化する理由

症状が悪化する場合、それは血流量が臨界点付近を行ったり来たりしているということを意味すると推測します。ブロックにはその手技により効くときと効かない時の差があり、たまたま効かないブロックを行ってしまうと、臨界点を大きく超えることが出来ず、宝物戦を描くように臨界点にまで血流が戻ってきてしまいます。さらに、ブロック注射が運悪く血流量が臨界点付近をキープするように働いてしまった場合、症状は悪化した状態をキープすることになります。それでも、真実をいうと、血流量は今までよりも改善しているわけです。しかし、患者は間違いなくブロックが私の症状を悪化させたと言うでしょう。


薬剤耐性のある患者の難治疼痛治療は無理に近い

薬剤耐性は普通の方であればそれほど大きな問題にならないでしょう。確かに耐性があると痛みを増幅させますが、深部知覚神経が元気であれば、痛みに抑制的に働くからです。よって耐えられる痛みで治まりがつきます。

しかし、薬剤耐性+物理的な血行障害 が加わり、神経細胞が仮死状態になっている「慢性の疼痛患者」ではほとんどの治療が裏目に出てしまいます。治療により「寝た子を起こす」ことになるからです。おもしろいことに、治療が的を射ているほど症状は悪化するというパラドックスが起こります。

このパラドックスのせいでほとんどの治療は失敗に終わることがほぼ確定的です。薬剤耐性+物理的な血行障害 の場合、地上のあらゆる治療が不成功に終わると言っても過言ではありません。

物理的な血行障害は、痛み神経だけに限ったことではなく、運動神経に起こればALSのような症状になり、自律神経に起これば精神疾患のような症状になります。そうした症状に薬剤耐性が加わることで「誰も治せない悪魔の病気」に変貌します。


誰も治せない悪魔の病気を治す

悪魔の病気に対する治療法の一つは、自分が誰であるかわからないレベルになるまで薬で抑制させ、それにより行動範囲を究極に狭め、安静にせざるをえない状況で長期間滞在し、神経の仮死状態を自然治癒させていく方法です。抑制系が働けば、薬剤耐性は単なる薬剤耐性になりますから離脱できるようになるでしょう。一部の精神病院では実際にそうしています。

それに対し私は「連日ブロックする」ことで血流量を上げ続け、深部知覚神経を元気にさせ、その後に悪物を減量していくという方法を提案します。

連日の治療のためには私の診療所付近に宿泊し、とまりがけで治療する必要があります。そして現在1例の成功例もありません。私がこのように忠告をしても、その忠告に従った患者がかつて一人もいません(重症以外の人はほとんど治していますが)。

よって薬剤耐性+物理的な血行障害 の難治性疼痛患者の治療実績はゼロであり、私の忠告に従えば、症状が改善するのか?は未知です。未知であるから厳しい忠告には従えないということであれば、私の診療を受けに来る必要はありませんので、来院されないでください。


薬剤耐性の怖さを知ってください

薬剤耐性は、普通の方では重篤な症状にはなりません。せいぜい職場をクビにされる程度で済みます。しかし、薬剤耐性+神経への物理的な血行障害 が加わっている場合は「誰にも治せない悪魔の病気(CRPS)」に変貌します。悪魔の病気へと進行する方はマレでありそう多くはありません。そこには特異体質がほぼ必ず存在しており、症状が進行する方は偶然になったわけではなく、なるべきしてなっています。そういう体質を理解することなく、仕事を続け、薬に逃げて病気を進行させた結果です。

残念なことに、そういう体に進行する前にこの文章と巡り合える方は皆無でしょう。そして出会えた方も私の厳しい忠告に従う方はこれまで1名もいませんでした。よって、私は本症例の患者をまだ1名さえも治せていません。

私に治療を相談される方は、それを承知でご相談ください。

薬物依存(耐性)者の慢性疼痛治療ガイドライン」への26件のフィードバック

  1. 早々のお返事ありがとうございます。
    色々と難しい文章がありましたが
    先生のおっしゃられてる事を実際これまで
    何度も経験、実感してきました。

    現在、通院してます大阪の先生の最初の施術の翌朝の時も、強烈な痛みとダルさで地獄の苦しみでした。
    それでもここまでの反応は、何か好転反応かもしれないと思い、翌日も死にものぐるいで駆けつけ施術していただきました。

    その後も悪魔が取り憑いたレベルの痛みは
    何度かありました。

    それでも現在まで通院しているのは
    少しずつ減薬できたからです。

    自分の症状を自分で受け入れるのに
    長い年数かかってしまいました。

    このまま完治するとは
    思ってはいません。

    仕事をやめて
    麻薬中毒患者の治療のように
    何処かの施設に入り治療しないと無理ではないかと常日頃考えておりまして
    こちらのサイトにたどり着きました。

    ヘルニアの痛みも激痛でしたが
    薬の禁断症状は、エクソシトのように
    悪魔が段々近ずいて、自分に取り憑いて
    自分の身体を支配する。
    脳では理解不能な感覚になります。

    会社をやめて決断できましたら
    先生のところに伺いたいと思いますので
    よろしくお願い致します。

    • 難しい文章ですいませんでした。神経の苦痛信号は「通常は深部知覚神経の電気信号によって抑え込まれている」ということを説明したかったのですが、これを解説するともっと膨大な文章量になってしまうため、はしょってしまい、難解な文章になってしまいました。

