脊髄終糸症候群手術に警鐘!

はじめに

ヘルニアも脊柱管狭窄もないのに強い腰下肢痛・頻尿などを呈する病気は、これまで「精神疾患である」とされ、精神科薬で薬漬けにして治療するということが世界で行われていました(今も行われています)。しかし、近年になり原因不明の腰下肢痛の原因が「脊髄の緊張にある」という新たな発想を持つ整形外科医が出現し始めました。そして脊髄の緊張を除去するために硬膜内の終糸を切離する手術を行う医師が現れ始めました。これはすばらしい進歩です。私はそうした「脊髄の緊張」に着想するようになった医学の進歩を大変うれしく思う一方で、こうした安易な手術の危険性も考えなければなりません。なぜならば、硬膜内終糸は馬尾などの神経根を緊張から守るためにある組織だからです。一本の終糸を切離すると、緊張は馬尾神経へと移行します。つまり、1箇所を切離すれば、その箇所の緊張がとれた分、馬尾神経に緊張のしわ寄せが行きます。脊髄の緊張が緩んだ分だけ、馬尾神経の緊張を守れなくなるようになり、ちょっとした転倒事故でさえも、神経根を強く損傷しやすくなります。私は頭ごなしにこの手術を否定しているわけではありません。脊髄の緊張を日夜研究し続けている者として、私はこの手術にはもっと慎重になるべきであると思っています。また、マスコミがテレビ放映でこういう手術を安易に広める番組を制作していることについても賛同しません。よいことだけを報道するのではなく、リスクをも同時に考えなければならないということです。以下に脊髄終糸症候群の解説と手術について述べてある厚生中央病院のHPの内容を転載します(青字で記載)。  
 

脊髄終糸症候群

1)病態   終わりの糸と書く終糸(しゅうし)という組織が原因で腰痛や下肢痛、頻尿などの症状を来たす疾患です。脊髄終糸は図のように脊髄の先端から尾椎に続く長さ約25cm、太さ0.5mmほどの柔らかい糸状の組織です。私たちが体を前屈すると、脊髄は頭側に少し移動し、それに伴って終糸も頭側に引っ張られることになりますが、通常の終糸は柔らかいゴム糸のように伸びるので、脊髄に牽引力がかかることはありません。しかし終糸が生まれつき硬い人では、前屈した時に終糸が伸びないために脊髄が牽引されてしまい、この姿勢を続けたり繰り返したりすると脊髄の中に血流の乏しい部分が生じ、前述のような症状が出ると言われています。
  2)特徴  10代から30代の若い年代に多く、腰椎椎間板ヘルニアの好発年齢と重なります。症状も腰痛や下肢痛など椎間板ヘルニアと似ているため鑑別が必要です。前屈で手が床に届かないことが多く、MRIではヘルニアの所見が見られず、頻尿や便秘、下痢などの膀胱直腸障害を伴うことなどから多くの場合鑑別が可能です。最近では50歳以降で症状が出現し手術で改善する場合がありますが、生まれつき硬い終糸の人がなぜ50歳以降で症状が出るのか、まだ詳しい病態は解明されていないのが現状です。
  3)診断   この疾患に共通する5つの項目のうち4項目以上該当する場合に脊髄終糸症候群と診断し、希望があれば手術を行います。3項目以下の場合は証拠不十分と考え、手術は行わず内服や日常生活指導など保存的治療を行っています。(参考文献1)
  1.   腰痛または下肢痛がある
  2. 体が硬い(おじぎをしたとき指先と床の距離が20cm以上
  3. 膀胱直腸障害(頻尿、便秘、下痢など)
  4. 症状と画像所見が一致しない(下肢痛があるのにMRIではヘルニアなどの神経圧迫所見がない)
  5. 誘発テストが陽性(最大前屈位で首を下げると痛みが強くなり、首を上げると軽くなる)

4) 治療   前かがみの姿勢を避けることで改善する場合もありますが、実際には椅子に座る、床の物を取るなどの日常動作はなかなか避けることが難しく、一度症状が出現すると多くの場合手術が必要になります。手術はまず第1仙椎の椎弓を部分的に切除し硬膜に達します。硬膜を3cmほど縦に切開してこれを糸で左右に吊り上げると硬膜の中の様子が確認できます。馬尾は淡桃色で左右を縦に走るのに対し、終糸は正中を縦に走り、血管に富むので赤色を呈するため肉眼的に馬尾と終糸を見分けることが出来ます(図)。さらにそれぞれを微弱な電流で刺激して、馬尾では脊髄から誘発電位が出現するのに対し、終糸は通電性がないので刺激しても誘発電位が出現せず、この方法で馬尾と終糸を区別することが出来ます。終糸と確認出来たら、まず出血しないように凝固止血して、その末梢で切離します。終糸の緊張が強い場合は、伸ばしたゴム糸を切った時の様に、切離した断端が瞬時に頭側に短縮して視野から見えなくなることがあります。緊張がそこまで強くない場合でも1~2cmの短縮が見られます。これで手術の目的が達せられたので、硬膜と筋肉・皮膚をそれぞれ縫合して手術を終了します。手術創は縦に4cm程度で時間は1時間前後、出血量は10~30mlで輸血の必要はありません。術後は当日から寝返りが可能で、翌日から座位がとれ、3日ほどで歩行を開始し、約2週間で退院になります。術後の回復には個人差がありますが、私たちの37例の調査では、通常2~6か月で回復が始まり、1年後の評価で46%の人が完治し、52%の人に改善があり、合計98%の人で完治ないし改善が見られています。(参考文献2)
 

 参考文献

1.須賀潤、駒形正志、荒神裕之ほか :Tight Filum Terminaleの術後成績 若年発症と成人発症の比較   臨床整形外科. 47:675-683, 2012 2.Komagata M, Nishiyama M, Endo K et al: Management of tight filum terminale.   Minim Invasive Neurosurgery 47: 1-5, 2004                            厚生中央病院のHPの内容を転載
 

 硬膜の役割

硬膜は脊髄と神経根に穿かせたジーパンのようなものです。ジーパンの裾は神経周幕に移行しており、つまりジーパンの裾は神経と接着しています。この部分を硬膜袖といい、硬膜袖はHoffmann靭帯で脊椎・椎間孔付近に固定されています。よって、人がどんな姿勢をとっても、硬膜が破けない限り脊髄や神経根は硬膜の長さ以上に引き伸ばされないような構造になっています(硬膜は硬く厚く伸びにくい構造になっています)。硬膜の先端は糸状になり尾骨にくっつきます。これを硬膜外終糸といいます。上記の手術は硬膜内終糸を切離するものであり、硬膜外終糸をきるわけではないようです。終糸切離術で切離するのは硬膜内終糸とよばれる軟膜が糸状になって硬膜の先端に付着する線維部分です。これを切離すると脊髄が若干頭側に移動し、脊髄全体の緊張が少し和らぐでしょう。しかし、終糸は同時に馬尾神経が過度に緊張を受けることを防ぐための安全装置ですから、安全装置が解除されると、馬尾神経が日常動作においても損傷しやすくなることは否定できません。  

終糸は不要ではない?

