ALSは身近にある

はじめに

氷バケツチャレンジで世界にその名を広めた「筋委縮性側索硬化症(以下ALSとする)」ですが、この難病を「自分とは無関係」と大部分の人は思っていることでしょう。しかし、実際はあなたの体にその予兆が身近に起こっているかもしれません。この病気は「確定診断」がついてしまえば、5年以内に90%が死に至るという壮絶な病気です。が、おそらく、多くの人は予兆があったとしても、確定診断がつくまで症状が進行せず、自然軽快してしまうと私は推測しています。つまり、ALSの初期症状を患いながらもそれが確定診断がつく前に自然軽快しているケースが多々あり、そのような症状が出現しているにもかかわらず、無理をして仕事を続け、病気を進行させてしまうのではないかと思うのです。ならば、ALSの予兆があれば、的確に治療と生活指導をすれば、発症を事前に防止できるのではと考えます。ここではそうした予兆にどのようなケースがあるかを、つい先日来院した32歳の男性を例に紹介します。

症例 32歳男性

現病歴

2週間前から両大腿の内股の痛みと腰痛出現。特に内股に力が入りにくいことを訴え、近くの整形外科を受診する。「坐骨神経痛」との診断で消炎鎮痛薬を処方される。数日前より膝と股関節に力が入りにくくなり起床時には下肢がぶるぶるふるえてしまう。普通に歩くことができず、下肢が開脚してしまうため「セカンドオピニオン」を求め私の外来を訪れる。

現症

来院時、非常に何度も咳き込む。理由をたずねると「2年前から咳き込みやすく、さらにえづく」ことが判明。さらに「つばが飲み込みにくいなどの症状がありますか?」と質問すると「はい、あります」とのこと。腱反射は上肢はほぼ左右対称で正常でしたが、両下肢では膝蓋腱反射のみが非常に亢進していました。さらに下顎反射(+)でした。

重要なキーワード

両下肢に力が入らない(特に四頭筋と内転筋)、えづく咳、呑み込みが悪い、両膝蓋腱反射亢進、下顎反射(+)

ALSの初期症状疑い

本症例の場合、ALSの初期症状と思われるのは「えづく咳」です。2年前から発症していますが、その当時のこの症状だけでALSと診断する医師は皆無です。恐らく世界中を探してもえづく咳からALSを発想する医師は0でしょう。私は「えづく咳」は球麻痺症状の一つと推測しています。それに連動して嚥下困難もあるからです。

ALSと診断した根拠

四頭筋・内転筋の筋力低下と膝蓋腱反射亢進は「上位運導ニューロン」、おそらく錐体路症状です。それにALSに特徴的とされる球麻痺と下顎反射が加われば、MRIで錐体路の脱髄所見がなくともALSの初期症状と診断します。現時点で本症例は確定診断が不可能です。万一確定診断がついてしまえば、5年以内に90%以上が死に至ることが確定するわけであり、死刑宣告に近いものがあります。逆に言えば「確定診断がつく前に治癒させないといけない疾患」であり、確定診断は「医師が負けを宣言する」ことと等しいわけです。「確定診断は現時点でつかない」のではなく「確定診断させてはいけない」疾患であるということです。

ALS様患者が私に集まる理由

私は単なる整形外科医であり「ALSを治療します」と宣言したことがありません。しかしながら、ALSの初期症状に一致する症状を持っておられる患者が、現在5名います。ALSは極めて稀な疾患であり、それが5人も集まるのは単なる偶然と言ってよいのか?ということを考えなければなりません。実はこれが偶然ではなく必然的な理由があります。私は「他の医師が治せない症状・疾患を治す」ことを信条として医業に従事しています。珍病・奇病に悩む患者はどの病院に行っても理解してもらえず、多くの病院を回ることになります。その際に私に出会った患者は「ブロック治療により症状が軽快」するので私の元を去って行かないという現象が起こります。もちろん、去る患者もいますが、他の病院では症状が軽快しないので再び私の外来に戻ってきます。つまり、珍病・奇病に悩む患者は私の外来にストックされ、他の科、他の病院に移動しません。よって、ALSの初期症状のような「どの医者にかかっても理解されない症状」を持つ患者が必然的に私の元でストックされていくと思われます。医学の教科書にはない珍病・奇病は、当初、私でさえ診断と治療に苦慮しましたが、ストックされていく患者たちの症状が、とても類似していることに近年気づききます。そして、類似性をたどると脳幹・延髄・脊髄の疾患であると結論付けられるようになったのです。

