2017年治療成績
はじめに
社会人になってからも朝寝坊を繰り返してしまい、解雇される方々が少なからずおられますが、それは寝る⇔起きる、のスイッチングが不良であるという病気であることを知らない方がほとんどだと思います。寝ているときは副交感神経が優位になり、起きているときは交感神経が優位になりますが、寝る⇔起きる の切り替わる時には 交感⇔副交感の交代現象が起こります。朝寝坊はこの「交感⇔副交感の交代」のスイッチが入りにくいという自律神経失調症の一部であるという認識が必要と思われます。そして自律神経失調症は延髄にある迷走神経核の血流を増加させることで治療が可能であると思われ、以下に述べる上頚神経節ブロックで改善させる方法を紹介します。
交感⇔副交感のリズム
交感神経と副交感神経は互いに拮抗する作用があり、例えば戦闘体勢のときは交感神経が優位になり副交感神経が抑制され、例えば睡眠状態では副交感神経が優位になり交感神経が抑えられます。人は眠りに突くときに健康体の場合、「必ず足が温かくなる」という現象が起こりますが、この現象はまさに「入眠時に交感神経が抑制されて足先の血管が拡張するために起こる」ものです。お母さんは赤ん坊が入眠したかどうかを「赤ちゃんの足の温度」で察知しますが、まさにこれが交感⇔副交感のスイッチングが起こっていることを肌で感じることができる現象です。
不眠症と朝寝坊の関連
全員がではありませんが不眠症と朝なかなか起きられないことの間には優位な相関関係があると思われます。朝、なかなか起きられない人100人に不眠症があるかどうかを質問すれば、おそらく7~8割以上がYesと答えるのではないかと思います(データを蓄積中です)。その逆は少々減ると思います。また、不眠症の方に「夜、寝るときに手足が熱くなる間隔がありますか?」と質問すれば、多くはNoと答えると思います。
寝る⇔起きる の交代現象は眠る際にも起こることであり、不眠症の方は眠る際に交感⇔副交感のスイッチングが起こりにくいと思われます。
実例としては「夜型人間(深夜になってから頭が回転し始める)」「目覚まし時計と30分以上格闘する」「遅刻経験が何度もある」「午前中は調子が出ない」「午前中に血圧を測ると異常に低い」などです。
病的な朝寝坊
社会人になってから、何度も何度も朝遅刻するのは「精神が弱い」わけではなく病気です。おそらく自律神経失調症の一部です。遅刻が原因で会社を解雇された方はほぼ間違いなく「朝寝坊症候群」です。おそらくきちんと治療すれば治ります。
重要なことは本人の意志にかかわりなく「朝起きることができない」ことです。午前中にどんな重要な案件があっても「起きることができない」のです。
この朝寝坊症候群に該当する方は、遅刻することが怖いので、試験日・面接日などの重要な日の前日は徹夜をし、とにかく「睡眠をとらないように徹夜」します。心当たりがある方は朝寝坊症候群です。
朝寝坊に社会的なサポートゼロ
現医学レベルではこの病気は治す方法もなく、病名も理解されていませんから社会的なサポートを受けることが全く不可能です。この病気の方は職場を追われ生活保護を受ける方も多く、生活保護者の中に多く潜伏していると思われます。
一刻も早く社会がこの病気の存在を認識してあげる必要があります。しかし、社会に認識させるには症例を集め、治療実績を示さねばなりませんので今回こちらへの公表とさせていただきました。前途多難ですがご協力ください。
朝寝坊症候群の治療法
現在、有効性が確認されているのは上頚神経節ブロックです。左右両側の頸部交感神経節にキシロカインなどの表面麻酔剤を用いて神経節ブロックを行う方法です。これにより交感神経を一時的にブロックし、延髄の血管を拡張させ血流を増加させ、自律神経核への血行動態を改善させる方法です。
上頚神経節ブロックが不眠症に有効であることはすでに私の実績より明らかですが、不眠症患者にブロック後「寝起きについて」聞き取り調査をしたところ、目覚めもよいことがわかりました。
最近になり「朝が起きることができない」という36歳の男性患者に同ブロックを行ったところ、ブロック翌朝は比較的しっかり朝起きができるという効果を確認しました。
ただし、効果として「持続性があるか?」については重症度と比例すると思われ、重症であればあるほど持続効果が少ないと思われました。しかし、重ねて治療すれば累積効果が見込めると考えますので重症の方の場合は根気よく治療を受けることをお勧めします。
朝起きられない人を社会から救いましょう
