ALSの早期治療法の確立

はじめに

ALS(筋委縮性側索硬化症)は発症から3~4年、診断から2年以内に90%以上が死に至る極めて悪質な疾患です。そして有効な治療法がありません。しかし私はALS予備群を早期発見、早期治療することで死を回避できるのではないかと考えています。ところが、ALSの初期は頸椎症性脊髄症とほとんど区別できず、事実上、早期発見は不可能です。死に至ることを回避できないほどの末期になってからでなければ診断つかないという状態にあります。私は現在、ALSの予備群の可能性のある患者を5名抱え、交感神経節ブロックなどを駆使して治療に当たっていますが、これが成功すればALSの治療に応用が利くと考えています。ここでは私が行っている脊髄や脳幹への治療法を紹介し、今後ALSをはじめ不治の脊髄病に早期からどのように対処すればよいかの方法について述べます。

症例:40歳女性

16年前に友人との旅行中に「長時間歩くと両下肢に力が入りにくくなること」を自覚するが放置。2008年右大腿部のしびれと脱力感で私の外来へ来院。当初は腰椎椎間板ヘルニアと診断する。その後、右手のしびれと脱力感出現。神経根ブロックや硬膜外ブロックで対処し、症状は軽快する。しかし、数年前から自律神経症状、疼痛、しびれ、脱力、脳神経症状などが次から次へと出現するようになる。徹底的なブロック療法で症状は増悪と寛解を繰り返す。現在ある症状を以下にまとめる。

症状一覧

  1. 脳神経由来と思われるもの:嗅覚障害・眼精疲労・目がかすむ・複視・眼瞼下垂・瞼の線維束攣縮・顔面神経麻痺・三叉神経痛・めまい・ふらつき・耳鳴り・難聴・味覚異常・構音障害・舌の運動障害・嚥下困難感・呼吸困難感・咽喉や気管支、鼻腔の閉塞感・発汗異常・動悸・ホットフラッシュ・悪寒
  2. 錐体路症状と思われるもの:両上下肢の脱力感(動作時に発症)、線維束攣縮
  3. 神経根由来と思われるもの:咽喉、鎖骨、わき腹の疼痛、両上下下肢の痛み・しびれ
  4. その他、神経因性膀胱
他覚所見に乏しく、腱反射に明らかな異常なし(若干亢進気味)、MRIで脳・頚髄・胸髄・腰髄に明らかな狭窄所見もヘルニアもなし

ALS初期と診断する根拠

本症例でALS様症状と言えるものは、咽頭の閉塞感、構音障害、舌の運動麻痺、嚥下困難、呼吸困難感、両上下肢にしばしば起こる線維束攣縮、またしばしば起こる両上下肢の不定期な脱力である。しかし、異常腱反射を認めていない。筋電図、筋生検、髄液検査も初期には異常を認めないと思われるので敢えて神経内科には打診していない(異常が出て診断がつけば、彼女が5年以内に死亡することがほぼ確定する)。
次に本症例の病態生理を図解する(クリックして拡大してご覧ください) 脊髄炎 この図は最下段にある症状を呈する患者が、進行して確定診断の「実がなる」までの仕組みを図解したもので、神経内科の診療システム自体を多少皮肉っている。空色の四角で囲ってあるように、病初期にはどんな検査にも異常は出ない。よってこのような症状の羅列だけでは医者は積極な治療へと動き出すことはできない。「異常がないので様子をみましょう」「心因性によるものです」と言われるのみである。本症例では12ある脳神経のうち9つの神経症状を発症しており、この時点で普通の医者には全く手に負えない。よって心因性と断定されて精神科に送られるのが世界の常識である。手足の脱力はヒステリーと断定される。そして硬膜外ブロックなどの神経ブロックもなかなか効果を発揮しない。その理由は後述する。
基本的には脳幹・延髄・脊髄に発症源があると推定しているが、その原因は多岐に渡る。つまりなぜ脳幹・延髄・脊髄の神経細胞に不具合が生じるのかの話しである。私はその原因の一つである脊髄・脊椎不適合というものを研究している。脊髄の伸展限度を超えて脊柱管が姿勢によりその全長が伸びてしまうという物理的な原因である(私のこの概念はまだ医療界に普及していない)。それ以外にウイルス・自己免疫・代謝異常・血行障害・生まれつきの脆弱性などが複雑に絡み合って神経細胞の損傷を起こす。よって原因の追究は現在の医学水準では不可能である(あまりにも複雑すぎるため)。
最下段に挙げたような症状が発症すれば、もはや社会人として働くことは不可能であり、退職・休職を避けることができない。そして退職・休職した者は幸いにもこれらの症状が自然軽快していくことがほとんどである。しかしながら、退職せずに働く「頑張り屋さん」は崖から転げ落ちるように症状を進行させてしまい、後戻りができない状態に達する。神経内科で受ける検査(筋電図や髄液検査、MRIなど)で陽性が出る状態になれば、崖から転げ落ちた証拠になる。こうなって初めて診断されることになるが、それでは手遅れである。りんごの形をした病名が「確定診断」である。病気が実ってしまったという意味でりんごの形にしている。★マークのある診断名は、現時点の医学で病態生理や診断概念のないものであるが、実在する。
抗体価を調べて、あるいは生検で病理組織を調べて、MRIで異常を指摘して確定診断をつけるがそうやって病名を分けることに臨床上の意味をあまり感じない。「どの病気もほとんどまともに治せない」からである。また、病気が完成するには「そこに基礎疾患がある」ことを考慮する。パープルの○で囲んでいるものが基礎疾患である。基礎疾患が異なれば、ラボデータに差異が生まれ、多種多様な病名がつく。しかしながら、そうしてつけられた病名にそれほど重要な意味はないと思われる。なぜなら、真に一つだけの原因で病気が発症しているわけではなく、多くの原因が絡み合っているからである。そのうちの代表格の病因を一つ挙げて診断をつけることに何の意味があるというのだろう。
傷ついた神経細胞の場所に線維化が起これば多発性硬化症、肉芽ができればサルコイドーシスなどと名前がつくが、それは細胞が損傷した後の細胞適応の姿を見ているにすぎない。それ自体が病気の本態ではないことに気づくべきである。また、NMO-IgGが増えれば視神経脊髄炎と診断し、まるでNMO-IgGを悪者扱いするが、これは単に壊れた星状細胞を回収するために増えているだけで、悪者でも特殊な病態でもないという考え方が必要だと私は思う。つまり、病気の原因を診断しているわけではなく、結果を見ているだけであり、それらで病名がつけられることに疑問を感じる。
病気の本態は一つや2つではなく、多数が絡み合っていることに目を向けなければ、これらの難治性の病気の治療学へと駒を進めることができない。最後に、神経細胞を損傷させるきっかけとして、脊椎の形態学的な変化が加わる。黄色で囲っている「形態変化」が病気を後押しし、病気が完成していく。
病気というものはその原因により診断名をつけるが、たった一つの脊髄炎でさえ、これほどの多岐に渡る原因がある。その中で、原因を一つに搾り、診断名をつけることに愚かさを感じてしまう。脳・脳幹・脊髄の疾患名にはその診断名をつけた教授の名前がつけられることが多いが、そうして命名されたことにより、医者たちの病態の本質を見抜く能力が低下してしまったと感じざるを得ない。
  これらの病気は、診断がつく前に防がなければ意味がない病気であり、診断がつけば手遅れである。にもかかわらず、診断がつかないから治療が出来ないという現在の医学に無力さを感じる。また、万一、私のように勘の鋭い医師が「もしかすると筋委縮性側索硬化症の初期ではなかろうか」と感じて、本患者を治療し、そして軽快したとしても、「それは筋委縮性側索硬化症ではない」と言われて否定されることは間違いない。よって治療実績にはならず、論文も発表できない。例え発表しても誰も信じない。だから私のようにHP上で発表することは「恐らく無駄な行為」であろう。だがこれらの疾患が不治の病であるので、多少でも治療の望みがあるのなら、たとえ誰も信じなくても発表すべきと考え、現在に至る。
上に挙げた図は脳幹・脊髄の疾患が一つや二つの原因で発症しているわけではないということを理解していただくために描いたものである。だから普通の医者には理解が難しい。

筋委縮性側索硬化症の治療法

ここでは敢えてALSの治療法という書き方をする。診断がついていないのにこの病名を用いる理由は、不治の病として広く知れ渡っているこの疾患が、「不治ではない」ことに可能性を見出してほしいからである。治療方法として重要なことは脳幹―脊髄内の血流を促進させて自然治癒力を向上させること。ただし、標的は脳幹・延髄・脊髄レベルであるからここの血流を促進させることは極めて難しい。かつ、ブロックなどを用いて一時的に血流量を改善させたとしても、その効果は長くても半日以下であり、症状を改善させるには1週間に2~3回以上治療を行わなければならない。しかも、原因が多数絡み、治療の敵は日常動作であるので、治療には不屈の根気が必要になる。日常動作を制限することは患者の社会的地位を失墜させることになるので難しい。

試行錯誤

本患者のように、外来で毎回毎回、上記のような無数の症状を訴えられた場合、医者はパニックになり、多くは途方に暮れる。なぜなら、顔面神経麻痺・三叉神経痛それぞれたった一つの症状でさえ現医学水準ではなかなか治せないものだからである。そうした難治性のモンスター級の症状を、これだけ一度に訴えられれば「精神科へ行ってください」といいたくなるのも無理はない。キャパシティオーバーである。
私の場合、本症例には上頚交感神経節ブロック、中頚交感神経節ブロック、星状神経節ブロック、頸・胸・腰硬膜外ブロック、神経根ブロック、胸部交感神経節ブロックを駆使した。患者が訴えた症状の数だけ徹底的にブロックを行い、脳幹‐脊髄の血行促進に全力を尽くした。全力を具体的に言うと、一度に多数箇所のブロックを週数回ペースで3年間以上継続させたことを言う。そして症状は軽快してきているがいまだに全快ではなく悪戦苦闘している。

筋委縮性側索硬化症へのブロックの効果

9つある脳神経症状には頸部への交感神経節ブロックが著効する。ブロック後数十分で症状のほとんどが軽快する。しかし持続効果は本症例の場合は短く、1日から数日である。そのためブロックを週に3回行うこともあった。本症例は、これだけの重篤な症状がありながらも社会人として通勤しており、私のブロックはそれをサポートする形になっていた。通勤、仕事にもっとも支障のあるのは「動作時に突然上下肢に脱力」が出現すること、めまいとふらつきで立っていられなくなること、三叉神経痛の痛みで耐えられなくなることであった。しかし、これらの症状をブロック注射でなんとか改善させつつ、日常の仕事で悪化させるということを繰り返した(詳細は本症例の闘病日誌を参照のこと)。そして悪化はしていない。脱力、めまいもブロック後数日は起こりにくく、少しずつではあるが改善傾向にある。ただし、これだけの治療を他の医師たちにできるかどうかという疑問は残る。リスクの高い責任の重いブロックを外来で湯水のごとく行い、それをこれだけ頻回に長期間行うには医者に技術と信念と精神力が必要になるからである。

脊髄炎由来の脱力の原因に新知見

本症例に胸部交感神経ブロックを開始したのは2014年夏からである。上に羅列した症状に「胸部交感神経節ブロック」が効果的とはだれも考えない。しかし、難治性の腰痛治療に「胸髄へのブロック」が奏効した例を今年に入ってから10症例以上経験したため、本症例にも胸髄の血行改善のためにT9/10レベルの胸部交感神経節ブロックを行った。このレベルでは前脊髄動脈が胸部大動脈から分岐する。その血管を拡張させる目的である。すると非常に不思議なことにめまいやふらつき、三叉神経痛などの脳神経症状に著効した。さらに、上下肢の脱力感の回数が激減するなどの効果も実感。胸髄に位置する神経細胞が、脳幹や視床に信号を送り、その影響で症状が出現している可能性が示唆された。上肢のしびれや脱力が改善する理由は不明である。が、下肢の脱力に効果があるのは、錐体路の血行不良を改善できるからだと確信する。いずれにしても、胸髄が脳神経症状、上下肢の脱力に関与している可能性を発見できたのはおそらく世界で初めてだろう。

