上頚神経節ブロックによるふらつき治療報告

2017年治療成績

はじめに

耳鼻科外来・脳外科外来などには「ふらつき」を訴える高齢者が毎日大勢訪れます。しかしながら耳石性めまい、良性頭位性めまいなどと診断されるだけで根本的な治療法がない状態です。私は耳鼻科医に「耳石性めまい、良性頭位性めまい」と診断されたふらつきを主訴とする高齢者に対し、これまで上頚神経節ブロックを行い、毎回、ほぼ100%の確率で完治させることができました(正確ではありませんが数十人、しかしながら、その後に各種ふらつき症状の方々を治療するようになり100%とはいかないことを知ります)。再発は多少あるものの、多くは一回のブロック治療でほぼ治ることから、私は「耳石性めまい、良性頭位性めまい」の診断に懐疑的です。また、ふらつきの中には(小刻み歩行などで)足が思うように動かないためにふらついて転倒しやすくなる病態も含まれていますが、それはおそらくパーキンソン症候群に由来するものと思われます。こうしたふらつきにも上頚神経節ブロックが著効することがわかりました(パーキンソン症候群治療の続報で述べたいと思います)。ここでは主に一度の治療で完治し、自律神経失調由来と推測したふらつきについて述べていきます。


ふらつきは大変危険な状態

ここで述べるふらつきは普通に考えるような「目が回るめまい」ではなく、貧血の際に起こる「意識が薄らぐような浮動感を伴う」ものです。ふらつきが起こると高齢者は転倒するリスクが高くなります。高齢者が転倒すれば腰椎や大腿骨に骨折が起こりやすく、転倒してこれらの場所を骨折すると5年以内に80%が何らかの理由でお亡くなりになると言われており(寿命によるとも言われていますが)、高齢者の転倒は寿命を短縮させると思われます(癌よりも予後が悪い)。よってふらつきという症状を長く継続させることは寿命を短縮させると言う意味で非常に危険な状態であると言えます。そして転倒すると恐ろしいという自覚を本人もしており、そのため外出をしないで家にとじこもるようになります。よってふらつきは一刻も早く治療しなければなりません。が、耳鼻科や脳外科では脳幹の血流をよくする内服薬を処方するのみで根本的な治療法がありません(しかし内服薬ではほとんど治りません)。


上頚交感神経節ブロックの威力

私の場合、私が開発した上頚神経節ブロックを行い、脳幹の血流量を強制的に増加させ、三半規管や内耳神経核、延髄の自律神経核の血流を改善させることができます。このブロックを行うことで、ふらつきで来院された方はブロック後、数十分で劇的にふらつきが改善し、そのまま帰宅されます。そしてほとんどの場合、その1回のブロックでふらつきは完治します(ただし、重症な方は完治には至りません)。症状の強い方は数週間後に再発される場合もありますが、繰り返しブロックを行うことでふらつきは改善します。ただし、上頚神経節ブロックは現在、私にしかできないブロック注射であり(今後、医師たちに伝授していこうと思いますが)、多くの医師はそれの代用である星状神経節ブロックを行います。星状神経節は上頚神経節から離れており、改善効果が少ないと思われますが、このブロックでもふらつきは多少なりとも改善すると思われます。この結果、耳石性めまいは耳石のせいではないことが確定します。なぜならブロックを行うことで瞬間的に耳石が消失することなどあり得ないからです。私のところに来院したふらつきの患者たちは、ほとんどが耳鼻科で耳石性めまいと診断されていましたが、それは正しくない可能性が高いと言えます。


ふらつきを治すのに何科が良いか?