朝起きられないという「朝寝坊症候群」は自律神経失調症の一部である可能性を考えます。そしてこれは病気であり、本人の意思が弱いから朝起きられないのではないという認識を持つべきです。こうした傾向は学生の頃からあると思われ、学業にも大きなハンディを背負います。よって学生の方でも、上記に該当すると思われる方はぜひご相談ください。
以前よりホームページを拝見させて頂いている柔道整復師です。
娘の事でご相談させて頂きます。
現在まさしく「朝寝坊症候群」と思われる状態が数年に渡り継続しております。
現在は高校1年生。今年の春に進学を致しました。
しかし、この進学にも中学から継続する「朝寝坊」が大きく関わり志望校を変更せざる負えない状況になりました。
朝は全く起きれません。
中学時代からですので学校にも相談しいじめや先生方、学校そのものに対する不安や不信感が無い事を確認し本人からも学校そのものが嫌でないことは確認しております。
勉強も嫌いではなく成績も学年で上位に入る状態です。(学校に行かず自宅で勉強しているため)
また、心療内科や内科などにも受診しております。
確定診断は出ておりませんがADHDや鬱傾向を考慮し薬物療法にて経過を観察をしておりますが効果は実感出来ておりません。
この部分に関しては少し長くなりますが、過去の経過も書かせて頂きます。
この子には弟がおります。現在中学校1年生ですが、小学校では支援級で6年間過ごし中学も近隣の病弱児対応の支援学校に入学いたしました。
この弟も以前はADHDの診断(確定ではありませんでした)が出ておりますがそれ以前に頭部の手術や鼠径ヘルニア、眼の手術、耳の手術など多くの手術を受け入退院を繰り返しました。
特に頭部の手術(硬膜外血腫)では3ヶ月間入院しその間娘(当時小学校2年生)と離れ離れになり二重生活を送っておりました。
(妻は近隣に3ヶ月間レオパレスを借り病院との往復をしておりました。)
それでも娘は学校にもちゃんと通い週末に弟と母親に会いに行くという生活を何とかこなしておりました。
心療内科の先生が仰られるにはその当時本来必要な母親の愛情が足りず現在になりトラウマの様な状態になっているのではないか、との見解でした。
事実、高校1年生の現在も父親である僕にも妻にもベタベタの状態です。
しかし、これは家庭環境により様々だとは思いますので果たしてその影響だけかと言えば疑問を感じているところです。
肝心の本題ですが朝は起きれません。調子が良いと起きれる日もあるという程度です。
どんなに声を掛けてもゆすっても目覚まし時計をかけても日曜日であろうが起きることが出来ない日が圧倒的に多いです。
私自身体育会系ですのでどうしても根性論を言ってしまい、起きれないのは娘のやる気の問題だと思っておりました。
しかし、これはどう考えてもおかしいと思い何かの病気が影響しているのでは考え様々な病院も受診しましたがいわゆる医学的には「異常なし」です。
そんな中、別件でホームページを拝見していたところ「朝寝坊症候群」の記述を見つけ拝見しました。
正しくこの症状だと思いメールさせて頂いた次第です。
上神経節ブロックで改善が見られるのであれば是非ご相談させて頂きたいです。
脈絡なく長い文章になってしまいましたがお力をお借り頂ければと思います。
まあ、上頚神経節ブロックでどこまで治せるか?は やってみないことにはわかりませんが、「わからない」とはいうものの、根本的に治せる治療法は現医学では本ブロック以外にはないわけですから、治療を受けに来ないと患者がかわいそうです。全国には同様の病気を持つ子供たちが大勢いるというのに、そういう子供たちの親がこの記事を見つけられないとすれば、それは朝起きれないことが病気だということを知らないための悲劇です。その悲劇の中でも、こうしてたまたま記事を見つけることができたのは幸運でしかありません。幸運は訪れていますが、つかめるかつかめないか?は日ごろの行いや信条、生き方によると思います。
信じるべき者を信じられるかどうかは、その人の人間としての力量・器量によるところが大きいです。
医療秘書のAと申します。あなたさまが記入しておりました連絡先にご連絡させていただきましたが、エラーとなって返ってきてしまいました。アドレスが間違っているか、セキュリティの関係ではじかれてしまったか、受信不可の設定になっているかのどれかだと思います。連絡をご希望ならば、ご確認いただいたのち、送信できるアドスレをお伝えいただければと思います。
はじめまして。
視床下部について検索していてこちらに辿り着きました。
30代男性です。
先生、私の視床下部は誤作動だらけです。
上頚神経節ブロックを施して頂けるでしょうか?
