難治性慢性痛への取り組み

はじめに

ペイン科の名医にありとあらゆる神経ブロック注射を行ってもらっても、ほとんど効果がない特殊な慢性腰痛・神経痛患者が存在します。推定では整形外科外来を訪れる腰・下肢痛患者の100人に1人以下の割合で、こうした難治性の患者が存在すると思われます。つまり現在の医学水準では治すことのできないタイプの腰痛です。MRIなどで痛みと一致する画像所見がなく、原因が不明なので手術も拒否されます。このタイプの患者は全国の腰痛・神経痛治療の名医を数々と訪問しますが、それでも全く改善することがないため、かかわった医師たちから「脳の誤作動」「ストレス」が原因と言われるようになり、必ず一度は心療内科を受診させられ、抗うつ薬などを処方されるようになります。ですが、それでも治ることはありません。
現医学で治せない腰痛、理屈に合わない腰痛は存在しても全く不思議ではありません。医学はまだまだ発展途上なのですから。しかし、医師たちは治せない(理屈に合わない)疾患に遭遇すると、それらを「脳(精神)の異常」と無理矢理診断名をつけ治療を放棄するという悪しき習慣を持っています。本来はもっと研究を進めるべきでしょう。

難治性慢性腰痛もいつかは治る

非常によく働く20代から中年期の女性に多く、高齢者にはほとんど存在しないか、あっても軽度である。10年から20年の経過のうちにほとんど全てが自然治癒または症状が軽くなる(つまり、一生続くことはない)。よって万一治療が成功しなくても、いつかは現在の激しい症状がやわらいできますので、どうか悲観なさらないでください。

治る理由

私はブロック無効の難治性腰痛(疼痛)の原因を脊椎・脊髄不適合であると推定しています。脊柱管の伸び縮みの幅が大きすぎて、その中を通る脊髄や神経根が体動時に自動的に損傷するというものです。何かの原因で硬膜やくも膜に癒着ができても、同様なことが起こります。さて、年齢と共にどんな人でも椎間板が縮小し、脊椎の長さが短くなります。そうなれば、脊髄や神経根が過剰に引っ張られて損傷することはなくなります。このような原理で、年齢と共に、いつかは必ず治ると思われます。

一般的な痛みの仕組みと異なる

通常の腰・下肢痛は神経根が関与しており、神経根をブロックすることで99%以上の確立で、その痛みを改善することができます。しかし、1%以下の確率で、神経根へのブロックでも全く効果がない痛みが存在します。恐らく、脊髄後角やそれよりも中枢に原因があると思われ、だからこそ、硬膜外ブロックや神経根ブロックなどが全く無効であると思われます。症状として刺すような、殴られるような、ヒリヒリした、焼けるような、痺れているような、引きつれるような痛みがあり、これらは神経がどこかで損傷を起こし、特殊な痛み回路が出来上がってしまっていることが原因と思われます。しかしながら、現医学では神経損傷部を発見するすべはなく、治療が原因箇所にヒットしません。だから治せないと思われます。

慢性疼痛の治療には根気が必要

もしも、これらの難治性慢性腰痛(疼痛)を治せたとしても、おそらく治療には半年から数年かかるでしょう。実際は自然治癒に15年要したとして、それを半年から数年に短縮できれば、治療の意味として大きいと思われます。しかしながら、半年から数年の治療を行うためには、患者にも医師にも想像を絶する根気が必要です。なぜならば、「どんなブロック注射治療も無効!」ですから、効果が出るまで治療をやり続ける気力が途中で出なくなるからです。
かつ、ブロック無効の慢性腰痛の患者は「脳の誤作動」が原因であるとこれまで関わった医師たちに、口を揃えてそう言われ「自分の痛みは脳が原因かもしれない」という暗示にかけられています。脳が原因であれば治療を続けても無駄ですから、数か月治療して効果がなければ、すぐに治療をあきらめてしまいます。つまり、「脳の誤作動」という暗示にかけられているせいで、現在治療しようとしている医師を信じ切ることができなくなり、自ら治療をあきらめてしまい根気が続きません。医師にとっても患者にとっても「治る保証のない」レベルでの治療を行うわけですから、そこは保証ではなく挑戦が必要になります。治療に際しては患者の心得として、最低限「脳の誤作動」という考え方を破棄しなければなりません。

器質的な異常あり

ブロック無効の難治性腰痛(疼痛)患者のほぼ一致した特徴として、ストレート仙骨、L5の位置異常、脊椎に側彎や回旋異常などの脊椎アライメントの異常があると推定しています。これらのアライメント(軸)異常により、脊髄や神経根がある姿勢をとった時に強く引っ張られ、神経損傷を起こし、それが慢性化して中枢感作状態となることを推測しています。おそらく、神経損傷部分は脊髄後角から中枢にあると思われ、神経根の損傷はないか、あっても軽度であると推測します。痛い状態で長期間放置されると疼痛が慢性化すると思われますが、その期間がどのくらいなのかはわかりません。

