膝関節の消耗と経年変化を止める新治療法

はじめに

私は他の医師が治せなかった痛みを治すことを専門として難治性の運動器(筋・骨・神経)疾患の保存療法に携わってきました。その中でもっとも症例数が多いのは膝疾患です。今回私は、私の勤務している整形外科クリニックで、膝疾患で長期通院した患者全員の膝関節XPを調査しました。すると衝撃的な事実を発見しました。私が担当した患者のほとんどは膝関節の変形が進行せず、他の医師が担当している患者の膝関節のほとんどは変形が進行していたという事実です。
私はこれまで自分の受け持ち患者と、他の医師の受け持ち患者の治療成績を比較したことがありませんでしたから、気づかなかったのですが、私の膝治療は「膝関節の消耗(変形)を止める効力がある」ことが判明しました。そうした奇蹟を起こした治療法を紹介すると共に、実際にどのくらい他の医師と私の治療成績に差があるのかをその目でXPを確認していただきたいと思います(全例の写真を掲載します)。

調査対象

  • 私の患者:2009~2014に私が半年以上XPでfollowできた変形性膝関節症症例全例
  • 他の医師の患者:2009~2010の2年間で膝XPを撮影し半年以上XPでfollowできた変形性膝関節症症例かつ生年月日が1957年以前の者全例

XP評価方法

膝関節のXP変化を以下の基準で点数化しました。
  • 変化なし=0、わずかな骨棘変化=1.0、はっきわかる骨棘変化=1.5、間隙せまくなる=1.0、間隙がかなり狭くなる=2.0 不確かな場合0.5を引く

 ステージ分類

  • ステージ0:正常
  • ステージ1:初期:骨硬化像または骨棘
  • ステージ2:初期:関節裂隙の狭小化(3mm以下)
  • ステージ3:中期:関節裂隙の半分以上消失または亜脱臼
  • ステージ4:進行期:関節裂隙が完全になくなっている
  • 不確かな場合は0.5を引く
 

治療成績比較

他医が治療した患者群 私が治療した患者群
症例数・平均年齢・平均追跡期間 52例、73.1歳、3.3年 36例、74.5歳、2.5年
初診→終診時stage平均 1.8→2.3 2.0→2.1
XP変化点数 1.4 0.4
変形抑止率 26関節/76関節=34.2% 42関節/59関節=71.2%
変形速度(stage/年、点数/年) 0.15、0.42 0.04、0.16
Stage増年数(1upする期間) 6.7年 25.0年
 

結果考察

初診時の変形性膝関節症のstage(平均)は他医が1.8、私が2.0であり私の患者の方が重症例が多いことがわかります。この理由は、クリニック内で治りにくい患者が私に担当医変更を希望するケースが多いことと、もともと重症な症例が私の評判を聞きつけて来院するケースがあることによると思われます。
他医の膝診療では平均3.3年で膝のstageが0.5進行していますが私の診療では0.1しか進行していないことがわかります。また、stageとは別にXPの変化を点数化すると、他医の場合は1.4の変化ですが、私の診療ではその3分の1以下の0.4にとどまっています。
変形抑止率は、経年変化が起こらなかった、つまり診療を実施することで変形を抑止できた割合を示しますが、私の場合71.2%の関節の経年変化(2.5年)を抑止できましたが、他医の診療では34.2%で、逆に65.8%の関節に経年変化を進行させてしまいました。
1年間でどの程度変形が進むかという変形速度を比較すると、他医の場合はstageで0.15/年、私の場合は0.04/年であり、他医の変形スピードは私の3.75倍の速さであることがわかります。具体例を挙げると、他医の膝診療を続けていると、平均で約6.7年でstageが1上昇します。一般的にstageⅡ→stageⅢが、手術対象となることを考えると、他医の膝診療を受けていても平均6.7年後には手術が必要になるまで変形が進むことを意味しています。
私の診療の場合、stageが1上昇するのに平均で25年を要する見込みであり、手術をすることなく天寿をまっとうできるという計算になります。
これらの治療成績は「別次元」と呼べるほどの大差であり、今後の高齢化社会の現状、国に与える医療費のダメージなどを考慮すると、他の整形外科医たちに私の診療方法を真似ていただかなければならないという結論に達します。