ふらつきは頸部の交感神経節ブロックをすれば大抵症状が改善します。しかし、頸部交感神経節ブロックを行うことができるのは現在のところペインクリニックのみです。整形外科医の一部の医師がこのブロックを行えますが、「ふらつき」という症状を訴えても治療してくれませんので、結局のところペイン科のみでしょう。しかし、ふらつきやめまいに星状神経節ブロックが保険適応と認定されていないという現状があります。つまり、現医学で星状神経節ブロックがふらつきを治せるということが知られていないことを意味します。ペイン科でも一部の医師のみが交感神経節ブロックがめまいやふらつきに効果があることを知っているだけであり、通常行われている治療ではありません。「保険適応になっていない」とはそういうことを意味しています。よって、ペイン科に行くときは「ふらつきと肩こりがあります」というように伝え、症状が「ふらつきのみ」と言わない方がよいでしょう。星状神経節ブロックは肩こりには保険適応がありますが、ふらつきには適応がないからです。


一応、めまいやふらつきの原因として脳腫瘍の可能性もありますので、それを否定するために一度は脳外科や耳鼻科を受診することをお勧めしますが、きちんと治したいのであればペイン科に行き、「星状神経節ブロックをしてほしい」と指名したほうがよいかもしれません。何度も言うように「ふらつき」に交感神経(星状神経)節ブロックが効くことは、一般的には医師たちに知られていないことだからです。


ふらつきの原因

ふらつきが起こり、耳鼻科へ行くと、「耳石性めまい」と診断されてしまうということは、それほど「ふらつきの原因」が現医学ではっきりわかっていないことを意味します。逆に私の行う上頚神経節ブロックなど(別名:頸部交感神経節ブロック(星状神経節もその一つ))で治るということから、脳幹や延髄の血行不良が原因であることが推測されます。中でもふらつきは動作時に起こるという特徴から、血圧調整と密接な関係があると思われ、私は自律神経を含めた延髄の血行不良が原因であると推定しています。自律神経を根本的に治療できる薬はなく、頸部交感神経節ブロックが唯一の治療法であると思われます。


ふらつきはブロックで治る

ふらつき症状を治療せずにひきずることは高齢者にとって大変危険です。ですが、ブロックを行うことでほとんど治ります。よって、勇気を持ってペイン科に行くことをお勧めします。耳鼻科や脳外科へ行き、治らない経口薬を処方され続けているだけでは意味がありません。


急激な視力低下はブロックで治す

交通事故のむち打ち症後に急激な視力低下を訴える方がわずかにおられます。また、交通事故でなくても、急に視力が著しく低下、眼がかすむ、ぼやけるなどの症状が起こる場合があります。こうした症状は眼科でも治すことができず、原因もわからないままとなりますが、私はすでに、こうした症状も上頚神経節ブロックで治しています。症例数が少ないので発表するまでには至っていませんが、実際に治せます。


治せるという事実から逆算し、急激な視力低下の原因は脳幹の血流障害による視神経や動眼神経の調節機能の低下と推測できます。交通事故後に視力低下となる例は少なくはありませんが、どこの医者にも治すことができませんので、もし、視力低下でお悩みの方は、一度私の治療を受けることをお勧めします。


さて、同様に、老眼(近いものに焦点を合わせることができない)も、上頚神経節ブロックである程度ですが改善します。改善させた経験を持ちます。一般的には老眼は水晶体の硬化と毛様体筋の筋力低下によると言われていますが、上頚神経節ブロックで即効で近いものが見えやすくなる事実は、それだけが理由ではないと言う証拠です。水晶体の硬化は上頚神経節ブロックでは治せません。毛様体筋の筋力も上頚神経節ブロックでは即効で治すことはできません。となると、上頚神経節ブロックで治る理由は毛様体筋を支配する神経の異常が改善されるからであると推測されるわけです。毛様体筋は副交感神経支配と言われており毛様体神経節、または迷走神経核の血行障害で視力調節機能が失われてしまうと思われます。


つまり、老眼といえども、脳幹の血行不良が原因のものがあり、そういった類の視力低下は上頚神経節ブロックで治せるということになります。


急に起こった視力低下は調節機能低下症

特に「急に悪化した」視力低下の場合、水晶体の硬化が原因であることはほとんどありえないわけですから、原因は毛様体筋の調整力障害、つまり毛様体筋神経(節)、または迷走神経(核)にあると思われます。むちうち症などでは延髄(迷走神経核がある場所)が急激に下方に引っ張られるということが起こりますから、神経損傷を起こして炎症→血行不良となるために急激な視力障碍が出ると思われます。証拠はありませんが、上頚神経節ブロックで即効で視力が回復することが、最大の証拠になりうるでしょう。