私の最大の問題は致命的に重度な脳貧血です。
立っていても座っていても血圧が下がり血液が下がっていきます。
なので3分以上、座ったり歩いたりすることが困難です。
地方在住ですが移動のハードルが高いので脳貧血が致命的な症状です。
これさえなければ今すぐにでも受診したいです。
間欠的に横になり、頭を心臓の高さに持っていきながら生活しています。
ほとんどの時間、当然、何もできません。
ほかにも頻尿、首コリ、光がまぶしい、などなど、自律神経失調症と呼ばれる症状のオンパレードです。
10代の時から病的な朝寝坊がありました。
自律神経が死んでいて変温動物みたいに暑さに弱いので、もう少し涼しくなったら治療のためにそちらでの中長期滞在をし可能な限りブロックを受けて脳に血流を送りたいと考えています。
多くの自律神経失調症は交感神経が過剰になって症状が出るらしいですが私の場合、交感神経が死んでいると思います。
ここ数年、交感神経ひいては視床下部を治す方法を模索し続けてきましたが先生のブロックが最後の砦のような気がしています。
私のような自律神経も施術対象でしょうか?
よろしくお願いします。
まさに真の自律神経失調と呼ぶべき症状であると思います。延髄が不調なのだと思います。涼しくなったらぜひがんばって来院されることをお待ちしております。私は上頚神経節ブロックの開発者であり、自律神経失調症を治療することに関しては特技と言ってよいレベルと思います。しかしながら、あなたの症状はかなり重度ですので、私一人の力では難しいかもしれません。ですが、私は一人ではなく、多くの優れた治療師たちが助力してくれるおかげで、協力し合って治療することができ、そのおかげで奇蹟的な改善を多数経験するようになっています。治せるかどうかは、わかりませんが、治療師たちと協力し合って、最後の砦にふさわしい医療を提供できることは確かです。どうか来院の日まで希望を胸にがんばってください。
先生、お忙しいところ返信いただきありがとうございます。
希望が持てました。
そちらにうかがえる日を思って頑張ります。
私の現在の体力を考えると10日間前後が最大滞在可能期間です。
診療日であれば連日に注射を受けることは可能でしょうか?