スポーツ選手にこそ膝の変形抑止が必要

私が膝関節の治療を担当した場合、手術に至る症例が10年間で1例しかいませんでした。その1例は遠方から2時間かけて通院していたために、やむなく手術を勧めましたが、通院可能圏の患者では全例で手術を回避できています。生活に支障もなく、上記のように変形の進行もほとんどありません。これが私の膝の保存的治療成績です。
同様のことはプロのスポーツ選手でも言えることであり、逆にプロスポーツ選手の方が膝関節の消耗は激しいはずですから、正しく治療して変形を抑止させ選手寿命を延ばしていく必要があります。よってスポーツドクターを目指す方にも私の治療法を真似ていただきたいと真剣に考えております。

他の医師に真似ていただきたい私の治療技術

私の治療法は「疼痛従量式関節内注射法」です。つまり、痛みの強さに応じて治療の強さを常に強弱をつけ、痛い時には強い治療を、痛みが弱い時には弱い治療を行い、治療間隔も痛みに応じて自在に変化させていく方法です。詳しくは「膝の痛みと経年変化の関係について」を参考ください。
治療に用いる関節内注射の種類は大きく分けて3種類、①ヒアルロン酸単独、②キシロカイン単独、③キシロカイン+ケナコルト、①+②、③のケナコルト量の加減、患者の痛みに応じてこれらを基本に薬剤の分量を変化させ、投薬間隔を調整し、「徹底的に患者の痛みを除去すること」に努める治療法です。
痛みを除去すれば変形が止まるのか?という究極の命題がありますが、これを証明できた過去の医学者はいません。が、私の今回の研究ではそれが証明されていると考えます。
ケナコルトを使用することに対する偏見や異論があることはよく存じており、すでにそれらの局所的、及び全身的副反応については徹底的に研究し、安全性に関して十二分に調査し、確立しておりますので、反論されたい方は、まず、それらの研究論文を十分お読みの上で反論ください。反論はおおいに結構です。
「ステロイドを用いると関節がボロボロ」というエビデンスのないうわさを信じておられる整形外科医が今も多いと思われますが、私の今回の研究はステロイド(ケナコルト)を使えない膝の専門医の治療では関節の破壊を抑止できないことを証明しました。少なくとも私の研究データではケナコルトを使用しなければ関節の進行は止められないことが判明し、しかも関節がボロボロになるというような例は1例もありませんでした。

新治療法で関節手術は激減する

膝関節において保存的に私の推奨する関節内注射を行うことで膝寿命が6.7年から25年と想像を超えた長期へと伸ばせることの証拠を今回提示しました。これは膝関節に限定したものではなく、他の関節も同様の治療法で同等の効果が見込めるでしょう。つまり、変形性股関節症も初期から積極的に私の推奨する関節内注射を行っていれば、関節破壊は進行することなく、自分の股関節で天寿をまっとうできるでしょう。
この内容が公開され一般知識として普及すれば、世界中の膝関節、股関節の手術は激減します。特に米国では肥満と関節症が国家危機に匹敵する重大事件として取り上げられており、人工関節置換術が日本の何倍も行われている現状を考えると、この内容が米国内で公開されると利益が激減する医療関係者が大勢出現すると思われます。
よって、私の推奨する保存的治療法は、普及することなく種々の妨害を受けて消滅するでしょう。私は、その妨害に立ち向かう気は全くありません。よって否定されることを受け入れます。ただし、本内容を読み、「私は保存的に関節症の患者を治療していきたい」と考える医師が一人でも出現してくれることを望みます。そうした少数の医師に本内容を託します。少数の医師は保存療法の救世主として全国から治療のオファーが来るようになるでしょうから、経営が安定するでしょう。
私の治療法が否定される唯一の点はステロイド使用による副反応です。それに対抗すべく、私は10年も前からステロイドの作用、副作用、適量、少量の使用法を研究し、その結果もこのHP上に多数掲載しております。ステロイドは極少量を患者の体調にあわせながら使用すれば安全ですとだけ申しておきます。

詳細データ(エビデンス) 膝関節の消耗と経年変化data


膝関節経年比較画像データ 膝A-1(他医)膝A-2(他医) 膝画像B(私)


他医の素性

この研究は私と他の一般的な整形外科医との治療成績を比較したものですが、他の医師がどのような医師であったかを記載しておきます。当クリニックでは2010年2月までは一般外科医がヒアルロン酸の関節内注射を担当。2010年3月以降、整形外科医の院長(スポーツ整形認定医、整形外科認定医、専門は膝関節)が新任となり、主に治療に当たりました。院長は膝関節が専門であり、かつサッカーチームの顧問医師を務めるスポーツドクターであり、膝の治療に精通しています。当クリニックでは院長が週に4日を診療し、私が2日診療し、他にもう一人整形外科認定医が半日を診療するスタイルをとっていました。よって他医の治療=世界標準の整形外科学会が認める治療を行っての結果であることを明言しておきます。
他医(膝専門医の院長)の治療はヒアルロン酸を単独で毎週5回連続で注射し、その後2週間~4週間毎にヒアルロン酸単独の注射を行うというものです。それに物理療法と経口薬(消炎鎮痛薬)をかぶせての治療でした。ただし、もう一人、非常勤の整形外科医はキシロカインとデカドロン(水溶性ステロイド)の使用を好んで行っていました。他医の症例の中にはそうした症例も多少含まれています。