難治性脊髄疾患の初期症状

ALSは錐体路を主要症状としますが、錐体路以外の難治性脊髄疾患も私の守備範囲です。ALSも他の脊髄疾患も、非常に多くの共通点を持ち、専門医でさえそれらを区別することが難しいことが常に言われています。よって、私はALSのことを名指しで解説しているのではなく、脊髄疾患全般の治療についてここで語っていると思ってください。「えづく咳」など、どんな医者にかかっても判明しない奇妙な症状は難治性脊髄疾患の初期症状である可能性があります。また、MRIで異常がないのに急に力が抜けることがある、などの理解不能な症状もそうです。考えてみると、このような奇妙な症状を訴える患者は全国に五万といらっしゃるわけです。その方々は難治性脊髄疾患の初期の可能性が極めて高いと私は推測します。しかし多くは初期のうちに自然軽快するために診断がつかないまま「変な症状ですね。教科書にない症状です。」と言われて放置されているようです。放置されても多くは自然軽快するので問題は起こりません。ただ、一部の人だけが症状を進行させてしまい、確定診断がつくところまで行きついてしまうと、「医者が治せない」手遅れの状態になると推測します。

生活保護受給と密な関係

本症例のような症状が起こると仕事をすることが不可能であり、社会人として不適合となります。当然ながら会社を解雇され、再就職もできませんので生活保護を受けることになります。したがって、現在生活保護をお受けになっている方々には本症例のような症状が存在していたという方が大勢おられると予想します。現医学で治せないからこそ生活保護を受給するわけです。つまり、生活保護受給者はまさに、現医学では理解できない珍病・奇病の集団と言い換えることができます。彼らに正確に症状を聴取すれば、本症例のような症状があふれていることがわかるでしょう。

生活保護を受けないで病気と闘うと…

珍病・奇病で症状が出ても、退社せずにがんばる方もおられます。そういうがんばりやさんは症状を進行させてしまい、ALSやその他の難病脊髄病の確定診断が出るところまで仕事を続けるでしょう。つまり、ALSなどの難病は、こういう症状がでているにもかかわらず、無理をして仕事を続けた人に起こりやすいと推測します。初期に適切な処置を受ければ、救えたかもしれません。

 

ALS初期は精神病と誤診される

教科書に掲載されていない症状を訴える患者の多くは「精神疾患」を疑われます。ALSの初期症状はまさに精神疾患と誤診される運命にあると言っても過言ではありません。私が受け持つ5名のALS様症状の患者は、私が初診時から診ている患者1名を除き、4名が精神科を兼科しています。これは本人が進んで精神科を受診したわけではなく、担当医師より受診を命じられています。このようにALS初期症状患者は精神疾患を「ほぼ必ず誤診」されます。そして不要な精神科薬で薬漬けにされる傾向があります。

原因不明の脱力の原因

病院で精密検査を受けても、その原因が不明の脱力が存在します。しかし、その際に腱反射亢進のサインがあれば脊髄が原因の可能性が高まります。しかし、腱反射亢進が判明するためには、「明らかな大差」がなければ病的と判断されません。つまり、ごくわずかに腱反射が亢進している場合は判明しませんし。そこに末梢神経障害による反射低下が重なっていると判明しません。さらに、腱反射は普段の反射状態と比較してこそ判明するものですから、普段の腱反射がわからない時点で正しい判断ができないことがわかります。つまり、病気が末期になり、明らかにおかしい状態にならなければ、腱反射異常となかなか診断できないという現状があり、結局、原因不明の脱力の原因が病初期に判明することは難しいことです。ですが、私が短期間にこれだけ多くの「原因不明の脱力」を起こす患者たちと出会うわけですから、原因不明の脱力は、実際にはしばしば起こり得ることであり、脊髄病の初期の初期である可能性も考えなければならないと思います。多くは一過性に自然治癒するので問題にはなりませんが、過去の症状経験を思い起こせば、不可解な脱力を経験したことがある人は決して少なくないのではと思います。