       それから、通院の件ですが、「すでにあなたの症状が難治性であり、治療をすると必ずリバウンドが起こり、それを悪化ととらえない(好転反応ととらえる)認識」をお持ちであれば、試験的に1度だけブロックするのも手です。リバウンドがどの程度のものか?は個人差があり、耐えられるレベルかもしれませんので。そう判断したのは、すでにリバウンドを経験されているからです。

       あなたがわざわざ大阪まで行く理由は、現在の症状を治せる治療師が「他にはいない」ことを認識しているからであり、リバウンドが来ているにもかかわらず治療が成立しているのは信頼関係があるからです。その治療師が「信頼すべき腕」を持っているからこそ、治療が成立しています。

       しかし治療師の腕だけでは、この病気は治せるものではなく、患者側に強い精神力がなければ成立しません。相手の治療師を信じる精神力と、自分に起こったことを「自分のせいである」と責任を取ることのできる精神力です。それをお持ちの方であると、文章から判断しましたので、どうぞ私の治療を受けに来られてください。

       自分の体に起こっていることを認識していない患者が多く、私は常に患者に失望させられています。この病気を治すには、患者側にも資質が必要なようです。資質のない者は安易に「脊髄に電極を入れる」「交感神経節を切断する」などのリスクの高い道を選び、そしてさらなる地獄に落ちることもあるようです。メール差し上げます。

  2. お返事ありがとうございます。

    お返事の文章のほとんどに、私のこれまでの経験と思い、治療師の先生との関係。

    大学病院での脊髄に電極を入れる治療、リバウンドの症状等
    経験した事が多くて
    只々感服致しました。

    患者でなく、医師でここまでのご理解と知識がある方は
    正直初めてで絶対にいらっしゃらないと思っておりました。

    1週間置きの大阪の通院を、冬休みと夏休みは
    連泊して治療していただいております。

    ブロックを試させていただける
    お返事大変感謝致します。

    御連絡後、必ず伺いますので
    その節は何卒よろしくお願い申し上げます。

  3. 初めまして
    私は、60代の主婦です。
    三年前に間質性膀胱炎を羅漢し、ドクターショッピングを繰り返し、やっと専門医に診て頂く事ができました。処方薬は、朝ジアゼパム2m 昼レキソタン1m 夜トリプタノール4分の一錠です。今迄数ヶ月ろくに眠れず、痛みに耐えていたので楽になれた喜びでいっぱいでした。半年位で殆ど良くなり、一年は、きっちりお薬を服用しておりました。後は症状が少しでた時だけで、飲んだり、止めたり自由にしておりました。

    今年の5月、いきなり皮膚のあちこちが、ピリピリ、ヒリヒリ、チクチクしだし、神経痛だと思い、アリナミン、ビタミン12でしのいでおりました。治らず、一週間後、内科受診、不定愁訴といわれ漢方処方されます。私は何か違うと感じ、線維筋痛症を疑いました。詳しいクリニックを受診して、中枢感作といわれ、ノイロトロピン、ワイパックス、就寝前トリプタノールを処方して頂きました。何となく良い感じです。
    たまに、膀胱の調子が悪い時にジアゼパム、レキソタンを使いますが、ベンゾ系の薬を、こんなに長期に服用してもいいものなのでしょうか?

    私の今の皮膚の異常感覚も、これらの薬が原因なのではと思いは拭えません。

    色々質問して恐縮でございます。
    患者は皆、私の様に不安を抱えながら薬を服用しております。

    先生のお考えや、治療法などお伺いできますでしょうか?

    また、先生のプロフィールをお教え願いたく存じます。

    どうぞ宜しくお願い申し上げます。

    • 中枢感作にも程度があり、軽症の方では薬物依存および禁断症状はほとんど起こりません。しかし重症の方が使用すると禁断症状などの問題が起こると思われます。よって、いたずらにジアゼパムに不安を持たなくてもよいと思います。ピリピリ、ヒリヒリ、チクチクは頚髄から延髄レベルで起こっている中枢感作であると思われますので、上頚神経節ブロックで改善させることが可能であると思います。また、症状が軽くなれば薬を減らしていけると思いますので、一度私の診療を受けに来られることをお勧めします。

  4. 今まで慢性疼痛と言われ、疑う事もなくゾロフトに始まり、頓服でジアゼパムを4年服用したり、サインバルタ、リボトリールを5、6年ほど服用していた者です。計10年ほど服用しておりました。量は
    ゾロフトを100mg最大まで増やした事もありましたが、それは1年間ほどで以降はサインバルタを20mg、リボトリール5mgを服用しておりました。現在は断薬して2ヵ月です。

    頭と顔を酷く打ち付ける交通事故(20年以上も前の事です)にあい、その後から頭痛、首、背中の痛みといいますか、鉛が乗ったような重だるさ、倦怠感に悩まされてきました。脳CTは異常なしで、市販薬を常用するようになりました。