難治性慢性腰痛の治療方針

ブロック無効の難治性慢性腰痛(疼痛)患者の脊椎内には
  1. 硬膜やくも膜に癒着がある
  2. 脊髄後角など、中枢に損傷部があり、慢性の炎症を起こしている
  3. 硬膜・脊髄が常に緊張していて、脊髄内は慢性の血行不良個所がある
ことを想定しています。これを治療するには、1、癒着解除、2、消炎、3、脊髄内血行増進、を行います。が、基本的に重要なことは全てにおいて脊髄内の血行を増進することです。そして繰り返し治療を行ったとしても、これらはかなり長期間の治療を要するでしょう(1~2年)。もしも治療に挑戦するのであれば、最低でも1年間治療を続ける志を持つ必要があります。

治療後に痛み増強で治る可能性あり

慢性疼痛の回路が出来上がっている場所(おそらく脊髄後角)は炎症や浮腫によって血行不良となっています。よって、適切な治療がなされ、脊髄後角の血行が改善した場合、慢性疼痛の回路が元気になり、疼痛も強くなることが予想されます。入浴後に痛みが増すことがあるのはまさにこうした原理が働いているからだと思われます。よって、治療後に痛みが増すのであれば、それは治療無効ではなく、治療が有効であるサインと思われます。私は治療後の疼痛増強をリバウンドと呼んでいますが、リバウンドは「治る徴候」であることをしっかりと頭に明記しておかなければなりません。そうでなければ治療後に医師不信になり、治療がそこで終わってしまいます。リバウンドはむしろ歓迎すべきものであり、ネガティブに考えてはいけません。

治療は回数が多いほど効果が高い

本治療の目的は脊椎内の血行を増進させることです。ブロックで痛みを消失させるわけではございません。脊椎内の血行を増進させるために、広範囲な硬膜外ブロックや胸部交感神経節ブロックなどを行いますが、その目的は疼痛軽減ではありません。あくまで血行増進です。血行を一時的にブロックを用いて増進させたとしても、その効果は最長でも4~5時間です。これを週に1回だけ行ったとしても、どれほどの有効打となり得るかは疑問です。可能ならば週に数回、ブロック治療を行いたいところですが、実際は金銭的にも時間的にもそこまでゆとりはないでしょう。よって、週に1回の治療では、かなり長期間かかると心得ておく必要があります。

劇的な効果を希望する場合

疼痛に非常に苦しんでいる場合、早急に劇的な効果を欲する方もおられるでしょう。その場合には、炎症を鎮静化させるためにレミケードやステロイドの点滴療法、血管拡張剤の点滴療法などが候補に挙がります。レミケードは慢性関節リウマチの患者に頻繁に使用されていますが、副作用に注意しなければならないこと、薬1瓶が8万円以上もすることもあり、使用には高いハードルがあります。また、血管拡張剤も薬1瓶が5000円以上しますので、同様です。これらの薬剤は治療の方法として重要な位置づけにありますが、使用には金銭的な負担と、副作用への覚悟が必要となります(リウマチ患者は普通に使用しています)。

ブロック無効の慢性腰痛治療の地理的条件

2014年8月現在、こうした、現医学でブロック無効で治療放棄された難治性慢性腰痛の治療を行っているのは国内で私だけとなります。治療のエビデンスはなく、試行錯誤の挑戦中です。もしも、治療を希望されるのでしたら、東京日本橋に、最低でも週に1回通院ができる状態でなければなりません。エビデンスはその都度レポートして行き、いずれその治療法を確立して全国に広めたいと思っております。地方在住の方は、しばしお待ちください。

