認知症の画期的治療

認知症の画期的治療 ~上頚神経節ブロック~

現在世界を探しても認知症に決定的に有効である治療法はありません。しかしながら、脳細胞への栄養血管の血流量を増加させ、症状を改善させることができるであろう唯一の方法を紹介します。それは交感神経節ブロックです。脳を栄養する大部分の血管平滑筋は上頚神経節からの交感神経に制御されており、この上頚神経節をブロックすることにより血管平滑筋を弛緩させ、脳への血流量を増加させ、脳細胞を再生、活性化を促進さる方法です(近年、脳細胞が再生の可能性があることが言われています)。

上頚神経節ブロックの由来

本ブロックは私が6年前に考案し、主に自律神経失調症、難聴、めまい、耳鳴り、三叉神経痛、顔面神経麻痺、慢性の頭痛などの治療として開始しています。すでに治らないとされているこれらの疾患に治療成果を出しており、有効性が示されてきました(治療成果についてはブログをご覧ください)。治す方法がないとされている脳神経核由来の疾患(例えば感音性難聴)にも効果があることから、脳神経細胞を復活させる効力があると思われます。
ブログにも掲載しましたが、本ブロックは脳梗塞後遺症の症例にも効果があり、ブロック開始後から麻痺した手足が動くようになっています。それはこれまでの自然経過ではありえないほどの改善スピードであるため、自然に改善してきたものではなく、ブロックの影響と思われます。よってブロックが脳の再生に効果があると思われます。現在、認知症患者に本ブロックを現在進行形で行っており、以下にその症例を報告します。

認知症治療症例

認知症をブロックで治すという世界初の試みを現在進行形で行っています。症例は82歳女性、3か月前からお買い物の際に財布を出したり支払うなどの一連の動作が出来ない、隣人の顔をすべて忘れてしまう、会話のやりとりがスムーズにできないなどの症状が現れ、当院の脳外科にかかる。私の外来には「膝が痛い」という主訴で脳外科医より紹介される。家族に上頚神経節ブロックの説明をし、週に1回の治療を受けることを家族が承諾。3か月前より週に1回ブロックをはじめ現在に至る。

問題点

認知症患者は自分が何の治療をし、何のために通院するのか?を覚えていられません。よって家族が患者を毎週来院させるしか治療する方法はありません。認知症を治すには本人ではなく家族の努力が必要になります。また、これまで世界の誰も認知症を治療できた医師がいないため、私が「認知症を治せる」と説明したところで、普通はそれを信じることなどできないでしょう。治療には本人ではなく家族の労力がかかるわけですから、家族全員が私の治療方針に賛成しなければ治療が成立しません。よって治療開始までのハードルは想像以上に高いと言えます。私は毎回治療の度に「これは最低でも1年はかかる根気のいる治療ですからね」と説明しながら励ましています。そして、少しでも改善傾向がなければ家族が不信感に満たされ、途中でやめてしまいかねません。本症例では今のところ3か月間治療が継続されていますが、それは逆に言うと「効果が現れている」ことの証拠になります。全く効果がなく、そして認知症が進むのであれば、家族はすぐに私に不信を抱き、治療を途中でやめるでしょう。そうではなく、治療が3か月も続いているということは、それなりに効果が上がっていることを意味します。

治療3か月の現在の改善点

近所の人達の家と名前を娘に説明できるようになりました。病院でのお会計の時に自分で財布を出し、お金を出し、金銭のやり取りができるようになりました。これらが家族から報告を受けた改善点です。

その後の治療経過

治療4か月目、短期記憶が悪化していると家族から報告あり、治療効果があまり感じられないとのことで中止としました。一時的によくなりましたが悪化の波を止めることが出来ず、治療は不成功に終わりました。

81歳男性の例

左膝痛の治療のついでに娘さんから「認知症の治療をしてほしい」と依頼があり、上頚神経節ブロックを3回行いました。患者は短期記憶が悪く、食事をしたことを忘れます。この患者の妹が患者に電話をし、通話をしたところ、「家族が出かけている」などと会話が成立するようになったと報告を受けました。また「1時間後にそちらに行きますね」と言って電話を切り、1時間30分後に彼の自宅を訪問したところ、「1時間半も経ってるじゃないか!遅いじゃないか!」と言われたことに驚いたそうです。なぜなら、1時間半前に会話したことを覚えていたからです。短期記憶が改善し、会話が成立していることから、上頚神経節ブロックが認知症に効果があると実感しているとのことです。この患者の妹も「最近本を読んでいると、さっき読んだところのあらすじがわからなくなる」と認知症の初期症状を訴えています。妹さんにも上頚神経節ブロックを行うことになりました。結果は後日報告します。