筋委縮性側索硬化症初期のMRI画像

ALSは初期にはMRIで異常が出ない。しかし、ALSの初期と思われる患者のMRIを注意深く観察すると、側索に異常があることを発見できると私は考える。MRIは読もうとする者の信念によって見えるものが見えたり見えなかったりする。どんな病気も初期は教科書に掲載されているような典型的な像を示すことは絶対にない。よって想像力を膨らまさない限り見えることはない。以下の画像もそうである。(クリックして拡大ください) ALS06   この頸髄MRIは本症例とは別の55歳の女性である。症状は本症例とほとんど同じで、脳神経症状や自律神経失調症症状など多彩である。吐き気・めまい・頭痛・肩こり・三叉神経痛、脱力を特に悩んでいる。一過性脳虚血症状(盲点の拡大、閃輝暗点など)もたまに出現する。脱力感は主に左上下肢に出やすい。筋委縮性側索硬化症の予備群である可能性を考慮して治療に当たっている。左の図からは一見異常がないように見える。恐らく放射線科医に相談しても、C6/7のヘルニアとしか返ってこない。しかし、これを画像処理し、コントラストを強めると右図のようにC6/7を中心に灰白質から後索にかけての位置にT2 highのエリアがあることがわかる。そしてT2 highは3椎体に渡り線状に広がる。さらにC3/4付近に三角錐状のT2 highがある。これらを単なる頸椎症性脊髄症とするかが臨床医に問われる。しかし、問われたとしても治療法に特殊なものがあるわけではない。
ALS07   この図は同症例のC6/7の横断面である(クリックして拡大下さい)。拡大図を見ると左の側索にT2 highのspot(黄色矢印)が二つあることがわかる。また、後索にも横長のT2 highのラインがあり(空色矢印)、右の側索にも逆C字型のT2 highがある。敢えてこれをどう診断しようと病名は患者の治療にほとんど影響しない。ただ、頸椎症性脊髄症という診断のもとに、椎弓切除術、後方固定などをしないことを祈る。横断面では、ほとんど脊髄が圧迫をうけていないことがわかるからである。この部分の狭窄所見は、症状の原因の一つになっていることは確かであるが、全てではない。つまり、あまり症状に関与していない可能性もある。しかし、現実には手術を勧められて失敗に終わることが多い。脊髄炎の患者は頸椎を手術された挙句に改善しない例が非常に多い。また、このように側索にT2 highがあるからといって側索硬化症と早合点はしない。なぜならば、どんな脊髄炎も初期に診断がつくことは絶対にないからである。ここでは敢えて「どんな重症脊髄病であっても初期には診断がつけられない」としっかり肝に銘じておく。
ただし、このMRIの精度はあまりよくないので、アーチファクトとの区別がつかない。私の深読みし過ぎであるかもしれない。だが、重要なことは「異常を感じる」ことであり、診断基準を満たすような画像かどうか?を医者の浅知恵で決断することではない。MRIの所見だけで除外診断するなどという愚かなことをしないことを願う。そして診断基準というものは人間が勝手に決めた線引きであって、真実はその中間型の病態が五万と存在することを受け入れることが真の医学である。

治療法

上記のMRIの症例患者には私が3年前から毎週~隔週で様々なブロック治療を行っている。交感神経節ブロック、神経根ブロック、硬膜外ブロックを組み合わせて脊髄の血行促進に努めている。最初の2年間は毎週治療をしていたが、その時は症状が悪化しなかった。しかし、ここ1年は隔週になり(私が転勤したため遠距離通院になってしまったため)症状が悪化した。つまり、めまいやふらつき、脱力の頻度が高くなった。彼女も自分が在住の地域でペイン科を渡り歩いたが、治せる医師は結局みつからず、やむを得ず遠距離通院で私のところに通っている。他の医者にかかると症状の悪化を食い止められない。ブロックの内容は上頚・中頚神経節ブロック、腰部(胸部)硬膜外ブロック、両側神経根ブロックを1回の診療で行う。これだけのブロックを一度に行うことは普通の医者ならしない。しかし、実施しなければ症状が悪化するのでやむを得ず続けている。もしも、ブロックで進行が食い止められなければ、文頭に挙げた脊髄疾患のいずれかへと進展する可能性があるだろう。
私のブロック注射は現在の保険医療を超えているので、料金請求ができない。よって相当な金額をサービスしている。認識しておいていただきたいことは、ALS予備群を本気で治療しようとするなら、現在の保険制度では無理であるので患者への奉仕活動になってしまう。そして改善のめどが立たないまま延々と奉仕活動を続けなければならない。よって、担当医の方にも精神的な負担が大きく、現実的にALS予備群の治療には数々の障壁があることを述べておく。最近は彼女に対し、遠方であっても週に1~2回来院するように指導している。症状の悪化を食い止めるためである。

5名の脳幹‐脊髄病予備群の治療

現在、放置すれば脳幹‐脊髄の難病へと進展すると思われる患者を5名抱えている。これらの5名は性格が穏やかな1名を除いて4名ともたの医者たちに精神科受診を強く勧められている。神経内科に受診させても、当然のことながら診断をつけることは不可能。つまり神経内科では治療がない。よってこれらの患者を放り出すわけに行かず抱え込んでいる。この5名は治療期間が長くそしてヘビーローテーションであるので私の負担は尋常ではなく、何とか治療間隔を広げることはできないか?と治療を工夫してきた。しかし、治療間隔を広げると、即、症状が悪化し、その後の治療がさらに大変なものとなる。だからやむを得ず極めてハードなブロック治療を続けている。患者たちは通院間隔を広げると自分の身にどれほど辛い状態が降りかかるかを学習したため、私のところへの通院をやめることができないでいる。
ただ、希望としては、「ALS予備群患者の多くは重篤な脊髄疾患へと進展することが少なく、自然に軽快する」という神経内科医の臨床経験を信じることである。

ALS予備群の治療法の紹介と実績

ALS予備軍の症状を次の3つに分けて治療している。
  • 1、球麻痺、味覚異常、三叉神経痛、自律神経失調症などの脳幹延髄症状
  • 2、上肢脱力、線維束攣縮、肩甲帯、上肢帯の痛みなど上位脊髄(錐体路?)症状
  • 3、下肢脱力、線維束攣縮、背中・腰・下肢の痛みなど下位脊髄(錐体路?)症状
厳密に言えばこれらをALS予備群ということは誤りであるが、多くの患者は脱力だけでなく痛みも合併している。つまり悪い箇所が1箇所限定ではない。しかしながら脳幹・延髄・脊髄を一つのつながった器官と考えれば、これらは一つの疾患と考えることもできる。しかし、治療は数か所にしなければならない。
1の症状に対しては頸部交感神経節ブロックを行い、脳幹・延髄の血流増加を目的に、週に1回の割合で行う。治療効果はあるが、効果が1週間以上持続しないことが多い。明らかに改善したと思われた症例が2例。他の4~5名はブロックが数日効果あり、最悪、症状の進行は抑えているが現状維持の状態。改善には治療の積み重ねが必要と思われる。
2の症状に対しては主に傍神経根ブロックを行う。主に痛みや肩こり、頭痛に効果を発揮する。効果は4~5日程度と感じる。が、積み重ねることで少しずつ症状が改善する。また1との相乗効果がある。1と2の併用が望ましいが、保険制度が併用を認めないため実際はこのブロックができない。よってデータが少ない。自費で行うべきだと痛感する。
3の症状に対しては胸部硬膜外ブロックが非常によく効く。現在進行形で4名の患者にこのブロックを行っているが、1例は1度の治療で下肢の脱力症状が消失。1例は5~6回のブロックで下肢の脚力が7割程度に回復。1例はブロック後1週間は調子が良いが再燃する。1例は下肢脱力の発作回数が減ったが明らかに改善とまではいかない(キシロカイン中毒が酷いのでしっかり治療ができないことが原因)。しかしながら下肢の脱力に本ブロックが極めて効果が高いことはほぼ証明されている。しかし、その作用機序は全く不明である。
手探りではあるが、上記のようなブロックで症状を改善させることができることは判明してきた。
 

最後に

本症例の7年に渡る治療記録を掲載しているのでこちらを参考にしてください(最近のデータは未掲載)。治療が簡単ではないが、がんばれば治療を続けながら仕事が行えることを示している。ただし、これは一つの参考であって、マネしてほしいとは思わない。なぜなら治療する側の医師の体力が尽きてしまうからだ。こうした治療は、あくまで症例として行っていることを頭に入れておいていただきたい。

ALSの早期治療法の確立」への101件のフィードバック

  1. 片岡と申します。

    こちらのホームページを見まして、ぜひ先生に診察をしてもらいたいと思いコメントをさせて頂きました。
    2つの病院で検査を受けたのですが、異常なしとの判断でした。
    けれど、身体は確実におかしくなってきています。
    助けて頂けたらと思います。
    年齢39歳、女です。

    お忙しい中申し訳ありませんが、お返事を頂けたらと思います。
    よろしくお願いいたします。

    • 勇気を持って書き込んでいただき感謝します。このHPは医学発展のため、不可解な病気に悩んでいる方のために作成しています。ですから、具体的にどのような症状がどのような経過をたどっているのかをもう少し詳しく書き込んでいただけると助かります。ここにはあなた様と同じような症状に苦しんでおられる方が大勢来られます。あなた様の書き込みは、そういった方たちへの道しるべになります。自分のことで精いっぱいでしょうけれど、ここは人助けだと思って詳しく説明下さるとうれしいです。その後に私の連絡先をご紹介さしあげるつもりです。ご面倒ですが、よろしくご協力お願いします。

  2. 先生、お返事をいただきましてありがとうございます。
    自分一人だけが苦しんでいると勘違いをしていました。
    症状の経過を話します。
    H26年12月末、しゃべりにくいと感じました。H27年1月、総合病院
    に行き初診だったので救急で診察
    をしてもらいCTを撮りました。
    特にに異常はないとの事で様子をみることになりました。
    甲状腺にも問題ないとの事でした。しかし、良くなる様子がなく、今度は近所の耳鼻科で声がだしにくく詰まったような感じがすると診てもらいましたが問題なしとの事でした。3月、CTを撮ってもらった神経内科でMRIも撮りましたが異常なしでした。4月、違う病院の神経内科でMRIを撮りましたが異常なしでした。ただ、両手を診てもらう時、左手の小指が少し震えていました。また、夜中に目が
    覚めて寝られないことを伝えたところ2つの薬をもらいました。ランドセン錠とせディール錠です。飲むとよく眠れるのですが効き過ぎるのであまり飲んではいません。
    一番気になる症状はしゃべりにくいことです。そして、喉がしまって話しにくく電話がつらいです。また、長い会話をすると口に唾液が溜まってきます。球麻痺の症状が出ているのではないかと思っています。それ以外は、今のところ変わりはありません。確実に悪化してきているので心配で眠れない状況です。何か分かることがあれば教えていただけたらと思います。長々とすみませんでした。よろしくお願いします。

    • 片岡さまのような患者様をたくさん治療しております。同じ症状に悩まれる方が全国にも大勢おられます。そして心因性と判断されるのが現医学の状況です。脳幹への血行不良が原因と思われます。血行不良の原因は多岐に渡りますが、最大の原因は脳幹に強い緊張が生じていることだと思っています。根本的には姿勢矯正が必要と考えています。が、まずは血行不良を改善させるために、頸部交感神経節ブロックを行いたいです。一度から数回で改善する可能性があります。次に重要なことは枕でしょうか。頸椎が屈曲しない枕が必要です。マットレスも重要です。まずは診察・治療してみましょう。

  3. お返事、ありがとうございます。
    診察・治療をよろしくお願いいたします。

  4. 77才の父親がALSと診断されました。
    右手の痺れが今年の初めくらいから始まりました。二ヶ所の病院で6月にALSと診断されました。

    少しでも、長生きしてほしいので先生にご相談しました。

    • おそらく、ALSの進行をかなり止められると思います(ブロックで)。ただ、通院が可能かどうかですね。メールさしあげます。

      • 私が精神的に参ってしまいお返事が遅くなりましたが、愛知県なので東京までの通院は金銭的にも無理です。
        愛知県で先生のような治療をやっておられる医師はいないのでしょうか?

        • 私の治療は現在、世界でも私しか行っていないと思います。ただし、私の治療を広めることを目的として当サイトを立ち上げています。いずれ愛知県にも同じ治療をする医師を育てるつもりです。

          • 先生の治療を受ける場合、場所 料金システムなど教えて頂きたいのですが、よろしくお願いいたします。

          • 場所は東京駅から電車で数十分のところです。料金システムは「極めて良心的」としかいいようがありません。なぜなら良心的な値段で治療を行うにはいろいろと私の方が苦労をしなければならないからです。その苦労を表立って言うことができない場合があるからです。メール差し上げますが、PCからのメールは受信拒否で届かない可能性がありますのでご注意下さい。

  5. 初めまして。
    現在、大学病院でALSと言われました。
    しかし、テンシロンテストでは陽性になりましたが、血液検査の抗体が陰性だったのでALS と言われました。筋針電図でもそのらような症状が出たとの事です。
    私はALS でしょうか?
    治療方法はないでしょうか?
    どうぞ、宜しくお願い致します。

    • そもそも診断とは、人間が勝手に線引きをし、「この条件を満たせばこの病名をつける」といった非常に乱雑なものであるということを知りましょう。だから、診断がついても無症状の人や、診断がついていないのに極めて重い症状の人もいます。私はそもそも、人間のつける診断を全くあてにしていません。あてにはしていませんが、ある一定の確率で病状の未来を予測でき、ある一定の確率で治療薬が効果を示します。確率は、それなりの信憑性がありますが、それなりです。だから診断名に恐れるのではなく、未来は変えられる可能性があるということです。私は神でもなく名医でもありませんが、様々なブロックを用いて不可能を可能に変えてきました。私の治療を受けてみませんか? としか申し上げることはできません。可能性は自分で拓いていくことです。

  6. はじめまして。
    ALSについて調べていたところ、本HPにたどりつきました。

    68歳の父が、下記の理由からALS予備群ではないかと心配しております。

    ・祖父(父の父)が20年ほど前にALSで亡くなった。
    ・レム睡眠行動異常が10年ほど前からある。
    ・閃輝暗点がある(年に1,2回)
    ・最近食べこぼしが多くなった。
    ・時々に呼吸をしずらく感じることがあるらしい。

    私は医学の知識も何もなく、ただの見当違いかもしれませんが、上記のすべてが脳の異常につながるように感じて心配になりました。
    HPを拝見して、診察を受けることができるとよいと思ったのですが、地方在住です。