    そんな生活を続け10年後のことです。痛みと倦怠感とふらつきで身体を起こすことができない状態になりました。総合病院ではうつ病と診断され、薬を処方されましたがあまりの眠気に耐えきれず、先生にもご相談しましたが「飲まないと治らない」との事で、勝手に自己中断してしまいました。ここからがドクターショッピングの始まりです。この時は1ヶ月ほどゴロゴロする事で、自然に治っていったのです。嘘の様な話ですが、事実です。

    この時から数年毎に、同じような症状に陥り、その都度病院に受診しました。はじめは肩こりと診断されていました。しかし、繰り返すうちに痛みが全身に広がる、手がこわばり指がうまく動かせない、足に力が入らず歩けない、耳鳴り、不眠、夜間頻繁にトイレに行く、息苦しさ、忘れっぽい(紛失物が増える、聞いたはずの話なのに覚えていない)などの症状が出るようになりました。そして、段々とこのような発作が出る間隔も短く、期間は長くなっていきました。整形外科、ペインクリニック、心療内科、カイロプラクティック、なども通ってみましたが、スッキリしませんでした。あまり効果がないと思えば、自己中断してはまた病院を探すといった繰り返していました。(引越した事もあります)

    トリガーポイント注射が効果があったように思い、最近の2年間は通っておりましたが、倦怠感などの他の症状がひどく寝たきりのようになってしまい、遠方であり(先生の仰る通りです)通院が厳しくなった為、藁にもすがる思いで新しく代替治療の先生の元を訪れました。ここでは「以前の事故が関係していると思われます。脳や第一頚椎に問題があります」と言われました。そして、自律神経の働きを良くするために全ての内服を断薬するようアドバイスを頂きました。今も治療を受けた後は頭痛や身体の痛みが激しく出ることもあります。しかし長年の薬ばかりの日々からの決別のためにもと思い、耐えています。少しずつですが、好転反応も軽くなっております。生活の質をあげる事を目標にしています。

    そんな時にこのコラムと出会いました。多分今の治療院の先生に出会う前でしたら、先生の治療を受けれるのかご相談していたと思います。

    先生はこのような症状に対して、どのように思われますか。お返事頂けましたら幸いです。

    今までの検査-脳CT、首のMRI、レントゲン、手指のレントゲンは異常なし。リウマチ、膠原病の血液検査も異常なし。元々貧血があり、血液検査をうけると指摘されますが治療を受けるほどではないようです。

    今回の発作-今年4月から、首肩、背中の痛み、重だるさ、頭痛(首と後頭部の堺)、吐き気、ふらつき、食欲なし、下痢、息苦しさ、全身倦怠感、無気力、不眠、目がショボショボする

    内科で消化器症状の薬で下痢と食欲は改善。他の症状は減ったり戻ったりを繰り返しながら、全体を通し改善に向かっているように思っています。

    • 私の元へはあなたと同じ症状を持つ方が当たり前のように来院されていますので珍しい病気ではありませんが、実際は西洋医学では「全く治療法がなく病名もつかない」病態です。敢えて病名をつけるとすればパーキンソン+ALS+慢性疲労症候群+自律神経失調症+多発性硬化症となります。これら5つの病気の一部を少しずつ併せ持つ状態です。西洋医学は、二つ以上の病気が重なると全く診断ができなくなる医学です。そして仮に診断がついたとしても治す方法がありません。便宜上、精神病にされ、薬漬けというゴミ箱へ捨て去られます。

       しかし、病気の原因はいたって単純であり、大脳基底核~脳幹にかけての血流不足というそれだけの病態です。血流不足になる原因はいろいろとありますが(これを説明すると複雑で莫大になります)・・・本体は血流不足と推測します。代替医療師の見解と同じです。その代替医療師が医師たちよりも正しい勘を持っているということです。医師たちは勘を持つことを許されておりません。医学書が全てだと教え込まれ、新しい病態を推測することを「やってはいけない」ことになっています。よって私のような医者は基本的に存在しないことになっています。

       あなたの体は、いや、あなたの脊髄・延髄は、ちょっとしたストレスで血流不足になる悪循環ができあがっています。そのことを常に理解し「自分は他の人とは違う」という意識を持つことがもっとも重要です。普通の人よりも長時間休憩をとり、作業時間は短くし、代替医療師に教わった姿勢を可能な限り守り、適度な運動で血流を上げるなどの注意をして生きなければなりません。それを徹底的に守れば、体の自然治癒力で、わずかずつ治ります。しかし、万一、事故などで悪化させた場合は上に挙げた5つの病気たちが進行し、確定診断がついてしまうレベルにまで進むこともあると考えなければなりません。そうならないように代替医療師と力を合わせてがんばってください。私ができるアドバイスはこのくらいです。

      • お忙しい中、早速お返事を頂きありがとうございます。長い経過で、大変わかりにくい不定愁訴にここまで丁寧にお返事頂けたことは感謝と言うにはあまりにも言葉足らずになってしまいます。

        そして先生の元に自分のような症状を持つ患者さんが当たり前に来院されている事実を教えて頂き、また驚いております。

        先生のアドバイスは長年の苦痛とともに生きてきた自分に希望の光をさしてくださいました。このアドバイスを真摯に受け止め、治療院の先生のお力を借りながら人間らしい生活を取り戻すべく頑張りたいと思っております。