認知症治療プロジェクトの意義

認知症を治療できるようになることは世界が地球レベルで望んでいることであり、人類の光です。認知症が治療できることが判明すれば人類史に讃える偉業となります。よって、私の行っている治療がどれほど重大な意味があるのか?考えてみてください。本来ならば国家レベルで研究を進めなければなりません。このことに気づいてくださる国会議員や官僚の方々、財界の方、医学部の教授先生方がおられることを期待しております。  

上頚神経節ブロックの安全性について

本ブロックは6年前よりのべ1200~1500例ほど行っておりますが重大な合併症はございません。安全性について気がかりな方は「上頚神経節ブロック手技~安全に行うために~」を参考ください。現在、1日平均5例、年間1500例ペースですが、合併症はございません。

上頚神経節ブロックの奇蹟

既に、上頚神経節ブロックではさまざまな奇蹟を起こしています。数十年間鳴りやまなかった耳鳴りが治った。手術しか方法がないと言われる三叉神経痛が治った、眼精疲労が治った、めまいが治った、交通事故後の頑固な不眠が治った、血圧不安定による欠神発作が起こらなくなった、食欲不振やうつ病が治った、更年期症状が治った…など、現医学では治せないとする不定愁訴が治ります。その理由は脳、または脳幹・延髄への血管が拡張して血流量が増加→機能不全に陥った神経細胞が復活、というシステムを推測しています。
本ブロックは、意欲低下(食欲・性欲)を根本的に改善させる効果がありますが、それは大脳辺縁系への血行不良が改善されるからであると推測しています。このような効果が見込める本ブロックでは、脳血管疾患の一つである認知症を改善できる可能性が見込めます。もちろん、一度の治療で改善するというわけではなく、繰り返しの治療が必要と思われますが、認知症初期の方であれば通院意欲が残っていると思われます。

認知症の画期的治療」への2件のフィードバック

  1. 初めてのメールですが、義父の脳梗塞に関して問題を抱えており
    どうにもならない状況で泣き言のような内容になります。

    本人は2013年3月3日に脳幹にまで達する脳梗塞で危ない状態になり
    一時は全ての臓器の機能低下に至り抗生物質でしのぐ毎日でしたが
    運よく病院では何とか食事を取れるまで回復し多少は言葉も出始めました。

    しかし予算の都合で重要な回復期を特養で過ごすことになりそこではリハビリがないため今では病状は悪化している状況です。
    こちらの話は全て分かっているのですが言葉が全く出ませんしうなずいたりする程度です。
    それもしばらくすると何を話しかけても何の反応もないようになったりします。

    予算があれば長嶋監督のように元気に回復する可能性もあるのでしょうが
    仕方ないです。

    私もいろんな努力はしましたが特養ではあまり変な手出しは出来ないので
    おやつを持っていって食べさせたりする程度で過ごしています。

    世の中このような方が多いんでしょうね。

    私は先々子供に迷惑をかけないよう健康管理を続けていこうと思っています。
    以上独り言としてメールを書きましたがこれで失礼します。

    • 心中お察しします。同じような境遇にある家族が恐らく日本だけでなく世界中にごまんとおられるでしょう。私もそしてあなた様も同様にいつ脳梗塞で倒れるかわかりません。そして国が医療費に割ける予算も限りがあり、特養にも入れない家族もたくさんあります。介護を強いられる家族は生き地獄となり、介護のために自分の人生を捧げることになります。特養はいわゆる現代における「おばすて山」であり、ここでは「何があってもお金がかかる医療行為は行わない」ことが入所条件となっています。だから自力で回復していく以外に手はありません。長嶋監督は極めてまれな例であり、手本や見本にはなりません。現状はもっと悲惨なものです。そして若者が高齢者に苦しめられる姿は、見るに耐えません。我が国は高齢者を特に敬う国ですが、逆に、高齢者に医療費として国家予算を食いつぶされています。私もこのような状況を「私一人でも打開してやる!」と意気込んで医療を行っています。見ていられないからです。「どうにもならない」ではなく、「何かできることがある」と考え、奮闘努力しています。このサイトはそうした私の意気込みが、他の医師たちに伝わり、そして何かの動きへのきっかけになると信じて立ち上げています。私も独り言ですが、あなた様も次の世代の人々のために、伝えられることがあるはずです。がんばってください。

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