撮影法の違いによる関節変形の誇張

当クリニックの患者は膝関節にストレスをかけることなく、仰臥位で撮影しておりましたが、院長は膝関節専門医であるため、途中からローゼンバーグ法での撮影を好んで実施するようになりました。ローゼンバーグ法では関節裂隙が狭く映ることが多いため、これまでの撮影法でのXPとローゼンバーグ法でのXPを単純比較してstageの進行度、XPの変化度を議論することはできません。よって、ローゼンバーグ法によりXPの変化が誇張されていると思われる症例は赤字でマーキングし(下記データ参)、stageから0.5を引く計算方法をとっています。例えばローゼンバーグ法でstageⅣに見える症例は、4ではなく3.5として扱います。この計算方式を行うことによりXPの比較を無理やり行っています。
ちなみにローゼンバーグ法で撮影した症例を除外して比較見当も行いました。その結果、stageの進行割合が、上記の計算法と差異がありませんでした。
ローゼンバーグ法では一般的に関節裂隙が誇張されて狭く見えますが、全く誇張されて見えないケースや、逆にローゼンバーグで撮影したほうが関節裂隙が広がって見えるケースもあります。ローゼンバーグ法でも関節裂隙が狭く映らない症例が全体の半数近く存在することが判明しており、ローゼンバーグ法で撮影した症例を除外しても、差異がないことから、上記の計算方法(0.5を引く)は妥当であると考えています。

おわりに

私のこうした膝関節の経年変化の研究は、実はあまり行われておりません。その理由は、以前はXPフィルムだったので全員の写真の経年での変化を比べることが、あまりにも労力がかかりすぎて不可能だったからです。これを可能にしたのは、XP画像をデジタル処理できるようになった近年のことで、しかも、整形外科医は変形が進むとすぐに手術を勧めるため、経年変化を調べる前に手術へと移行します。さらに、キシロカインやステロイド(ケナコルト)を用いた関節内注射は、整形外科学会で否定され続けてきた現状があり、研究をすることさえも破門扱いとなっていたからです。ただし、私はケナコルトの使用を推奨していません。使用法を知らない医師が無謀に使用している例をあちこちでみかけるからです。ケナコルトを使用するのであれば多くのことを勉強していただかなければなりません。
この状況は世界共通のため、私のような研究は、おそらく世界の誰も簡単に行えるものではありませんでした。よって、これまで御法度であったケナコルトの使用で、これほどまで膝関節の変形を抑止できるという証拠の提示は勇気がなければできることではありませんでした。まあ、そうした勇気も抹殺されてもよいという気持ちで公開しています。それはやはり、米国の整形外科学会に大打撃を与える内容だからです。私の論文が否定され、それで消えるのならそれも成り行きです。 以下に本データの元となる全症例のXPを掲載します。穴が開くほどご覧ください。

膝関節の消耗と経年変化を止める新治療法」への13件のフィードバック

  1. 初めまして。
    現在61歳になります。変形性股関節と診断されて2年経過しております。
    現在の状況は跛行がありますが何とか自立しております。ただ、当初悪い右足から徐々に左も痛くなりつつあります。
    ここに至るまで保存療法で何とかと、ネット、書籍でカイロ 、マッサージ、ジグリング、体操等々色々やっているのですが、日々出来ていたことが出来なくなりこのままではどうなってしまうのかと暗澹たるおもいでございます。
    股関節を考えると夜も眠れなくなり睡眠薬ばかりのんでいます。
    先生の情報を今読ませて頂き 何とかと診断していただけないかと思っております。どうぞよろしくお願いします。