当然ながら、こうした視力障害を眼科で治すことは不可能です。唯一治せるとすればペイン科の星状神経節ブロックのみですが、おそらく私の行う上頚神経節ブロックよりは効果が低いと思われるので、どこまで治せるか?は不明です。


星状神経節ブロックや上頚神経節ブロックなどの交感神経節ブロックで、脳幹の血流量を増加させてあげると、視力も速やかに回復する例が多々あると思われますが、残念ながらこの事実を知る医師はほとんどいませんし、保険適応になっていないことからも、教科書的には知られていない事実であると言えます。よって、むち打ち後の急激な視力低下などを回復させたい、老眼を回復させたいなどの希望がある方は、視力低下のことは内緒にして、「肩こり」を理由としてペイン科で星状神経節ブロックを受けることをお勧めします。レーシックなど「問題のある」治療法に挑む前に、一度はブロックをお受けになることを勧めます。

上頚神経節ブロックによるふらつき治療報告」への31件のフィードバック

  1. おはようございます。
    むち打ち後遺症でめまい、ふらつきに一年ほど悩まされております。
    鍼灸やっても治りません。ブロック注射すれば改善されますか?

    • むちうちにより脳幹の脳神経が多少損傷し、それがいまだに改善されていないことが原因のひとつだと思います。自律神経(XI脳神経)と内耳神経(XIII脳神経)に血行不良が起こっていると推測します。そのため、これらを治療するには決行を改善させるために星状神経節ブロックが適応となるでしょう。近くのペインクリニックに来院し、「肩こりとめまいあり」と申し出て治療を受けるとよいでしょう。交通事故なので、その旨を保険会社に電話すれば問題なく受診できるでしょう。

  2. 京都府に住んでおります40代女性です。
    昨日、ペインクリニックで後頭神経ブロック注射を受けた後に、首や肩甲骨が痛み、後頭部が重く、ふらつきがひどかったので心配になって調べておりましたところこのサイトに辿り着きました。主治医の先生にこれまで説明をお願いしても解説していただけずに不安に思っておりましたことが沢山記載されており、大変有難い気持ちで読ませていただいております。

    今年6月にヨガで身体を反らせて頭頂部を床に付けるポーズをした2日後から、めまい、吐き気、頭の圧迫感、のどの詰まり、耳鳴り、首を絞められたような感じ、不眠が続き、脳神経内科や整形外科を受診しました。
    頸椎のレントゲンとMRI、脳のCTとMRI検査を受けましたが大きな異常はない(ストレートネックは指摘されました)ということで、筋弛緩剤と安定剤、吐き気止めだけ処方されたのですが改善せず、困ってネットで検索しましたら、自分自身の症状がバレーリュー症候群であることがわかりました。ペインクリニックで星状神経節ブロック注射を受けると改善すると書いてありましたので、それからクリニックを受診し、現在10回星状神経節ブロック注射を受けております。

    確かに当初の症状は軽快しておりますが、船の上にいるようなフワフワした感じは未だに残っております。特に、首を後ろに反らせて前に持ってくる時や、同じような姿勢を続けている時、疲れた時などにフワフワ感がひどくなり、首がつっぱって、後頭部に血が通わないような感覚になりますので、ヨガで頸椎付近の神経か細胞を痛めてから、確実にどこかの血行が悪くなっているのだと感じます。昨日受診した際は、耳の後ろから4㎝くらい内側に入った首筋が痛いと話しましたら、神経の興奮を抑えるために左右の首筋にブロック注射を打った方が良いと勧められましたので、首の硬直感が改善すればフワフワも無くなるかもしれないと思って注射を受けたのですが、逆にフワフワ感が悪化しています。

