偏りと時間の概念その1、数十年単位

偏りと時間の概念その1、数十年単位

日常損傷は日常生活をしているだけで起こります。よって患者には病識が全くないのが特徴です。病識どころが、患者が「これは健康に良い」と思って継続していることが原因で発症するのが日常損傷病です。 自然界には存在しない精製されたものを数十年摂取すると体内の恒常性に「偏り」が必ず起こります。その精製物質に対する抵抗性や、その精製物に抑制されて機能低下した内分泌機能などが「偏り」と呼ばれるものです。糖や脂肪(コレステロール)などがその代表です。コーヒーやお茶などのし好品もそうです。日常的に服薬している薬(降圧薬、骨粗鬆症薬、鎮痛薬など)はずべて偏りを作る原因になっています。
例えば脂溶性ビタミンであるビタミンDはコレステロールから生合成されますが、この製剤はコレステロールの一種であり、性腺、脳下垂体、副腎など、コレステロールを合成してホルモンを分泌する器官に悪影響を及ぼすことがあるかもしれません。しかもコレステロールは蓄積されると体内から抜けることは難しいものです。だから脂溶性ビタミンを多く摂取することは健康を害します。 偏りは数年なら問題ありませんが数十年となると様々な不可解な病気を発生させる可能性があります。少量で「体に害なし」とされているビタミンDも「少量でも長年であると害があるかもしれない」と考えなければなりません。このようにして日常損傷病学はこれまでの医学に異論を唱えるため、それらで潤っていた製薬会社などに打撃を与える可能性もあり、逆風もかなり厳しいものとなります。真実を追究すれば、それによって被害が出る方々も大勢出てくるでしょう。しかし、勇気をもって真実を追究しなければ、この高齢化社会を乗り切れません。日本も世界も、そうした崖っぷちに立たされています。

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