手術をしなくてもよい整形外科疾患の実例集

はじめに

私は「手術をしなければ治りません」と整形外科医に宣告されて逃げてきた患者を主に診察している。よって私の外来には軽症患者は少ない。また、ブロックを行う必要のない程度の患者はできるだけ私の診察曜日に来院しないようにお願いしている。よって患者の多くが中等症から重症患者を対象とした話しであることが本文の内容の前提となる。つまり、ここで述べる「手術をしなくてもよい整形外科疾患」は軽症の患者を例に挙げているわけではなく、他の医師に「手術を勧められているほど症状の重い患者」の話であることを述べておく。その上で私の外来で膝や腰、股関節、肩関節を手術を必要とした患者がH24年度の1年間の調査期間中において0例であった。週1回未満の維持療法で手術を回避できていることを示す。延べ人数までは正確な数字を出せないが恐らく1施設当たり年間100~200名の患者と関わっていると思われる(私は当時3施設で働いていた)。

なぜ手術をしなくても軽快させられるのか?

手術せずに治す方法を10数年間、工夫し編み出してきたが、それは難しいことではなく、しかしながら簡単なことではない。以下に「なぜ手術しなければ治らない患者を手術せずに治せるのか」の一般的な概論をまとめておく。

 患者の不信感、猜疑心をどう氷解させるか

猜疑心に満ちた患者を一瞬で信用させる道具は「これまで多くの難治性の患者を安全に治してきた」という実績から来る自信を示すしかない(私はマスコミで騒がれている医師ではないので)。患者の人生のすべてを受け入れ、対応し、かつ安全で、治るんだというオーラを発して信用させる。しかし、私は見た目が若いので高圧的な職業や地位についている患者は私のオーラを「年下の若造医者にからかわれている」と受け取り、激怒して帰られる方もおられる。私は高圧的ではないが治療を受けてもらうためにある程度「威厳」を出さなければならない。そして圧倒的な症状の改善を初回の治療で発揮させて患者を信用させる。そうでなければ「手術しなければ治らない」患者を治療のまな板の上に導くことができない。
治療を受けてもらわないと、治せないのは当たり前だが、患者の多くは医者不信のため(治らないので「手術しかない」と言われているので医者不信になっている)、私の治療を受け入れないことが多い。「患者に治療を拒否される」このハードルが最も高いハードルなのだ。

毎回治療法を変化させる

患者は毎日同じ日常生活をしていない。気候がかわり気分が変わり、つきあいで夜更かししたり、普段しない運動をしたりして体調を悪化させる。それらに応じ治療法も強弱をつける。しかしながら保険医療では「弱」はできるが「強」は制限されている。制限されている分はサービスをする。

痛くない治療

ブロック注射は痛いのが当たり前。しかし、完治させるためには患者に根気よく通院させなければならない。注射が痛ければ患者は通院しなくなる→治らない→手術、という最悪の選択となる。注射を痛くなくできる技術=難治を治せる技術、の一つである。

安全

ブロック注射につきまとうのは注射による出血・感染・神経損傷・ショックなどのリスクである。リスクをゼロ近くにするためには「患者を知る」必要がある。医者の技術がどんなに向上したところで、患者側が持つ合併症のせいで事故が発生する。患者のもつ内科疾患、年齢、体形、変形、特異体質…などなど、あらゆる疾患を考慮し、各個人毎に無限通りのリスクを考えておかなければならない。これらは教科書には掲載されていないので経験で得るしかない。難治性の患者をブロックで治療する上で、「安全」がもっとも重要である。