    星状神経節ブロック注射の度に瞼が下がる、半身がだるくなる、声がかすれる、耳が詰まる感じは経験し、何回かに一度はのどの違和感とのどが詰まって食欲がなくなるのが1週間ほど続きます。それでも、若杉文吉先生の「星状神経節ブロック療法」という本によれば、30回は注射を受けると様々な症状が改善すると書いてありましたので、回数を重ねれば完治するかもしれないと思ってこれまできました。
    しかし、主治医の先生は、若杉先生と面識があるそうですが、星状神経節ブロックの効果をそこまで信じてはいないとおっしゃっています。私に対しても、効果を実感できるなら続ければ良いし、実感できなければやめてもらったら良い、と最初からおっしゃっています。
    doctorf先生の「驚愕の星状神経節ブロックの効能・効果」も読み、膨大な数の疾患への適応症がある、という点にはそれだけのエビデンスがないために、現時点では有効性に疑問視されているようですが、少なくとも上記コラムでは「ふらつき」に有効と書いておられるので、以下質問させて下さい。
    ① 現在の私の症状に星状神経節ブロック注射は良いと考えて宜しいでしょうか?引き続き症状が改善するまで続けれは良いでしょうか?
    ② 首や後頭部の硬直感がある時には、一般的に星状神経節ブロックの他に後頭神経ブロックなどを併用する方が良いのでしょうか?
    ③ 可能でしたら先生のクリニックを受診して、上頚神経節ブロック注射をお願いしたいのですが頻繁に通える場所かどうかがわかりません。宜しかったらメールをいただけないでしょうか。

    お忙しい所申し訳ありません。宜しくお願い致します。

    • ①星状神経節ブロックはリスクと効果のバランスを考えれば、今のところもっとも効果がありそうな治療であると思います。
      ②項に硬直がある場合、神経根炎も併発していると思われ、後頭神経ブロックよりも神経根ブロックや硬膜外ブロックのほうが効果は高いでしょう。
      上頚交感神経節ブロックは星状神経節ブロックよりも効果は高いです。

      • 先生、早速にお返事頂戴し、心より感謝申し上げます。
        神経根炎の疑いありとご診断いただきましたが、通院しているクリニックでは、現在の症状を話しても、「(私は)ブロック注射の効きが遅いからです」と言われるだけで、原因追求はしていただけません。
        主治医の先生が必要を感じておられない治療をこちらからお願いするのも不安がありますので、doctorf先生に直接診ていただいて、治療をお願いしたいと思います。

  3. 7年来の「めまい」で苦しんでおり、仕事にも支障が出始めています。県内外の著名な整形、脳神経外科、耳鼻咽喉科・・・ほとんどの医者にかかりましたが異常なしとの診断で治療できません。で、カイロや整体など数えきれないほど受けましたが、瞬間的には利いたかなと思う施術も一日も持ちません。やはり根治療法になっていないようです。先生の記述を読み、是非一度先生に診ていただけたらと思います。回答よろしくお願いします。

    • めまい治療の場合、軽症であればほとんど一度の治療で改善しますが、数か月以内に再燃し、二度目のブロックをする方が多いです。重症のめまいの場合、おそらく根底に血行障害があり三半規管の神経細胞が不調であると思われます。この不調を改善させるには一度の治療では難しく、繰り返しのブロック注射を根気よく行わなければなりません。まあ、それでも重度めまいの人でも、少しずつ軽快していきます。問題はあなたがどの程度の重症度か?というところでしょう。重症度を知る上でも一度はブロックを受けることをお勧めします。メール差し上げます。

  4. 私は現在90歳ですがお陰様でまあまあ健康で大体ウイークデイは毎日フィットネスクラブに通い軽い筋トレや歩行運動程度をやっております。2,3年以前から歩行に支障はないのですが、ふらつき感があり歩行時になにかふわふわといいますか安定感がなく、すっきりしません。座っているときは全然そういった感じはあrません。歩行時だけです。改善のみこみがありますでしょうか?