硬膜終糸が強い緊張を起こすには、もともとの脊椎の構造自体の不具合に影響しています。終糸が原因ではなく背骨の屈伸で脊柱管の距離が大きく伸び縮みしてしまうことがそもそもの原因です。終糸は、ある一定以上に馬尾神経が引き伸ばされないように脊髄円錐から硬膜の尾側端にかけてあるフックです。しかし、脊柱管の距離が大きく動いてしまう人は、日常動作で終糸が強く引っ張られて炎症を起こし硬くなり、伸縮性を失うでしょう。こうして伸縮性を失うことで硬膜が強く引っ張られるようになり、血行不良などを起こすことが終糸症候群の原因であると思われています。ですが、そもそもの原因は終糸ではなく脊椎です。終糸は不要ではなく炎症を起こして硬くなっているだけで、血行障害が回復し、硬くなった終糸が修復されれば伸縮できるようになるでしょう。終糸の柔軟性回復をうながす治療を行うのではなく、切離するという発想が、果たしてすべてに良い結果を招くのかを杞憂してしまいます。  

馬尾の長さにゆとりがあれば大丈夫

硬膜内終糸は主に馬尾神経を守るための安全装置です。馬尾神経が強く引き伸ばされることにストップをかける組織です。手術により終糸を切離しても、馬尾神経が緩めの人であれば、問題は起こりません。よって、馬尾神経が緩いかどうかを、この手術の前にはしっかり検査・診断しなければなりません。しかし、その脊髄や馬尾神経の緊張度を計測する方法が現医学にはありません(だから私は1人でコツコツと脊髄の緊張について研究をしています)。ただし、これだけは言えることがあります。脊髄終糸症候群の診断基準である誘発テストが陽性(最大前屈位で首を下げると痛みが強くなり、首を上げると軽くなる)がある患者は、ほぼ間違いなく脊髄・馬尾神経が短い傾向があるでしょう。よって、これらの患者に終糸切離を行えば、その後に馬尾神経を損傷しやすくなるという欠点があると思われます。切離は終糸だけが短い患者限定(脊髄・馬尾の長さにゆとりがある場合)で行うべき手術であり、馬尾神経に緊張が強い患者に行うことは禁忌と思われます。

夢を追い過ぎないこと!

終糸を何の役にもたっていない無用の長物と悪者扱いし、切離手術…これはある意味賭けです。切離したことで馬尾神経を保護する力が低下しますので、手術数年後、それ以降にどのような障害が発生するかが心配です。ただ、そうであっても、腰痛に悩む方は八方ふさがりになり、どこの医師にも治してもらえず地獄の痛みの中をさまよっています。「終糸を切る」くらいのことで痛みが消失するというのなら、それも一つの手であると思います。ただし、悪化する可能性も秘めていることを肝に銘じておきましょう。そしてたとえ悪化する可能性があったとしても、覚悟を決めて自己責任で手術を受けるのも一つです。それは夢を追うことに等しいでしょう。なぜなら、脊椎の医学はまだまだ開発途上であり、遅れているからです。脊椎のほとんどが解明されていない現時点で受ける手術だからこそ、「夢を追うこと」になります。本手術に全面否定はしませんが、適応はもっと絞られるべきであり、難治性腰痛の98%に効果がありそうであると誤解させるような文献には同意しかねます。

今後の脊椎外科の可能性

終糸を切離するのではなく、数箇所の椎間板を切除して身長を低くさせる手術で、硬膜や脊髄の緊張を除去することが、真の根治術です。脊椎が変わらないのに終糸だけをちょっといじって完治というのは虫がよすぎるでしょう。こうした手術が開発・研究されるためには、脊髄の緊張が生み出す病態の研究がしっかり行わなければなりません。脊椎外科は理論が先行するのではなく、常に手術が先行し、その後に被害者の報告がなされるということを繰り返していることを残念に思います。

脊髄終糸症候群手術に警鐘!」への43件のフィードバック

  1. 初めまして。東京在住の47歳女性です。脊髄終糸症候群と診断を受け、手術をすすめられましたが、終糸切断後の経過や長期的な影響と、第4~5腰椎間のヘルニアがあり、この部分への影響もわからないため手術を迷っています。
    症状は腰痛と右側臀部痛、右側太腿付け根周囲と右側太腿外側の痛み、左足首から先の痺れと左足の指がくっついたような、つりのような感覚があります。
    現在、メチコバールとユベラを服用して様子を見ましょうとなりましたが、手術以前にブロック注射等を試してみたい気持ちがあります。先生に診察して頂くことは可能でしょうか?

    • 脊髄終糸症候群という診断は真実に近からず遠からず、悪くもなく良くもなく、ただし、これまでの診断の中ではもっともまともであると言えるでしょう。問題は、脊髄のどこに根本的な原因があるのかを調べることが現医学では不可能だというところがこの脊髄終糸症候群という診断の弱点です。終糸を切れば脊髄にかかる張力が緩和します。しかし、どこの張力が緩和するかが???なのです。もっともよい治療法は、まず一度脊髄の様々な箇所にブロックを行い、どこにブロックをすると痛みがとれるのか?痺れがとれるのか?を調べることです。こうすることでおおよその「悪い部分」が判明します。運がよければそのまま治癒へと向かうこともあります。手術するかどうかはその上で決めたほうがよいでしょう。メールさせていただきます。