    • 股関節の保存療法は関節内注射を行ってくれる医師が近くにいるのなら、1~数か月に1回の関節内注射で普通に日常生活を送ることができ、かつ一生手術をしなくても済みます。しかし、私がこう言っても、このことを信じる整形外科医は1人もいません。整形外科医は手術なしで一生を送ることはまず不可能であると信じています。つまり、股関節に注射をしてくれる医師はまずいないはずです。私の勤務先に1時間程度で来られるところにお住まいであるなら、私が一生、股関節のメンテナンスをしてさしあげられますが、遠い場合はそうはいきません。ならば、あっさり手術を行った方が幸せであると思います。まあ、私が数回治療をすれば、手術をする時期を遅らせることはできます。しかし、勇気を出して手術を受けた方が幸せな場合も多々あります。選択はあなたの自由です。しかし、人生は勇気なしでは生き抜けない場合があることも事実です。

  2. はじめまして、45才になりますが、
    ケナコルト注射を、もう10年近くうっています。
    残念なことに、年々関節性の数が増えて。
    今、足関節、膝関節、手拇指関節に、、、
    ケナコルトをうつと、嘘のようにらくになりますが、
    三ヶ所には、一度に打てないといわれました。
    どこか一カ所に打つと、三ヶ所ともに
    効果は、表れるものなのでしょうか?

    • 「どこか一カ所に打つと、三ヶ所ともに効果は、表れる」という考え方は、まさに痛み止めの経口薬を意味します。経口薬をのむと全身に作用します。それでは効果が少ないからこそ、患部にだけ薬剤の濃度を高めてあげるのが注射だという基本的な考えを持ってください。つまり、あなたの発想は残念ながら「ないものねだり」です。

       そもそもなぜ医者が1箇所にしか注射をしてくれないのか?の理由を知っておくべきです。それは注射をすることが赤字になるからです。どのくらいの赤字になるかと言うと。例えば膝の注射は本来2500円のところ800円で注射しており、1700円の赤字。手関節注射は本来5000円のところ800円で注射しており、4200円の赤字。足関節の注射も本来4500円のところを800円で注射で3700円の赤字。全て概算ですが。

       もしも3か所同時に注射すれば9600円の赤字になります。つまり、3か所同時注射を要求することは医師に「何も言わずに9600円ちょうだい!」とずうずうしくたのんでいることと等しい行為となります。いわゆる「乞食」と同じ状態になっています。なぜそうなるかというと、すでに日本の保険医療は崩壊しており、できるかぎり国民が医療を受けられないように厚生労働省が必死になって医療費の出費をおさえようとしているからです。医師は基本的に赤字経営になる注射をしなくなる、という当たり前の事実があるため、保険の値段設定を「ありえないほどに安く制定する」ことで、事実上「治療をさせない」ことができます。現在の厚生労働省の値段設定は「関節内注射は一律800円」というあり得ないほど安い値段設定にしているため、「膝以外の関節内注射」を進んで行う医師は存在しません。実際に赤字経営になるからです。

       よって、あなたの担当医はあなたのために「いやいや注射をする」ということを行ってくれている、とても慈悲深い、よい医師です。しかし、実際に、その医師には赤字をくらわしているわけで、かなりの迷惑をかけています。迷惑を承知で注射をお願いすることは、物乞いです。恨むのは厚生労働省に対して恨むべきで、医師に恨みをいうべきではありません。しかしながら、現在、高齢化が進み、日本の財政は世界一困窮しています。なぜなら、日本は世界1位の高齢国家だからです。厚生労働省や日本には、「税金を納めない人にお金を払う余裕」はありません。しかし、選挙でも高齢者が多くの票をもっているため、医療費を削りたくても、それを言ってしまうと票が集まらず、国会議員になれないという現状があります。本来、関節内注射は全て自費で行わなければならないのが今の日本の現状です。高齢化社会は確実にせまっています。それを考えないで生きている国民が多すぎることに嘆きます。

  3. ありがとうございます。

    じつは、その先生が、一か所打つと他にも効果は、あるとおっしゃいます。
    が、私自身、各関節別々にうつことで効果を感じるので、つい望んでします。
    現実にそんな費用がかかっていることを知り、、、反省です。

    各関節の専門の先生にかかっていて、手術を受け、治療中です。
    一度楽になる術をしると、切れてきたらまたうってもらいたくなります。
    先日は、骨頭壊死の疑いで検査を受けました。
    大丈夫でしたが、このままケナコルトを続けていくと、、、、
    長い目でみて、鎮痛効果は期待できずとも、ヒアルロン酸で頑張ってみようと。
    ケナコルトは、出来るだけ間隔あけて、うってあげるから。と、先生は、心配してくださいます。
    親身に診てくださる先生に、巡りあえて感謝しないといけないんですね。
    ご丁寧にお応えくださり、ありがとうございました。