原因不明の脱力の治療

私は原因不明の脱力の治療には、主に交感神経節ブロックを用いています。脊髄・脳幹の血管を拡張させて血流量を増加させるためです。効果は高く、ブロック後に筋力が回復します。ただ、再燃しやすいので何度もブロック通院が必要です。よって、私はこの治療法で、多くの脊髄病を進行する前に予防できると考えています。

本症例の治療方針

皮肉な話ですが、ALSの初期症状ではALSと診断されることはありません。したがってこの患者を神経内科医に紹介したところで、診断がつかずに放置されるのみです。そして万一、紹介した神経内科医がこの患者をALSと診断したとすれば、根本的な治療法はなく、5年以内に90%以上の確率で死に至ることが判明するだけのことです。つまり、神経内科医に本患者を紹介することで、患者にとってのメリットは難病認定のみです。ただ、救いがあるのは、多くのこのような症状の持ち主は仕事を休んでいれば自然軽快する可能性が高いということです。私のブロック治療は、軽快するまでの期間を大幅に短縮できるでしょう。よって、この患者が神経内科医に転医することは、恐らく不幸であると推測します。しかし、難病認定のメリットもあるので、ひとまず大学病院の神経内科に紹介させていただきました。願わくば本患者が再び私の元で治療を受けることです。


 

ALS様症状の治療実績

最近のALS様症状の治療実績10例分をまとめて掲載します。治療実績はこちら

 

ALSは身近にある」への30件のフィードバック

  1. はじめまして。
    中山と申します。非常に興味深く読ませて頂いております。
    非常にご多忙かと思うのですが、もし可能でしたら一度先生にお会いできないかと思っております。
    どこへ行けば良いのかなど、添付したアドレス宛にご連絡頂けないでしょうか?
    何卒宜しく御願い致します。

  2. 私は47さい、男性で、今、ALSではないかと思われる症状が有りながら、心因性の不調と言うことで、なす統べなく経過観察をすることとなりましたが、徐々に症状は進行しており、日々、不安な生活を送っております。

    こちらのサイトをとても興味深く拝見させていただきました。

    自然軽快の可能性があるとのことですが、どのようなことに気をつけて生活すれば良いのでしょうか?

    これまでの症状の経過をお伝えしますので、教えて下さい。

    昨年(2014年)の10月頃から首こり、頚性めまいの軽いめまい、後頭部の重い頭痛などの症状があり、今年の1月から左手の小指と手のひらの小指側の側面に軽いしびれ、左手首、左膝、左足首に力が入りにくいような違和感が特に気になり、その後、左足首にも力が入りにくい症状が出ています。左手小指のしびれは今年の4月からなくなり、力が入りにくいような違和感は出ない日もあります。
    2月下旬、立川の総合病院で、脳神経外科でCT、3月中旬同じ病院の整形外科で脊椎のMRIの検査をし、2ヶ所の椎間板が少し突出しているものの脊髄には触れておらず、経過観察で良いでしょうと診断を受けました。
    その後、4月初旬に左足土踏まずのぴくつきが始まり、数日で数ヶ所に増え、直ぐに右足の筋力低下を感じ始めました。
    その後、左手の二の腕にも疲労感を感じ、左足、右手も軽い疲労感を感じるようになり、今は喉の詰まり感のような違和感、たまに感じる息苦しさがあります。
    足と手の疲労感は徐々に進行しており、いつ歩けなくなるか心配です。
    5月中旬に立川の総合病院の神経内科で血液検査、脳のMRI、筋電図、神経伝達速度の検査を受け、何も異常な所見はなく、心因性だろうと言われ、府中にある神経内科の病棟があり、神経難病に実績がある都立病院に検査データを持って行きましたが同じ診断でALSの可能性は低いでしょう、経過観察しましょうと言われました。
    ALSではないかと気になっています。
    それでも前向きに治療に取り組みたく、
    自然軽快する可能性があることに非常に関心を持ちました。

    自分は頚椎症の影響も有りそうな気もしますが、
    ALSだとして、自然軽快に向けて、普段の生活での気を付けることがあれば是非教えて下さい。

    長くなり、申し訳ございません。

    もし治療が可能でしたら詳細を教えていただければ幸いです。

    お忙しい中、恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。

    • ALSと診断がつかずに脱力の起こる脊髄疾患は、「実は案外少なくない」と述べておきます。似たような症状に悩み、診断がつかない方が全国にたくさんおられるということです。進行させてしまうか軽快させることができるか?は日常生活における仕事などのストレスのかかり具合が最重要です。ストレスをかけなければ進行しないと断言してもよいでしょう。そのために仕事をやめることになるのが大半です。むしろ問題はこちらの方です。仕事をやめても「難病指定」とれず、生活保護も受けられず、経済的に苦しくなります。そうした社会的なことの方がこの病気には難問があります。仕事を続けるのなら、治療しながら悪化しないようにふんばるのが望ましいのですが、治療してくれる医師がいないことが問題です。