    大変不躾ではございますが、ご意見アドバイス等おうかがいできれば幸いです。
    よろしくお願いいたします。

    • まず、人は誰もが高齢になると脳・脊髄が壊れて行きます。その壊れ方でさまざまな症状が出ますが、それらをすべて脳・脊髄の疾患の前駆症状ととらえてしまうと、高齢者の全人口が病気と扱われてしまいます。もちろん、高齢は間違いなく病気なのですが、それを現医学で騒ぎ立てたところで、高齢には太刀打ちが出来ないので、暗黙の了解で高齢者に出現する様々な症状は黙認することが実情となっています。よって、食べこぼし・呼吸困難感は、たとえそれが真にALSの前駆症状だったとしても「ALS予備軍」とは扱わないことが一般的です。また、閃輝暗点は脳の血管が痙攣を起こした時の特徴であり、ALSとは結び付きにくいです。そして現実に、上記の症状以外にも、自律神経失調症や脳幹の異常から由来する様々な症状で悩んでいる方が世界中にごまんと存在します。遺伝的な問題もありALSかもしれないと心配するのは決して悪いことではありませんが、びくびくしていても仕方ありません。
       私からのアドバイスは、延髄・脊髄をとにかくあたためることです。ここをあたためれば脳への血流が増えます。体全体をあたためてもだめです。延髄・脊髄を中心にあたためてあげてください。それが民間療法で最適な治療法です。そうすればたとえ重病の前駆症状であったとしても、進行は緩慢になることでしょう。

      • ご返信いただきありがとうございます。

        丁寧に答えていただき大変感謝します。
        遺伝的な問題で自分やまして二人の息子にもかかわるかもと
        少し過剰になっていたかもしれません。

        父は現時点では不自由なく日常生活も送り、スポーツも
        楽しんでおりますので、今ある幸せに感謝しつつ過ごしていくことが
        大切ですね。

        いただいたアドバイス実行してみます。

        本当にありがとうございました。

  7. はじめまして。先生のHPを拝見させていただき感銘を受けました。私は40代の男性ですが、腕の痺れ、異常な脱力感、呼吸困難、筋肉のびくつきなどに悩まされています。大学病院での検査は異常なしで経過観察中です。一度ご相談させていただきたくよろしくお願い申し上げます

    • このような症状を治療し始めて1年半近くになりますが、最近は、わりと満足の行く治療成績を出せるようになりました。よろしければぜひ私に治療させていただきたいと思いますが、お住まいが私の診療所の通院圏内かどうかが心配です。一度、担当の者からメール差し上げます。

  8. はじめまして。

    少々長文になり、お忙しいところを誠に恐縮なのですが、ご指導頂けると
    大変に助かります。よろしくお願いいたします。

    現在73歳の父の症状についてです。

    9月になってから、呼吸困難〈胸がつまって息苦しい)、めまい、両脚の脱力感
    をほぼ同時に引き起こす発作のような症状を訴えるようになりました。

    発作は一日にすくなくとも10回以上、起きています。
    ここ数日の間に極度に悪化したようです。

    ①発作の特徴として、
     ・歩くと起きることが多い、
     ・横になると起きることが多い、
     ・一回の発作はほぼ3分以内に収まる、
     ・冷たい空気を吸うと緩和される、
             (扇風機の風を吸う、あと、太田胃散を服用
               したら収まったこともあります。)
     ・発作の直前に前触れがあり、足元がふらっとしてたちまち頭部へ
      緊張感のようなものが上ってくる、胃の辺りがぐっと膨らんでくる、
      というような感じがあるそうです。

     発作が起きたとき、私が見たら、一度は額の辺りが真っ青で血の
    気が無く、後の二回は足の裏に全く赤みが無い状態でした。
    毎回見てはいませんが、おそらく同じになっていると思われます。
     そして、いずれの場合にも発作が収まるとたちまち赤みが差して
    きました。

    ②今までの経過として
     過去に大きな病気もしておりません。
     現在、まだ医師の診察も受けておりませんし、何らかの
     薬も服用しておりません。

     去年の秋口に吐き気を伴うひどいめまいの発作がおきました。
     一日に10回程度の全く歩行できなくなるほどの発作で、3~4日で
     治ったと記憶しています。今年になってからも、軽い発作があったようですが
     すぐに収まりました。

     今年の5月頃からか、胸の詰まるような息苦しさを度々訴えるようなことも
     ありましたが、さほどひどくありませんでした。

     ひどくなったのは8月の下旬からかと思います。
    はじめは日中は発作は起きず、明け方などにやや強めの
    呼吸困難を訴えていました。

     ずっと飲酒の習慣がありました。8月31日ごろからお酒を
    やめたのですが、その直後から極端に悪化し、めまい、脚の脱力、
    腹部・頭部緊張感などのほぼ全身的な症状を伴う発作に
    変化したようです。この頃から発作は一日に何度と無く現れ、
    ほとんど睡眠も取れておりません。

     食事については、食欲はやや落ちたものの、ほぼ食べています。

     
    本人の苦痛は深刻で、また実際に頻発する発作のために
    何もすることが出来ない状態が続いています。睡眠不足も心配です。

    お酒をやめた辺りから急激に悪化したため、アルコール離脱症状、
    本人の几帳面な性格や、ストレスに起因する自律神経失調症、
    なども視野に入れております。
     (友人との無尽会の間は2時間以上発作は起きなかったこと、
     今年の春からは著しい気力の減退もあったことから、心因性の
     何かでは、と疑ったりもするのですが。)

    原因や治療法を探るうち、この先生のページに行き当たりました。
    現在の父の状態があまりに深刻で、万が一にも大変な病気では、と心配です。
    ALSで無ければそれでよい、という訳ではありませんが、心配なければ
    少しでも気が楽になりますし、その疑いがあれば一刻も早く対処しなくては
    なりません。

    先生のご見解を賜りたく、取り急ぎ連絡させていただきました。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    • 発作の状況からは血管攣縮の症状のように思えます。血管平滑筋が痙攣し、血液が流れなくなる発作かもしれません。攣縮が脊髄動脈に起こっているのかなあという気がします。通常は膠原病内科が診療科となるはずです。ただ、膠原病内科では原因不明で手に負えないかもしれません。もしも、同じ症状が、私の父に起こったとしたら、私はおそらく発作時に硬膜外ブロックや交感神経節ブロックをしてあげるでしょう。なぜならば、攣縮を起こしている平滑筋を緩めることができるからです。的確なアドバイスができず申し訳ございません。

  9. はじめまして

    櫻井と言います。先生のHPを拝見させていただいて希望が持てました。
    自分の母が先日ASLと診断されました。1年ほど前から体のだるさや、呼吸がしにくくなったと言ってました。で最近在宅ヘルパーを頼み自宅で点滴?をしていただいてます。病院にも通ってるんですが噛む力も弱くなり、胃瘻手術も今週に控えて入院してます。

    自分にとってかけがえないのない家族で、1人しかいない大切な母です。いくら治療法が確立してないとは言え黙って見過ごすような事はしたくありません。どうか先生の力をお貸ししていただけないでしょうか?絶対に助けたいです。

    • はじめまして。私は全て何でも治せるわけではありませんが、神経内科系麻痺性疾患を積極的に治療しているのは、唯一、私だけですから、「何かしてあげたい」と願うのでしたら、今は私の治療を請ける以外の道はないと思います。具体的に言いますと、東京に1週間、滞在し、滞在先から毎日ブロックに通っていただくということになります。1週間治療すれば、改善する、改善しないなど何かと答えが出ると思います。それができるかどうかをご検討下さいませ。

  10. はじめまして。
    40代の堀田と申します。

    2年半前から腰椎椎間板ヘルニアに悩まされ、今年の6月に手術に踏み切りました。
    しかし、術後も痛みが取れないまま退院2日後に再発し、全く身動きが取れない状態となり再入院しました。
    その時に硬膜外ブロック注射を3回受けたところ寛解し、それ以降1か月半は痛みもなく過ごしていました。
    ところが、先週再び痛みが出て、歩けなくなりました。
    それ以来1週間自宅で療養しているのですが、全く痛みに変化はなく、相変わらず歩けない状態です。

    あまりの短期間での再発と、痛みの改善がないことに力を落としていましたが、先生のホームページを拝見して希望が持てました。
    是非診察していただけないでしょうか?
    ブロック注射を希望します。

    • ヘルニアの手術を受けても痛みがとれない=ヘルニアが直接の原因ではなかった、ということになります。よって現医学では原因を特定できないことが確定しています。ですが、硬膜外ブロックで寛解するのですから生活指導+ブロックで軽快に持ち込むことができるということにもなります。私が診療するのは一向に構いませんが、近くのペインクリニックでブロックをお受けになられても、十分のような気もします。お住まいは東京近郊でしょうか? メールさしあげます。

  11. こんばんは。先日この欄にて相談いたしましたところ、
    早速コメント頂きまして、大変感謝しております。

    お忙しいところ、有難うございました。

    お礼が遅れて申し訳ありません。
     
    父のほうですが、依然同じ様な状態です。

    もし、変化等ありましたら、この欄で報告したいと
    思っております。

    なにかの参考にして頂けるかもしれませんので。 

    このサイトをいろいろ読ませていただきました。
    先生の勇気と熱意に、深く感銘しました。

    困難な病気と闘っている患者の皆さんの回復を
    心から祈っています。そして共に戦っていらっしゃる先生も
    どうぞお体に気をつけてください。

    私も父の状態が良くなるよう、家族と共に支えて
    行きたいと思います。

  12. こんばんは。

    父のほうですが、本日地元の病院を受診し、
    重度の心不全であると判明、大学病院へ緊急搬送されました。 

    肺にもだいぶ水がたまっていたようです。

    先生のご専門とは異なりますのに、お時間を割いていただいたことを
    大変有難く申し訳なくおもっております。

    本当にお世話になりました。

    先生もどうぞおからだには気をつけてください。

  13. 初めまして、川上と申します。

    昨年から物を飲み込む際の違和感や手足の痺れなどに悩まされ様々な検査を受けるも異常が見つかりませんでした。
    そんな最中、原因不明の体重減少が見られるようになり不安になってpet検査を受けた結果甲状腺に腫瘍が見つかりました。これが原因だったのかとある意味では安心したのですが、専門医による診断の結果腫瘍の良悪の判断つかずにまた甲状腺の数値に問題はなく体の症状とは無関係であると言われてしまいました。
    そして最近に入り、手足の違和感と如実な腕の脱力感、あるいは筋力低下が起きてしまっています。特に腕の脱力は一日ごとに悪くなっているような状況で不安でなりません。
    一度先生の診察を受けさせていただきたいのでどうかよろしくお願いいたします。

    • 体重減少は筋肉の総量が減ることによるものと思われます。私の治療を行うと筋力が回復し、その結果1ヶ月で2K回復された方もおられます。

  14. 違うページにコメントしてしまったので、再度こちらにも投稿させて頂きます。
    すみません。

    63歳の父が去年12月にカラオケで今までと違いうまく声が出ないと感じる。
    今年1月~2月頃に足が前に出にくく転んだ。
    5月~6月頃に右手に力が入らずお札を重ねて持つことが出来ない。
    6月22日に近所の総合病院に行き、脳外科でMRIを撮り脳に異常はなしと診断される。
    耳鼻咽喉科も受診したが異常はなし
    神経内科で他の病院を紹介され7月10日に受診し何度か通い検査を重ねた結果8月14日にALSと診断されました。

    今の症状は右手の握力低下
    呂律が回らない
    飲み込みにくい
    食べるときに咳き込む
    足に力が入らず歩きにくい
    仰向けで寝ると呼吸が苦しいので横向きでしか眠れない
    との事です。

    診断された病院では、治療はあるらしいとしか話をしてくれず、経過を診ることしかしてくれません。

    先生の所での治療で改善は見込めますか?
    病院の所在等知りたいので直接メールを頂けたら幸いです。
    宜しくお願いします。

    • まず、私の1年間の治療実績をご覧ください。こちらです。私としてはそこそこよい成績だと思っています。恐らく世界じゅうの医師の中でもALS様症状の治療成績としては上出来だと思います。ただし、これらは一度の治療で治りきるものでないことが難題です。良い方向へと舵をとることはできると思いますが、それは通院回数にも比例すると思います。一応私の勤務先をメールしますのでご検討ください。ALSと診断されること=命のタイムリミットを宣言されたことを意味します。命の重さを考えるのであれば、万難を排して治療にあたることをお勧めします。

  15. 50代前半の遠藤と申します。
    お忙しいところ申し訳ありませんが、相談に乗っていただきたく、コメントしました。

    顕著な症状として、両上下肢の筋力低下と太ももの筋肉のやせ、左上肢の痺れ、両手指の振戦、左手甲の小指外側の筋と親指と人差し指の間の筋の萎縮、左手薬指と小指の小指側の感覚異常(薄皮を被ったような感覚)、疲労感があります。
    その他気になる症状として、喉の違和感と若干味覚異常気味です。

    下肢の筋力低下は2年半ほど前から少しずつ進行し、最初は歩くのが遅かったり、歩き方が少しおかしい程度だったのですが、最近は歩行時に左足が上がらなくなってきました。

    左手のやせと振戦は、14年くらい前に患った6,7番頚椎のヘルニアの症状(左肩の激痛)が治まった13年半くらい前から始まりました。当時は整形外科にかかっており、患部のレントゲン写真で骨棘が認められたことから頚椎症とされましたが、その後数年して右手にも振戦が見られるようになりました。右手も筋肉はやせ気味ですが、左手のような顕著な萎縮、感覚異常はありません。

    現在総合病院の神経内科にかかっていますが、頭部と頚部のMRIで顕著な異常は見られず(6,7脊髄に通常見られる程度の変形があるが)、近日詳しい検査を受ける予定です。
    検査結果がどうであれ、総合病院が先生のような積極的な治療を行うことは多分望めず、県内又は近県で先生のような治療をしている医師はいらっしゃらないでしょうか?
    条件が許せば、一定期間そちらに滞在して診察・治療を受けたいと思います。お忙しいところ申し訳ありませんが、連絡先をお知らせください。

    また、意味があるかどうかはわかりませんが、現在の医師の意見を聞いてみたいので、上に挙げた症状への有効性が期待される治療法を教えていただけないでしょうか?