  2. 経過補足です。
    ヘルニアは15年で3度悪化しましたが、毎回手術適応ではなく1年近く保存療法をしました。今回は発症から7ヶ月経過しましたが、今までで1番長く立てず歩けず、座位も長く取れずで寝たり起きたり状態の為、3箇所の病院で診察を受けましたが、急性腰痛症との診断で鎮痛剤の処方のみでした。今までと痛む箇所は同じですが、今回は腰がガクッと崩れそうになり立てない点が気になったのですが、MRIからそういう症状は出るはずがないとの事でした。首の痛みと右手指の痺れも出始めたため、4箇所目の病院を受診し脊髄終糸症候群と診断されました。

    • 首の痛みと右手の痺れも出始めたということは、脊髄が全体的に(腰だけでなく頚髄も)緊張しているかもしれません。正確にはMRIで調べる必要があります。終糸を切るだけでは、上肢の症状は緩和しないかもしれません。いずれにしても一度、私の「診断的ブロック」を受けるとよいでしょう。また、厳しいようですが「MRIからそういう症状は出るはずがない」=「精神が異常である」、と宣言されたことを意味します。4箇所目の病院では診断をつけてくれたわけですから、その病院の医師はそれなりに脊髄の勉強をしているということです。信頼してよいと思います。ただし、残念なことに、お話を伺うとあなた様の症状を治療することはたやすいことではないと思われます。おそらく難治性でしょう。数回、治療させていただければ、見通しがつくと思います。

  3. 初めまして 横浜在住55歳女性です。
    10代から腰痛に悩んでいます。
    小さい時から前屈をしても地面についた事はなく
    身体が硬いと思っています。
    3年程前から 腰の痛み方がかわり
    前屈時に痛みが出て 椅子から立ち上がる時も
    かなり痛みがあり しばらく歩くと痛みが軽減します。
    長く読書をした時も痛くなります。
    くしゃみや咳も恐々する状態です。

    色々 病院にかかりましたが
    これといった診断が出ず 治療法がない状態でした。
    そんな時 脊髄終糸症候群の事を知り
    専門医に診ていただき 終糸の切離をすすめられましたが
    今まで 誰も診断がつかなかったのにと
    思うと この診断は正しいのかと・・。
    夫の定年後は 旅行など いっしょに
    腰痛など気にせず出かけたいと思っています。
    一日も早く治したい気持ちでいっぱいです。
    できれば手術は避けたいのですが(夫は手術に反対)
    私は どうすればいいのか・・・
    先生 どうぞご意見お聞かせください。

    夫はその手術に反対で できれば手術しないでいた

    • 終糸切離は難しい手術ではなく、ミスも少ないと思われますので「絶対に反対」というほど拒絶する必要はないと思います。手術を受けて腰痛が改善する確率が何%なのか?、最悪、悪化する確率は何%なのかが決め手だと思います。この辺は私が決めることではなく、ご主人が決めることでもなく、自分自身の問題だと思います。医療はハイリスクなものほどハイリターンであるという法則があり、この手術はローリスク、ローリターンなので(劇的に効く人もいると思われますが)深刻度は低目です。
       ただ、55歳という年齢は今後身長が短縮して行き、自然に脊髄(馬尾)の緊張は低下してくるはずです。だから私はこの手術は基本的に60歳以上にはあまり意味がないと考えています。55歳は微妙です。手術を受けるのは「夢を追う」ことを意味します。夢を追うことは悪いことではありません。ローリスクなだけに夢を追ってもOKだと思います。
       ただし、腰痛は結構複雑ですから、終糸でのみ腰痛が由来していると決めつけてよいとは思えません。いまだ、医学では不明な腰痛が多くありますので。
       まとまりがありませんが、手術を受けて効果がなくても恨みっこなしという気持ちで挑むのなら手術もアリではないでしょうか?

      • 先生 お忙しい中 コメントいただきありがとうございました。
        効果を期待しすぎなければ 手術もありですか・・。
        少し考えたいと思います。
        先生に診察していただく事は可能でしょうか?(CT, MRIの資料あります)

        • 診察の件、かしこまりました。MRIを読影させていただきたいと思います。手術をお考えならば、ブロックも受けておいた方がよいと思います。ブロックの効き具合で手術の成功確率がある程度予測できるからです。運が良ければ手術を受けずに済むレベルまで痛みが改善することもあります。私は、「手術はブロックなどの保存的な治療でも治らないものに限り行うべき」と感じます。よって、どんな患者に対しても、まずはブロック治療を全力で行い、その結果で手術を受けるかどうかを考えるべきと思うのです。全力でブロック治療をする前から手術に誘う医師が多いことに違和感を覚えています。・・・というような理由から、一度ブロックを受けてみてはいかがでしょうか?

  4. 48才 女性

    10年位前から1年に2回から3回くらい立っているのが
    やっとのくらいの腰痛があります。
    ちょっとした前かがみをした瞬間から腰痛が起こり始める事が多いです。
    4日から10日で改善しています。
    これまで大学病院、接骨院、整形外科と7つ以上は行ってみましたが
    レントゲン、MRI等では異常は見られませんでした。

    小学生の頃から立位体前屈は -20cm
    頻尿は稀ですが、始まると30分おきに尿意がおきる事があります。

    前屈をして首の上げ下げをしようとしましたが
    腰が痛くてトライできませんでした。

    脊髄終糸症候群の疑いはありますか?

    今日も腰痛になってますが、もし診て頂く場合は腰痛の症状がある時の方が
    よいのですか?
    腰痛でない時の診察は無意味でしょうか?

    教えて下さいませ。よろしくお願い致します。

    • 立位体前屈が-20cmというところから、あなたの脊椎は生まれ持った形態が前屈に不向きであると思われます。おそらくですが、前屈すると脊髄がひっぱられてしまうのでしょう。ただし、それだからといって終糸を切離すれば治ると限るわけではありません。そして、私が診察したからといって、全ての痛みの原因がわかるわけではありません。医療でできることは1、予防的に終糸を切離してみる(治るとは限りません)。2、痛くなった時にブロックで治す。3、痛くなりそうな時にブロックで先手を打つ。です。原因は1箇所(一つ)とは限りませんので、その全てを特定するには、治しながらでなければ判明しません。まず、自分で何を望んでいるのか?をこの3つの中で選んでください。選べばおのずと私の診察が必要なタイミングが判明するでしょう。迷いがあると私が診察をしても無駄に終わります。一度、自分の決意を自分に問うてみて、意志の整理ができましたらご連絡ください。アドレスをメールしておきます。

  5. 3ヶ月ほど前から左手足の痺れと頚椎・腰の痛みがあり、4つほどの病院で診断を受け、
    脳・腰・首全てのMRI検査を受けましたが異常はなしとの事でしたが、処方された薬・電気治療でも効果は見られず、頻尿の症状も最近あり、
    脊髄終糸症候群の疑いがあるのでしょうか?

