第四十六話 ご加持治療の本格スタート

 高松のF先生の波動医学を研修し、イメージの大切さを知った私たちでした。しかもイメージで癌を治療できるということを誰が予想していたでしょう。「笑わせるんじゃない、イメージで癌治療ができるなら医者はいらない。」と医学者たちは言うでしょう。そんなもので治るのであれば、世界中の外科医は一挙に仕事がなくなってしまいます。だからこんな話はオカルトなのです。でも一言だけ言わせてもらいます。オカルトがどうかは、私たちが実際に奥様の波動を用いて患者を治療し、全く効果がないならオカルト、効果があるなら真実という判断を下します。私は科学者ですので目の前にある真実には忠実です。信じない人が99.99%であろうとも、真実・真理を追究するのが真の科学者です。

さて、私は「ご加持治療をしたほうがよい」と思った患者を奥様に紹介します。西洋医学で原因不明と言われた人、私が治療してもなかなか改善しない人などが適応です。※2017年9月末のころのお話しです。

 まずはトップバッターとしてALS様症状・慢性疲労・自律神経失調症・神経症の男性患者42歳を奥様に紹介しました。

結果、ご加持後に頭が軽くなったと言います。その後日「遠くまで外出ができるようになった」と教えてくれました。今までは遠出をする意欲がなくとじこもり気味だったと言います。「なんだ、その程度か」とは思わないでください。外出ができなかった人が遠出ができたというのは劇的な変化なのですから。

 次に、頭痛と自律神経失調症で朝起きることができず、長期間学校を休んでいる男子中学生に奥様はご加持をしました。この中学生は私が初回のブロック治療が全く無効。原因不明、病院にも見放された子です。奥様がヒーリングした次の日、学校に行けたという報告を受けました。次の週もヒーリングしましたが、そこからは毎日学校に通学できるようになり、頭痛も半減したそうです。ただし、治療日から日にちが経過すると頭痛は強くなってきたと言い、持続しなかったことが少し残念でした。でも学校に行けるようになりました。

 私の診療所には手遅れでもう治らないと宣告を受けた突発性難聴の患者が多く来院します。手遅れの患者の場合、私のブロック注射を行っても、なかなか反応しません。しかし、ご加持後から「聞こえがよくなった」という患者が数名出現しました。これには私はびっくりしました。

 三叉神経痛に悩む30代男性はご加持直後に痛みが半分以上消えました。薬を飲んでも痛みが消えないという難治性の三叉神経痛ですから、痛みをご加持で軽減できるのは本当にすごいことです。

 認知症治療で来院している70代女性の方はご加持後からはっきりと記憶の改善が見られ、長年やっていなかった趣味の編み物ができるまでになりました。編み物は編み方を思い出さなければ絶対にできない作業です。今まで編み方を忘れていてできなかったものができるようになるわけですから、その進歩は驚異的です。

 奥様のご加持はたったの数分ですが、効果は絶大であると私は実感じました。ただし、ご加持をすることで奥様が患者の悪い波動を受けてしまいます。波動に敏感な奥様にとって、悪い波動を受けることは自分の健康を切り売りするようなものです。つまり犠牲を払います。奥様のすごいところはご加持の能力ではなく、自分の体調を切り売りするようなご加持を率先して行い奉仕するところです。体を張って奉仕することをためらわない奥様に感服です。

 こうして1日に7~8人の患者をご加持するようになったわけですが、奥様は医療事務や患者のカウンセリングなどで大忙しです。そこへご加持の仕事も入り、かつ悪い波動も自分の体に受けるわけですから、その負担は莫大です。それでも文句ひとつも言わず、私とのコラボ治療を開始しました。

 ご加持が全く無反応な患者は1割くらいでした。つまり、9割には何らかの変化を起こしています。すごいです奥様。