現在進行形の疼痛治療レポート

  • 症例1 34歳男性
学童時より前後屈の際に強い腰痛があり、腰から背中にかけて広範囲。5年前から痛みが強く、仕事に支障が出るため整形外科をいろいろと渡り歩くが全く改善しない。数年前からペインクリニックを渡り歩くようになり、有名なNペインクリニックなどでさまざまなブロック治療を行うが、効果なく「心因性」と言われる。8か月前から私の治療を受けることになる。
経過 腰椎硬膜外ブロック、腰部・胸部交感神経節ブロック、神経根ブロックなどを行うがどれも効果なし。しかし胸椎(T3/4)硬膜外ブロックを行うと疼痛が軽快することがわかった。以降週1で胸椎硬膜外ブロックを行う。その結果、腰の周辺痛はVAS10→1 腰の中心部の痛みVAS10→5~8 と軽快した。しかし、治療間隔を開けると中心部の痛みがぶりかえす。よって今も週に1回の胸椎硬膜外ブロックを行っている。
  • 症例2 76歳男性
10年前より、足の裏につるような痛み、両下肢のだるさと痛みがある。有名な某ペインクリニック、T大のペイン科などに通院し神経根ブロックや硬膜外ブロックなどを行うが、「注射後足がしびれて動けなくなるだけで全く楽にならない」ということで通院をあきらめる。1か月前に私の外来を訪れる。
経過 試しに腰部硬膜外ブロックを高濃度で行ったが全く症状が軽快しない。そこで試しに胸椎(T3/4)硬膜外ブロックを行ったところ「これまでの治療の中ではじめて足が軽くなった」という経験をする。つまり効果ありとのこと。本人が治療継続を切望するので治療を続けることにした。
82歳男性 10年以上前からの右下腿痛と左下肢の筋力低下、腰痛を主訴とする。私の外来では右下腿痛に対しては神経根ブロックを行い、数日間痛みが緩和されるのみで全体的な症状は改善されない。腰部・胸部交感神経節ブロック、硬膜外ブロックもトライするが効果なし。試しにT3/4に胸部硬膜外ブロックを行うと、下肢に力が入るようになるが痛みに関しては10%程度しか改善しない。しかし、下肢に力が入るようになることに喜びを感じ、ブロックを切望、現在隔週でブロック治療中。
総評 高齢者の難治性腰痛はあらゆる手段を駆使しても疼痛を十分に改善できない。ただし下肢の筋力を回復させることはできる。なぜ胸椎硬膜外ブロックにしか反応しないのか?は謎である。比較的若い年齢帯の腰痛には胸椎硬膜外ブロックが有効である。おそらく、T3/4付近に痛みの原因となる脊髄の微小な炎症があると推測するが、真実は謎である。
 

難治性慢性痛への取り組み」への20件のフィードバック

  1. 交通事故被害者でもあり、整体師です。

    17ヶ月前からバレリュー症候群、気圧によるほぼ毎日の偏頭痛と頚部緊張性頭痛も合わさっています。首の何処かを痛めたのは確かですが、明らかな発痛点が首の下《背中》にもあり、そこが原因で両上腕・両側の肩首肩甲骨周りに酷い冷感があり、温めると灼熱痛として切り替わります。さらに全身の血流の良い部分については軽い熱感を感じます。これらの症状を事故後から患っています。

    偏頭痛やヘルニアによるシビレは、神経根の《狭窄》を立体的に緩める様に上手く矯正出来れば、それで短期間治まる人も居ますが、数時間から1日程で、また歪んで症状が元通り出てしまうことが多いです。

    偏頭痛の場合は、その人独自のトリガーポイントのコリと関節可動域を発揮させてあげることで、症状を大なり小なり緩和させられると実感しております。

    気圧の変化《低下》による偏頭痛の人の場合は、自分自身のごまかし方は、マクサルトの服用です。気圧の変化でいつもの苦痛が強くなりそうだと思ったとき、さらにこの空の重さは数時間以上続くことが何となく予想された時に早めにマクサルトを服用し、姿勢をただしたり、肩を回したり、肩首周りをストレッチしたり、そこ《関節》が凝って動かなくなっている場所を見つけて、そのピンポイントにストレッチをかける、さらに出来たら矯正もやってしまえば、この対処法にたどり着くまでと比べると、人生がやや明るく感じるようになりました。

    熱感・冷感・灼熱痛については、リリカという薬で数パーセントから数十パーセント神経痛が軽減するだけで、連日服用すると効果を実感出来なくなります、これについては整体師としての対処法は見つからず、少し肌寒い日と少し熱い日は神経痛をただただ堪えるだけです。

    たまたま3日前に頭痛外来に行ってきました、しばらく通っているドクターの勧めです、そこで言われた言葉が、現在の医学では治せない、という一言でした。

    あと枕についてですが、首こり程度の悩みの整体のお客さんには、健康な人にこそ、良い枕を使って下さい、と普段から声をかけています。
    ある程度に達すると、強引な対処法をしないと楽になれない体になってしまう前から、首を健全に保つようにお願いしています。

    長く書いてしまい申し訳ありません。

    • いろいろと情報をありがとうございます。バレーリー症候群は辛さの極みです。ご自身で姿勢矯正、体操などができるのが強みです。自分でできる姿勢矯正法を確立できれば、世の中にある教授陣が作ったくだらない嘘だらけの体操が駆逐されるでしょう。
       リリカ・・・慣れると同時に効かなくなってくることを広く認識し、やめていく方向に持って行くようにしなければならないでしょう。つまりリリカはやめどきが大切な気がします。
       枕・・・よい枕で頸椎の後弯やストレートが治るのか?真実を知りたいです。おそらく、椎体が変形してしまって後弯になっているネックは矯正でも枕でも治らない気がします。よって、鉄は熱いうちに打て!ですが、熱いうちといのはどの時期を指すのか? 研究していく必要がありそうです。

  2. 慢性腰痛、仙骨のキリキリ、焼ける感じ、左足締め付け感、股関節違和感、左臀部~大転子~足もつっぱりが強いです。成長期からのハードなスポーツ、仕事の中腰、出産ごとの腰痛と三人目産後以降の急激な悪化にて、原因はこれらのことと思ってます。