ネットで星状神経ブロックを目にしてから3週間程度です。
現状は、まだ2回目ですが星状神経ブロックに、なんとか連れて行ってもらっています。
効果はわかりません。
自宅に近赤外線治療器を買いました。
先生の解説を参考に星状だけでなく上頸っぽいところにも光を当てています。
4か月前からは太陽光線治療器を後頭部に当てて視床下部に血流を送ろうとしていますが望む効果は出ていません。
上頚神経節ブロックの火力の大きさ想像する日々です。
うなじを温めることをぜひ行っていただきたいところです。それから、赤外線よりも白寿社のヘルストロンをうなじにあてることがよいかもしれません。当院には難治性の方が多く来院されますが、ヘルストロンがよかったといううわさを患者様からきくことがあります。ヤフオクで中古が安く手に入るかもしれません。とにかくうなじをあたためてあげてください。連日治療は可能ですが、水曜日・日曜日は休診日にさせていただいております。連日でもよいですし、途中で帰られてもかまいません。
「朝寝坊症候群」は魚釣りで1発で治りました。
16年間、それを“うつ病性障害”と診断され、抗うつ薬の投与を受けてきましたが、全く治りませんでした。
それが魚釣りで1発で治りました。
自然との触れ合いがなくなっているところに現代の難病が有るのでは?と思っています精神科医です。
星状神経節ブロックに前から非常に興味を持っており、このブログに辿り着きました。
「魚釣りは気功法」というホームページを持っています。
先生の記事を拝見し
ぜひ治療に伺いたいと思いました。
私は中学生から寝坊癖が目立ち始め
その後、高校大学社会人になり
人の信用を失いかける程まで
寝坊してしまうようになりました。
気をつけても強力な目覚まし時計を使用しても
全く聞こえなくなることもあり
ひどいと自分じゃどうしようもできなくなり
寝るのが怖くなった結果
不眠症の様な
状態に陥り精神的に参ったこともありました。
もし、寝坊癖が先生の治療で
軽快してくれるのなら
私の人生を大きく変えるのではと考えています。
大変失礼ですがどちらで
治療受けれますでしょうか?
自費診療でしょうか?
脳や延髄に原因のある病態は因縁深いことが多く、治すために重要なことは、精神の構造改革であったりします。この意味はかなり深いので実際に面と向かってじっくり話さなければなりません。お金のことは気になるとは思いますが、私たちは悪徳業者ではありませんので、法外なお金を請求することはありません。ですからあまり「気になさらないことをお勧めします。
ただし、値踏みはされないことです。治療を値踏みすることは自分の人生を値踏みすることになります。全て自分に跳ね返ってしまいます。できるだけ節約できるように工夫をしますとだけ答えておきます。
先生はじめまして。
私の症状は小学校高学年から出始め
中学高校大学に進学するとともに悪化し
社会人として働きはじめ6年経つ今も
寝坊を繰り返してきました。
目覚ましが聞こえない
起床時間関係なく起きたい時刻に起きれない
目覚ましを鳴らしてから30分〜1時間かけないと起きれない
それ位比べ仕事後の夜間は目が冴えてしまう
すぐに寝付けない
そのうちなることが恐怖になり
睡眠をほとんど取らず出勤することもあります
休みの日は1日中寝込んでしまい目覚めると、一日を無駄にしてしまったという自己嫌悪を繰り返しています。
この寝坊さえなければ
どんなに人生変わっていたかと毎日考えていました。
仕事での評価も寝坊さえなければと言って頂けており、本気でどうにかしたいとおもっていた所に先生の記事を発見致しました。
既往歴は特にないと思うのですが
人間ドックで脳MRIを撮影した際に
トルコ鞍部で下垂体が腫大していると言われたことがあります。
生理的な範囲と当時は言っていましたが
寝坊と何か関係はあるのでしょうか??
お忙しい中大変恐縮ですが
ご検討よろしくお願い致します。
下垂体が少し大きいことと朝寝坊を関連付けることは、現在の医学レベルでは無理です。ですから考えることは無駄なのでやめましょう。朝起きれないのはセロトニンーノルアドレナリンのスイッチング不良が原因であり、広い意味で自律神経失調症と言います。原因を追究することに意味は全くありません。追究して全てがわかっても、今の医学では治せないからです。今の医学では治せませんが、日常損傷病学における私の医学では治せる可能性があります。
加えて、医療秘書Aの行うご加持で改善させた実績もあります。
原因を考えると言う無駄なことはせずに、治すことだけを考えてください。つまり、私たちを信頼してくださいという意味です。