        大変感謝いたします。ありがとうございました。

  5. 初めまして。

    47歳 女性です。

    2003年に強迫性障害と診断され、パキシルとデパスを服用、1年後に飲み続けてはいけない薬だと気付き、医師からは止めてはいけないと言われたのですが、まずパキシルから断薬、辛かったのですが、止める事ができました。でも、デパスの離脱症状は強烈で断薬に失敗。2008年にもう一度、減 断薬をしたのですが、もう飲まないと普通に歩く事さえできなくなっていて、再服薬…そのうえ断薬前の1mgでは効かなくなって2mgに増やしてしまいました。

    その後、強迫性障害が悪化、飲んでいてさえこれではもう飲み続けるしかないんだと、あきらめました。ですが3年程前から、服薬していても離脱症状と思われる筋肉のこわばりがひどくなっていき、歩く時に特にこわばりの強い右足を引きずっている状態でした。強迫の症状にも全く効かなくなっているし、これはもう断薬するしかないと思い、12年間服用していたデパスを、昨年6月から減薬、9月に断薬しました。強迫性障害が悪化する覚悟で断薬したのですが…そちらの症状は断薬後、嘘のように改善しています。今となっては、薬が症状を悪化させていたとしか思えません。これは良かったのですが、身体症状はとても辛いです。

    デパスの離脱症状(後遺症?)と思っていたのですが、私の体質にも原因があったということなのですね。首、肩の痛み、重だるさ、頭痛、頭と首がいつもギュウギュウ締められている感じ、ふらつき(歩行困難、階段の上り下りができません)、息苦しさ、涙目、全身のこわばり、口の中の痺れ、胃の不快感、手足の骨の痛みなどがあり、立ち上がるとよけいにひどくなります。少しずつ良くなっていくだろうと思っていたのですが、断薬6カ月後から、ふらつき、頭痛がさらにひどくなってしまい外出もままならない状態です。

    病院へ行ってもどうせ同じような薬をだされるだけだろうと思い、せめてふらつきだけでもなんとかならないだろうかと、いろいろ調べてこちらのサイトにたどり着きました。

    是非、先生の治療を受けさせて頂きたいのですが、
    今は、連日の通院は不可能な状態にある事がとても残念です。

    • すばらしい! よくぞ断薬をがんばられました。お見事です。断薬されているのであれば、リバウンドはそれほど強くないと思いますので連日の通院でなくても改善させることができるかもしれません。たとえ遠方にお住まいでも、私の治一度療を受けてみる価値はあると思います。私はこういう返答を商業目的で行っているわけではありません。遠方から来院される患者の場合、私にかかる精神的な重圧がかかり、治療に時間がかかり、しかし、治療費が十分にもらうことができないので診療所の収益はどんどん下がっていきます。つまり、遠方からの患者は私にとっては経済的に不利な存在となります。不利であっても、私の治療を受けることをお勧めしているわけですから、善意ととっていただければ幸いです。ここに書き込むだけではなく、人生のリベンジを計って来院されることを強くお勧めします。

  6. 85歳の母です。70歳台から変形性膝関節症と言われ、某大学病院で痛みどめを3年間処方されました。痛みがだんだんひどくなり、近所のクリニックで痛みどめと保存療法を行っていましたが、80歳ころに今のクリニックでトラムセットを処方されました。最初は朝1錠、夜1錠でしたが、次第に量が増え、朝、昼、夕、夜1錠ずつになり、2015年10月ころからは朝2錠、昼、夕、夜1錠になりました。どうしても出かけたいときは、一度に3錠飲むこともあったようです。先月8月からは急に痛み止めが効かないばかりか、耐えられない疲労感と呼吸ができない苦しさに襲われるようになり、動くためには1日6錠、最初に3錠とか多めに飲みたい、そうでないと動けないという状況になりました。たくさん飲めばケロッと痛みもなくなり普通の人の顔ができるのです。
    トラムセットが効かなくなって、リリカを追加しましたが、副作用なのか手が震え、頭ががくがくして水が飲めなくなったので止めたとも言っていました。
    娘の私がクリニックの診察について行って話を聞くと,医者は「この人はトラムセットの依存症だ。人に依存する性格だからこうなった。すでにメンタルの問題になっている。病院の精神科に紹介状を書く。うちではあなたのような依存症になった人は誰もいない」と母が悪いように言われ、母はおとなしく引き下がったものの、腹にすえかねる部分があったようです。

    次の日とその次の日に電話をすると、「もう殺して欲しいくらい苦しい」というので驚きました。母は自立心の強い人ですが、医者から「メンタルが弱いから薬に依存したのだ」と言われ、意地もありトラムセットをいきなりやめたのではないかと思います。
    トラムセットは5年ほど飲み続けていて、直前は「1日6錠のめば5、6時間しゃんとしていられるのに、そんなに飲むのは怖い」と言っていたので、かなり耐性ができていたのだと思います。
    断薬の二日間は、救急車を呼ぶ準備をしながら、睡眠薬のロヒプノール2.5mg?を1日3回飲んで、無理やり寝て凌いでいる、と言っていました。ロヒプノールもすでに20年ほど飲み続けており、ベンゾジアゼピン系の薬の離脱も問題になっていることを考えると暗澹たる思いになります。