    • あなた様の症状は私の言う脊髄脊椎不適合症候群の可能性を考えます。終糸症候群とニュアンスは似ています。一度、上記のリンクを読んでみてください。その上で、質問があれば、またお問い合わせください。

  6. 終糸切断術について調べており、このページにたどり着きました。
    キアリ奇形、脊髄空洞症に終糸切断術が有効との海外の記事を見たのですが、日本でも実際に行われていますか。
    日本では適応外になりますか?

    • 脊髄から分岐する神経根は約60本あり、それらはHoffmann靭帯により椎間孔に継ぎとめられています。終糸を切っても、60本のHoffmann靭帯が突っ張ることにより、延髄ー小脳部分の緊張が低下させることは難しいのです。しかし、多少は緊張が緩む可能性があるので手術を行うというくらいの感覚です。よって大きな期待をかけずに手術に臨むというのが真実です。手術自体は体にあまり侵襲がなくこみいった手術ではないので、受けることをかたくなに拒否する必要はないと思います。脊髄の緊張に関してはhttp://www.nanbyo-study.jp/?page_id=240をお読みいただければニュアンスがわかると思います。保険適応については私は脳外科医ではないので詳細は知りません。しかし保険でいけるのではないでしょうか?

  7. 主人(27歳)が2年半前より最初は5分おきの尿意という症状が現れました。
    病院で膀胱炎と診断され薬を処方されましたが一ヶ月たっても一向に改善せず頻尿が悪化するばかりでした。
    その内に手足の痺れの症状が出始め右手だけの時もあれば左足、右半身など日によって痺れの箇所が変わる程の毎日の痺れが出ました。
    様々な病院にこの2年半かかり全身のMRIやCTなどを撮ったのですが異常も無く前立腺が悪いと診断され腰へのブロック注射などもしましたが、効果に継続性は無くリリカやトラムセットなどを服用してきました。
    本日脊髄終糸症候群かもしれない、と医師に言われました。
    これから断定へ向けての診察を始めるそうなのですが、先生に一度見て頂く事は可能でしょうか?
    毎朝起き上がる事の出来ない程の痺れでリリカを飲まないと動く事さえ出来ないので少しでも治る術があれば‥と思っています。

    • お話を伺う限り、現医学で考えられるいろんな検査や治療を受けておられます。脊髄終糸症候群という診断も妥当かもしれません。まずは私の胸部硬膜外ブロックをお受けになり、それで症状が改善するかしないかを調べてから判断するのも悪くないと思います。なぜなら、手足があちこちしびれるパターンの患者を、私はすでに治療しており、同ブロックが効果がある例を経験しているからです。もちろん、私の治療でも改善しないこともあるでしょうから、過度の期待は禁物です。ですが、一度私が診察することは、無意味ではないと思います。東京ですが、来院できますでしょうか?

  8. はじめまして
    12歳の男の子の母親です。

    息子は野球をしておりますが、4月位から右の臀部痛を訴えシップなどを貼っていたのですが、5月位から右足をひきずるように歩き出しおじぎをすると右足が突っ張ってお尻のところがいたいと言い出しました。
    整形外科に行くと第四と五の間の椎間板ヘルニアと診断され、ロキソニンを処方されましたが症状が改善することはありませんでした。
    接骨院や鍼灸院などいくつもいきましたが改善はしておりません。

    途方にくれてネットで似たような症状の方の記事を調べていて脊髄終糸症候群なのではないかと調べて行くうちに先生のHPにたどりつきました。
    脊髄脊椎不適合症候群のページも読みました。整形外科の先生が第五脊椎の形が生まれつき変形しているタイプとか何とかいっていたのも気になっていたので先生の書かれている内容と一致しているようなきがします。

    前屈が全くといっていいほどできず、たぶん-40位だと思います。
    座って足を真っ直ぐにすると痛くて90度にも出来ません。
    その姿勢以外は痛くないようです。

    野球を得意としており、全国レベルの中学校への進学も考えておりましたが、受験が目前に迫ってきておりどうしたらいいものかと毎日頭から離れません。
    頻尿でもあると思います。一日に8回位、夜も起きてトイレにいくこともしばしばですが最近はおねしょをしてしまいます。
    でもちいさいころからで、最近では毎日です。

    藁にもすがる思いでメールさせていただきました。
    読みにくい文章ですみません。
    こちらは宮城県です。可能であれば先生の診察を受けたいのですが対処方を教えてください。よろしくおねがいします。

    • 腰椎へのブロックが効果を発揮することは間違いないと思いますが、12歳にブロックをしてくれる医師がいないのです。スポーツでトップを目指すのでしたら、克服しなければならない壁でしょうから、一度私のところへ来院されることをお勧めします。メールさしあげます。

  9. 先生、はじめまして。
    私は37歳の男性です。
    とても厄介な患者ですが最後に先生にお縋りしたくてメールをさせて頂きました。
    私は元々、幼少時から頸椎のつきがわるいと医師に言われ、胸椎も側弯し、
    中学生頃には左肩が一段下がり、酷い肩こりに悩まされていました。
    20歳時に狭窄症と首振り(チック症状)にて頸椎の3番と5番を損傷し、
    四肢に不全麻痺が生じました。
    それでも杖なしで歩行も出来、それなりに細かな手の動作も可能で
    病院で医療従事者として2年前まで働いておりました。
    首の痛みは25歳頃から慢性的にありましたが、我慢しておりました。

    2年前、医療系の広告代理店に転職し、デスクワークが主になり、
    腰に違和感が生じました。首の痛みも強くなり、夜、車で帰る際や根をつめた後に、両下肢全体が一層鈍く重だるいような症状が生じ、去年の10月頃から比較的動いていた左膝が屈曲しづらくなりました。
    今年の2月には左手、さらには右手が、やはり夜、車で帰り際などに、しびれるようになり、前腕内側に電気的な痺れが生じました。
    その後、全身の筋緊張が亢進し各関節(指関節、肘、膝、肩関節など)と筋肉に疼痛が出現し、これら、症状はパソコン業務などで座位にある時間に比例して悪化し、臥位にて劇的に改善しました。首を前傾すると特に症状に悪化傾向が見られました。頸部のC7あたりに痛みがありました。