    よろしくお願いいたします。

    • 震戦は大脳基底核レベルの障害であり、筋力低下は延髄レベル、そして指の筋委縮は末梢神経のレベルの障害であり、これらが混合した状態の病態だと思います。現医学では混合した病態は
      理解不能とされ、心因性と呼ばれます。治療法は全く確立されておらず、確立されていたとしても末梢(頚椎症)と中枢(大脳基底核~延髄)の両方への治療が必要になります。確立されていない=主治医に治療法のことを相談しても医師のプライドを損ねて嫌われてしまうであろうという意味になります。よって現主治医には相談するべきではありません。治療法のうちもっとも効果が高いのは頚部硬膜外ブロックです。頸椎と中枢の両方の病態に対応します。しかし、頚部硬膜外ブロックはたいへんリスクの高い治療法ですので、医師は治る理由、治る保証がないと実行してくれません。現在の病気に対し、治るという証拠やデータは世界の中で私しか持っていませんので、他の医師たちは現在の病状に対して頸部硬膜外ブロックを行うことは絶対にないのです。ブロックを行う技術を持っている医師でさえ、現在の症状に対しては治療を行ってくれないという意味です。5年以内に私の治療法を国内で認めさせ、保険で治療が行えるように尽力したいと考えていますが、できるかどうかはわかりません。一応、私の連絡先をメールします。

  16. はじめまして、サイトウと申します、30代男です。
    今年10月頃から動悸を感じることがあり、そのしばらく後から両手首周りの筋肉の痩せに気付き、しだいに両手の痺れ、握力低下を感じるようになりました。
    2~3週間ほどはその程度の軽い症状だったので、近くの神経内科で診て貰い、特に気にするほどでもないので腱鞘炎かもしれませんね、安静にしておいて下さい、ということで治療も薬もありませんでした。
    しかし、11月中旬頃には他の症状も出始めました。
    足裏からの発汗、頭髪の抜け毛が増加、気分が落ち込みやすい、就寝時に若干の耳鳴りを感じる、仰向けで寝ると寝汗をかく、などの症状です。
    自律神経失調症か甲状腺の異常かとも思い、総合病院で血液検査、手の痺れ等も併せて検査をしました。
    血液では甲状腺の正常数値内には収まっていたのと、エコーでも特に腫れているなどの異常もありませんでしたので、原因はよく分からないままです。
    手の痺れの方は首のレントゲン、手足の簡単な動作の確認、電気生理検査、などを行いましたが特に異常は発見されていません。
    今後は首のMRIと脳のMRIを撮る予定になっていますが、予約待ちで2週間以上待たされるので、その間にもどんどん筋力の低下が進行してしまいます。
    2~3週間ほど前から、足の方も筋肉量が減った気がしますし、立っているだけでもふくらはぎや太ももが筋肉痛のような、つるような感覚になっています。
    速足で歩いたり、長距離を歩くことは難しくなってきたと実感しています。
    腕の脱力感も少しずつ出始めましたし、3日ほど前からは筋肉のぴくつきも時々ですが起こるようになりました。
    また、顔面の筋肉量も少しずつ落ちているようで、頬のあたりが痩せているのも鏡を見て分かりますし、噛む力も落ちてる感じがします。
    体重はほとんど変化無しなのですが、首周り、肩周り、腰周り、など全身の筋肉がなくなっていくような感じに陥っています。
    特に顕著な手の甲の部分では、関節周りの肉が落ちて骨が目立ち始めているので、気のせいでは絶対にないです。
    ALSかどうかは分からないのですが、どうか先生に助けていただけないでしょうか?
    このままでは歩けなくなって寝たきりになるのを待つだけになってしまい、不安だけが募り精神的にも前向きになれず、身体の方も日々確実に悪化しているので毎朝起きるのが嫌で仕方ありません・・・。
    長文になってしまい申し訳ありません。
    少しでも症状が伝わればいいなと思い必死になっています。
    やや遠方からですが通院は苦になりませんし、もし必要でしたら、日程調整などの予定も検討してからになりますが、泊りがけで治療していただく覚悟もあります。
    是非、先生に診ていただきたいと思います、よろしくお願いします。

    • まずはブロック治療を受けてみることをお勧めします。メールさしあげます。

  17. はじめまして。ウスダと申します
    1ヶ月位前から右足に力が入らずビッコを引いた状態が続きます。また右腕も少し力が入らないような気がするのですが一体どうしたものかと?
    腰痛も最近酷く夜にはたまにはふくらはぎがツル症状があります。
    こんな場合どの様な病気が考えられますか?
    因みに去年左足首を骨折して腰椎麻酔したときに二度先生が失敗して右足に電気が走ったのですがこれは関係あるのでしょうか?
    宜しくお願いします。

    • 力がはいらないという症状だけでは診断は難しいでしょう。問題は、末梢神経なのか?中枢神経系なのか?にあります。 腰椎麻酔は末梢神経の問題ですが、去年の事なので因果関係はないと思います。末梢が問題の場合は整形外科やペインクリニックに通えばなんとかなるかもしれませんが、中枢が問題であれば現医学では対応できないことがほとんどになります。だから私がこういう研究をしているわけです。とりあえず、整形外科に行き、MRIなどの検査をしてもらうことをおすすめします。

  18. はじめまして、かくたといいます。
    昨日、私の父(68歳)からALSと診断されたことを告白されました。症状としては水を飲み込みづらい、手のしびれ、視野狭窄、言葉がしゃべりづらい等です。
    父は青森病院に入院中です。私は埼玉に住んでいますので、治療方法があれば埼玉に呼んで入院又は通院も検討しようかと思っています。
    なお、今入院しているところでは、治療策はないと言われたようです。

    週末、両親に会って相談しようと思っています。
    先生のお力を貸していただきたく、お願いいたします。

    • 可能であれば、まずはこちらに1週間ほど滞在し、私の治療がどの程度効果があるかを試用することをお勧めします。少しでも効果があれば、継続することで改善することが期待できます。それから今後のことを考えることが望ましいでしょう。ただし、難病指定の医療費免除などの措置は受けられません。私の治療法がALSに認められていないからです。

      • ご連絡いただきありがとうございます。
        先ほど、うちの両親と相談してきました。
        私の父も突然のことで混乱していたようです。
        正確には発症したのは母(65歳)で、初期症状は、今思うと2年前に
        腹に力が入らない(脱力感)ということを話していましたので、それが
        最初かと思います。
        現状は右半身の脱力感と、のどの通りが悪い、右半身(手腕や足)の血流が悪いという状態でした。
        幸いなのはまだ杖を突きながら歩けることでしょうか。
        ただ、今まで何軒も病院を渡り歩いては的を得ない診察結果を受けていたこともあり、両親は医療に対する不信感はあるようです。
        また、最後まで面倒を見ていただけること、入院施設の有無が気になっているようです。
        本当であれば、先生にお願いしたいのですが、かなり遠方なので無理強いが出来ない(本人の意思に任せるしかない)状況です。
        まず1週間滞在出来るか相談してみます。
        (MRIのデータも預かることが出来ましたので、私が先生のもとにお邪魔して、内容を開示することは可能です。)

        • ALSの治療はリスクの高いブロックを行うこと、そして患者自身がその治療に最初から不信感を抱いていること、私に重い責任がかかること、基本的に保険適用が難しく、私に経理上の負担が著しくかかること、しかし、それだけの精神的な労力をかけているにもかかわらず、診療費は特別高くないこと。これまで数十人の方々を救って差し上げているのに誰一人、その献身に謝意を示したものがいないこと。などから、私にとっては極めて理不尽な治療を行うことになります。その理不尽さや怒りを必死にこらえて奉仕活動を行うように患者を治療しています。そうした医師に対して、最初から不信感を抱いたり、入院施設や最後まで見とるなどの負担をかけることなど、失礼さを感じない患者たちに対し、私はただただ戸惑うばかりです。もともと「治らない病気」を治そうとする医師に対して、敬意を持つならばともかく、不信感を持たれるようでは話になりません。私を普通の医師と思っている段階でおかしいのではありませんか? 治らないとされているものを治そうとする医師が普通であるわけがありません。その医師に対し、敬意ではなく畏怖の念を抱かれる方にどうして治療ができるのでしょう? 最後まで面倒を見るというようなことを最初から押し付ける時点で、私は相当なめられたものです。そのような考えの患者は最後まで病気と闘うことをせず、自ら私の元を去ることがわかりきっています。難病と闘うという意味をなめてもらったら困ります。まず「難治性疼痛治療の障害は患者自身」をお読みください。私は患者に高額なお金を要求しないかわりに、私に対する敬意を要求します。こんなことを書かなければならない私の気持ちをお察しください。私は神様ではなく一人の人間です。信じないものを救えるわけがありません。

          • 私自身、かなり失礼な文面であったことをお詫びいたします。
            先生のただならぬお気持ちを感じきれなかったことを恥じるばかりです。
            私はすべてを託したい・・・・。ただ、それを決めるのは患者本人・・・
            それが今の現実です。
            ここで、包み隠さずはっきりとおっしゃっていただける先生にお会いできた
            ことを感謝いたします。
            今の私には、とにかく患者本人を説得することしか出来ないですが、
            本人も覚悟を決めたときに、正式にお願いいたします。
            本当にありがとうございます。

          • ALSの確定診断は「進行性で後モドリが出来ない状態」になってからつくものであり、5年以内に90%が死亡すると言われています。運動神経が侵されるにもかかわらず感覚神経は最後まで健全で、そのため体は動かせないのに痛みだけはしっかり存在し、声も出せなくなり、顔の表情も変えられなくなり、痛みも伝えることが難しくなります。殺して欲しくてもそれを表現さえできなくなる地獄のような苦痛を伴う病気です。楽に死ぬことができません。単なる死ではなく地獄を味わう病気です。その時になれば誰もが「全財産をはたいてもよいから治る可能性のある治療をしてほしい」と懇願するでしょう。そういう地獄に足を踏み入れているということを患者自身が知ることと、知らないこととどちらが正義でしょう? 知らないからこそ、「本人が覚悟を決めたら・・・」などという発言ができるのです。私がALSを治せる保証はありませんので偉そうなことは言いません。私の治療を受けても、すでに進行性で手遅れかもしれません。しかし、治る可能性がわずかでもあるのに、それを放棄して患者を地獄の責め苦に突入させているわけですから、そのときにあなたが後悔しなければよいのですが・・・。お母様は死ぬ覚悟が出来ているかもしれませんが、ALSの末期の苦痛は知らないと思います。まずはALSの末期がどのような地獄なのかをインターネットで詳しく調べることをお勧めします。人の痛みは本人にしかわからないものです。ここから先は倫理的なものなので私の判断は無力ですが、ALSが生き地獄であることを、今の時点で本人に知らせるか、知らせないままで行くべきか?が問われます。ALSはがんの末期よりも壮絶です。知らせれば私の治療を受けたいと即答するでしょう。しかし、受け入れられる精神力が本人にないのなら、隠しておくほうが得策かもしれません(ただし、隠しきれるものではありません)。現実を受け入れることも極めてショックなことですので、軽はずみにALSの末期症状を本人に教えるべきではないでしょう。ただただ、考えてください。あなたがALSにかかってしまったらどうしてほしいか?どうしたいか?です。自分に置き換えて考えれば自ずとわかるはずですから。ただし、それとは別に「私を信じるべきか?」は論点が異なります。信じられないなら私に託すのは不正解ですから。私にも進行性の手遅れALSを治せる自信がありません。挑戦するのは私ではなくお母様の方です。私は依頼されれば手を尽くすのみです。世界でただ一人ALS様症状への根本的な治療実績を持っている医師より。

  19. 初めまして。arai と申します。主人の病気の事で、お伺いいたします。
    昨年11月と先月、同じ病院で検査を行いまして、先月の検査結果にて、ALS の疑いがあると、診断されました。その基準には、まだ達してはいないとの事で、経過観察となっております。
    臨床検査結果
    1、採血 異常なし
    2、髄液検査 著しい異常なし、悪性腫瘍  の出現なし
    3、心電図、胸腹部レントゲン 異常なし4、頭部MRI やや前頭葉有意の脳萎縮を  認める 
    5、頚部~骨盤腔造影CT 悪性所見なし
    6、神経伝導速度 軽度の異常認める
    7、針筋電図 全身の筋肉の神経原性変化  を認める
    8、肺機能検査  明らかな呼吸障害は認         めない 

    以上の結果でした。
    現状、構音障害、筋肉のやせ、両手親指に力が入らない、右足があまり上がらない、痰、唾液がかなり出る等の症状が出ていまして、つらそうです。今のところ、薬とかの処方もなく、進行するのを見守ってるという毎日です。先生のアドバイスをお伺いできませんでしょうか。宜しくお願い致します。是非ともご連絡先を教えてください。

