発病=脆弱性×偏り×曝露時間

発病=脆弱性×偏り×曝露時間

発病=脆弱性×偏り×曝露時間という全く新たな考え方をしなければなりません。そこに器質的な異常を認める必要性はありません。 高齢になっても、いつまでもすたすた歩ける人と脊椎が破損して歩けなくなる人がいますが、これらの症状の違いは上記の公式から導くことができます。つまり、個々が遺伝的に受け継いだ脊椎の形態の優劣(丈夫さ)が基本となり、姿勢の悪さや運動量が加わり、そうしたストレス曝露時間の長短で発病するかしないかが決まるというものです。
同じように仕事をし、同じように生活を送っていても高齢者になってからの発病形態が個々に異なるのは個々に脆弱性、偏り、曝露時間が異なるからだと言えます。 したがって、個々に脆弱性を診断し、個々に偏りの有無をチェックし、個々に曝露時間を調査し研究すれば、どうすれば発病を予防できるか?個々に指導していけるようになります。ここに脊椎の遺伝的な形態異常を絡めて疫学調査を進めれば、幼少期に脊椎のXPを撮るだけで、将来に注意すべきすべて、高齢者になったときの脊椎変形の予測ができるようになるでしょう。高齢になってからの生活指導は後の祭りです。
脆弱性とは遺伝的な構造・性能・性質です。偏りとは環境です。食事や姿勢、趣味のスポーツや仕事、生活習慣などです。曝露時間は偏りをどのくらい連続で、反復で、トータルで受けたかです。
私は実際に小児の脊椎を撮影し、その遺伝的脆弱性を本人と母親に教え、成長痛やその他の痛みが生じたときの防止策を教えるという診療を何年も前から行っています。 指導は布団やベッド・枕の指導から姿勢の指導、先生や友達とのつきあいまで多岐に渡ります。 こうした指導は内科的分野においてももちろん行うべきです。今後、日常損傷学に興味を示した内科医たちによって世に広がっていくことでしょう。なぜならば、今、医学は予防することに学問が発展することを求められている時代だからです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です