    AKA3回、トリガーポイント、腰傍神経ブロック注射20回?くらい、硬膜外ブロック注射(五回)、
    他民間療法色々。
    整形、膠原病内科、転々とし、現在ペインクリニックと心療内科通院中です。
    ペインでの硬膜外ブロック注射後3、4時間後には痛みが我慢出来ず、経験のない現象と先生にもいわれてますが、不安になりネット検索でこちらのリバウンド症状の記事を、見つけました。週2回注射でしたが、5回目後、激しい頭痛で1週間ねたきりとなり、6回めを受けておりませんが、1週間を過ぎた辺りから、注射体位が下にしていた右側仙骨だけ痛みが半減の感触があり、たまたまなのかわかりません。
    頭痛も、突き抜いた感触は全くなかったが、低圧になった可能性の説明を受け謝罪もありました。
    今後のこう膜外の恐怖はありますが、ひどくなっておこる痛みをリバウンドと捉えて繰り返すことにいぎはありますでしょうか。また、ブロック注射を繰り返す際の感覚はリバウンド症状が引いてからが適切でしょうか。
    硬膜外ブロックよりリスクの少ない方法でのブロック治療はありますでしょうか。今回の頭痛で恐怖が先立ちます。

    • 硬膜外ブロック後の頭痛は一般的にはpost spinal headacheと言いますが、それだけが原因とは思えません。何か特殊な事情が脊髄全体に作用した結果の頭痛だと思いますが、現在の医学で解明されることはないでしょう。1週間続いた頭痛自体がリバウンドであった可能性もあります。それは右側仙骨の痛みが半減しているからです。あなたのような難治性疼痛を抱えている患者は、医者にとっては近づきたくない、積極的な治療をしてはいけない患者の代表です(あくまで一般的にです。あなたを侮辱しているわけではありません。)そのようなあなたに対して積極的に硬膜外ブロックを行っているあなたの担当医はかなり素晴らしい医者だと思います。信頼して頼って行くべきだと思います。リバウンド後は患者は恐怖心を持つのが当たり前です。しかし、治療から逃げても痛みからは逃げられません。だから全てをゆだねて「全てお任せ」で治療を続けてもよいかと私は思います。リバウンドは硬膜外ブロックを重ねることで消すこともできます。ただ担当医に任せるしかないので私には何ともアドバイスできません。リスクの少ない治療は効果も少ないという法則があります。ブロック以外にも様々な治療法がありますが、それなりにリスクも高くなります。よって基本的には今の医師に任せる方が得策だと思います。いい先生だと思いますよ。おそらく。

  3. 48歳女性です。
    ご多忙中に長文申し訳ありませんが、以下症状について記載します。

    1 小児喘息(6歳より)
    2 アトピー性皮膚炎(誕生時より)
    3 通年性鼻炎(誕生時より)
    4 線維筋痛症(43歳より)
    5 自律神経失調症( 45歳より)
    6 頻尿、多汗症、寝汗、悪寒、慢性疲労、
    ドライアイ、乾咳
    ※すべて現在治療中

    喘息の発作時に背部痛を起こすことが多々ありましたが成長するにつれて慢性痛となりました。他に首筋、肩、腕、肩甲骨、脚、踵に痛みがあります。

    常用薬はアドエア、オノン、ユニコン、メプチン、ザイザル、ナゾネックス、リリカ、ノイロトロピン、サインバルタ、グランダキシン、十全大補湯、当帰芍薬散
    年齢を重ねるにつれて疾患が多くなり投薬も増す反面明るい気持ちは減るばかりです。

    幼少期より体力がなく疲れやすい傾向でしたが、青年期はそれなりに活動もできました。35歳頃から身体の部位に痛みを感じ 43歳で聖マリアンナにて線維筋痛症と診断されました。中年期の現在このような状態ですが 壮年期には充実した日々を送りたいです。

    こちらのサイトに辿り着いたのは何かのご縁だと思いました。当方、東京都郊外ですので通院可能でございます。先生のお勤め先を御教え頂きたいです。どうぞ宜しくお願いします。長文読了有難う御座いました。

  4. いろいろ調べていたらこちらのサイトに行き着きました。

    はじめまして、大阪在住39歳男性です。
    先生にメールではたいへん失礼ですが、移動がなかなか困難な状態なので症状のご判断・ご診断・治療頂きたく連絡を希望致します。
    お時間が許すときでかまいませんのでよろしくお願い致します。

    最も納得した箇所が、
    「器質的な異常あり
    難治性腰痛(疼痛)患者のほぼ一致した特徴として、ストレート仙骨、L5の位置異常、脊椎に側彎や回旋異常などの脊椎アライメントの異常があると推定しています。これらのアライメント(軸)異常により、脊髄や神経根がある姿勢をとった時に強く引っ張られ、神経損傷を起こし、それが慢性化して中枢感作状態となることを推測しています。おそらく、神経損傷部分は脊髄後角から中枢にあると思われ、神経根の損傷はないか、あっても軽度であると推測します。痛い状態で長期間放置されると疼痛が慢性化すると思われますが、その期間がどのくらいなのかはわかりません。 」