    • 私の回答で「中島」さまへの「回答」にALSの治療方針を書き込みましたので参考にしてください。ALS様症例の1年間の治療成績にも治療成績が掲載してあります。おそらく、治療が成功するにしても長い戦いになると思います。ALS初期の方であれば、「まずは1回だけ治療してその効果を自分で確かめて下さい。その上で、効果があると思うのなら通院して下さい」と悠長な言い方をします。しかし、ALSの確定診断が下される寸前というレベルはかなり進行しており、1回の治療で効果がわかるほど「甘い状況」ではありません。まずは「数ヶ月治療して効果を確かめて下さい!」というレベルになると思います。数回の治療では何も起こらないことが予想されるからです。それでも現段階でALSを治せる可能性があると宣言している医師は、おそらく私だけでしょうから、私にかける以外に、この日本では方法が残されていません。信じなさいというレベルではないということです。残された道が一つしかありませんので、他に信じる人を選べる状況ではないわけですから、私にかける他ありません。状況が許すなら、私の元へ仮住まいを設置し、そこから通院することが妥当です。実際に、他の患者は引っ越して来ています。私の治療は上頚神経節ブロックが主体です。これで延髄の錐体路の血行を増加させることができます。この注射を週に何回行うか?は決めていません。しかし、数ヶ月は最低行い、それで効果判定を行います。その時点で効果が全く出ないのであれば、私も降参です。また、上頚神経節ブロック以外にも、2~3、提案できる治療法があります。が、それは上頚神経節ブロックがほとんど効果がない場合の次の手です。連絡差し上げます。

  20. 以前alsは身近にある2の方でコメントを入力して、
    実際に2016年の4月から先生の治療をうけているものです。
    その後も症状の重さがわかりませんが同じような症状で書き込まれる人がいらっしゃいますので参考になればと思い書き込みさせていただきます。
    受診当時の私の症状
    ・右腕右足のだるさ 特足首から先全体。
    ・燕下困難 右舌奥側の若干の麻痺もあり。
    ・呼吸困難 夜は全くねれず、発汗していた。安静時もぜいぜいしていた。
    ・右半身全体 右腕、右足、肩周辺の筋力萎縮 左側に比べたらの場合です。

    治療ペース 1ヶ月経過時点
    ・週2回 上頸部神経節ブロック 左右とも
    ・2週に1度、頸部硬膜外ブロックも合わせてブロック

    1ヶ月毎週上記治療をした結果効果があったと思われるもの
    ・呼吸困難感
    ・燕下困難感

    それ以外はブロック直後は筋力回復を感じます。
    私の場合、ブロック打った直後に身体がほてり、
    筋力が回復していると実感できると思います。
    頸部硬膜外ブロックは現時点で個人的には効いていない可能性が高そうです。
    身体の火照りがないため、私の身体には向いていないのかもしれません。
    癒着が起きている可能性が高いかも。

    ただ、私の場合、その効果が2日程度で元に戻ってしまい、全身各所の筋力低下だけは進行が止まらない感じは現在しております。

    私の症状は個人で重いと見ており
    過去のhp上の情報からも、回復、進行を止めるとしても少なくとも数ヶ月、それ以上の治療が必要になるかもということを覚悟しております。

    参考になるかどうかは皆さんの症状の状況によりますので分かりませんが
    特に神経内科の各検査で異常ないといわれたが、alsにつながると思われる自覚症状が続いている人は、1度東京の先生の所への治療を受けて見る事をお勧めします。そういった方は現在医学で治療をしていただく事は現実不可能だと実感していただいているはずですので。

  21. はじめまして、47歳女です。16年前に、脳こうそくのようなものを、おこして、言語障害、筋肉も傷ついて弱っていて障害あります。

    2月に、トラブルが重なって、強いストレスがかかり、パニック障害をおこし、不安神経症があるので、激しい全身けいれんが10日ほどつずき、その時に、硬い筋肉が、ぶよんぶよんに質感が変わり、おかしいと思いました。

    それから、かみあわせのきんにくがしゃりしゃりと分解し、脇の下から腰までの筋肉が、激しく、しゃーとぶんかいしてきて、なんなんだこれはと、おどろきました。

    2月は動悸、足の痙攣が、激しく、死にそうに苦しい状態がつずきました。

    3がつになると、後頭部の筋肉が、ぼろっぼろっと破壊してきて、咀嚼筋、首の筋肉もシャリシャリと侵され、おなかのきんにくが、しぼうのように、やわらかくなり、きんにくが、とろとろと、くずれおちてきて、からだのかたちも、ひにひにくずれていき、とまりません。

    夜中2時から、あさまでからだじゅうのきんにくが、くるしく、じーんじーんと病気がおきているというかんかくがありました。しゃべったり、体を動かすと、次の日、すごく筋肉が崩れています。

    4月に、通っていた鍼灸院のせんせいに、めーるでそうだんしたら、ストレスホルモンの、コルチゾールが、きんにくを分解したのかもしれないといわれ、それを言って、神経内科受診しましたが、何の病気かわからない、心因性のもので、かえされてしまいました。

    2月、3月も神経内科まわりましたが、言葉で表現できない症状で、言語障害もあり、心療内科を受診してくださいの、納得のいく診断にはなりませんでした。
    ckに異常なし、頭のct,異常なし、総合内科で血液、尿検査で、異常なし。でも筋肉の、質感は異常に柔らかくなっていき、今はとろとろから、背中の筋肉なんかは、みぞれのようにしゃりしゃりしていてきもちわるく、くびは、あたまをささえられなくて、ぐらぐらしています。

    ckには、異常がないけど、筋肉がびょうきで、進行?しています。私が思うには、傷害のある筋肉なので、不安が強いので、普通の人が起こさない、症状がおきて、コルチゾールが、筋肉を進行する病気まで、作用してしまったのでは、と体感しています。一日も早く治療を受けなければいけない体なのに、今は、障害者のようになり、病院も、予約1か月まちが、おおく、苦しい毎日を、おくってます。

    いまもどんどん筋肉が、くずれてきてます、やっとの、おもいで、メールしてます。先生は、このような症状、わかりますでしょうか?病名がなくても、治療したいです。どう表現して、医師に、りかいしてもらえばいいかわかりません。治療法、投薬名、教えていただきたいです。それを、受診した医師に、言って、治療できればと考えています。助けてください、助けてください、先生しかいません。理解してもらえそうな方は。

    正直死にたい思いです。

    •  まず、体力がないので私のところに通えないことが前提と考えます。腱引き師という特殊な治療技術を持つ者が全国に200拠点を構えています。ですから最初に腱引き師に治療をしてもらってください。何かが変わると思います。次に、多少は効果がありそうな治療として、星状神経節ブロックがあります。これはペインクリニックに行くと治療してもらえますので、お近くのペインクリニックを探して見てください。ただし、効果は「多少」だと思います。しっかり効くことはあまりないはずです。

       ある程度元気が出ましたら、最後に私の診療所の近くにホテルやマンスリーマンション暮らしで通院をお勧めします。私の治療は私にしかできませんので、他の医師に頼むことは不可能です。あなたの症状は数回の治療で治るほど甘くないと思いますので、1ヶ月滞在をお勧めします。

       多くの場合、家族の同意が得られず、私の近くに滞在できないことがほとんどです。他人は(家族も他人です)確証のもてないことに、お金をかけることを猛反対します。「精神がおかしいのだから、今の状態になっている」と誤解しているでしょうからあなたの指示には従わないのが普通です。ですが、そこはがんばっていただかない限り、私はあなたを救うことができません。

      • 滞在できることに、なれば、先生は、具体的に私にどういった、治療をしてくれますか?注射の名前とか、この部分にこう治療するとか、具体的にしりたいのですが?

        • 具体的に知りたい理由は何なのでしょう? すでに治療法はブログに掲載してあります。具体的な治療を知れば、怖いので治療をしないのですか? それとも、具体的な治療が成功するかしないかをあなたの頭で考えて判断するというのでしょうか? 私が金儲けのためにあなたを騙すとでもお考えですか? 私は、あなたが具体的に知りたい理由を知りたいです。なぜ滞在しなければならないのか?を知りたいのでしょうか? それを教えないなら治療は受けない気ですか? 私を拒絶できる元気があるのなら、私のところに来る必要はありません。どうか、他の医師をあたってください。私のブログごときでは、私のことを 信じられないというのなら信じなくてよいと思います。治療には勇気と決断力が必要です。その決断をするための判断材料は、すでにブログに掲載しています。私を試すだけの余力が残っておられるなら、その余力を信じて生きていきますか?

           ブログを読む力があるのでしたら、ALSに関連したところを全てお読みになる事をお勧めします。その上で、何を質問したいのか?整理してください。私に、おんぶにだっこ、の精神では、その難病を克服する事などできないと思います。

  22. はじめまして。
    私は、茨城県つくばみらい市在住の58歳男性です。
    現在、筋肉の障害により、筋力の低下(特に下肢)と、プルプルと痙攣があります。そして腹部、特に下腹部が変形した形で膨らみ常に張って力が入らず歩行困難です。現在、両足はマッチ棒のように細く、右肩が上がりにくく、階段は手すりがないと、昇降できない。入浴が辛い。など、いつ動かなくなっても不思議でない状態です
    2年近く前から異常を感じていました。今まで、10以上の病院を訪ね、紹介を受け、受診・検査を受けてきましが、プレドニン(ステロイド)の服用以外、なんの治療も無く、悪化の一途です。
    CK値が高い以外は、MRI・針筋電図・神経伝導速度など10以上の検査を
    受けましたが、異常なしと診断され、神経内科の先生は精神的ストレスとも言われました。
    病院を周り初めて、約8ヶ月(H27.08.26)、6施設目の病院の血液検査で、CK値が高い(CK 461 基準値50-250)との指摘が有りました。
    当初は、薬の副作用(アトルバスタチン錠)による横紋筋融解症の疑いが有りました。
    直ちに、アトルバスタチン錠など薬の服用をやめましたが、改善されませんでした。
    その後もCK値が高い(最低329最高927)状態が続きました。
    基準値が病院により異なりますが、私の検査平均値は400~500ぐらいです。約8ヶ月間(H27.09.30開始)プレドニンを服用しましたが、副作用によってステロイドミオパチーが起き、H28.06.18で中止し、現在は薬の服用がありません。
    ある膠原病の先生からは運動ニューロン疾患・神経変性疾患・多発性筋炎・封入体筋炎などの疑いがあると言われていますが、現在も診断はありません。今年8月25日に、変形し、膨らんで苦しい腹回りが鼠径ヘルニア手術に関係があるのではと、手術を行って頂いた病院に懇願し、メッシュのポリプロピレン素材を除去して頂きました。
    退院後(10日後)の血液検査では、CK値が過去最低の270に下がっていました。ただ、膠原病の先生の見立ては、筋肉量が減っているので下がった可能性があるといいます。以前は62kg前後の体重が現在は58kgと少し減っています。
    現在は、体がだるく、ジーという大きな耳鳴りが有り精神も病んで不安です。
    取り留めのない文章で申し訳ありません。
    こちらのサイトを読んで、困難に立ち向かう患者さんと先生に希望を感じました。
    どうかよろしくお願い致します。

    • 理由なく筋炎が起こる理由は自己免疫によると考えて差し支えありません。しかし、なぜ自己免疫が筋肉組織を攻撃するのか?は現医学では不明のままです。ただ、自己免疫の司令塔として、自律神経が大きく関与していると私は考えています(現医学理論を飛躍していますが)。なぜなら、私の元へ来る患者は、自律神経の不調が原因と思われる全身浮腫などを来す者が存在するからです。自律神経を整えるブロックをすると、その浮腫は改善されます。浮腫は免疫の変化で起こりますから、自律神経と免疫は大きく関与していると推測します。

       よって、実際に星状神経節ブロックで花粉アレルギーを治すペイン科の医者が全国には大勢います(保険適用にはなっていません)。これも自律神経と自己免疫が関与している証拠であると思います。よって、私の上頚神経節ブロックで自律神経を改善させるという治療法を提案できるわけです。上頚神経節ブロックは星状神経節ブロックよりも効果が高いからです。と、まあ、これらは全て推論ですから、治る保証はありません。チャレンジしたいのでしたら、来院ください。つくばからは十分通院圏内です。

      • 先生、ご返答ありがとうございます。
        ここ数日、体のだるさ、気持ち悪さで、PCが開けずご返事遅くなりました。
        私は、アレルギー体質ですが、自己免疫の指摘による治療法を示していただき
        感謝の気持ちでいっぱいです。
        ぜひチャレンジさせて下さい。

        • 私の行う上頚神経節ブロックは、極めて安全であり、これまで大きな副作用や事故を起こしたことが全くありません。ですから、かなり安心して治療を受けられると思います。問題は通院する気力をキープできるか?だと思います。一度ご来院されることをお勧めします。

  23. はじめまして、
    54才男です。
    3年前50肩五十肩の症状があります。両方の腕の痛みはありませんが、両手を横にして上に上がりません

    最近の症状です。

    1、両手に力がなくなりふるえってます。
    2、両手の肩に筋肉が無くなってます。

    診察お願いしたいと思い。連絡お願い致します。

    • 私の診療所にはあなたと全く同じ症状を持つ患者が他に2名通っています。上肢の筋力が低下すると共に50肩を合併します。腕の痛みがないだけ、あなたのほうが軽症ですが・・・治療法は主に上頚神経節ブロックです。このブロックにより延髄の錐体路の血流を増加させます。治療を成功させるには週に1回の治療を毎週行い、半年~1年は継続しなければならないと思いますが、それができるかどうかが運命の分かれ目です。

  24. お忙しいところ回答ありがとうございます。

    私の病名をどのようにご覧になるでしょうか?