      • 早々のメッセージありがとうございます。
        私は今年の2月から生活保護を受けていて、治療に専念しております。

        今後も回復するまで仕事はするつもりはありません。

        ストレスをかけないこと以外に気を付けることはありますか?

        脳幹への血流が重要と書かれていたと思われますが、頚椎を労ることも重要ですか?
        現状では3ヶ月ほど前に、枕は低めで大きめのものに変えています。

        • 頚椎をいたわるというよりも、延髄・脳幹・脳に血液をたくさん送ることが治療の中心です。そのために頚椎前屈の時間をできるだけ短くする。交感神経節にレーザー治療をする、延髄の付近を暖めるなどをするとよいでしょう。精神的なストレスは交感神経をたかぶらせ、血流低下を招くので注意してください。

          • たびたびのアドバイスありがとうございます。

            気を付けて生活したいと思います。

          • 先日からお世話になっております。

            その後、数日たちましたが、手足の筋力低下及び筋肉疲労感が少し進行しているようです。

            2月から生活保護を受け、症状の進行以外のストレスはなく生活していますが、進行は止まらないようです。

            お忙しいとは思いますが、一度診察していただきたくお願い致します。

            メールアドレスまでご連絡いただければ幸いです。

            何卒宜しくお願い致します。

  3. あなたの症状は非常に多くのバラエティに富んだものですが、私の診療所に通院する患者の症状を合算すればほとんど同じものであり、私の診療所では珍しい症状ではありません。心因性と言うまえに、症状を少しずつ治しています。ただし、治り方は千差万別で個人差が激しく、二つ返事で「治る」とは申し上げられません。とりあえず私の治療実績を提示しますので一度ご覧ください。こちら

  4. こんばんは。先日、某遺伝子検査キットを受けてALSになる可能性が通常の人の2倍近くだという結果を見てしまいました。その日から怖くて不安で眠れずストレスになり、左手にしびれがでてきたり、えずくような咳も治りません。発症を事前に防止したい一心でして、生活改善を行っておりますが、機会があれば一度診察していただければなと思い、メールアドレスまでご連絡いただければ幸いです。

    • 数学的に2倍という数字は決して高くありません。例えば0.01%の確率が0.02%になったところでどちらも0.02%以下で「極めて低い」という定義から外れません。これが200倍の確率と言われれば、悩むべきだと思います。しびれ、えづくという症状は普通の人でも普通にある特性ですので、症状とまでは考えなくてよいかもしれません。私はALSの診断に関して卓越しているわけではなく、治療に関してpioneerであるというだけです。わざわざ診察しなくてもいいと思います。もしも症状が進行するようでしたら、ご連絡下さい。

  5. 42歳男性です。デスクワークが多いですが、姿勢には気をつけております。
    2ヶ月前に気付いたのですが、左の尺骨神経領域の筋力低下と筋萎縮、長指伸筋の付着部周囲の疲労・痛み、第一背側骨間筋の萎縮、手内筋(特に示指)の萎縮を認めます。痛みと疲労感がつよく、鎮痛剤・湿布でも我慢できません。左は尺骨神経領域が多少しびれますが、軽度です。左>右ですが、右も尺骨神経領域の筋力低下と筋萎縮、長指伸筋の付着部周囲の疲労・痛み、第一背側骨間筋の萎縮も認めます。大学病院で神経内科・脳外科・整形外科で調べて胸郭出口症候群否定的、また以下の検査すべて異常なし。ただし左はトレムナー反射(+)、ホフマン反射(+)、右は(-)でした。腱反射も左は膝で++、右は±でした。頸部MRI、頭部MRI、神経伝道速度、筋電図すべて異常なし。採血異常なし。造影の頸部・鎖骨下~腋下~上腕~前腕の血管造影CT再構成、血管エコーでも血流異常なし。採血でも抗核抗体陰性、CK正常、CRP陰性でした。下肢は今のところ多少右下腿がむくみますが、運動障害はありません。
    左肩、肩甲骨の棘上・棘下筋領域が激しく痛み、整形外科で40肩としてケナコルトの注射も受けましたが改善しません。徐々に悪化しており、生活がつらいです。一度治療を相談させてください。