    • 歩行時だけに起こるふわふわ感の原因は自律神経の「脳への血流を調整する機能」が低下しているからではないかと推測しています。ふらつき感の治療実績としましては、上頚神経節ブロックが優秀な成績を収めていますので、一度はお試しになる価値があると思います。私は来る20年後の高齢者ピークの時代に備えるために、高齢者に特有な病気を研究することに尽力しております。もしも興味がおありでしたら私を訪れてみてください。メールをお待ちください。

  5. 10月21日にコメントしましたコンドウシゲカズです。
    doctorf様のコメントで私を訪れてみてください。とのことですが、ご住所、電話番号など、ご教示頂ければ幸いです。

    • Yahooメールは迷惑アドレスにふりわけられることが多々ありますのでご確認下さい。送信しましたが、本日再送します。

  6. はじめまして。
    私の友人が、以前よりひどいめまい
    ふらつきが続き苦しんでおります。
    めまいの原因が何か…
    これまで人間ドッグを事細かに受けて
    きましたが、異常なしです。
    本人が自律神経からのめまいふらつきだと
    いろいろ調べた結果、先生にたどりついた次第です。
    その為、先生に会いたい!先生の治療を受けたいと懇願しております。
    友人はパソコンができない為、すみませんが
    私のGmailに
    先生の診療所の詳細を送って頂けないでしょうか?
    お忙しいとは思いますが、どうかよろしくお願い致します。

    追伸、先ほどメールを送信させて頂きましたが
    記載されていなかった為 未送信なのではと
    心配になり再度送らせて頂いております。
    重複していましたらすみません。

    • ふらつきの原因は多数ありますが、頸部より上(頭のほう)に原因があることだけは確かな事です。よって頭・頸部の血行を改善させることのできる上頚神経節ブロックでなんとかなると思います。通院できる距離ならよいのですが・・・

      • 先生、ありがとうございます。
        友人から直接診療所に連絡を
        入れさせて頂きたいと思います。

        遠距離でも行きます。
        どうぞよろしくお願い致します。

  7. 申し訳ありませんが、携帯アドレスに受付から3度ご連絡したのですが、すべてはじかれてしまいました。パソコンのメールアドレスがありましたらお伝えください。

  8. 私は4~5年前から軽いめまい、ふらつき(急に方向転換して歩きだす時に)がおきます。それがここ1~2年特にひどく,外出も控えるようになりました。
    現在の症状は家で座り,立ち上がり歩きだすと、ふわふわしてボートの上で立つ
    ているよです.又まつすぐ歩けずジグザグです。先生のコメントを見ますと
    上顎交換神経節ブロック注射が良いとのこと,私の症状など治療して良くなるでしょうか。又治療の手続きなど、メールにてご返事頂ければ幸甚です。

      

     

    • ふらふらの原因はいろいろあると思いますが、急な重力の変化で起こるのでしたら、血圧の恒常性の劣化により、脳の血流が減少して起こるめまいではないかと推測します。通常、人間の体は血圧の変動を察知し、脳に血流が絶えず一定になるように自動で血圧調整するのですが、あなたの場合、急な変動に対応できないようになっていると推測します。つまり、自律神経失調症ではないかと私は考えます。もちろん、上頚神経節ブロックが有効ですので、来院できるようなら、私に治療させてください。

  9. 初めまして。
    患者の為に骨身を削って研究してくださってありがとうございます。
    先生の説明を読んで自分の体に思い当たるところがあり治療していただきたくてメールしました。
    私は鹿児島市に住む40歳の主婦です。子供の頃から、肩凝りで疲れやすく病院に行きましたが異常なしと言われるばかりで原因は不明でした。
    20代後半に2回交通事故に遭いましたがレントゲンでは異常なしでした。その頃から自律神経失調症のような症状が出始め30歳の時にパニック障害になりました。3年間くらい精神安定剤を服用していましたが徐々に断薬し今はどうしても辛い時に頓服薬として月に3日間位服用しています。
    今の症状は、顔の右側が少し痺れたような感じがあり、めまいとふらつき、首や背中の凝りがあり毎日が辛いです。
    素人考えですが先生の言われる脊椎脊髄不適合症候群に当てはまっているように感じます。やはりうなじを温めると調子がいいです。
    ご相談なんですが鹿児島からですので1週間くらいホテルに泊まりますので集中的に治療していただけませんでしょうか?
    それとも、何カ月かに1回伺うほうがいいでしょうか?
    私はヨードアレルギーですが大丈夫でしょうか?
    交通費を払っても先生の治療受けさせていただきたいです。お時間のある時にお返事いただけたら嬉しいです。お忙しいところ読んでいただきありがとうございました。よろしくお願いします。