    診療予約は可能でしょうか?
    宜しくお願いします。

    • 現医学では病名がつきません。200年後にはきちんとした病名がついていると思います。推測ではありますが、運動ニューロンが障害されていると思われますので、ALSに類似した病態だと考えています。

      連絡は秘書よりすでに送っています。確認お願いします。

  25. 初めまして53才男性です。H28.9.16als確定と大学病院で診断されました。
    私の場合は、今年1月中旬頃、夜、寝ている時、一週間位続けて左足のふくらはぎがつるのが始まりでした。
    市販の薬を飲みながら仕事を続けてましたが、3月中旬頃から足に力が入らなくなり5月末に近所の内科にいき血液検査をして、結果ckの数値が950位で、紹介状を書いてもらい大学病院にいき、MRI、筋電図、CT、髄液、血液検査した結果7月6日時点で左足と、左腕には数値が出ているがほぼalsだが確定ではない。と言われ、9月16日筋電図の再検査をして、確定と言われた。今現在両足に、力が入らなく、杖をついてやっと歩ける位です。腕の力は多少落ちているようです。咳払いや声は、大きくできません。16日夜からリルテックを飲んでいます。藁おも掴む思いで書き込みました。宜しくお願い致します。

    • 現医学ではALSの原因は判明していませんが、私は延髄に血行不良があることが原因の大きな一つであると確信を持っており、それを改善出来れば症状の進行を防ぎ、ある程度軽快させることができると考えて、血行不良の改善治療をブロック注射で積極的に行っています。既に20名近くを治療し、無効例は2名。無効の理由は住んでいるところが遠方すぎ、効果が出るまで待っていられない場合です(長く治療すれば効果が出ていたとは限りませんが)。ご提案としては、私の診療所近くのビジネスホテルに1週間ほど滞在していただき、4~5日連続で治療をして、効果が出るかどうかを試すことです。効果が出るのなら、そこから治療計画を立てます。出ないのなら私の治療では改善はのぞめませんから、あきらめていただくしかないでしょう。まあ、その場合も、代替医療や民間療法を紹介します。ご連絡さしあげます。

  26. 母が先週ALSと診断されました。診断結果を聞かされた時(今でもそうですが)には茫然でした。藁にもすがる思いで、メールさせて頂きます。病院の勧めで、早速ビルテック(飲み薬)と点滴(薬剤名はわかりません)を始めました。今後、退院の後、2week毎に点滴の治療の必要があると主治医から説明がありました。HPを拝見させて頂きましたが、ぜひとも治療をお願い致します。その際、上記の点滴治療と併用して先生の治療は可能でしょうか。又、もし診察させて頂ける場合、紹介状及び各種検査結果は持参したほうが宜しいのでしょうか。宜しくお願い致します。

    • 全力で治療します。点滴は併用でかまいません。紹介状は今のところ不要ですが、治療の効果が出て、改善するようであれば、ある程度の診断の経緯を記した書類がほしいです。なぜならば、きちんと確定診断がついている病気を改善させたという実績になるからです。各種検査結果は、手元にあるものだけ持参ください。詳しくはメールさしあげます。

  27. 私は32歳のアベといいます。
    今神経内科に入院していますが鼻から精神疾患扱いをうけております。
    症状は手足のしびれや筋肉のぴくつきふくらはぎのつっぱりです。
    歩く力が急に衰えました。
    体重が去年の検診より12キロほど落ち現在進行形です。
    背中があつくなり胸もやけつくような症状があります。
    読みづらくてもうしわけありませんが、先生ならどのように推察されますでしょうか。
    かなりつらくて。
    よろしくお願いします。

    • 体重の現象は筋萎縮、ひくつきは上位運動ニューロンの障害と推察します。しかし、それに病名をつけることは現医学では不可能ということが多々あります。早急に治療を開始されたほうがよいと私は思います。

  28. 3年位前から夫が舌に違和感お感じ、2年前に大学病院で検査入院したところALSと診断されました。セカンドオピニオンでほかの病院で別の病名の診断があり(MMN)治療をしていましたが効果がなく先日東京の大学病院で再度検査入院をした結果ALSと診断されました。今年に入って体重は15キロ以上減ってしまいとても深刻です。諦められません。治療は可能でしょうか。

    • 医療秘書のAと申します。院長より言付かり院長の代わりに早速あなたさまのご連絡先に当院からのメールをさせていただきました。ご確認いただければと存じます。

    • 私は現在ALS様症状の患者を約10名、ALS確定の患者を4名治療を続けています。確実に症状が改善している者、進行が止まった者、が大部分ですが、進行が止まっていない者も数名おります。治療技術においてはそれなりに自信を持っていますが、改善できるかどうかには通院回数、各自の生活、重症度、真の病態生理などが絡んでおり、私の技術だけではどうにもならない部分があることをよく認識しておいてください。通院費用や通院回数がネックになることもあるようですが、人の命がかかっているということを深刻に受け止め、そこから逃げないでください。
       
       私の技術を信じる・信じないなどと悠長なことを言っている場合ではないといいたいです。ALSに治療を挑む医者など、他にいないことを考えれば、選択肢はほとんどないのですから。しかもブロックという比較的安価な治療でがんばるわけですから。

       ALSで私のところに通院している患者たちも、「選択肢がない」ということを正しく認識している者が少ないように思います。もちろん、私以外にALSを治せます!と宣言する医師がいるのなら、まずそちらの方からあたっていただいて結構です。

       ALSの治療は、中途半端な気持ちで受けないでください。ということを言いたいだけです。命がけで治療に挑んでください。

  29. 私の母が昨年末にALSと診断を受けました。10年前から痰が貯まっておかしいと話し、最近では飲み込みが上手くいかない、首が瘦せ細ってきたため神経内科で検査を受け診断となりました。1月からは左手に力が入りにくくなってきました。
    今は北海道に住んでいますが、今年3月には60歳で定年退職、その後は東京の娘と孫の所で暮らしたいと話しています。
    母親のため、できることはしてあげたいです。どうか先生に治療していただきたいです。母も何でも治療は受けたいと望んでいます。よろしくお願いします。

    • ALSは進行するほど元に戻らなくなります。ですので3月まで待って治療というような悠長なことは言わない方がよいと思います。ALSの進行を食い止められるかどうかは私の治療に対する、肉体側の感受性にもよります。実際のところALS確定の方々が当院に通院治療に来られていますが、4人のうち一人は効果が出ていない方がいます。ALSの前段階の人々は全員がはっきり効果ありです。中には北海道から通院されている方もおられます。

      できればすぐにでも東京に引っ越しされて治療(上頚神経節ブロック)を開始された方がよいと思いますが、家族会議をなさってください。私のことを信用するかしないかは自由です。他にもあやしげな治療もいろいろとあると思いますが、それも含めて治療をお受けになるのも一つの方法です。ですが、私の治療成績は、ありとあらゆる治療法と比較しても抜群に優秀であると思います。

       ただし、お金がかかります。できる限り保険を適用させたいところですが、ALSにブロック治療が認められていませんので自費をメインにせざるを得ないからです。また、日本の保険制度では、最高でも週に1回しかブロックを許可されませんので2回以上行いたい場合も保険が適用できません。私は治療費をぼったくることはしませんが、最低限、難病治療としての治療費をいただくことになります。お金の問題は切り離せないと思いますが、出し惜しみをすると治療が難しくなるかもしれませんのである程度の出費は覚悟しておいてください。

      お金のことに言及する理由は出し惜しみをされる方が実際におられるからです。治療効果が少ない場合、私は治療回数を増やすことを提案しますが、家族としては「効果が少ないからお金を今以上に払いたくない」という反対の姿勢をとられるものです。私にも「100%治せる保証はありません」ので、治療を強くすすめることができません。その場合は私も患者治療から手を引くことになります。なぜなら、他にも私の治療を必要とされる患者が後ろに押し寄せているため、そういう方々を優先させなければならないからです。お金は有限ですが、私の時間も有限なのです。

      とかく、難病治療となると自分のことしか目に入らないものですが、難病を治療する医師側にも極めて大きなストレスがかかることを考えてください。私が突然死すれば、困る方々が大勢おられますので、私も自分の体を守らなければならないのです。ご理解いただけると助かります。

  30. ALSではないかと悩んでいます。
    左右の上腕と太ももの筋肉が痛み上腕は、ぎゅっと握られたような違和感もあります。全身の筋肉のピクつき、最近は飲み込み辛さと首が疲れます。腕の脱力感もあります。昨年の12月からの症状で、今日、筋電図の結果が出て、神経原性の反応が2ヶ所で出ました。
    担当医は、力が入らない 腱反射等の異常がないことより、今は診断はつかない。経過観察とのことでした。正常でも筋電図で神経原性の反応が出ることはあるのでしょうか?
    お返事 何卒よろしくお願い致します。

    • 神経原性の反応は神経に異常があるという意味です。それ以外の意味はありません。しかしALSという診断はつきません。なぜなら、ALSは進行性で不可逆の病気ですので、「5年以内に死亡することが確定するレベルにならなければ診断してはいけない」からです。診断=5年以内の死亡宣告です。そして実際にALSと診断された場合は、その90%以上が5年以内にお亡くなりになられます。

       ですから、ALSと診断されてはいけないのです。たとえALSの初期であったとしても、診断されてはならないのです。診断されていない時期は不可逆ではなく、踏みとどまる可能性があるという意味ですから、いろんな治療をためしてみて、踏みとどまらせなければならないのです。わかりますか?

  31. 始めまして、64歳の男性です。昨年の10月頃から腕に力が入りにくくなり、ネット関係の仕事をしていたので、早くに横浜市大附属病院で検査入院をし、ALSと確定診断されました。現在も治療法がなく、最近やっと抗てんかん薬が効くということで、治験が始まるようですが、市大病院はその治験には加わっていないようです。一応先生に紹介状を書いてもらうように頼んでいますが、治験に加われるかどうか、確実なところは分かりません。

    まだ症状としては腕があがりにくく、二の腕と肩の筋肉が萎縮しているだけなので、ほぼ日常生活が普通にできています。一度先生の医院にお伺いしたいと思いますが、どうすれば良いのでしょうか?

    何卒宜しくお願いいたします。

    • 秘書の方から連絡さしあげますのでおまちください。私の診療所では、ありとあらゆる治療法を提案します。そのためにいろいろな分野でのエキスパートが集まっています。エキスパートたちは、腱引き師、カイロプラクター、鍼灸師、さらに縁絡、ラジオ波、水素治療などなど、セッティングすることが可能です。ただし、お金がかかることは言うまでもありません。が、日本は諸外国に比べればはるかに安い治療費であると思います。どこまでトライするか?は本人次第であり、私はそこには関与しません。そして私は、協力者たちから一切のリベートをいただいておりません。つまり、あらゆる治療の提案は、純粋に患者を助けるためのみに行っています。一度来院されて相談されるとよいでしょう。お待ちしています。

  32. 突然の書き込み、大変失礼致します。
    千葉県の船橋地域に在住しております43歳の男性です。
    下記の様な症状から不安で悩んでおります。

    具体的には、今年の4月より異常が発生しました。
    最初は、左ふくらはぎの異常な張りでした。
    ストレッチを繰り返し数日すると張りは治まりましたが、
    (相当痛かったです、びっくりするくらいでした)
    1週間後くらいから違う異常が出始めました。
    脚に力が入りにくいことと、ぴくつきが出たことです。
    この当時はぴくつきはかなり頻度が高い状態でした。
    (今現在は、時々ピクツクますがこの当時程ではありません)
    これはどうもおかしいと感じ、時々頚椎症で通っていた
    脳神経の開業医にMRIを撮って頂きましたが(脳、首共に)、
    逆S字の首以外では異常なしとのことで、セルベックス、
    ミオナール、メチコバールを処方され飲んでおりますが、
    正直改善されるどころか、徐々に症状が強くなってきております。

    現状では、
    特にふくらはぎの疲労感が強い、力が入りにくい。
    咀嚼時に疲労感を感じるときがある。
    筋肉のピクツキ
    少々言葉を発声しにくい時がある。
    指や手首の力が入りにくいことが時々ある。
    左腕を上げるときに時々重く感じる。

    というところです。
    正直、ALSの兆候ではと不安な日々です。
    ホームページを拝見させて頂き、先生の診察を
    受けたいと希望しておりますが、可能でしょうか。
    お忙しいところ、誠に恐縮でございますが、ご返事
    頂けましたら幸いです。

    何卒、宜しくお願い申し上げます。

    • 大丈夫です。徴候のうちに治療を開始すれば、ほとんどが改善します。上頚神経節ブロックがよい適応です。

  33. はじめまして、
    平成28年5月に ALSと診断されました62歳女性です。
    私は呂律からでした、25年頃から仕事の電話にも支障が出始め仕事止めました。
    その頃は呂律だけでしたので 噛み合わせ?ストレス? くらいで あまり気にしていませんでした。
    26年に脳外科でMRIを、異常なしでた。
    でも 呂律はだんだんおかしくなるので 神経内科に通い始めたが わかりませんでした。
    去年 5月ちがう大学病院でALSと診断されました。
    この頃は 呂律、飲み込、右足に歩きにくさが出ていました。
    今の 治療は 今年の5月からラジカット、9月からリルテックを飲んでいます。

    症状は
    言葉は 鼻から抜けてしまい 近親者しか 聞き取れないくらいです。
    ゆっくりなら なんとか頑張って話しています。
    飲み込みは 柔らかいもの、細かいものです。 たまにヨダレ出ています。
    ごえんします。
    右足が上がりにくくて すってしまいます、
    左足はまだ 右足よりはしっかりしていて力も入ります。
    両腕、手、は普通です。
    外では車椅子、杖で対応しています。