    L5の位置異常、脊椎に側彎が私にはあります。
    L5の腰椎が左右非対称です。
    ある医師には奇形といわれ、他の医師には問題ないといわれ・・・側湾は腰から右側に「く」の字に曲がります。

    難治性慢性腰痛に悩んでます。
    かれこれ2年ほどになります。
    最低限の日常生活はできます。
    車・自転車には全く乗れません。
    徒歩は連続30分ほど歩けます。
    腰にストレスをかけると翌朝激痛になります。
    なかなか外出がつらいので、たいへん失礼ですが、
    メールで今までも症状を送信させていただき、ご判断いただき
    治療が可能であればお願いしたいのですが・・・

    30歳過ぎから激しい運動をすると右側の腰椎疼痛側湾を発症。
    37歳トラック乗車で3ヶ月ほどで腰が激痛になる。
    腰から背中の中で何かムニムニしびれるようにメンソレータムを
    塗られたように下から上へ電気が走ったようになりました。(3回ほど)
    きっかけは、腰から首にかけて紐のようなもので引っ張られ
    強烈なぎっくり腰になり、腰椎で何かズキっと動きました。
    背中の筋肉が完全に硬直してました。
    3日ほどでうごけるようになりました。

    去年から半年ほど、筋筋膜性疼痛症候群 MPSで寝たきりになり
    大阪大学疼痛医療センターに転院(ここでは骨は一切関係ないと言われました)
    近所のペインクリニック(心療内科)にて治療中ですが、全く効果がありません。
    治療内容:トリガーポント注射2回 効果はあるが、腰にストレスをかけるとすぐに悪い状態に戻る。
    自律訓練法や緊張性筋炎症候群の治療 効果なし
    服用はしてません。(うつ病等効果がない。依存性が高くなる)

    • おそらく私の提唱するBICB(ブロック無効の慢性腰痛)にあてはまると思います。ブロックをしても効果がないことから心因性と判断されているパターンでしょう。よって脊椎内電極埋め込みなどの適応にもならず、放置される状態(現医学で太刀打ちできない状態)でしょう。以前、同様の症状の女性の方(その患者様の兄が整形外科医)が来られまして、胸椎硬膜外ブロックをお勧めしましたが、家族や周囲の反対に押し切られ、結局有効な治療をしないで帰宅された方が1名おられます。私としては頸部・胸部硬膜外ブロックが適応かと考えますが、今の医学では「腰が痛いのに頸部・胸部にブロックする」ということが理解されませんので、周囲は治療を反対します。周囲とはこれまでにかかった教授先生なども含めての周囲ですから、一般の方々は屈してしまいます。そうした中で治療を勧めるには暇とお金と危険と反社会性をもって治療に当たらなければなりません。国が認めない治療ですから自費になります。BICBの治療は一つの「ないものねだり」に等しいため、確実性を求めることができません。そのうえ家族は「心因性」と考えていますから、私のところに来院して治療することを「たわごと」であると判断するのが普通です。つまり、あなた様の治療のハードルはあなた様自身ではなく、周囲が障壁となっています。まず、その障壁を乗り越えられるかどうかを検討しなければなりません。医学の問題よりも、環境の問題の方が治療の壁となります。ご検討ください。環境の問題は私にはどうすることもできませんので。

  5. ご多忙中、お返事ありがとうございました。
    仕事中、胸椎や頚椎(首の後ろ下)に違和感がありました。
    初期のきっかけは、首から紐で腰を引っ張られたぎっくり腰です。
    腰椎に原因がなく胸椎・頚椎の組織に原因がある可能性も否定できないと思います。
    お伝えするのを忘れてましたが、手術は一切してません。(これが救いです。危うく手術しそうになりました)
    あと、下肢(下半身)には症状はありません。
    症状は頚椎から腰椎(起床時、脊椎全体が充血しているように重だるい。特に腰が強い)とたまに頭痛です(おでこ・こめかみ)
    たまに右股関節上部周辺がキリキリします。(椎間板症?)
    脊髄終止症候群も違うと言われました。

    私の心境としまして、このままだと少しの回復の見込みもないと思います。一生このままかと・・・悲愴感の方が強いです。大阪-東京なので通院も可能かと思います。費用は覚悟しています。
    確実性もありませんが、少しでもよくなる可能性があるならお願いしたいです。
    環境については、現在の病院で手のほどこしようがないと言われれば、言いやすいのですが・・・BICBについては話してみます。

    最後に現在は、被験者なので途中で診察を打ち切ることができず、診察をお願いする際にはまたあらためてご連絡させていただきます。
    ご相談にのっていただき、誠にありがとうございました。
    感謝申し上げます。