    お願いしたいことは、無理やりトラムセットの断薬を実行してしまった母に今後どのように対処したらいいのかお教え下さい。また、そちらにお世話になることができるのかお教え下さいませ。東京へは出向くことができます。

    ちなみに変形性膝関節症と言われていますが、それほど痛みが出るほどの症状でもないとも言われ(今はO脚が少し目立つようになりましたが)、先生の骨壊死のお話にも胸騒ぎがいたしました。

    なお、母は、90歳台の父と二人暮らしで、高齢者2人で断薬をうまく乗り切れるとは思えず、とても心配です。
    よろしくお願いいたします。

    • まずは、すぐに元の薬剤使用量に戻すことを強くお勧めします。減量をするのでしたらリリカかトラムセットのどちらかを少しずつ減らしていかなければなりません。いきなり断薬は無理です。疲労感は離脱症状であり、呼吸困難は離脱に伴い、自律神経が不調となり→脳幹の血流障害が起こり出現していると思われ、当院では呼吸困難と疲労感に対しての治療ができるかもしれません。しかし、リバウンドに耐えられない可能性もあります。とにかく、薬剤は元の量に戻し、疲労感や呼吸困難に対しては項をあたためるという方法をとってみてください。うなじを温める方法は蒸しタオルで十分です。辛いときは1日に何度もおこなってください。私のところへ通院させるよりは項をあたためたり、近くのマッサージ店などへの通院のほうが現実的であると思います。

      • 早速のコメント、本当にありがとうございます。呼吸困難は2日目には少し楽になったようで、早速蒸しタオルで首筋を温めました。本人も断薬がこんなにひどいものと知り、とりあえず薬を飲み続けることにしたようです。
        今日は1錠ずつ3錠をのみましたが、それでは十分に動くことができないとのことでした。以前と同様にすべてをこなすことは無理として、たまの外出には1回に2錠を飲みたいと申しております。そこで、減薬についてお教え下さいませ。

        今まで、5錠を、朝2錠、しばらくして1錠追加、出かける前に1錠か1.5錠、最後に1錠(あるいは飲まない)というような飲み方をしていたようです。
        今後、朝1錠、4時間ほど空けて2錠、さらに4時間空けて1錠(計4錠)、あるいは朝2錠、4時間後1錠、最後に1錠、のような飲み方をしてもよろしいでしょうか。それとも同じパターンで飲んだ方がよいのでしょうか。本人は少しずつ減薬していきたい希望があります。1日4錠からどのような期間、あるいは症状で3錠、2錠と減薬することができるのでしょうか。

        足の痛みは、トラムセットで軽減しますが、以前ステロイドを注射したとき劇的にきいたものの、1年に2回ほどしか打てないなどのネット情報により、娘の私が心配して止めたいきさつがあります。注射直後から痛みは3日ほど楽だったと記憶しています。トラムセットを減薬するのであれば、何かほかの手立てが必要だとも思っています。ステロイドが母に有効かどうかはわかりませんが・・・

        長々と申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

        • 断薬で呼吸困難が来る時点で、現在薬物中毒なっていると推測されます。ここのブログにあるように、減薬は極めて難しいというのが正直な感想です。まずは、断薬前の飲み方と「全く同じ状態」にすみやかに戻してください。多くもなく少なくもなく、同じようにしてください。呼吸困難が来るということは、減薬すると何らかの理由で延髄の血流が大幅に低下することが考えられます。高齢者の中には、少し不安な精神状態で少し悪い姿勢をとっただけで呼吸困難になられる方が少なからず存在し、そういう方も延髄の一時的な血流低下が起こっていると思われます。救急車で病院に行くことになりますが、「異常なし」されて精神異常と診断されることがほとんどです。断薬するとそういう状態になるということです。

          正直なところ、減薬をすれば急激にいろんな症状が出現し、場合によっては上下肢の筋肉が萎縮してねたきりになる危険性も秘めています。そうなったときのあなたへの負担は想像を絶するものとなり、あなたの日常生活も地獄になります。私はそうした介護地獄に落ちた家庭を数えきれないほど見てきましたからこのようなサイトを立ち上げているわけです。未来に起こる地獄にたいして、無頓着すぎる一般人に警鐘を鳴らすことも一つの目的です。

           足へのステロイド注射と、トラムセット中毒では、ステロイド注射のほうが体への影響は少ないのではないでしょうか? 注射で足の痛みがとれるのなら、それを行って減薬する方が賢明だと思います。ただ、足への注射は病院にとっては迷惑になるので注射してくれる先生がいるかどうかが難しいところです。今年の保険改訂で腱鞘内注射が270円というありえないほど安い値段にされてしまいましたので、それを行うと病院が赤字になるのです。だから注射をしてくれる医者が年々減ってきています。注射はボランティア活動だからです。

           主治医の言うように、精神科に行けばいろんな薬剤のカクテルでトラムセットの減薬には成功するかもしれません。1種類の薬剤よりも、いろんな薬剤のカクテルの方が薬物中毒になりにくいと思われます。