    あと すみません!
    今年の5月東京のセカンドオピニオンにいった病院で 検索したときに PLSだと 言われました。

    ALSもPLSも 兄妹の様な物なのでショックは 同じですが・・・
    でも進行がゆっくりだと聞きました。

    先生に早い時期に1度見て頂きたいと切望致します。
    どうか宜しくお願い致します。

    • ALSもPLSも・・・神経内科には医師も知らない病名がごまんと存在します。その理由は「神経系のことをまだだれも何もわかっていない」という大変痛い事実につきあたります。病名は毎年増え続け、しかしながら病名をつけた教授は自分のプライドにかけて厳格な診断基準を勝手に作りあげますので、その診断基準に合わない患者のほうが圧倒的に多くなり、そしてそういう方々は病名もつけてもらえず、保証も受けられず困ってしまいます。そういう時代がこの先もあと数百年続くと思います。よって、診断名に心を折られることはありません。治すことだけをお考え下さい。「西洋医学で治らない」ものは「治す方法がない」と思ってしまうのは政治的な嘘です。まずは私の治療を受けに来てください。

      • お返事ありがとうございます。
        どの様に予約をすれば良いのでしょうか?
        教えて下さい。
        宜しくお願い致します。

        • 私の診療所は患者の平均年齢が他の一般的なクリニックより若いのです。その理由は高齢者の方々はパソコンの使い方がわからないのでこのHPに出会う機会がないからだと思われます。予約なども、今はインターネットでできるのですが、それも高齢者には難しい予約方法です。逆に、私が高齢者が理解できるほどのメディアに露出してしまえば、患者が殺到してしまい、診療ができなくなります。よって、私のような「キワモノ医師」は目立たないところにいるしかありません。予約が難しいことをお許しください。
          ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
          医療秘書のAと申します。あなたさまの連絡先のメールアドレスが間違っているようです。誠に申し訳ありませんが、エラーとなってしまいこちらからご連絡できません。ご確認いただければ幸いです。

  34. はじめまして
    辰巳と申します。16歳です。
    私の叔父がだいぶ前にALSと診断されていました。
    詳しいことは大人に聞いても曖昧にしか答えてくれません。でも叔父の家に行くとどんどん弱っていっているのが子供の私でもよくわかります。前まであんなに歩けていたのに今では自分でシャツも脱ぐこともできなくなっていました。
    叔父は祖父母と一緒に関西で暮らしていますが、いろんな治療法を試すためにいろんなところに行っています
    それでもあまり効果がなく、私の祖父母も体力的にも精神的にも弱ってきています
    何かしてあげられることはないかと思い
    調べてみたところ、このサイトを見つけたのでまず、ALSについてわかりやすく説明していただきたいです。あと、治る方法もわかりやすく教えてもらえたら嬉しいです。
    日本語がごちゃごちゃになっていてすいません。
    みんな焦っています。
    叔父の家に行った時はみんなとても明るかったのに今はとても暗いです。
    お願いします助けてください。

    • 医療秘書のAと申します。あなたさまの連絡先にご連絡させていただきました。このご縁で叔父さまのご回復とあなたの叔父さまやご家族さまを思うお心の素晴らしさが報われますよう尽力させていただきます。ご確認いただければ幸いです。

    • 治療法がないわけではありませんが、治療にもっとも重要なのはタイミングです。例えば早期がんは早期に切除すれば命に別状はありませんが、末期では治療が無になります。ALSの場合、通院移動ができる期間がタイミングであり、移動ができなくなるまで体力が落ちてしまいますと、それが「手遅れ」という状態を意味します。家に訪問して様々な治療をほどこすにしても、それを許すには何千万円級のお金が必要になります。

       もし、それでも、命を救いたいと思うのであれば、あなたの命と引き換えにするくらいの努力が必要になると思います。例えばあなたが密教の僧侶になり、法力を身に着けて毎日その法力でご祈祷してさしあげるなども、オカルト的ではありますが真に命を救って差し上げたい場合には選択肢の一つになります。また、マスコミに訴えかけ、国民の同情を仰ぎ、寄付を募っていろんな治療師を呼ぶなどもあるかもしれません。

       私は現在、ALSと診断がついた方を上頚神経節ブロックで治療し、そこそこ改善させている(完治には至りません)という実績を持っています。しかし、進行してしまったものでは、上頚神経節ブロックさえも効果が出ないかもしれません。

       さて、重要なことは、ALSを治す方法ではなく、私がALSを改善させているという実績を、あなたがたが信用できるか?という問題になります。信用するとは、「治せることを信じる」という意味ではありません。「この世でALSを治せる最高の腕を持つのは私である」ということを真実として受け入れられますか?という問題です。つまり「治せなかったとしても、私の治療を受けることが、全ての治療の中で最善である」ということを信じることができますか?という問いです。

       最善を尽くすには私の治療を受ける以外に方法はないということを理解できますでしょうか? もちろん、治療法は他にもあると思いますが、「最善」は私です。なぜなら私は「最後の砦」としての医療を行っているからです。そして実績もあります。もちろん救えなかった人もいますが、救えている人がいるだけでも最善です。

       最善は私、とは言うものの、私一人で治すわけではなく、私は鍼灸師、気功師、腱引き師、整体師、祈祷師などの最高峰の方々とコラボレーションし、最高のメニューを提供します。受けるか否かは自由ですが。そういった総合的な治療をプロデュースできる医療秘書が存在し、総合的な力で治します。だから私は最善なのです。

       ところが、「私は最善」というセリフを私が言うことにより、とても嘘くさく聞こえるという最大の屈辱があります。私は人前で「私が最善」と叫ぶことが、いかに愚かで恥ずべき行為かということを知っています。よって、こういう場で、「私が最善」と言い放つことを、一体だれのためにしているのか? ということをよく考えていただきたいのです。それを考えたときに、「真に最善なのか?」がおのずとわかると思います。

  35. はじめまして。
    知人の外国籍の方がALSと診断されて1年4カ月経過いたしました。
    左上肢はあまり動きませんが、右上肢、下肢ともにまだ動いている状態です。

    最近は神奈川の病院で点滴の治療を10回1クールを8回終えたところですが、症状はあまり変化がなく悩んでいます。
    先生のに一度診察をしていただきたいと思っております。
    ご返信お待ちしております。

    • 当院に通院されているALSの方々は明らかにブロック注射後に症状が軽快します。筋力がアップしたり、呼吸困難感が軽快したり、呂律が回るようになったりします。ただし、通院頻度が問題であり、遠方の方は治療が困難になるという現状があります。その辺がクリアされれば、改善、または進行阻止ができると思います。治療との相性もあると思いますが、一度来院されることをお勧めします。

  36. 初めまして、長野県在住の42歳男性です。
    デスクワークの企画職で、平日の昼間は同じ姿勢での座業が8~10時間続く生活です。四肢を動かすことは可能で、自動車通勤でフルタイムでの仕事をこなしています。

    現在の主な症状は、以下のとおりです。
    1. 肛門のまわりが痛い、座業が苦痛(肛門に力を入れると脱力感、浮遊感)
    2. 四肢のしびれ(下肢の脱力感、ムズムズ感)
    3. 腰痛とクビ、肩こりがひどく、続いている
    4. 背中、クビ、膝の関節を伸ばそうとすると突っ張るような痛み
    5. 右大腿骨の大転子の痛みが一番きつい
    6. 最近になって、舌の痺れ、顔や頭の皮膚のつっぱり
    7. 最近になって神経過敏(食べ物:熱いもの、辛いものに過敏/風呂:前より手足指先での熱さに過敏)
    8. 何もないところでつまずく、周りに比べて歩くのが遅い、しばらく歩くと足裏の真ん中あたりが痛む
    9. 安静時に筋肉がまれにピクピクする(ふくらはぎ、太ももなど)
    10. ただ立っているだけで、肩・腕がズーンと痛む
    11. 肩から肩甲骨にかけて、背中を丸められている感覚
    12. 飲み込むときのつかえ(違和感あって、ツバを飲み込むのが困難になるときがある)
    13. 手のグーパーに違和感、キーボードのタイピングが億劫、ミスタイプも増えた
    14. 字を書くのが特に億劫で、細かい作業の苦手意識が大きくなった。右手に違和感
    15. しゃべるのが億劫、呂律が回っていない感じがする
    16. 今まで問題なく持ち上げられた10kg程度のものでも、力を込めないと持ち上がらない。

    また、本日に至る経緯は以下のとおりです。
    【2016年12月~2017年2月】
    右臀部から大腿骨の大転子にかけて冷えにも似た疼痛に苦しみました。春になり寒さが和らいだところで症状はなくなり、気に留めることはなくなりました。
    【2017年3月~4月】
    そもそも腰痛持ちでしたが、腰から臀部にかけての痛みが強くなりました。この頃は、痛むところをトントン叩きながら、運動不足だなぐらいの認識でした。この頃、仕事でのストレスがピークであり、4月に心療内科を受信し、眠剤を処方いただきました。2017年4月から2017年10月現在に至るまで、眠剤を常用しております。(4~7月:ハルシオン、8月~9月:フルニトラゼパム、10月~:ルネスタ)
    【2017年5月】
    腰、臀部、肛門の痛みが本格的に辛くなってきました。特に肛門、恥骨の周辺の痛みがひどく、1時間座り続けることができないようになりました。この時から、肛門に力を入れると下肢に脱力感、浮遊感を感じるようになりました。5月24日に長野県内の整形外科でレントゲン、MRI撮影を行いましたが異常なしとの診断結果でした。私の主症状が肛門痛だったので、肛門&大腸を専門にしている総合病院の外科医に紹介状を書いてもらいました。
    【2017年6月】
    紹介先の総合病院で大腸内視鏡、血液検査を受けましたが異常なし。その一方で、6月に入ってからは、腰、臀部、肛門だけでなく、下肢のしびれが生じ始め、歩き続けたり立ち続けたりすると足の裏の灼熱感を伴うようになりました。6月中旬からは、二の腕から指先まで上肢全体がしびれはじめました。そこで、院内で脳外科、神経内科の診察を受けましたが異常所見なく、検査はしませんでした。
    【2017年7月】
    1ヶ月間のリフレッシュ休暇を得て、座業から開放されることができました。これに伴い、肛門、腰、臀部痛が寛解され、痛みを意識することはなくなりました。上肢と下肢のしびれ、脱力感が若干ありましたが、7月中旬~下旬にかけての2週間は眠剤なしの生活が送れました。
    【2017年8月】
    仕事再開。座業の毎日を再開することとなり、肛門、腰、臀部痛が再発してしまいました。上肢と下肢についても、しびれと痛みが悪化してしまいました。眠剤の服用も再開することになりました。
    【2017年9月】
    地元のかかりつけ医で「線維筋痛症かもしれない」と言われ、県内総合病院のリウマチ科を受診しました。ここでは「線維筋痛症または強直性脊椎炎の疑いあり」と言われ、東京都内の大学病院のリウマチ科へ紹介状が回されました。この頃から上肢のしびれが悪化し、背中のはり、強烈な肩こりを自覚するようになりました。また筋力の衰えを感じ、具体的には歩くのが遅い、何もないところでつまずく等の上記「6.~16.」の症状が出始めました。
    【2017年10月】
    昨日2017年10月14日、大学病院のリウマチ科で初診を受けましたが、診察結果は「強直性脊椎炎の特徴的な症状がない」とのことでした。「まずは仙腸関節の痛みの原因を調べるため検査を行いましょう。本日は血液検査、尿検査、腰・手足のレントゲン撮影を行い、来週は腰椎部の画像MRI検査を行います」とのスケジュールが立てられました。

    先生がブログで警鐘を鳴らして下さっているとおり、このままALS確定診断の「実がなる」まで捨て置かれそうでなりません。このまま諦めるわけにはいかないのです。
    新幹線を使えば2時間で東京駅に着くので、休暇を取って通院することは可能だと考えています。
    是非とも先生に診察、治療いただきたく、ご連絡をお待ちしております。

    • その通りです。ALSは確定診断がつくところまで症状が進行するのを待っていてはいけません。あなたの場合、ALS以外の種々の症状が重なっているためALSと診断されることは「末期になるまであり得ない」でしょう。重要なことは重なっている症状をひとつずつ個別に治療をしていくという考え方が必要になります。が、日本の医療は一つの施設で重なっている病気を一度に多数行うことを許しておりません。一つの施設で1日に一つの治療しかさせてもらえません。つまり、複数の病気を一つの施設で治したいのであれば、二つ目以降は自費となるのが日本の医療制度です。

       通院距離や通院費用以外に、「保険が使えないこともある」ことを考慮にいれ、予算を立てなければならないところが苦しいところです。

  37. 初めまして、愛知県に住む、65才男性です、最近先生のホームページを見つけてメールしています、私は、昨年6月頃右手の握力が急に低下していることに気付き、9月に大学病院で検査、alsの可能性を指摘、様子を見ることになり、今年2月に再検査、この時も、右手の握力がないこと以外は進行は少なかったもののalsと確定診断をされました、その後も余り変化はなかったのですが、4月に階段から落ち、あばら骨を2本骨折、リハビリをしていましたが、急激に身体が動かなくなり、現在では歩くことも一人では出来ない、右腕も動かない、喋りづらい、等一気に進行してしまいました、先生のホームページを気が付かなかったことに、後悔していますが、まだ諦められなく、メールさせて頂きます、先生の治療が受けられることを望んでいますが、一人では行けない状態ですので、何か手立てを考えたいと思っています。
    何卒、ご配慮頂きご連絡よろしくお願いします。

    • ALSの治療はいくつかの問題があります。治療はしっかり、厳格に行わなければなかな効果が現れにくく、週に1回の治療ならば、なんとか現状維持か、若干改善傾向。2週に1回なら徐々に悪化することを抑止することが難しいのです。軽症の方は2週に1回、月に1回でもなんとかなります。ブロック注射にも出来不出来があり、よく効くときもあればあまり効かないときもあります。よく効かそうとすることは、医師にとっても患者にとってもリスクが高くなるため、なかなか困難な状況もあります。そうした状況の中、やはり遠方の方は通院をあきらめることが多いという状況になりがちです。