    • まず、検査ご苦労様でした。検査では「異常なし」となるのが現医学であり、それでも「症状がある」と訴えると即座にキ○ガイ扱いされて精神科受診を無理矢理させられるのが定番となっております。この非常識な現医学界であなたのような症状をまともに治療しようとするのは私と代替医療の治療師くらいなものです。残念ですがこれが現医学の限界です。症状としては神経根症状と神経根よりも上にある脊髄レベルでの症状と二つが混同した状態です。現医学では二つが混同すると診断がつかなくなるという矛盾があります。早く受診しにいらしてください。なんとかなると思います。

  6. 東京に住む62歳男性です。最近(といっても数日前ですが)睡眠時無呼吸症かもしれないという事で、大きな病院で検査をしたところ重症の睡眠時無呼吸症といわれました。
     CPAPをし始めましたが口から空気が良く漏れるようです。どうやら舌が小さくなっているような感じです(というのも前の舌の大きさが分からないので。しかし妻の舌と比べると、明らかに小さいというか舌の根元が細くなっています)。器具を使わないと睡眠は2時間ぐらいまでしか続かないし、目が覚めたときは口が渇きすぎてしかも舌がしびれるくらいな感じになっています。これはおそらく酸素不足からきているのではと思います。
     他に目立つ症状としては、自律神経症じゃないのと言われるぐらいです。体の筋肉等は力の低下などはほとんどなく、まったく変化が無いように思えるぐらいですが、実感として睡眠時無呼吸症が急にひどくなっているようです。
     ALSではないのかもしれませんが、これから症状が出るのではと思います。よろしくお願いします。

    • 睡眠時無呼吸は舌根沈下によるものと、呼吸中枢の機能不全によるものがると思われます。あなたの場合は後者が予測され、舌根沈下は無関係なのではないでしょうか? オーディンの呪い症候群とも呼ばれています。詳細はよくわかりませんが、眠ることにより二酸化炭素の受容体からの信号が減弱してしまうのではと考えます。もしそうであるなら治療法は呼吸中枢の血行を改善さあせることが必要で、上頚神経節ブロックが効果を発揮するかもしれません。よって、まず受診してください。受けてみればわかることですから。現医学では「治せない」部類の疾患ですので、大学病院では根本的な解決にはならないと思います。私の治療は血行を改善させるだけのものですが、万一として、症状が悪化することがあるかもしれません。本当に万一です。覚悟してくださいとはいいませんが、特異体質の場合に何が起こるかわからないこともあるということはご理解ください。

  7. 長文で申し訳ございません。
    ALSで悩んでおります。男38才です。

    8月初旬頃から首・肩甲骨の辺りに痛みがありました。
    多分筋トレで痛めたような?不明です。
    この時から、顔を上に向けたら特に痛かったです。
    その後8月中旬頃から手首と肘の間辺りに痺れ、
    三頭筋にも痺れがありました。
    動くかす時は痛くないのですが、デスクワークなどを
    している時(じっとしている時)に、特に肩甲骨に痛みがありました。
    右腕にも痺れあり。寝ている体制が1番楽でした。
    頸椎の異常かと思っていました。(よくトレーニングをするので)
    8月下旬に腕を見ると、左腕より右腕が細くなっている気がしました。
    右背中、右胸の筋肉も左に比べて落ちていました。
    (7月中旬からの筋トレはしていない。暑かったので・・・)

    9/6日に7月中旬ぶりにウエイトトレーニングに行きましたが、
    以前まで上がっていた重さが右腕のみあがらなくなってました。
    肩甲骨は少し痛いが、筋トレ時は痛くない。以前から動かすのは痛くない。
    ダンベルプレス左腕30㌔ 右腕20㌔
    以前は同様に右腕も30㌔上がってました。
    全てのトレーニングであがらなくなってましたいました。
    力が入らないような感じです。
    9/10頃から筋肉がピクつくようになりました。
    特に右胸、右三頭筋、右広背筋です。たまに足もあります。
    ALSの症状をNETでみて、心配になり
    9/20日に神経内科と整形で受診しました。

