肩関節周囲炎の治療成績(2017)

肩関節の治療は整形外科が得意とする。肩専門の医師も少なくない。その中で当院を訪れる肩痛の症例は全例が近くの整形外科では治らない難治性の症例である。

全5例(2017年新患のみ)

全治2例 著効2例 不明1例

全治:症状が3割以下が1か月以上継続、 著効:症状が5割以下が1週間以上継続

考察

5例とも徒歩圏からの来院はなく、今までに当院で治療を受けて完治した方からの紹介で来院している。
肩峰下滑液包内注射・関節内注射、神経根ブロックの3つを併用しながらの治療であり、保険外診療である。よって一般的な整形外科医にはなかなかマネができない治療である。
有効率は100.0%。以前に関節唇の障害で要手術という例も保存的に改善させている。 治療回数は平均1.6回と極めて少ない。ほぼ一回治療で全治に導くことができている。