       そうした状況の中、訪問診療の鍼灸という方法もあります。もちろん、その場合は優秀な鍼灸師を選ばなければなりません。全国に出向いて治療をしてくださる、鍼灸師の鏡のような先生がおられますので、紹介も可能です。また、当HPで紹介している腱引きの先生も、場合によっては訪問があり得ます。私が訪問するということも可能ですが、定期的にとなると難しいかもしれません。いずれにせよ、訪問ではかなり多額の治療費を覚悟しなければなりません。効果があるかないか、一度だけでよいから訪問治療を希望するというのであれば、そういう方法もないわけではありません。

       あきらめるにしても、人は協力し合って生きているということを実感できれば、人生が少し豊かになると思います。私たちはそういうつもりで医療を志しています。そういう意味で、一度だけの治療も、決して無駄ではないということを感じていただけると幸いです。秘書Aからご連絡さしあげます。

  38. 長野県在住の51歳の主婦です。

    去年の12月頃から左足が歩きにくくなり、運動不足のせいかと思いあまり気にしていませんでした。
    しかし今年の夏頃から左足がもっと歩きにくくなり、引きずるようになってしまいました。
    さすがに異変を感じ、整形外科で診てもらったのですが、異常なしで、その後神経外科で診てもらい、ALSの可能性が大きいと言われました。

    現在はリルテックを10月から服用しています。

    来月の6日に東京の大学病院で詳しく診てもらう予定です。

    最近は身体全体のびくつきを感じたり、足は両足が硬直して1人では歩けない状態です。

    毎日不安です。

    こんな状態ですが、先生の治療は可能でしょうか?
    ぜひお願いしたいのです。

    • 私の診療所は東京にありますが、長野県から来院される方は結構多いです。通院の問題さえクリアできれば、ALS様の症状を改善させることが可能です。なるべく早くご来院ください。同様の症状の方々が来院され、確実に効果をあげていますので。

  39. 初めまして。私は46歳の女性です。
    ①平成25年 左肘関節鼠、滑膜炎の手術
    ②平成26年 右股関節唇損傷手術
    ③平成26年 左股関節唇損傷手術
    ④平成26年 右股関節唇損傷靭帯移植手術
    ⑤平成27年 左股関節臼蓋不全棚形成手術
    ⑥平成28年 右足関節三角骨摘出、靭帯修復手術
    以上の手術を行いました。
    術後の入院が、短い時で3か月、長い時で9か月(リハビリ転院有)
    他に左胸郭出口症候群、左仙腸関節炎もあります。
    リハビリを進める為、術部の痛みと胸郭、仙腸の痛みが強く、ステロイドや局所の注射も行いました。

    手術を繰り返し、歩行迄行かず手術とかだったので、筋力低下が著しいものと思ってました。
    股関節から下の下肢の感覚が少しずつ鈍っていき、今は下肢の感覚がなく、力が入らず動かせません。
    手も痺れる事や、力が入りにくい事、腕が挙げづらいです。
    私自身、胸郭の症状なんだろうと。
    手術は県外でしまして、最後の足関節の手術後は、地元の病院でリハビリ転院していました。
    そこの先生に、筋力低下だけじゃないようだとの事で、平成29年2月に地元の大学病院を紹介され、神経内科で筋電図を受けましたが、異常なしでした。
    それからは、要介護認定と障害者手帳を頂き、訪問リハビリを受けてますが、症状は変わらず、今年1月に入り、検査入院との事で、同じ大学病院の神経内科で、筋電図、髄液、血液、CT、MRIなど検査受けましたが、異常がみられません。
    先生も「何だろうね」って感じです。
    私は確定診断され治療法がわかれば、病気が確定されたら、治療を受けていこうと思ってました。
    検査で異常なしなので、心因性を疑われていき、今の身体の状態の治療はできなくて、どうしたら良いのかと思い、メールさせて頂きました。

    • 現在の医学水準で診断がつかない病気は今ある病名の何倍もあるというのが事実です。しかし、その事実はそうした未解明の病気にかかる人の人数が少ないために無視されるという状況にあります。この状況を認めるか認めないかであなたの進む道が決まると思います。認めることは「医学はわれわれの強い味方である」という安心感を捨てることになるのでとても勇気のいることです。ほとんどの人がその勇気を持ちえないために、難解な病気にかかったときに医学というモンスターに人生をむちゃくちゃにされてしまいます。

       私の診療所にはALSが確定している症例が数名、確定していないが疑わしいという症例が10数例、絶えず来院されています。そのすべての方々が「大学病院では全く改善しない」「当院の治療でのみ改善を実感できる」という状況です。あとはあなたがどう考え、勇気を持つことができるか?の問題でしょう。大学病院でもないのにALS・ALS様症状の患者をこれだけ治療しているのは、全世界でも私の診療所だけだと思います。

       とりあえず、難解な病気は私の専門です。一度相談に来られるとよいでしょう。

  40. こんばんは。
    私の大事なひとがALSと診断され、色々調べているうちにこちらにたどり着きました。患者は44歳、男性、違和感が始まったのは2016年10月、現在は歩行のしにくさ以外に特になし、足に力がうまく入らないのでバランスが取りにくい、左足が右より細くなっている。
    セカンドオピニオンも受けました。症状としてはALSに当てはまるもの(左足から動きにくさが始まり、左足の細さ、ピクつき等)もありますが、診断された病院(A病院とします)でもセカンドオピニオンの病院(B病院とします)でも、一般的なALSとは違っている部分もいくつかあり、ALSだとしても珍しいタイプのALSではないか、という点ではA、B病院ともに一致していますが、B病院では「ALSとは診断しにくい部分もあるが、他に当てはまるものもないので、A病院ではALSと診断されたのではないかなぁ」とも言われ、一度先生にご相談させていただきたいと思い連絡させていただきました。毎回の病院には私も付き添っており、医師とのやりとりにはすべて立ち会っておりますが、A病院の対応が事務的かつ淡白すぎて、本当にALSだとしたらここには任せられないという不安もあります。
    先生にご相談させていただくにはどのようにしたらよろしいでしょうか。

    • ALSの治療成績は最近良好です。その理由は私の上頚神経節ブロックもさることながら、医療秘書(僧侶)Aのご加持によるところが大きいという現状があります。ご加持については「密医学」のところを読み進めていくと内容がわかります。

       医療秘書(僧侶)AはALSの治療経過、治療法、などに極めて詳しく説明ができますので、相談はまず、医療秘書Aとされることをお勧めします。僧侶とはカウンセラーの頂点のような仕事です。

       すでに現医学ではALS周辺の病気を治すことができません。つまり信じるべきものがないという状況にあります。ALSのような病気の治療にもっとも必要なのはこの事実を受け入れられるかというところにあります。信じるべき者がない場合、今後の治療は何をするにしても、治療を行う者を信じ、信頼関係を結ぶことが必要になることを意味しています。もう一度いいます。信じるものがない状態で治療を勧めるには、治療をするものを信じ、信頼関係を結ぶことが最重要となります。

       西洋医学を信じこみ、そして治らない病気と遭遇してしまった。では何を信じますか?ということが問われるわけです。これをクリアできない方は私たちがいくら手をさしのべても、その手を振り払ってしまわれるのです。試されているのは私たちではなくあなた方です。何を誰に試されているのか? それを本気で考えると前に進むことができる場合があります。私たちはあなたが前に進めるよう、祈ることしかできません。医療秘書Aからの連絡をお待ちください。

  41. 66歳の女性です。コメントでなく質問をさせて頂きたくお許しください。

    10年前に両足先に微かな痺れのような違和感を感じ、ALSの兆候ではとニューヨークな日本人の掛かりつけの内科に受診、問診のみで、今となっては先生のご指摘の通り診断材料が無かった故、ALSとは思えないとの事だったと思いますが、安心、そのご帰国し、だんだんと痺れが進行し、両足先から両手の痺れ、舌の痺れ、ほぼ左右対称、睡眠や安静時に痺れ、起床時手が強張り、撫でてから、動かすという日々です、一度町医者でレントゲンで首と腰に椎間板ヘルニアが有り、それが痺れの原因だろうとの事でした。首牽引などしてましたが、効果が感じれず、途切れ、痺れは徐々に進行、最近左脚に脱力感を感じる時があり、心配、私にはどうしても守らなければならないものが有り、後10年は身体が動かないと実行出来ず、この際精密検査を受けるべく覚悟をしていますが、ALSと診断されれば、五年内の命と先生のHPで知り、又、精密検査を受けた所で先生以外の所ではどうすることも出来ないと判断しました。私は最近動機も有り、2年前に心電図は取り、異常無しで自立神経からと考えています、私の症状はALSでしょうか?

    • おそらくALSと診断される確率はそうそう高くないと思います。ALS様症状であると思いますが原因は不明です。ただし、診断されなくて、進行して、その後にALSと診断されるケースもあります。が、とにかくALSと考えるのはやめることをお勧めします。治すことを最優先で考えてください。

  42. はじめまして。18歳女です。
    私はALSの球麻痺型症状が起こっているのではないかと思っています。理由は以下の通りです。
    ・舌の一部分がふにゃふにゃと柔らかい。なんとなくその舌の部分がしゃべりにくい
    ・左の喉だけ飲み込みにくい。飲み物を飲むと耳に入ったような感じがする。食べ物を食べると透明なサラサラした鼻水が出る
    ・左側だけ深呼吸しにくく、大笑いしづらい。
    ・両腕が疲れやすい。(反復運動が疲れる)
    ・左足だけ靴がパカパカする。(萎縮を疑っている)
    ・眠りが浅い。寝ても寝ても寝足りない。
    ・体がピクピクする。
    ・左の喉だけ大声が出しづらい。
    これらの症状を神経内科で訴えても不安神経症だと診断されただけでした。そして心療内科に回されました。心療内科に通い、不安な気持ちは良くなりましたが、身体症状は良くなりません。私はALSを疑っています。ALSの可能性はありますでしょうか。

    • ALSは初期には確定診断がつかない病気なので医師に診断を求めることは無駄なことです。同様に私に訊ねることも無駄なことです。答えは簡単です。治してしまえばALSではないのです。だからALSかどうかで悩む必要はありません。私のところに治療しにくればよいだけですよ。もっと気楽に行きましょう。

  43. 自身の現在の症状
    2年以上前より右足を引きずるようになった。それでもそれでもジョギングと普通にしていた。170センチ最大94キロまで太っていた時期がある事、歯科医師で姿勢が悪く診療を行なっている事、学生時代アメフトをして腰、膝を壊している過去がありあまり気にしていない。その症状は今も変化なし。2021年4月に88キロあった体重を9月までに82キロにダイエット。2021年11月より保険加入のためさらに75キロまでダイエットを行う。約8カ月で12キロのダイエットを行ったが身長が170センチから167センチとなっていた。その頃より右手の力がなくなってきた。年明けに握力計を購入。右手19キロ左手30キロとなっていた。現在も変わらず19キロから23キロぐらいです。また右手が細くなり痩せて冷たさを感じた。
    その頃より周りから猫背になったと指摘された。右足に関してはトレーニングをしているのでややびっこであるが日常生活に問題なし。現在は右手が上がりにくく握力が低下している。仕事は歯科医師であるので治療がしにくい状況である。箸を持ちにくい状況である。
    力がなくなったときにMRIを撮影した結果は腰椎にはヘルニアがありあきらかに神経を圧迫しているとの事 頸椎はc4からc7にヘルニアを認めるが神経を圧迫するレベルでは無いとの事。
    あえて言えばc4はごくごく軽度であるが右側にややズレがありごく軽度に圧迫しているのこと ただこれだけでは症状がが出る根拠としては低いと友達の整形外科医に言われた。

    手のことが心配で大学病院神経内科に現在入院中 ct 血液データ及び髄液のデータは炎症所見及び異常所見は認められなかった。また針筋電図検査を行い中枢及び末梢神経が軸索障害を認められるとのこと。診断基準は手症状と針筋電図検査のみであるがALSと診断。御高診いただければ幸いです。
    なお疼痛等はありません。摂食エンゲ障害や肺機能の低下とかは認められません。
    MRIデータは持っております。診断に疑問は残りますが娘が臨床研修をしている勤務先病院なので我慢しています。
    ちなみに普通に生活をしております。ALS 特有の症状の筋肉のぴくつきは一度も経験がありません。運動機能障害もPT さんとの検査では足は98点右手は96点となり足は機能障害なし手はリハビリ対象ではないがやや不自由でしょうとの結果でした。

    20日退院が決まりました。リソロールを服用予定です。
    是非是非御高診お願い致します。

    • >診断基準は手症状と針筋電図検査のみであるがALSと診断

       最近の神経内科ではこのような早期に診断をしていまうのかと驚いています。が、そのように診断されたのであればあなたは追い詰められてしまっていることでしょう。心中お察しします。

       さて、具体的には170→167センチは明らかな異常であり、それが今回の病態の一因になっていることはほぼ間違いないと思われます。病態の一因は「原因とは限らない」ものですが、身長や姿勢を改善させることが治療の一つになると思われます。
       
       私たちは江戸川区にある「なかよし医院」で診療をしています。どういう治療をしているのか? 予約ページにいろいろと情報を掲載していますのでお確かめになり、私たちとともに難病治療を克服しようという決意と覚悟が芽生えましたら一緒にがんばりましょう。

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