    神経内科では腱反射と握力測定を実施。
    問題なし。握力 左54 右58
    先生はALSはそこまで急激に筋力は低下しないので
    心配しなくていいと言われました。
    顔を上に向けた時に痛みや痺れがあるので
    次に整形を受診しました。

    整形では筋力測定を実施。
    左腕に比べて右腕の力が弱い(伸ばす、曲げる力がどちらも)
    普通の成人男性に比べたら、まだ力があるのでは?
    また、指の力も弱いので、頸椎が怪しいとの事で
    レントゲンとMRIを撮りました。
    結果、少し怪しい部分はあるが、
    特に問題ないとのことです。

    そしたらなぜ肩甲骨が痛くて腕が痺れていて
    急激な筋力低下をしたか、分かりません。
    他に原因があるのか?
    本当にALSを疑わなくていいのか?
    心配でなりません。

    先生、お忙しい中、申し訳ございませんが、
    返信をお願いいたします。

    • まずALSを疑わなくて結構です。診断がつくことは死を意味するからです。しかし、ALSに類似した疾患であると思っておくことは重要です。つまり、延髄に何らかの異常があり、運動ニューロンがダメージを受けています。筋力低下はともかく、ひくつきは上位ニューロンの障害で起こりますので、ALS類似の病態生理と考える方が賢明です。現医学では延髄のダメージを治す方法は全くないためあなたのような症状は1、精神科疾患と断定する  2、病気じゃないからと言って無視する  のどちらかになります。間違ってもALS類似疾患であるから治療しましょう!と前向きに回答する医師は日本には私を除いて一人もいません。 よって、私以外の医師に相談することは、たとえ大学病院の神経内科であろうと時間とお金と体力の無駄になります。

      とは言うものの、私の回答を信じることは、なかなか難しいこともよく存じております。医学がこれほど遅れているという事実を認められないのと、それほど難しい疾患を私のような名もない医者が「治療できる」と言うのも信じられないと思います。

       何度も申し上げていますが、信じるか信じないかはこのHPをすみずみまでお読みになり、自分で考えてください。

      そして考えた上で、私の治療を受けたいということでしたら、来院ください。お力になれると思います。

      • ご返信ありがとうございます。

        ALSの類似疾患とはどのような可能性がありますか?

        あと、四国地区からでは先生の治療を受けることは難しいでしょうか?

        • ALS類似疾患は「ALS早期治療法の確立」に書いてありますので読んで見てください。四国から飛行機で通院されている方もおられますので、「通院が難しい?」かどうかは本人次第だと思います。日本では私以外にALS類似疾患の治療を行い改善させている実績を持つ医師は多分他にはいないので東京への通院はやむを得ないところです。私は早く弟子を作り、全国に散在させようと考えていますが、なかなか私と同じ志の医師はいませんので苦労しています。

          • ご返信ありがとうございます。

            本日、脊椎科の先生にMRI画像を見て頂き、

            頸椎神経根症と言われましたが、この病気で

            胸や背中、二頭筋、三頭筋、握力低下、指の筋力低下、筋肉のピクつきは

            起きるのでしょうか?心配です。

          • 筋肉の線維束攣縮は神経根症では怒りません。神経根よりも上位のニューロンで起こるものです。健常人でもひくつきが起こることはあります。しかし、広範囲で常時なるとなれば運動ニューロンの障害を考えなければなりません。しかし、いくら心配したところで、現医学では治療法がありませんので無駄なあがき、または、ないものねだりとなります。 私の元へ全国から患者が訪れる理由は、上位ニューロンの障害に対して有効な治療法を持っているからです。