  4. 左右とも軽度の膝関節変形で、左膝に疲労から水が溜まりました。シップ、水抜き、ヒアルロンサン注射ではあまり改善されず三週間、三軒目のお医者さんで、キシロカイン、リンデロン懸濁2.5mg、ヒアルロンサンを膝関節に注射していただき、急速に改善、24時間後には8割方改善、夜の銭湯のジェットバス左膝関節中心20分で翌朝、ほぼ完治した感覚です。魔法の治療で驚きました。リンデロンが、炎症を効果的に治してくれているのでしょうか?一般的に、痛みがとれても、炎症の完治にはどれぐらいかかるのでしょうか?宜しくお願いします。
    携帯メールですが、宜しくお願いします。

    • すばらしい医者を見つけたものです。よかったですね。一般的には、完治までには2ヶ月。それは骨のダメージが回復するのにかかる期間です。

  5. 先ほどの京都小路ですが、飲み薬のロキソニンとシップのロキソニンテープは併用していました。三軒目のお医者様はHPで、ステロイドで、炎症治療の記載があり伺いました。本当に、魔法の治療でありがたく思います。こんな短時間で改善できるのなら それまでの三週間は、なんだったんだ、 という感じです。水抜き、ヒアルロンサン注射だけでは、水抜き直後は少し楽ですが、元の症状のに戻ります。左膝をかばい、右足に負担がかかりだし、必死に検索し、三軒目のお医者様を見つけました。

  6. 先ほどの、京都小路です。男性56才、体格はやややせ形、屋外作業、運動もやや多いほうです。左右とも軽度な膝関節変形です。右は快調です。 左膝は疲労蓄積時に、力を入れた時、軽い痛みが走り。だんだん深く曲げられなくなりました。膝に水が溜まることは初めてでしたので、最初の医院の指示に従っていましたが、三週間改善されないなんて? プロスポーツ選手なら?早期に治さないと? 何か方法があるのではないか?と素人勉強しました。
    筋トレ、疲労蓄積の具合、休息、食事、に気を付けて大事な膝を守りながら、 もう少し酷使したいと思います。

    • 膝の痛みに耳を傾けながら生きて下さい。それがもっとも重要なことです。

  7. 初めまして、中2の息子の親ですが、一昨年、左膝内側の半月板の縫合手術と水抜きをしましたが、最近になってその部分の半月板が少し潰れて横に出てきました。それに伴って、骨も少し動いたようです。
    今は、テニス部なので今度の7月まではやらせてやりたいと思いますが、行くと少し痛みが出てやめると治まるの繰り返しです。成長期でまだ骨の成長もあるので、手術まではと言われています。
    今後、考えられるのは、縫い合わせの糸に当たったりして痛みが続くようなら手術も…ただ、内側の半月板の容積も狭いので無理やり押し込んでも他に亀裂が生じる可能性もあるとか。。
    元々、扁平足なので手術後はインソールを作って入れてはいますが、スポーツや体育で悪くなりやすいのかと思います。
    小学校の時に、空手を6年していたのでその間にも左膝に負荷がかかっていったのかとも思われます。
    部活の先生は、せっかくここまでやってきたから、練習量を減らして騙し騙しでも続けてほしいと言われましたが、やはりそれで様子見ていくしかないでしょうか?
    本人も出来れば続けたいようです。

    • 私は半月板損傷の患者(高校生たち)をこれまで手術せずに少量のケナコルト入り注射で治療して来ましたが、定期的に通院して注射をすればなんとかやってけるものです。ただし、ケナコルトのさじかげんは難しく、使用量をわきまえた医師が使わなければ悪化の可能性もあります。よって、普通の整形外科医は中2の生徒には使用しません。東京近郊にお住まいであれば、一度私の治療を受けに来ることをおすすめしますが、遠方であればインターネットで調べ、ケナコルトを正しい使用量で使っている医師を近くで探すのも手です。膝の悪化は一生つきまといますのであまり乱暴に膝を使うことはおすすめできません。確かにスポーツをやめれば、軽快に向かうと思われるので、医者がみつからない場合は、テニスをあきらめることも考慮に入れるべきだと思います。

      • お返事ありがとうございます。
        ステロイド注射ですね、現在かかりつけの医師は、痛みが出たらヒアルロン酸注射を勧められておりますが、テニスの方をかなり制限するようにしたので、痛みまではあまり感じなくなってきていますが、テニスをするとやはり多少の痛みが発生するようです。
        先生のお言葉で、とても参考になりました。東京からは離れておりますので、近郊(愛知)のお医者で検索してみたいと思います。
        ご意見ほんとうにありがとうございました。

神野 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です