    4月に定期的に診て頂いていた大学病院で診察を受けました。MRI自体は以前撮影したものと変わらないとのこと(C6とC7に狭窄がみられるがOpe適応ではないとのこと)でしたが、症状をご覧になって、頸椎が後弯しておりC6の狭窄部で平山病のような障害を生じている可能性があるとのことでC6-7 前方固定術施行(右腸骨採取)を施行しました。手術の合併症として脊髄障害(手術直後から右上肢から肩甲部、後頸部にかけて激烈な痛みと灼熱感、脱力感あり。右手は全指に強烈な運動感覚障害あり。術後4日間起き上がれず)、腸骨採取による外側大腿皮神経障害(術後10日以上後に症状)が出現し、リリカ、トラムセット、ボルタレン服用開始となりました。

    5月末 腰椎5番にヘルニアが出現、膨隆型で軽度と診断も症状強く画像所見と合わないと医師は仰っておりました。腰から下肢全体の痛み、痺れが強く(今思えば脊髄症状もあったのかもしれませんが)、腸骨採取による外側大腿皮神経障害(7月頃診断)もあって、8月から鼠径部と仙骨部の2カ所にブロック注射を施行し、2〜3日は症状幾らか和らぐという感じでした。

    2015年9月 C7に強い痛みが残存していたため、C7椎弓形成術(選択切除術)施行、手術の合併症として再び脊髄障害が生じました(手術直後から両上肢から肩甲部、後頸部にかけて激烈な痛みと灼熱感あり。全指に強烈な運動感覚障害あり。術後4日間起き上がれず。術後8日目以降、症状の改善はほぼ見られず)。手術から6日目に左下肢の運動感覚障害が強く出現、次第に悪化し、10月中旬には右下肢も若干症状出現、歩行困難になりました。
    前回手術の合併症として出現した右手の指伸展障害は大きく改善(屈曲している状態から伸展が可能に)、可動域も幾らか改善しました。

    上肢は各関節・筋肉への疼痛とともに、腕全体をゴムで結紮した後のような灼熱感・痛み・皮膚へのヒリヒリ感がみられ、腰部・下肢も進行する麻痺症状に加えて疼痛が生じています。
    上記症状は座位にある時間に比例して経時的に悪化し、臥位にて当初と変わらず改善しますが改善の度合いは徐々に狭まっています(下肢の改善度合いは上肢に比して乏しいです)。首を前傾するとやはり症状は悪化します。それも反射的に痛みが出る感じです。
    現在、体を起こしていられるのは1〜2時間が限界です。

    担当医は狭窄はもうないと仰るのみで、首を傾げておられます。
    国立病院の神経内科にかかりましたが、何かしらの契機があって起こったもので、物理的な力によるものとしかいえないと仰っておられました。
    立位のMRIを撮りにまた別の整形外科にも参りましたが、狭窄等はなく、
    その先生は、脊髄の扁平がひどくかなりダメージを受けており、受傷部は空洞症のようになっているのではと仰っておられました。ただ、障害を持ったのは
    17年前であり、何が契機になったのでしょうとの質問には答えて頂けませんでした。

    終糸症候群のことは存じ上げませんでしたが、以前より脊髄が下に引っ張られているような気がしておりました(あくまで、そんな気がしていただけですが)。2年前にデスクワークとなり、それから症状が出ていること、東京医大のページの終糸症候群の臨床症状(http://www.tokyo-med.ac.jp/ortho/kansetu/sikkan/22.html)の7項目中5項目は当てはまっているように素人ながら思えること(膀胱障害である頻尿はみられず、下肢腱反射は不明)。画像所見も胸椎のショートカットはないですが、側弯はみられることから、終糸症候群を疑い、この病気の権威である医師に診て頂きました。結果は、ショートカットが見られず、頻尿もない、また、上肢より下肢の症状が強く出るがそうではないので終糸症候群ではないとのことでした。

    ただ、私は自身が頸椎を損傷しており、さらに手術による脊髄症状も諸事ている為、ひっぱられるとその部分に負荷がかかるのではないか、上肢にも強く症状が出ているのではないかとの疑念が消えません。また、元々、排尿障害があるので、頻尿症状が出にくいのではと素人ながらに思ってしまうのです。

    先生のこのページを以前より拝見しており、脊髄の緊張、脊柱管と脊髄のアンバランスというものがずっと胸の中にありました。幾度もメールを差し上げようと思いましたが、最後にすがるところと勝手に決めていました。
    私は、終糸症候群に固執しているわけではありませんが、自身の症状を省み、先生のページを読ませて頂くに連れ、C7の狭窄に加え、生来の脊髄と脊柱管のアンバランスと、何かしらの契機ー例えば終糸なり仙髄の傾度の変化なりで、脊髄の緊張が増して、一連の症状が生じていたように思えてなりません。その緊張の中、手術したため、2度にわたり手術の合併症として脊髄症状が出て、症状がさらに悪化したのではないかという気がしてなりません。

    長文となってしまい申し訳ありません。
    少し、私自身追いつめられていて、余裕がないのか、
    なるべく多くの情報を知って頂こうと一日がかりで打って気づいたら
    このように長文になっておりました。自身ではどこが臨床上大切なポイントかわからず、誠に勝手ながら、このままの形で送らせて頂きます。
    どのような形でも結構ですので、先生のご意見を伺いたいです。
    お返事頂ければ幸いです。
    よろしくお願い申し上げます。

    • 平山病のようなイメージがあることや前傾がきついことなどから 脊髄の長さが脊椎よりも短いために脊髄に強い緊張が見られるパターンです(断言します)。現医学では脊髄の緊張に関する知識が断片的なために、臨床応用がなされていません。よって脊髄緊張を持っている方は種々の手術被害者になることを避けることができません。また、脊髄の硬膜にはHoffmann靭帯というものがあり、各神経根付近に固定されているため、終糸を切ったとしても頚・胸部の緊張は取り除くことができません。このへんの知識が現医学に欠落しているので手術が失敗に終わることが多いと思われます。今後はなるべく前傾をしない生活を徹底しつつ(椅子や机、モニターの位置の工夫など)、苦しくなったときに定期的に神経根ブロックや硬膜外ブロックを受けることが望ましいと思います。