ステロイドの魔術師

ステロイド使用には医学書に掲載されていない部分を常に研究し、患者個々に合わせた「ギリギリ」のラインを見つけなければならない。ギリギリとは全身(内分泌系)に影響を与えない分量でかつ効果が最大に出るギリギリラインである。その分量は患者の健康状態によっても変化するので患者をしっかり観察していなければならない。私はステロイドの副作用を常に研究しているが、結論から述べると、「十分な知識がない医師にステロイドを使うことを禁止」したいと思っている。それほどこの薬剤は安全に使用することが難しい。その難しい部分を乗り越えることで難治性の疾病を治せるようになる。
実はステロイドの安全な使用法は確立されていない。しかし、ステロイドを使わなければ治らない疾患が多く存在する。ステロイドは患者によって副作用の現れ方があまりにも多種多様であり、しかも内分泌系を狂わせるので見た目には副作用がわからない。
今日は昨日と同じ治療をしない 針の長さ、針の細さ、刺す場所の浅い深い、薬の濃さ、量、どの症状に使用するか、何の治療目的のために使用するか、患者のコンディション、副作用、安全への配慮などなど、改良を加える点は無限にある。私は「今日は昨日と同じ治療を絶対にしない」ことで私自身を進化させてきた。これが難治疾患を治せるようになるための必須の心得である。医学の進歩は日進月歩であり、10年経過すると薬も治療法も変わる。ならばそれは個人の医師においても同じことが言える。常に治療を改良していく意識を強く持っていれば1本の注射でさえ毎日改良をし続けることができる。

私には、なぜ手術をしなくても症状を治せるのか?

その理由は魔法ではないことを強調するためにここにぐだぐだとタネを明かした。ここで述べた6項目はとても地道で地味で抽象的ななものばかりである。しかし治療は器械相手ではないので、常に地道の積み重ねでしか治りにくい病は治せない。それが答えである。患者にも地道になっていただく必要があり、それができないせっかちな患者は手術を選んで失敗の道を歩む傾向があることを述べておく。しかし、その患者数は1年に1名もいない。

■手術せずに治せる治療の実際 各論

 

上肢・頭・頚部の疾患

1)バネ指

  • 症状:手の指を曲げたり伸ばしたりする際に抵抗がありバネ仕掛けのように動く症状をいい、痛みを伴う。腱鞘炎、腱炎の複合。
  • 治療法と問題点:炎症部分に局所麻酔剤とステロイドを注射して治療する。が、症状が強い場合、慢性の場合はデカドロンなどの水溶性のステロイドでは効果が続かず、すぐに再発する。完治させるにはケナコルトなどの持続性のステロイドを使用しなければならないが、副作用の問題でこれを用いる医師が少ないため、実際には手術せずに済むバネ指治療を、手術する方向へと勧められる。副作用問題をクリアするには相当な知識と経験が必要。また、手のひら側への注射はトラウマになるほど痛く、一度受けた患者は「二度としたくない」と言う。よって再発した際に注射を受ける勇気が出なくなり、結局慢性となって切開手術を受けるパターンとなる。
  •  痛くない注射、ケナコルトの副作用問題の対処によりバネ指は手術しないで完治へと導ける。
私はケナコルトの副作用については日々研究し、その使用上の安全性確保に尽力している。結局ばね指を手術せずに治すには「痛くないばね指注射」の技術が絶対に不可欠である。多くの整形外科医はそれができないため、結局患者を手術へ勧めてしまう。

2)ドケルバン(短母指伸筋腱と長母指外転筋腱の腱鞘炎)

  •  手作業の過剰のため手首の外側が痛くなる「主婦病」の一つ。手作業を控えない限り、自然にはなかなか治りにくい悪質な疾患である。悪質がゆえに患者は痛みに耐えられなくなり整形外科外来を受診する。ステロイドの注射で炎症を消退させることは可能だが、ほとんどの整形外科医はケナコルトを用いず、デカドロンなどの水溶性ステロイドを使用するため効果は短い。水溶性ステロイドでは慢性的なドケルバンの場合治癒しないため、痛みが強い場合は手術を勧められる。
  • ケナコルトを2.5~5mgを1回、母指腱鞘内に注射すれば多くは完治する。完治しない場合も数回注射を繰り返せば治る。この方法でドケルバンが治らなかった例を一例も経験していない。
  • ただし、問題点あり。ケナコルトの使用量を間違うと局所に皮膚の非薄化、炎症、癒着などを起こす。使用量を知らない医師にケナコルトの注射を受けることをお勧めしない。
 