           すべてがうまく行く方法はありません。所詮はないものねだりだからです。お金が腐るほどあるのであれば、代替医療の達人に治療を依頼して、痛みを除去しながら減薬を少しずつ行うということができるでしょう。代替医療はお金がかかりますので。整体師や腱引き師などの力を借りれば体全体の血流を整えてもらえるので、減薬して出てきた症状を緩和させることができるでしょう。または、私の診療所の近くに引っ越して、私の治療を受けながら減薬ということも、お金が豊富であるならできるかもしれません。ですが、どれもないものねだりであり、お金が高くつきます。

           もともと医療とはお金があってこそ受けられるぜいたく品です。さらに、難治性のものには10倍の値段がかかります。しかも治る保証がありません。だからやむを得ず切り捨てられます。それを理解すれば、現在の主治医に従うのは立派な対処法であるということが、いやでもわかってきてしまいます。主治医は現在使えるもので患者を安定した状態にしようとします。それは患者のためにはならないことかもしれませんが、老い先を考えると、家族にもっとも迷惑をかけない方法でもあるわけです。自分で考えると100倍苦しみますが、主治医という他人任せにすれば、どれほどあなたは楽になれることでしょう。それは「オバステ」であり、あなたも同罪です。主治医に患者をなすりつけてきたわけですから。そう考えると「主治医の言った発言」の正当性が見えてくるわけです。世の中は甘くありません。超高齢化社会も甘くありません。人生は常に厳しいものです。

          • 身近な人が最近亡くなりました。80歳台でした。
            皆苦しんで亡くなったような気がして、年をとることが怖くなります。

            母について、ステロイド注射をそちらの病院でお願いすることはできませんでしょうか。すべてがうまくいくとは思いませんが、できるだけ母の力になりたいと思っています。

            どうかよろしくお願いいたします。

          • 診療を希望の場合は手順をふんでいただきたく存じます。まずは以前ステロイド注射を行った病院で再度同じ注射を行ってもらい、それがどの程度効くのかを調べていただきます。どこにどんな薬剤を注射したのかをできれば知りたいところです。さらに、患者本人の痛みを訴えている場所を詳細に教えていただきたいです。

            通常は紹介状にそういったたぐいのことを書いてもらいこちらに届けてもらうのが筋です。その理由は、何の情報もない状態では、当院での診察時間が莫大にかかり、他の患者の治療時間を奪ってしまうからです。私の持ち時間は限られており、礼儀知らずの患者に貴重な時間を奪われることを許すわけにはいきません。紹介状は礼儀であり、それがない場合は治療前にここで詳細を教えていただき、この文章で治療計画を立てなければなりません。何度も言いますが私の持ち時間は限られています。

  7. 先生

    使用中の薬について検索する過程で、こちらを拝見しました。
    お忙しいところ大変恐縮ですが、アドバイスをいただきたく、よろしくお願いいたします。

    私は50代男性で、約3年前に線維筋痛症と診断を受け、現在も治療中です。
    これまでトラムセット、トラマール、ノルスパンテープをそれぞれ約1年ずつ使用しました。
    薬切り替えの原因は、このページで先生がお書きの通り「効かなくなってしまった」ためです。
    現状は、ノルスパンテープ20㎎からフェントステープ1㎎に切り替えようとしているところです。

    教えていただきたいことは、次の2点です。

    1)
    主治医の先生の指示に従い、ノルスパンテープを半減して3日、ゼロにして24時間経過したところで、フェントステープの使用を開始する予定でした。
    テープ半減の期間では非常に強い全身の痛みに襲われましたが、それを3日間我慢してゼロにしたところ、さらに半日後には何故か痛みが軽快してしまいました。
    今日で開始予定日を2日超えてしまっていますが、慢性化している肩こり部分(この件は後述します)のみに痛みが残っているだけです。
    また、軽い疲労感とむかつきがありますが、幸い「リリカ・トラムセットの禁断症状に警告!(2016/3/8)」で先生が書かれているほど、ひどい状態にはないと感じています。
    このような状態で、フェントステープのような強い薬を使うことには抵抗を感じ放置してしまっていましたが、直近ではどうするのが一番よいでしょうか。
    (フェントステープも強オピオイドなので、「慢性疼痛患者へのオピオイド使用に警告(2014/8/23)」の通り、「使用しないほうが良い」と理解しています。
    それ以外に何か留意すべきことはありますでしょうか。)

    2)
    肩こりは10代のころから慢性化しており、約15年前、当時悩んでいた腰痛を完治させてくださった整体師の先生にも「ほぐせない」と言われ、以後治療を諦めていました。
    さらに線維筋痛症と診断されたころから、肩甲骨の内側に沿って瘤状の突起がいくつもできて、ひどく痛むようになりました。
    瘤は肉眼でわかる大きさで、私が説明せずとも家内が痛むところに湿布を貼ってくれるレベルです。
    この肩こり(瘤)は線維筋痛症が原因なのか、それとも他に原因があるのか、心配しています。
    実際に先生に診ていただけるとベストなのですが、その前に私に何かできることはありますでしょうか。
    なお「痛み治療のための生活指導」の項も拝見しました。
    元々、仕事でもプライベートでもPCやスマホなどを多用し、車の運転も多く行うため、肩は凝りやすい生活を送っています。姿勢もあまりよくないかも知れません。
    こんな生活なので、反省すべき点は数多くあると思っております。