    • 現在新薬の治験中とのことですから、それが終わりましたら治療を考えましょう。奇蹟は一度の治療では起こせませんから、1週間ほど東京にホテル住まいしていただき、私が連日ベッドに訪問し、訪問診療でブロックを行っていくやり方が現実的かもしれません。ホテルでのブロックはリスクが高くなりますが、蘇生器具を携帯しながらの治療となりそうです(蘇生器具が必要な事態にはならないと思いますが、万一のためです)。BICBについてはお話にならないほうがよいと思います。が、もしも理解していただけるというなら、そちらの病院でブロックをしてもらえるかもしれませんね。そうなれば幸運です。結果をぜひ教えてください。

  6. ご回答ありがとうございました。
    言葉足らずですみません。
    被験者というのは、慢性腰痛のことです。
    新薬の治験中ではないです。

    BICBは伝えず、頚椎・胸椎に問題があるのではと言ってみます。
    お風呂に入ると数十分痛みはやわらぎます。

    腹筋を鍛えるために、お腹に力を入れてテニスボールで
    コロコロ10分くらいやるとなぜか翌朝腰の張りが強くなります。
    お腹の胸椎神経支配はT10~12あたりです。
    仕事中も、腰椎上部ムニムニしておかしいなぁ~
    と前から思ってました。

    ほんとうにつらいです。
    歩くのもつらいときがあります。
    自殺とか麻薬とか考えます。
    でももっと難病で苦しんでいる方がおられ、大学病院で驚きました。私も前向きに頑張らないとと思いました。
    閉鎖的な考え方をやめたら、寝たきり筋筋膜性疼痛症候群 MPSは
    改善しました。でも、おおもとの腰痛は治りません。
    またご連絡させていただきます。

  7. 初めまして、今年3月3日に腰椎分離滑り症固定術んを第5と仙骨に受けましたが手術直後何でもなかった左足の完全麻痺、指すら動かせずにいました。医師は麻酔などによる副作用ですぐによくなるとのこと手術成功とのことでした。1ヶ月の入院、退院してきた現在の症状は左足に焼けるような痛みを伴う強い足の痺れ、アキレス腱への痛み、指先や足底までの痛みも発現歩行もままならずにいます。仙骨ブロック注射と痛み止めの治療をして2ヶ月あまりになりますが症状の改善は見られずにいます。最近第5番目腰椎に的をあて神経根ブロック注射造影検査を受けましたが結果は神経の通り道は太くなってるとの事でした。しかしボルト固定裏側が見えないため そこにはんこん組織があり神経を圧迫してる可能性があるとのこと今は仙骨ブロック注射や痛み止めの投薬治療法以外ないと言われてます。かなりの激痛に毎日もだえ苦しんでいます。エチゾラムも服用してますが効果はあまりないです。また眠剤ゾルピデムも服用してます。最近医師よりこの痺れは治らないと言われました。私は治ると信じて受けた手術、医師は簡単にそんな言葉を吐いてしまうのも衝撃でした。それでも治る可能性を信じて治して頂ける治療法はないかと必死です。回答を宜しくお願い致します。

    • お話から推測するに、固定したスクリューが左S1神経根を圧迫しているかもしれません。まずはスクリューを外すのがベストと思われます。外せば治るという保証はありませんが、まずは外し、可能なら再固定するといいです。しかし、再固定には特別な技術を要しますので、東京の九段坂病院のような脊椎手術の名医たちのところに打診することが望ましいです。遠距離であってもやむを得ません。まずは近くの医師に頼んで紹介状を書いてもらうとよいでしょう。

    • ご丁寧な返信をありがとうございました。連絡が遅くなり大変申し訳ありません。去年メール送信後に一ヶ月の疼痛治療 そせごん、ジアゼパム ノイトロピンの点滴投与をしました。それから内服薬に変わり退院するも痛みや足の後遺症は治らず。最終的にノルスパンテープ10mg処方されましたが副作用で中止になり今度はレペタン座薬を処方されました。最初は分からずに使用しあんなに痛くて歩くのもやっとでいたのがレペタン座薬を使うと痛みを感じず歩け座位も一時間は平気で座れました。だけど薬剤師にこんなに強い麻薬成分の作用があるレペタン座薬処方が続くので主治医から再手術などの話はなかったかなどを聞かれました。いろんな病院を探しました。そして去年の11月に金沢にて第5神経の椎弓切除術を行ってきました。一回目の手術から八ヶ月も経過しており神経が圧迫され癒着もひどかったとのことでした。後は神経の回復次第と言われております。現在もやはり左足に残った痺れや感覚麻痺歩行障害腰痛 股関節大腿部の痛みなど様々な痛みがあり毎日ジクロフェナクトリウム50mgを一日2回は使っています。両お尻の痛みも酷くて最近では右足にも痺れを感じる様になってきました。1度目の固定術で左側の除圧不足により神経がおされていたとのことレントゲン写真も見せて頂きました   痺れは取れないと言われました。手術による失敗 合併しょうだと。現在も左足に大きく残された後遺症の痛みや坐骨神経痛股関節大腿部の痛みと戦っております。第4腰椎も滑りを起こしていましたが今すぐ手術とかの話はなかったです。 歩行練習もストレッチもままならずにいます。神経の回復にはかなりの時間が要すると言われましたが時々かなり落ち込み精神的鬱にならないかとさえ思ってしまいます。私は今後どうしていけばいいのでしょうか?アドバイスなどよろしくお願い致します。