3)手根管症候群、肘部管症候群

  • 症状は痛みよりもだるさ、しびれの方が強く、場合によって不快な痛みを伴う。正中神経や尺骨神経が関節部分で圧迫されることが原因である。
  • 圧迫の原因はアミロイド沈着やガングリオンの場合もあり手術を必要とする場合もあるが、多くは管内へのステロイド注射で改善する。
  • なかなか治らず、進行すると筋委縮をともなうようになる。そこまで進行すれば手術が選択されてもよいと思われる。が、そこまで患者が病気を悪化させる理由は、整形外科医が注射治療をしないからであると感じる。事実、手根管内注射、肘部管内注射などのメニューが保険請求の項目に存在しない。つまり、これらの場所への注射は「認められていない」に等しい。また、神経を傷つけず、あまり痛くなく管内に注射するにはコツが必要であり、それには注射の熟練が必要である。
  • ただし、これらの治療は想像しているよりも難しい。その理由は頚椎由来の神経根症を合併している可能性があるからだ。整形外科医の中には「痛み」は神経根、しびれや麻痺は手根管、肘部管と決めつける者もいる(教科書を書くような有名な医師ほど決めつける傾向がある)が実際はそれほど単純ではない(合併はしばしばあるから)。よって完治させるには神経根へのアプローチも必要な場合が多く、それができない整形外科医たちは治療を躊躇し自然経過観察だけしているという傾向がある。
  • 神経伝道速度で手術の判定をする医師が多いが、それは神経が圧迫されて障害を受けている証拠ではあるが、保存的に治せないことを意味しているわけではない。よって伝道速度の遅延で手術適応とすることには同意しない。
結論:頚椎由来のものとの合併しているものはそちらも治さなければならないが、神経根由来の場合は一般的な整形外科医の手に負えないことが多い。

 4)頚椎症性神経根症

肩こりを有する患者のほとんどがこの頚椎症性神経根症が原因であると私は推定しているが、整形外科医にその認識がある者は多くなかった(徐々に増えてきているとは思う)。神経根症は肩こりを生じさせると同時に上肢にしびれや痛み、筋力低下をも引き起こし「腕を切り落としてほしい」と患者が訴えるほどの苦痛をもたらすことがある。現在の整形外科医の水準では神経根症をブロックで治療するのは現実的ではない。またペイン科ではブロックを行う技術はあるが星状神経節ブロック、頚神経根ブロック、頚部硬膜外ブロックなど、どれも患者にとっては敷居が高く、肩こり程度ではそれを受けに行かない。しかし、経口薬では苦痛が改善されない。
痛みが強くたまりかねた患者は様々な医師を巡り、たまたま手術を勧める医師に出会って頚部の脊柱管を広げる手術を受けることになる。が、神経根の炎症に脊柱管を広げる手術が効果のあるはずもなく、多くは不成功に終わる。たまたまそうした患者に椎間板ヘルニアが存在すると、医師は「このヘルニアが原因」と決めつけるが、実はヘルニアが神経根を直接圧迫することは、解剖学的にマレであるということを知らない整形外科医が多い。
頚椎の手術に精通する外科医は、そもそも神経根症が疑われる患者には「手術をしない」ことが多いが、「そこそこ手術ができる」くらいの外科医に頚椎の手術を勧められて不成功に終わることがある。私はそうした「手術不成功」の患者の神経根症を傍神経根ブロックで改善させてきた。患者は「手術前に私と出会っていれば手術をしないで治療できた」と告げる者が多い。しかし、次のような事例もある。
神経根症の治療を本気で行うには1週間に2~3回のブロックが必要なことがある。が、患者は仕事を休めないために通院ができない。そこでほとんどが週に1回のブロック治療になってしまうが、それでは改善に時間がかかり、短気な患者はしびれを切らす。また職場からの圧力のために通院し続けることが困難になる。すると患者は「手術を受ければすぐに社会復帰できてそれ以降は健全に生きていける」と信じてしまい手術を安易に受けることになる。実際は手術後も痛みが改善されず、結局私の外来でブロック治療を受けている。私は患者に手術前に、「手術をするほどの決心があるなら、まずはブロック注射を受けてみて、それでもダメな時に手術を考えたほうがいい」と何度も忠告したが、患者はそれを聞き入れなかった。
今は手術した医師に不信感を持ち、私を全面的に信用しているが、頭をぶつけないとそれがわからないのはやはり一般の方々は手術に大きな期待感を膨らませるからであろう。「根気さえあればほとんどの神経根症は手術を必要としない」と私は考える。ただし、神経根ではなく脊髄由来の症状がある場合は手術をすすめる。

