頚椎症性神経根症の治療成績(2017)

項・首・肩・肩甲骨・上肢帯・上肢に痛みやしびれがある症例をまとめて頚椎症性神経根症にカウントした。よって頸椎椎間板ヘルニア、頸肩腕症候群、胸郭出口症候群などもここに含まれる。肩凝り・肩甲骨痛・背部痛・鎖骨部痛の原因が頚部神経根症であることを患者は知らないため、ここにこのように掲載したところでほとんど意味がない。また、知らないのは患者だけでなく医師も認識していない。


治療成績

全治7例 著効2例 改善3例 無効4例 1回中断2例

全治:1か月以上症状が3割以下の状態、著効:症状が5割以下が1週間以上継続、改善:それ以外の改善度


考察

1回で中断の2例はおそらく全治例であると思われるが、ここではカウントせず、全16例とする。


治療法は傍神経根ブロック。その有効率は12/16(75.0%)と腰周辺の治療有効率よりも低い。


しかし、全治例は約半数であり腰関連の痛みの全治率よりも際立って高いのが特徴である。


治りにくいとされる肩こり・上肢帯の痛みに対して有効率75%は極めて優秀な治療成績と思われる。神経根ブロックはリスクもあるためたやすく模倣しないことを勧める。