      • 手術が不成功の例、手術が成功しても数年以内に再発する例など、脊椎手術には難題がつきまといます。私は「もうこれ以上手術はできない」と、一流の脊椎外科医に見放された患者を治療することを長年行ってまいりました。よって、私は自称「医師の最後の砦」です。あの手この手を尽くせば、なんとかならないわけでもありません。しかし、それができる医者を探すことが極めて難しく、さらに通院のことを考えると、近場でそういう医師がいないか探さなければなりません。「あの手この手を使って患者に奉仕する医師」は、整形外科医ではほぼ存在せず、ペインクリニック科の医師であれば50人に一人くらいはいると思います。手術をした後のブロック注射は難易度が高いからです。よって、まずは近場でペインクリニックを訪れ、献身的な医師を探すところから始めなければなりません。医師探しは「人生を左右する一大事」ですので、面倒がらず、自分の人生をかけるつもりで探すべきです。なぜなら自分でなんとかできる病気ではないからです。

        • 早速のご解答を下さりありがとうございます。ペインクリニックを検索しましたが私の住む県内には少なく巡り会える医師も50人に一人とはまた本当に少ないのには驚きました。現在も坐骨神経痛、股関節大腿部 腰痛  左足の痺れと焼けるような痛みに指先指裏がずっと痛くて去年の3月に受けたボルト固定術から私の人生が変わりました。毎日が痛みとの戦いで頭がおかしくなりそうになるくらいでした、そして2度目は別県にての手術  良くなるまでにはかなりの時間を要するんですね。今日、外来受診でした。いきなり明日から入院決まりました。  ソセゴン、ジアゼパム、ノイトロピンによる点滴治療のようですが先生はこの治療をどう思いますか?ソセゴンとジアゼパムは去年も疼痛治療で入院した際 吐き気や気分不良 冷や汗などの副作用に見舞われましたがまた同じ治療をするようです。通院中は仙骨硬膜外ブロック注射を受けましたが効果なく帰ってきてからは仙骨あたりの腫れた痛みも重なり苦しみました。なのでブロック注射はなしになりました。また 2度手術もしておりいろんなことを考慮して神経ブロック注射もしないと仰っていました。    先生の開業されてる医院はどちらでしょうか?入院施設もありますでしょうか?費用や治療内容などを詳しく教えて頂けると幸いです。痛みや痺れ歩行障害は精神的にも肉体的にも苦痛です。

          • 日本という国では共産主義医療制をとっている国であり、建て前上、「全国どこの病院に入院しても治療は同じで、大金持ちでも、スターでも、ホームレスでも同じ治療で、治療費も全て同じ。そして異なるのは個室料金のみ」という現状です。アメリカ合衆国では、優れた医師がいろんな治療をしてくれますが、すぐに数百万円を要求されます。日本は医療費が安く均一なので医師がどれほど治療技術が高くても給与も儲けも同じです。つまり腕の立つ医師は日本では極めて理不尽かつ不遇だということです。だから日本では真に患者に尽くし、かつ腕が立つ医師は千分の1の確率になります。きちがいと呼ばれるほどに不遇に立ち向かう変わり者医者しか、そういう医師になれません。だから数が少ないのです。よってそういう医師を探すことは、日本では極めて困難だという現状です。
             私はキチガイと呼ばれるほどに変わり者医師ですので「現医学で治らない疾患だけを専門に治療する」わけです。患者には大金を要求しないかわりに、患者の魂を要求します。犠牲を払ってでも治そうとする魂です。魂がない患者にはそもそも難病に打ち勝つことは不可能なので「無駄なことはしない」のです。本当に治そうとするならば、遠方に住んでいても、私の元に引っ越してきて治療をするでしょうし、そのくらいの魂がなければ、そもそも日本では治せないでしょう。そして、必ずや家族に「キチガイ医師の元で治療を受ける」ことを反対されるでしょう。家族はあなたの「単なるわがままだ」と思うからです。あなたの痛みは家族でさえ理解できないものだからです。そうした周囲の反対を押し切る魂があって初めて私の元に来院できるでしょう。費用や治療内容を私に尋ねることはとても失礼なことです。なぜなら、私は自分の技術を極めて安売りするからです。日本の医療費は技術の高い医師にとって理不尽なほど安いです。数百万円を要求するアメリカの医者と同じように思われるとそれだけで心外なことです。私はお金では動きません。私の診療所には入院はできません。治療内容は「あらゆる手を尽くす」ので、実際に来院しなければわかりませんが、種々のブロック注射と述べておきます。治せる保証はありません。ベストを尽くすとしか言えません。私を信じるか信じないかは自由です。ソセゴンで治療するのは「治療になっていない」と感じます。くわしくは、こちらをごらんください。後ほど私の情報をメールさせていただきます。