 5)肩関節周囲炎

プロのスポーツ選手、肉体労働者、ダンサーなどにとって方の痛みは職業的致命傷である。現在、肩の手術治療は関節鏡がメインであるが、果たして手術できちんと治るのかについては疑問である。なぜならば少なくとも肩の治療には肩峰下滑液包、肩関節内、頚部神経根の3か所の原因が絡んでいる。1か所が悪くて「肩が動きにくい、痛い」という患者ばかりではない。3つの合併で多種多様な痛みを持つ者は1か所手術しても治らない。MRIで明らかな腱板の断裂がある場合でさえ、神経根の痛みが加わっていることもある。
肩の痛みが難治性である理由は、おそらく原因が一つではないことによる。3か所同時治療を行っている医師は、おそらくいない。よって合併疾患の肩痛は肩専門医にさえ治すことは難しい。3か所治療でも改善しなかった患者は過去に1名いるが、それ以外は全員改善させた。「肩の痛み」は注射を用いれば驚くほど治療成績がよい。縫合が必要な腱板断裂を除けば、肩の手術はほとんど回避できると私は考えるに至った。肩関節唇損傷の診断で手術を予定していた私の勤務するクリニックの事務員の肩を私が3回ほど治療して完治させたこともある。ただし、肩の手術が不要であるとは思わない。注射は腱板断裂には無力だからである。

 肘の難治性疼痛

痛みの原因が上腕骨外上顆炎だけではなく、神経根症や肘関節炎、骨端症が合併している場合がある。私の経験上、肘の痛みはこの3つの単独または複数合併した状態で存在すると思われる。私は3種類のブロック注射を患者の訴えを参考に使い分けることにより原因を絞って完治させるまで組み合わせて治療を行う。上述した「肩の痛み」と同じパターンである。だから治る。野球肘も酷くなる前に適量のステロイドで副作用を管理しながら注射すれば変形を起こす前に軽快させられる。
肘の痛みの治療は、「実は想像以上に難しい」。もっとも多い痛みは通称テニス肘と呼ばれる上腕骨外上顆炎であるが、コツをつかんだ医師でなければ炎症箇所に注射をヒットさせることは難しい。よってベテランの整形外科医でさえ上腕骨外上顆炎の治療効果には波がある。

 指先の神経腫・鞘腫(指先の痛い点)