  8. 長文ですが、助けてください、お願いいたします。3年前からコレステロール下げる薬を飲み、すぐ1か月で5キロ痩せ、体脂肪率が16から8パーセントまで下がり、総コレステロールも230⇨130と薬を止めても戻らなくなりました。筋肉が劇的に減りました。頭痛、むくみ、低血圧、起立性低血圧に加え、多尿、異形狭心症から始まり、目のかすみ、嗄声、軽い嚥下障害、呼吸困難感となっていました。両太ももの脱力もありました。
    その後、瞼が赤い、鼻を中心とする蝶形症状、前胸部が赤くなるなどの皮膚症状もあり、横紋筋がやられた皮膚筋炎が疑われましたが、血液検査正常、CK.CRPがむしろ低く、さらに皮膚症状も典型的ですが、いずれも赤いのが本当に薄く、かつ、汗をかかないと消える場合もあるので否定されています。汗をかくと、くっきりと皮膚に出ますが。
    またpetで慢性甲状腺炎の疑いありと指摘されましたが、やはり、血液検査、超音波で否定されました。
    さらにアレルギーがひどくなり、副鼻腔炎を起こし一時は好酸球が14パーセントまで上がりました。
    現在は、発病してから一年近くなりますが、運動をすると、嗄声、嚥下障害が改善することがわかりました。また、やっと一年近くかかりましたが総コレステロールは130⇨220まで戻りました。呼吸困難は解消されました。
    コレステロールを下げる薬は、遺伝的に、コエンザイムQ10を阻害し、脳に血流不足を起こし、アルツハイマーになりやすくなり、さらに多系統萎縮症、シャイドレガーの原因になる人もいることもわかってきたと大学教授に教えていただきました。アルツハイマー、うつ予防に、大事なのは、コレステロール、中鎖脂肪酸と教えていただきました。
    そこで、自分自身で、臨床推移を分析した結果、薬の副作用により、脳の血流不足、これが全ての原因で、嗄声、嚥下障害を起こしたのではと思われます。
    喉の違和感、首の筋肉痛は、そのための軽い免疫異常が起こったのではと思われますが、どうですか?
    大学病院など、何十も行き、やはり精神科に行けと初めは言われましたが、皮膚症状、副鼻腔炎、好酸球高くなってからは、ただ不思議がられる毎日です。
    神経内科は出入り禁止ですが⇨終診扱い

    先生は、たぶん皮膚筋炎、または喉に限定した横紋筋融解、単なる脳幹血流不足、このいずれも対応可能でしょうか?
    よろしくご指導願います。

    • 対応可能というよりも、脳幹の血流不足を改善させるために上頚神経節ブロックを行うとよいでしょう、としか言えません。ブロックが全ての症状に完全に対応するかどうかは、やってみないことには判明しません。本気で症状を改善させたいのであれば、迷っている場合ではないと思います。ただし、交通の便が問題になると思います。私は東京で診療しています。

      • 遠いと言ってられません。膠原病もどき、または横紋筋融解と思われますが、頭痛、多尿があり、運動すると嗄声、嚥下障害がほんとに楽になります。つまり下垂体、脳幹に問題ありと思います。
        膠原病も、脳幹の血流不足により、体のいたるとこに障害を起こしている感じがします。脳幹の血流不足によりホルモンバランスがへんにも影響するのですか?
        薬の副作用かもしれませんが、甲状腺炎の疑い、脚の毛が抜ける、皮膚が女性化、など起きてます。

        • 血流障害は全ての病気に影響すると思います。脳下垂体の栄養動脈の一部が血行不良を起こせば、ホルモンの分泌も大きく狂います。また、自律神経の失調がホルモン分泌を障害することもあります。来院の決意がおありのようですのでお待ちしております。もしも繰り返しの通院が必要なときは奈良県の医師を紹介します。しかし、まずは私の診断を仰ぐことをお勧めします。

  9. ALSの初期症状と似た症状がでてきている気がするので相談させて下さい。
    27歳女性です。
    2,3年ほど前から喉に違和感を感じ咳がとまらず大学病院までいって検査をしましたが異常なしといわれ、いまだに咳やたんが突発的にでて困っております。また同時期に歩くことにも違和感を感じ、昨年まではけていたヒールがつま先に力が入らなくなってしまったためバランスが取れずはけなくなりました。今は、歩くとアキレス腱が突っ張る感じで歩き方も変わり、後ろ体重ではないと歩けないのでローヒールやスニーカーで生活しています。また、内側に体重がのらず外側に向いてしまうので坂道や点字ブロックさえにも足が上がらずつまずいてしまします。
    初めは運動不足かと思いジムにも通いましたが、歩くことで精いっぱいなので早歩きも走ることもできなくなっていて自分でも驚いてしまいました。
    最近は数分歩いただけで疲れて筋肉痛になったり、靴を履ききするだけでこむら返りをします。
    上半身も最近、かじかんだ時のように手先にうまく力が入らないので箸を持ちにくくまた重たいものも持てなくなりました。
    さすがにおかしいと思い、神経内科にいこうと予約をしましたが、症状をきかれて答えたところ紹介状を書くことしかできないから来るだけ無駄といわれてしまいどうしようかと迷っております。
    これらの症状はALS以外にも類似した病気はあるのでしょうか。
    文章力が乏しくわかりにくいかもしれませんが、先生の見解をお聞きしたく。
    宜しくお願いします。