    ちなみに、主な既往症は次の通りで、特別に大きな病気/ケガはありません。
    ・花粉アレルギー(10代から)
    ・金属アレルギー(30代後半から)

    以下、入院/手術があったものです。
    ・虫垂炎(10代)
    ・尿管結石(30代/ESWLで除去)
    ・親知らず抜歯(10代~40代で、4回に分けて実施)

    「痛みが天候で変わる理由」も拝見しました。
    線維筋痛症と診断されたころから、気温の低下と低気圧の接近で、強い頭痛と倦怠感を感じるようになっているため、とても参考になりました。

    以上、長文大変失礼いたしました。
    重ね重ね、ご教示をよろしくお願い申し上げます。

    • 肩のしこりに関しては、改善させる自信がありません。まあ、少しはやわらかくなると思います。私だけの力では治せない可能性が高いので、腱引き師とのコラボ治療を提案します。

      オピオイド系の薬剤は使用しない方がよいですが、どうしても使用したいと言うなら10日に1回など、極めて痛みが強い時に、ワンポイントで使用されることをお勧めします。

       私からの日常生活のアドバイスとしては、「寝ている間に少しでも治す」ことを目的に、寝具を変えてみることをおすすめします。西川のムアツがお勧めです。枕に関しては難しいので、ここで簡単に説明することができません。

  8. 初めまして。お忙しい中申し訳ございませんが、メールさせていただきました

    私は64歳です女性です。7年ほど前に顔の右側、第一枝三叉神経に沿って 帯状疱疹が出ました。すぐに抗ウイルス薬を二週間飲みました。

    顔の腫れが引いたと思ったらすぐに 強烈な頭痛になりました。
    様々な神経内科 頭痛外来を受診しましたが よくならず 今もかかっている神経内科のお薬でピタッとよくなりました。
    処方は ランドセン0・4g朝、昼、夜とガバペン300ミリ夜一回です。
    ずっと落ち着いていましたし 薬を飲んでいれば痛くなることも少ないので、
    漫然と飲んでいました。

    ところが初めは ガバペンは飲んでおらず、ランドセンだけではダメになりましてガバペン200ミリを飲むようになりました。
    一年ほど飲んだあたりで ひどいふらつき 呂律が回らなくなりまして
    受診してお話ししたところ テグレトールに変えましょう!ということで
    100ミリを夜飲むようになりました。このテグレトール副作用がひどく
    口内炎 脱毛 尿量減少 湿疹で 我慢できなく この時に ガバペン200ミリに戻りました。ところが効果が以前と少し違ってあくる朝起きた時からなんとなく頭痛を感じるようになり、効果がないということで300ミリになった次第です

    今、考えてみますと よくなるどころか薬はどんどん増えています。
    先日、先生に 私はこのお薬を一生飲むんでしょうか?と伺ったところ
    年取ってくるからそうもいかない、治療をして、、とおっしゃいました。
    私は 帯状疱疹後の頭痛というよりは 薬物依存になっているのでしょうか。

    先生のご見解お聞かせいただきたく、よろしくお願いいたします。

    • 起床時の頭痛と帯状疱疹性の右ほほの痛みが同じものであるかそうでないか?をしっかり考える意識を持ってください。異なるか同じかを自分で判断して下さい。本人にしか痛み方の違いはわからないからです。その上でほほの痛みを治すために薬を飲んでいるのか?頭痛を治すために薬を飲んでいるのか? 自分の感性ではどちらだと思うのか?をはっきりさせて下さい。その上で、全てが帯状疱疹からきていると思われるのなら、現代医学では治療が難しく、一生、薬に依存しなければならないかもしれません。それがいいとか、悪いとかではなく、他に方法がないからです。依存であろうとなかろうと、それしか方法がないのなら頼るしかありません。

       ただし、軽快させるための他の方法を探し続ける努力はすべきであり、お金と暇がかかっても、いろんな治療を受ける事をお勧めします。薬物でごまかすのは限界があるからです。その一つに私の治療があるとお考えください。

  9. 早速お返事いただきましてありがとうございます。頭痛はかなり薬で抑えられていると思います。ただ痛くなるときは頭頂部脇あたりに アロデニアが出てきます。下を向くのが辛い程度です。それと同時に頬というよりは目の周りの骨のあたりが痛くなります。ただ、帯状疱疹にかかる前は頭痛もちではありませんでした。自分としては帯状疱疹の後遺症のように思えてなりません。

    助言ありがとうございました。いろいろ探す努力をします。

    • 頭痛が帯状疱疹の後遺症であれば、治る可能性が愕然と低下します。ただし、後遺症と言っても、どの部分がどう障害を受けているのか?が全く不明ですので、「帯状疱疹後遺症だから治らない」と短絡的に結びつけるわけには行きません。頭痛は、人生を地獄にさせるほど耐え難いものですので、「治る、治らない」という結果にこだわらず、一度は上頚神経節ブロックを受けることをお勧めします。私の行う上頚神経節ブロックは、星状神経節ブロックと比べれば桁違いに効果が高い(患者の証言です)ので、受けてみるべきでしょう。しかしながら、ブロック後数日後にリバウンドが起こり、一旦頭痛が強くなる場合があることを覚悟しなければなりません。