      • 先生、お返事ありがとうございます。
        Hoffmann靭帯の件、先生がお書きになっていたので
        以前よんでおりましたが、やはりそうですか。
        先生の仰る通りに気をつけて参ります。
        ただ、事情があって、私は春には再び働かなければなりません。
        私にとってはかなりの激務なのですが
        到底もたないと悲観しながらも突っ込んでいかなければなりません。
        ブロックは手術して頂いた主治医はあまり乗り気ではないようなので
        どうなることか不安です。
        出来れば春になる前に、一度診察して頂けませんか?
        申し上げるべきことは前のコメントにてお書き致しましたが、
        画像等も見て頂きたく存じます。
        私は治るとは考えていませんが、自分に何が起こっているのか
        戦っていく為に知りたいのです。
        お忙しいと存じますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

        • 私の診察を受けるのでしたら気持ちの整理を先にしておいたほうがよいです。それは、治療を受けるために来院すると決心することです。考える材料をもらうためのセカンドオピニオンを得るために来院するのでしたら、他の患者様に迷惑になります。答えが出ないことに答えを出そうとすると時間だけが過ぎて行くからです。現状からするとMOB(multiple operated back)であり、手術が不成功の例です。主治医は逃げずにがんばっていることは十分理解できますが、現医学の水準では主治医の能力が病気に全く追いついていません。また、ブロックは整形外科医には無理です。乗り気がないのではなく技術的に無理なのです。ブロックは極めて高いリスクを負うからです。手術後ですとそのリスクは何十倍にもなります。おそらくペインクリニック科でさえなかなか手を出せないレベルだと思います。もしも治療をしようと積極的になってくれる医者がいましたら、その医者は神様級です。これらの事実・現実を一旦受け入れた上で決意をした上で来院ください。メールします。

  10. 先生、ありがとうございます。
    治療を受けさせて下さい。
    宜しくお願い申し上げます。

    • メールを送りましたが届いていないこともありますので迷惑フォルダなども見ておいて下さい。

  11. 73才男性腰の痛みで3ヶ月前からブロック注射してますMRIもとり骨がグチャグチャと言われ手術受けるように言われてます 手術すれば完治出来るのでしょうか⁉

    • 手術した場合にどの程度回復が見込めるか?を知るには、ブロック治療がどのように効果を発揮するか?で予測ができます。が、各種ブロックを試すうちに、症状が軽快してしまい、手術を必要としなくなってしまうことが多いというのが私の患者たちの傾向です。手術は、基本的にブロックが効かない方に行うべきものですから、MRIを見て決めるものではありません。一流の脊椎外科医は手術をする前にブロック治療で反応を調べてから手術を決めますが、2流以下の外科医はそれをしません。よって2流以下の外科医では手術の治癒率が低下します。私の知る限り、一流の脊椎外科医は全国にそれほど多くいるわけではありません。手術で治るか? 再発は何年後に起こるか? などは私には述べることが不可能です。ただ、脊椎の手術は、他の整形外科の手術と比較して、成功率が低いことだけは常に問題視されています。一流の脊椎外科医に手術をしてもらうと、その成功率が高くなることだけは確かです。

  12. 50代男性です。私も40代で腰椎分離すべり症を発症、激痛で病院搬送。左足動かず、トリガーブロックで動けるようになりましたが、医師からは腰椎分離すべり症でこんなに強い痛みは出ないと言われ、別な医師は筋肉が有り過ぎるから筋肉が守っていたのが回復しようとしてと説明。さらに5年後に痛みと硬直で救急搬送入院。病院で椎間板ヘルニアと言われただけで何の説明も治療もなく、安静入院で次第に動けるようになり4度の入退院。その後の説明など一切なく、他のペインクリニックで硬膜外ブロックとトリガーブロックで鈍痛や痛みが出た都度、月1~2回のブロックで対処療法してます。様々な病院でセカンドオピニオンでも対処療法しかない。手術するまで椎間板が出てない。神経を圧迫してないと言われて10年になります。TVで脊髄修糸症候群をみて、これかと思いました。前傾や前かがみになると苦しい。前屈は30cm位。幼少から体も固い。頻尿。寒い時期にブロックの効きも短く痛みの回数が増える等。私は該当するのでしょうか。また手術で修糸を切断すればよいのか、他や体および神経系に影響はないのか、馬尾神経との関連などTVでは紹介されなかったので、そこのところをご教授お願いできましたらと思います。また、地方住まいなのでどの病院で適切な手術をしてくれるのかも不明です。東京まで診察に来院したほうが良いのか等ご教授願います

    • 終糸症候群は医師たちの考え方がまだまだ未熟です。あくまで仮想の病気であり、実態は解明されていません。なぜなら、終糸がつっぱるとき、馬尾神経はゆるむからです。1箇所に緊張があると、他の箇所は弛緩します。ですから、「どこが?」緊張して痛みが出るのか?は今の医学では判明しません。判明していないけれど、「とりあえずもっとも下にある終糸を切ってみよう」というノリの手術だという事です。脊髄はとても不思議な臓器であり、頚髄や胸髄が損傷を起こしても足が痛くなることがあります。詳しくはこちら。つまり、頚髄がつっぱるせいで足が痛くなることもあるわけで、あなたの症状は「腰が悪い」「馬尾神経が悪い」とは限りません。ただ、それでも終糸を切離すればどこかがゆるむので、治る可能性もあります。だから、この手術はバクチ性が高いといえます。終糸症候群の研究をしている医師は、そのバクチ性をできるだけ低くなるように患者を見極める努力をしています。ですが、現医学では賭けであることにかわりがないのです。賭けであることを承知で、覚悟して、治る望みにかけてください。というのが私のアドバイスです。賭けが当たれば治ることもあるからです。当たる確率が何割なのか?は担当医に訊くしかありません。ネットで検索すれば、この手術をしてくれる病院がヒットします。そこへ行き、ご相談下さい。私の診察は意味がありません。私は注射で治療するのが専門ですから、手術を受けたほうがよいか?を判定しかねます。