    • 滞在して治療すれば、症状改善には極めて効果が高いと思います。ぜひおすすめしたいところですが、連日の治療は保険が許していませんので、自費診療となります。1回の治療が1万~1.5万円くらいかかりますので5日間行ったとして、5~7.5万円くらいかかると思います。

      私は消毒にヨードを使いませんのでアレルギーは大丈夫です。ブロックは、上頚神経節ブロック+傍神経根ブロックを考えています。これでも痛みがとれにくいようなら頚部硬膜外ブロックがあります。連日行っても大丈夫なくらい、丁寧でデリケートな治療手技ですのでご安心ください。

      来院の是非の御参考になればさいわいです。ご検討ください。

  10. メールでの拙いご説明でうまくお伝えできるかわからないのですが、ぜひとも先生の治療を受けてみたいと思いコメントを入れさせて頂きます。

    9年前よりグラッとしためまいに始まり、ふらつきや首痛、左肩甲骨の痛み、調子が悪いときには右目の視力だけ落ちる等の症状があり、耳鼻科、脳神経外科、心療内科、整形外科、整骨院等々伺いましたが、特に血液検査、MRI、MRAなどに異常はなく、15年前に仙骨を骨折しているのですが、骨盤のズレからくるストレートネックや猫背が原因では?と言われ整骨院に通っていますが、なかなか改善できずにおります。

    また今年9月から、けだるさ、不眠などが出てきたため、首のMRI、MRAを撮りましたが、診断では軽度な頸椎症が3か所、軽度のストレートネックが見つかり、近場のペインクリニックで頚部硬膜外ブロックを3回ほどしましたが、首の痛みと肩甲骨の痛みは取れたものの、いまいち首の座りがしっくりこないと申しますか、表現がうまくないかもしれませんが、神経が逆立っている感じでうまく寝れないときや、夕方になると首の重みが出て一日持たず、ふらつきが出るときが状況です。

    色々調べていたところ、当ページを拝見し、上頚神経節ブロックはどうなんだろう?と思っている次第ですので、ぜひとも伺う機会を頂ければと思っております。

    病院の場所など教えて頂ければ幸いです。

    • 頚部硬膜外ブロックを3回受けたということですが、それはブロックでは最高レベルのものであり、上頚神経節ブロックの方が効果が低いかもしれません。もちろん、ブロックの質が異なるものではあります。上頚神経節ブロックは安全性が高いですので、頚部硬膜外ブロックよりは気軽に受けられる点がメリットです。よって何度でも繰り返す事ができます。まあ、ためしに一度は受けてみる価値があると思います。

  11. はじめまして。
    私の友人が、重度の突発性難聴と診断され、ステロイドの点滴をしていますが、全く左耳が聞こえないらしく眩暈も伴うようです。
    どうしても少しでも良くなってほしいし、本人も懇願しております。
    遠方でも必ず行きますし、先生の治療院をぜひ教えてください。

    • 上頚神経節ブロックの効果の高さを信じて下さい。発症からブロック治療開始までの時間が早いほど確実によくなります。なるべく早くコンタクトをとってください。ご連絡差し上げますので。

      • ありがとうございます。
        友人は今年70歳ですが、とても健康に気をつかっていて、若々しく元気で人としても尊敬に値する人物です。私の恩人でもあります。
        他は何一つ病気のない方なので、ぜひぜひ少しでも早くよくなってもらいたいです。
        返信ありがとうございました。