  10. 失礼いたします。
    50代の女性ですが10年以上の鬱病と腰痛に悩まされております。
    治療法は、投薬療法が主で ここ半年は抗鬱剤に加え、リリカとボルタレンを欠かさず飲み、この三ヶ月と言うもの余りの腰痛に、リリカとボルタレンを 医師からは一日に三回と処方されてるにもかかわらず四回、五回…
    今は、トリガーポイント注射して頂いても三時間置きに飲んでしまっています。
    今ではどこも皆、トリガーポイント注射のみでブロック麻酔の注射はしてくれません。
    どうにかいたみから解放されたいので、書かせて頂きました。
    乱文失礼致しました。

    • 投稿された文章だけではわかりにくいです。「今ではどこも皆、トリガーポイント注射のみで」とありますが、以前は硬膜外ブロックなどをしてもらっていたということでしょうか? 硬膜外ブロックが効くか?効かないか?の情報がほしいところです。効かないのなら、私もそれらのブロックはしませんので治療の時間短縮ができます。腰痛に腰部硬膜外ブロックが効果なしとなると、2次ニューロン性の腰痛となり、治療はより頭に近い部分となります。

  11. はじめまして。

    自分の体調の悪いのは長年飲んでいた心療内科の薬のせいなのではないかと思い、3年8ヶ月前に飲んでいた心療内科の薬を一気断薬してしまいました。現在離脱症状で苦しんでいます。体感的に薬をやめると具合が悪くなるのは分かっていましたが、恥ずかしながら断薬当時にこんなに深刻な離脱症状があるとは知りませんでした。長くても一年ぐらい耐えれば良くなるだろうと思って一気に断薬してしまい、今ではもっと良く調べるべきであったと後悔しております。
    薬をやめた当初は出てきた症状に対して胃腸科や泌尿器科などを受診したのですが症状は良くならず、今では鍼灸ぐらいしか行っておりません。
    病院での治療で改善することは難しいし理解してもらうのも無理だろうとあきらめていましたが、こちらのブログを拝見してとても熱意を持って治療されている先生だと思い、相談させていただきたいと思いました。

    経過と現在の症状は下のとおりです。

    【経過】
    中学生の時にいじめを受け、不登校の理由に仮病(頭痛など)を使ったところ、両親がカウンセラーに精神科を勧められて薬を処方される。いきなり三環系の薬を処方されたと思います。
    薬を飲み始めて3年後ぐらいから頭痛や肩こり、ひどい倦怠感、目の痛みなどの症状で苦しみ始め、いくつか病院を受診した結果、結局精神的なものということで20才の頃よりベンゾジアゼピン系の薬とSSRI(当時、その病院ではプロザックを個人輸入していました)を服用するようになる。しかし、毎日通学や通勤するようなことはできないなど、症状はあまり良くならない状態が続きました。
    29才の時に栄養療法の病院で治療を受け、結果として体重がかなり減少して体調が著しく改善する。働くこともできるようになり、薬の量をかなり減らすことに成功する。
    しかし、数年後に体重がリバウンドしてしまい、それと共に主に睡眠状態が悪化して、再び薬の量が増加する。その1年半ぐらい後に睡眠時無呼吸症候群であることが判明する。
    睡眠時無呼吸症候群の治療をするも、以前の体調の良い状態からはほど遠い状態にしか改善せず。栄養療法を受けたときと同じ量のサプリメントを飲んでみても効果なし。
    3年8ヶ月前、仕事を辞めたのを機に薬を一気断薬してしまう。

    【断薬直前に飲んでいた薬】
    (ルボックス75mg×1錠、セディール5mg×1錠、アモキサン25mg×1錠)を1日2回服用
    (レスリン25mg×1錠、レンドルミン0.25mg×1錠、アモバン10mg×1錠)を就寝前に服用

    【現在の症状】
    ・肩・首の酷いこり、頭皮・顔面の皮膚のこわばり
    ・尿や便の出にくさや、鼠頸部あたりの引きつった感覚や痛み
    ・耳鳴り、耳の奥のほうが引っ張られて痛い感じ
    ・筋力の低下や痛み(運動不足もあると思いますが、それだけ ではない感じ)
    ・温度変化や緊張で異常に汗が出る
    ・歯ぎしり 
    (改善してきている症状)
    ・眠りが浅い ・胃腸の不具合 ・冷え性 ・ヒステリー球

    断薬からだいぶ経ち、睡眠や胃腸の具合、冷え性などは改善してきたのですが、皮膚や筋肉の症状と排泄の症状がが徐々に悪化してきているようで困っております。
    主に肩から上の部分のこりやこわばりのせいで精神的にもつらい状態で、頭皮や顔面、首の特定の部分や仙髄の辺りをマッサージしたり爪で強く押すとお腹が動いたり、下腹部の張りが一時的によくなるので、排泄の症状も関連しているように思えます。
    睡眠は改善してきているので、こりやこわばりの症状が少しでも軽減できれば日中の活動が楽になると思い、何とかしたいと思うのですが、先生に治療をお願いできるでしょうか。

    以上、長くなってしまい申し訳ありません。どうぞよろしくお願いします。

    • そうですね。上頚神経節ブロックで改善できると思います。通院できることが重要ですが、地理的にかなうかどうかが問題でしょう。

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