      • ご返信をいただきありがとうございます。
        脊髄修糸症候群は今の医学では実態は解明されてなく、カケのようなのですね。
        医師のご回答は私の腰痛について、今後のし検討するのに私自身非常に参考になりました。
        ありがとうごさいます。
        ただこのままブロック注射で対処療法がいつまで続くのか、改善はみれるのか、いつ頃まで続くのか等、先が見えないので仕事も生活もとても不安なのです
        1年ほど前から急な鈍痛ではなく、腰に違和感や凝り・張りがでてから鈍痛や強い痛みが
        でるまで時間(日数)が要すようになり、ペインの医師は少しづつ良くなっているとの事でした。  
        以前は凝り張り違和感を覚えると遅くても翌日には鈍痛等で硬膜外ブロック注射でした。
        整形外科とペインクリニックの医師に直接聞いてみたところ、
        整形外科の医師は修糸症候群には該当しない。 ペインの医師は病名もわからないとの事でした。  
        今後は、さらに医師と話し合いしながらブロック療法を継続してみようと思いますが、さらに先生の率直なご意見を頂けたらと思います。

        • 私の率直な意見は、「終糸症候群の手術」はリスクの高い手術ではないので、1、賭けに出るのも悪くない。2、術後は腰部硬膜外ブロックを受けられなくなるのでそれがデメリット、3、一度は終糸症候群の手術を専門に行っている医師に意見を訊く。4、それらが面倒ならブロックで我慢する となります。ただし、終糸症候群はどこまでいっても未解明な病態なので、理屈はわかるが彼らの考え方は不十分であることを頭に叩き込んでおきましょう。

  13. 初めまして。
    23歳の女です。
    私は2年前腰の痛みを感じて神経内科へ行きました、そこで説明もなく腰にブロック注射を打たれその日の夜から腰は強烈に痛いし手が紫色になり寒く力が入らなくなる症状がでて、救急車に運ばれました。そこで異常はなしと言われ次の日から何十件の病院に行き原因を探しました。何十件か行ってやっと整形の先生に終糸ではないかとMRIや検査をして終糸だと確定しました。
    手術をした方がいいからと手術経験もあり優秀な先生が東京の大学病院にいるからと紹介されその先生と色々話をした所先生は『手術をすれば、手の症状も生理痛も腰痛も体が硬いのも全てよくなる』と断言され信じて手術しました。
    術後、何一つ症状は良くならずむしろ悪化しました。
    手は上に上がらず人に上にあげてもらうと力が入りません。
    手術前は、できてた階段の上りスロープすら上がることができなくなりました。
    今は、杖を使い長く歩く・座る・立つが辛いので一人で出掛けることも長時間のお出掛けもできなくなりました。
    『先生は手術は成功した。僕は諦めてないから頑張ろう』の繰返し。最近では他の科に私を押し付けようとしてきます。
    リハビリ何か意味ないと言われましたが、無視をして去年からリハビリを通い始めました。 リハビリの先生はとても親身になって色々原因を探してくれます。 そこでリハビリの先生に全ての関節を圧迫すると力が普通に入ると言われました。
    まるで関節がどう関節を動かすのか忘れてしまったみたいだ。とも言ってました。
    でも原因は医者ではないので分からないと。
    一体私の体では何が起きてるのか…。
    脳も神経も骨も体のあらゆる所を検査しましたが、全て異常なしでしたら。
    今はリハビリで関節にこう動かすんだと教え込むように運動しています。
    先生は今の状態どう思いますか?

    • 2年前に腰痛をきっかけにレイノー現症が起こっているようですが、まずこの事例から自律神経の不調や膠原病体質などがありそうな雰囲気が伺えます(検査では何も出ません)。関節がぎこちないのは、痛みを回避しているためか、錐体外路系(不随意運動)の不調と思われ、上肢にも症状があることから、悪いところは頸髄から延髄の高さにありそうな気がします。根本的な原因は脊髄脊椎不適合にあると思われ、その点は終糸症候群と考え方は似ています。体を動かすリハビリは、悪くないと思いますが、基本的に頸髄から延髄の血行を良くするために運動が必要です。しかし、どう運動すれば頸髄の血行が良くなるか?は王道がないので、下手なリハビリをすれば逆に悪化します。終糸を切れば脊髄の緊張が除去できるという考え方はあまりにも稚拙であることは、ここの論文に書いたとおりです。また、現医学レベルでは頸髄や延髄に起こっている炎症を光江出すことは不可能ですので、検査では異常なしと出ます。治療には頚部硬膜外ブロックなどを何度も何度も繰り返し行うという方法がありますが、頚部硬膜外ブロックは技術的に大変難しく、毎回成功するとは限りません。それに付き合ってくださる医師もなかなか見当たらないのが現状です。自分でできる対策としては、とにかくうなじを温めることです。たまに、暖めるとかえって痛くなる時もあるかもしれませんが、自分の体を相談しながら、温めるのがよいと思います。

  14. 昨日昼にたけしの健康医学と言う番組を見て、ここ数年の症状に当てはまる為コメントさせて頂きました。数年前より臥床姿勢や坐位姿勢からの起き上がりや立ち上がりの時に真っ直ぐ腰を伸ばすと腰痛が起こり、背中を曲げた姿勢を暫く続けていると、背中が伸ばせるようになってきます。祖母が円背になる時期に痛みが出たと聞いていたので、遺伝かなと思っていました。ところが、1年程前より臥床後に起き上がると腰痛だけでなく、両下肢が痺れ歩き出すのに数分間かかります。夜間は2時間毎に尿意があり溢尿というか間に合わず少量ですが、漏らしてしまいます。現在介護施設で看護師として働いていますが、仕事上、長時間の立位や利用者の介助に関わっている事も関係あるのでしょうか?稀に急に起き上がったときなどめまいがしたり、右方向へ倒れるような感じがする事もあります。しかし、不思議な事に身体は硬いという事は無く、今でも前屈で足元まで手は届きます。この部分が当てはまらないので、脊髄終糸症候群とは違うのでしょうか?