        • 医療秘書のAと申します。あなたさまのご連絡先に、当院からの情報を送らせていただきました。連日キャンセル待ちを含めましたご予約されている方々の中でのご紹介とご予約をするにあたり、あなたさまではなくご本人さまの当院へのご理解とご協力がなによりも必要です。ご確認の上、ご連絡ください。よろしくお願いいたします。

  12. 36歳の主婦です
    1年7ヶ月前に後期流産をし、その2ヶ月後に意識の遠くなる目眩、動機、過呼吸を発し救急にかかって以来、不定愁訴が続いております
    なかでも、めまい・ふらつきが酷く、24時間毎日ふわふわとした目眩、歩いていても座っていても頭がグラグラふらふらする目眩、常に荒波の船に乗っている様なふらつきがあります
    目眩感からか目の前がユラユラする感じもあり、建物の中で目眩感が憎悪されます
    目のかすみも酷く、
    その他にも不眠、焦燥感もあります
    様々な科を受診したのですが異常なく
    最終的に心療内科で自律神経失調と診断されていますが服薬でも改善しません
    私の様な目眩感、ふらつきにも星状神経節ブロックは効果がありますでしょうか
    大阪在住で遠方の為、通院したいのですが
    治療回数は何回ぐらいみておくのがいいでしょうか
    5.6回ぐらいであれば週1で通ったり、1週間滞在したりとも思います
    また、関西で先生と同様な治療をして下さる信頼あるクリニックはございますでしょうか
    色々と質問させて頂き申し訳ございませんがよろしくお願いいたします

    • 医療秘書のAと申します。ご希望の情報をさっそくあなたさまのご連絡先にお伝えさせていただきました。関西で唯一院長の上頚神経節ブロックを伝授でき当院からすでに何人もご紹介してご回復実績をも誇るペインクリニックをご紹介しています。ご確認いただければ幸いです。

    • 奈良県の医師を紹介します。上記の不定愁訴を治す技量を持つ医師です。ただし、普通の医師は自分の信念に反することは技量が高くてもしません。たとえば、上頚神経節ブロックがめまいや自律神経失調症を治せると信じていない場合、やはりブロックはリスクがあるので「やりません」と断られてしまいます。それでも、遠くから来院する患者を尊重し、そして私からの依頼を尊重してくれる医師は、トライしてくれるものです。奈良県の医師はそういう医師ですので、きちんと治療してくれると思います。

      何がいいたいか?と申しますと、ブロックができる技術があることと、診断して治療することとは別次元に存在し、技術があるからと言って「治療できる」ことにはならないという意味です。ですから、私以外の医師では「技術を持っていても治療できない」場合もあることを認識くださいということを言いたいのです。

  13. ご連絡を頂きましてありがとうございました
    早速明日にご紹介頂きました奈良のお医者様へ伺う予定です
    ブロックがめまいに効果があると信じ、治療を受けたく思います

  14. 二年前から原因不明のふらつきで日常生活がまともに出来ません、症状としてはゆらゆらぐらぐら強弱はありますが常にふらつきがありますそれ以外に現在では首筋、背中などの痛みもあります、大学病院数件で検査、入院も数ヶ月致しましたが原因がわからない為治療と言え事はペインでトリガーポイント数十回、星状芯神経節ブロックを左右5回程受けましたが効果はありませんでした是非一度診察治療を受けたいのですが宜しければご連絡先をお知らせ下さいますようお願い致します。

    • ふらつきの原因は主として3つあり、血圧調整が不良のために脳血流の低下が生じてふらつくもの(自律神経失調症)、三半規管が関与してバランスがとれないもの(内耳・前庭疾患) そして姿勢筋の調整が不良のもの(大脳基底核・小脳性) です。この3つの全ての原因は「脳・脳幹にある」という共通項目ですので、治療法は上頚神経節ブロックで可能です。基本的には私以外にはなかなか治すことのできない病態ですので大学病院にかかっても無駄です。ぜひ来院ください。

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