    • ALS以外にも類似疾患は腐るほどありますが、どの疾患も症状が末期にならないと診断が下されません。よって現時点でいろんな病院を回っても、診断をつけてもらえない可能性が高いです。ですが、運動ニューロン系の疾患が存在している事は間違いないと断定して治療を早めに行うことをお勧めします。

      • 返信ありがとうございます。
        自分なりに色々調べると、つま先立ち・ジャンプができず歩きにくい、走れないという点から三好型筋ジストロフィーかと思い始め、とりあえず週末病院へ行き血液検査とレントゲンはとりました。(結果は来週とのこと)
        ネットの情報からすると今のことろ治療方法はないと記載があり、先生も早めの治療とありますが治療とはどのようなものがあるのでしょうか。
        自分は悲観的な性格なので周りに迷惑をかけてしまっているのでどうにか落ち着きたく…
        宜しくお願い致します。

        • 症状からだけで筋ジストロフィーと診断していたのでは、日本で何百万人も筋ジストロフィーになってしまいます。治療法がないという結論を出すのも早すぎるでしょう。悲観的な性格を通り越してお笑い芸人のネタになりそうです。悲観的なことは許されるかといえばそうではありません。こちらは現医学で治らない難病を、精魂使い果たして治そうとしているのに、悲観的な患者は少し改善しても、それを改善ととらず、「治らない」を繰り返しつぶやき、そして私たちの努力に感謝しません。感謝しないくらい別にかまわないのですが、例えば、ブロックを行い、少し副作用が出ると、その副作用を全てわれわれのせいだと思い込む傾向があるので、そういう患者はやくざよりも悪質です。つまり、少し良くなっても感謝せず、少し悪くなったら責任をとれ!という態度になる患者は、我々にとって悪の存在になります。

          悲観だけならよいのですが、悪の患者には通院を拒否させていただくしかありません。どうか、そのレベルまで悲観的になられないことを望みます。悲観は限度を越えると我々の敵になります。

          医療秘書のAと申します。すでにあなたさまのご連絡先に当院からの情報をお伝えしています。ご来院されるかどうかのご判断は個人にお任せいたしますが、一度ご確認いただき、注意書きもお読みいただければ幸いです。

  10. 先生、初めまして、私は、ASLに似た症状が1週間ほど前から出てきているような気がします。28歳男性です。初めに、右腕の上腕二頭筋に痛みを感じ右手で物を持つと長く持っていられません。また、右足に力があまり入りません。喉に違和感があり、飲み込むことはできるのですが、つっかえたような感覚に陥っています。神経内科に行き、MRI,腱反射を見てもらったのですが異常なしと言われました。両親からは気のせいや自律神経が乱れているからだと言われました。自分は心配性なのでもしかしたら気のせいかもしれませんが、もしもの場合があるので、先生の見解を聞かせて頂きたいと思っております。よろしくお願いします。

    • 私の見解では、「治療は早いほうがよい」ということと、「遠くにお住まいでも飛行機で通院されている方も普通にいますので、悩むより治療」です。ALSは90%以上の確定で「ALSの可能性あり」と宣言し、100%確定の段階まで進行してはじめて「ALSです」と言われる病気です。ですから、症状があっても「進行が極めて遅い」場合はALSとは診断されません。ですから、神経内科の診断はあまり意味をなしませんので、「とにかく、その症状を治しましょうよ」というのが私の意見です。

       もちろん、今すぐ私にかかる必要はありません。症状が進行してからでも結構です。初期の場合は自然に軽快することもあるからです。だから待つことも一つの選択枝です。ですが、早い段階での治療の方が後遺症が少なくてすみます。悩むよりも行動を起こす勇気を! 「気のせい」という言葉ほど「他人事」な言い方はないと思います。まだ切羽詰まっていないようですが、一応連絡さしあげます。

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