    • 終止症候群の考え方は学術的に未完成な思考の元に作られた医学理論であり、矛盾点が多いものです。ですから、「終始症候群ではないでしょうか?」という質問には答えが出ません。そもそも終止がなぜ炎症を起こして硬くなるのか?の根本を考える必要があります。それは背骨を曲げ伸ばしした時に脊髄に強い張力がかかるからです。では、なぜ強い張力がかかるのか?というと?脊椎の数が一つ多い、脊柱管長が長い、前後屈の際に脊柱管の最短長と最長長の差が大きいという理由となり、それは私の提唱する脊髄・脊椎不適合症候群の範疇に分類されるものです。

       まあ、難しいはなしですが、終止症候群の考え方自体が未熟ですので、信用度が低いと言えます。

      あなたの一連の症状は、脊柱管の長さが脊髄の長さよりも相対的に長いために起こるものであると思われます。つまり、姿勢によっては脊髄や神経根が引っ張られてしまうと考えられます。しかし、その時々の姿勢によって、引っ張られる部分が異なるため、様々な症状が出ると思われます。

       終止症候群を否定しているわけではありません。終止を切断したところで、脊髄の長さが長くなるわけではありませんので、どこかを緩めれば、どこかにそのしわよせが及びます。しわよせが起こって部分では新たな症状が出ると思われます。だから終止症候群の手術は慎重に考えた方がよい、となるわけです。

       いつの時代も、浅はかな医学理論が人を残酷にも苦しめてしまいます。もちろん、手術を受けるのも一つの手ですから、やってみるのもいいでしょう。ただし、チャレンジになってしまいます。まずは西川のムアツを購入し、マットレスで背骨を保護することをお勧めします。

  15. ご返信有難うございました。様々な症状に当てはまる為、安易に考えてしまいました。医学を学んだ際に疾患毎に症状が当てはまって困惑していた頃を思い出します。もう少し今の状態を見極めて、対症療法を試みてから結論を出してみようと思います。

  16. 埼玉在住の46歳男です。3年前に腰のヘルニアの手術をしました。ですが、1年に必ず1、2回は全く立てず腰が痛くなります。何か違う所に原因があるのでしょうか? それとも終止神経でしょうか? 僕としては身体にメスをいれたくないのでどうしようかと考えています。

    • 腰の痛みの大部分は1、神経による痛み、2、椎間関節の痛み、のどちらかに原因があると推測します。靭帯や椎体、筋肉の痛みは頻度が想像以上に少ないと思われます。その理由は、腰痛のほとんどが腰部硬膜外ブロックか、椎間関節内注射で治ってしまうからです。あなたの場合は、2の原因を推測します。なぜなら、症状が突発的で痛みが激烈だからです。よって椎間関節ブロックを行ってくれるクリニックをインターネットで探して、そこにかかることをお勧めします。どうしても近くで見つからない場合は私のところに来院するという方法も最終手段としてあるでしょう。ちなみに椎間関節ブロックを上手にできる医師は限られています。椎間関節に行く細い神経の近くにブロック注射をするという「なんちゃって注射」をする場合がありますので類似品にご注意ください。

      追伸:終糸症候群と想像してしまうのは、それほど日本国民がマスコミに振り回されやすいということの象徴でしょうか? 

  17. こんにちは。
    私は海外住んでいる人です。
    翻訳申し訳ありません。
    記事は本当によく見ました。

    もしかしたら緊張による脊髄共同症とキーアリはどう思いますか?

    従事をカット硬膜がなくなれば、小さな衝撃にも神経が損傷を得るとましたが
    小さな衝撃と軽微な交通事故レベルでしょうか?それとも運動しながらも、受ける衝撃のでしょうか?

    日本語ができなくて、本当に申し訳ありません。

    ありがとうございます。

    • 脊髄小脳変性症やキアリ奇形の治療としての終糸切除は、まれに効果があることがある。ということしか知りません。しかし、終糸を切っても何も障害は起こらないとする意見は真実ではないかもしれませんよ、という話をここで述べています。それだけのことです。

  18. 回答ありがとうございます。

    難病を研究してくれる促すどのように大きな希望になるのかわかりません。本当にありがとうございます。

    さらに知りたいことがありますが。硬膜の不在による脊髄損傷がある程度で起こるアドバイスお願いします。

    ストレッチ、ヨガ、サッカーのようなスポーツのようなものをするときにも注意をすべきか、またはわずかな交通リンゴレベルの衝撃程度に損傷が起こるでしょう..?

    再び研究くださっ本当にありがとうございます。私たちに大きな希望でいらっしゃいます。

    • 終糸はゴムのようなものですから、もともと強く脊髄を支えているわけではありません。だからこれを切っても、強い脊髄損傷の原因にはなりません。スポーツもできます。ただし、坐骨神経痛が出やすくなるかもしれません。それだけです。あまり気にしないでください。

  19. 2017年10月16日に残尿が多いので泌尿器科医師から今現在では薬対応有りませんと言われ後は脊髄終始症候群だと思われるので整形外科の医師と相談して下さい と言われましたので 首に骨化症があり8年前に手術をした医師に相談しMRIとCTを撮り最終的に腰脊髄に造影剤を入れてCT撮影をしました結果尾骨の側にある神経が一般人より長いのでそれが悪戯していて残尿量が多いと言われました それを克服するには長い神経を5/6センチ切断するしかないと聞かされました 私も70歳なので悩みましたが まだ若いので手術したのが良いと医師に言われましたので 掛かりつけの医師泌尿器科の医師氏に承諾書を書いて頂き整形外科の医師に提出して 10月16日に
    手術をしましたが 2週間入院が3週間に伸び原因は術後4日間眠れず血圧も高く(降圧剤は普段飲んでいます)食事も取れず,点滴のみで4日間続きました体重も4kg減りました 今現在尿の問題は前より悪化それと肛門が
    痺れてイメージで言いますと少し開いて入る感じがして 先日弁失禁をしてしまいました 良くなると信じ手術をしましたが、悪く成る一方です
    肛門の件だけでも治らないかといろいろ聞いて見ていますが良い方法は見つかりません 良い方法がありましたら教えて下さい宜しく御願いします、

    • 終糸を切断することによるこのような悪化は、当然予測していたことですが、本当にお気の毒に思います。人間の体は、血行さえ確保していれば、長時間をかけてなんとか修復してくれるものです。よって、このような手術失敗例では、症状を抑え続け、血行を確保し続けるということをすれば徐々にですが改善していくものです。しかしながら、その場合は、悪化させることを避け続けるという工夫も必要であり、これがなかなか難しいところです。姿勢や体勢、動きでなるべく腰に負担をかけない工夫、寝具を椅子などを工夫うする必要もあります。

       症状をとるには漢方や鍼灸も有効だと思います。また、私であればコーダルブロックを毎週行っていくということをします。

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