          • 先生失礼なお言葉を大変申し訳ありませんでした。痛みやその苦痛は当人にしか分からない事です。悲しいけどこれが現状なんですよね。手術をしたから治ってると思われてたり。先生の元を訪れるか主人と相談してみます。いろいろとありがとうございました。またこのコーナーに訪れてよろしいでしょうか?勝手を申しましてすみません。今日から入院治療 リハビリ頑張って今よりよくなるよう努力していきます  ソセゴンはやはり良くないですよね。本当にありがとうございました。

  8. お世話になっております。
    過去に2015年5月24日 12:32イニシャルMAにてご相談させていただいたものですが、腰痛治療を先生にお願いしたいと考えておりますが、直接ご連絡先(メール)を御教え頂きたいです。現在、通院の結果もお伝えしたいので、ご多忙とは存じますがどうぞ宜しくお願い致します。

  9. 47歳 女性です。

    3年半位前に長引く厄介な風邪を引いて、多少良く成ったのでシャワーを使用後、突然 全身を締め付ける感覚が有り1時間後位で治まったのですが、その後右手・右足に痺れが出てしまいました。
    神経内科・整形外科を受診した結果『脳の誤作動』『末梢神経の勘違い』と診断され抗うつ剤を処方されましたが、不幸中の幸いなのか抗うつ剤を飲んでうつの症状が出てしまいました。
    変だと思いネットで調べて、初めて抗うつ剤と知り手に負えない患者だと気づきました。
    はっきり、今の医学では無理と言ってくれた方が良かったです。
    過呼吸が有るので、月1でメンタルクリニックには通院してるので先生に相談した所、飲まない方が良い!!
    と言われ、私も飲みたく無いので三日飲みましたが残れは捨てました。

    現在、ペインクリニックに通い頸部に硬膜外ブロックを6回しました。
    初回が施術後一番効果が出ましたが24時間後には効果が無くなり、リバウンドがキツかったです。
    5回目は、施術後ほどなくして左手が痺れてしました。
    30分位で治まりましたが、ドクターは脊髄に漏れた可能性が有ると言ってたのでこれ位は許容範囲だと思いました。
    効果も其なりに出てましたので…
    6回目も同じ様に、左手が痺れてしまいドクターは神経回路がおかしな事に成っている!!と…
    効果も出ませんでした。
    先生のH・Pを見て、納得する部分が多々有りました。
    右手は指先にかけて痛みが激しくなり、肘の少し上位から、痺れはじめ指先は激痛に近いです。
    布団や服が当たっても痛いです。
    箸もまともに持てず、日常生活が出来ません。
    お風呂に入ると痛みが酷く成ります。
    右足は、足の裏に灼熱感と指先にかけて痺れと激痛に近い状態です。
    右手同様、布団が当たっても痛いです。
    お風呂に入ると酷く成ります。
    引きずって歩いています。
    足の裏を床や畳に着ける事が、辛い状態です。(我慢すれば出来る)
    徐々に痛みが激しくなって来ました。
    天気で悪化します。
    以前は晴れて暖かい日は多少緩和しましたが、今は緩和しません。

    ご参考迄に
    24年前から、潰瘍性大腸炎を患っています。
    寛解期なので薬は服用していません。
    軽度の側彎が有ります。
    ストレートネック・ショートネックで、頸椎の4番・5番・6番に狭窄が有ります。

    私は、埼玉在住なので通院可能です。
    先生の所で治療して頂きたいのですか!!
    それとも、今のペインクリニックのドクターを信じた方が良いのでしょうか?

    • 左手に効いてしまう理由はおそらく頚髄に硬膜の癒着があり、薬液の浸潤ムラがあるからだと推測します。たいてい、効いてほしい方の反対側に薬が多く流れます。悪い部分にこそ薬が流れにくいという当たり前の事実です。医師の手技的なミスではありません。また、癒着があると薬液が入りにくいだけでなく、たやすく脊髄に漏れてしまいます。私が行ってもおそらく同様の結果しか出せないでしょう。

      頸部への硬膜外ブロックを積極的に行ってくれるペイン科の医師の存在は貴重です。私も平均して1日に1人、週に5人程度の頸部硬膜外ブロックを行っていますが、「お金をいくら積まれてもやりたくないブロック」です。命がかかっているからです。ペインの医師も患者を助けるためやむを得ず行っているわけで、担当医はよくがんばっていると思います。信じて頼ることをお勧めします。私のところへ来院するメリットは上頚神経節ブロックができることくらいでしょう。

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