唯一有効な治療は指の痛点にステロイドを注射することであるが、現実問題として指先への注射は失神しそうになるほどに痛い。しかもその注射で永久に治るのではなく、2~3日しか効果がないのが普通である。よって一度注射を受けた患者は二度と受けたくないと思い、治療をあきらめて不自由に暮らす。 治療は1~3か月に1回の割合で行えば、徐々に痛みが発生しなくなっていく。
治療法はまず指先に痛みが来ないように指のオベルスト麻酔を行ってから、ケナコルトを0.125cc(5mg)と局所麻酔薬0.25ccを注射する。オベルスト麻酔は下手な医師がすると、同様に失神するほど痛いので本末転倒となる。治療にはオベルスト麻酔を「痛くなくできる技術」が必須であり、この技術を持たない医師には結局患者を完治させられない(患者が治療を受けに来なくなる)。除痛のための注射が強烈に痛いのなら本末転倒である。
指先のやわらかい部分に「触ると痛い小さなしこり」ができる場合がある。原因としては神経末端の増生や炎症性のしこりであったりするが治療法はないに等しい。患者は物に触るたびに痛みがるのでかなり苦痛であるが、通院しても対処法がなく困っている場合が多い。

 三叉神経痛・顔面神経痛(麻痺)、副鼻腔炎の手術

私の場合、頚部交感神経節ブロックで治療を行うのであるが、驚異的にブロックで軽快する。三叉神経痛は脳外科で手術が行われ、耳鼻科では副鼻腔炎の誤診の元に手術が行われるが、疼痛を除去できる確率はブロックの方が上であると感じる(比較できるほどの症例ではないが)。ただし、何度も繰り返し治療を受けなければならないことが短所である。しかしリスクの高い脳外科手術を回避できるかもしれないのであるからブロック治療を受ける価値がある。手術にはやまらないでほしい。再発しても注射ならすぐに受けられるし、手術しても再発しないとは限らないのだから。これらの疾患の根本原因はいまだに不明であるが、ただ私は三叉神経痛の治療経験から、その根本は脳幹・脊髄緊張症に由来していることが多いのではないかと推測している。

 体幹・下骨盤・下肢

 腰椎椎間板ヘルニア

この手術で問題となるのが「手術適応」である。「誰もが手術でよくなる」わけではないので注意しなければならない。痛みの原因が真に「ヘルニアが関係している」場合は私も手術を勧める。 椎間板ヘルニアに上記の馬尾神経の張力が強いことと、椎間孔の狭小化が合併していた場合、ヘルニアの手術だけでは治らないという困ったことが起こる。 私の場合、そうした複雑な事情の患者を専門にブロックを行っているが、腰部硬膜外・仙骨部硬膜外・経仙骨孔・神経根ブロックを可能な限り組み合わせて徹底的に、かつ根気よく治療を行えば、手術に至ることはなくブロックのみで完治に近い状態まで改善できることが多い。よって手術をする前にはまず徹底的にブロックを行うべきだと考えるがそれを実行する外科医がほとんどいないことに驚きを感じる。
特に複雑な事情の患者では、手術では負け戦になる可能性が高いのでブロックを根気よく続ける方法を勧める。何千例と手術を行ってきた外科医はそうした複雑な事情の患者を勘で見抜くことができるが、中堅クラスの外科医はMRIでヘルニアを見つけたとたんに「これが痛みの原因だ」と思いこんで手術してしまい、痛みが改善しないという被害者を作りがちである。
ところが世間には「ヘルニアが著明ではない」にもかかわらず坐骨神経痛が強い患者が少なくない。この場合、おそらくは馬尾神経の張力が強いことと、椎間孔の狭小化が根本原因と私は推測している。近年、内視鏡を用いて椎間板の髄核をレーザー照射で焼いてしまう手術が日帰りでできる時代となったので椎間板ヘルニアの手術ハードルは低くなった。

 腰部脊柱管狭窄症

脳外科・内科疾患による活動性の低下は悪い姿勢の長時間化→脊髄・神経根系の損傷→寝たきりとなるわけであるから、脊椎疾患が寝たきり原因1位であると考えてよいと私は常にそう考えている。 手術で問題となるのは、狭窄が起こっているのが椎間孔か脊柱管のどちらがメインかであるが、高齢者の場合、椎間孔が原因であることが多いのに椎間孔には一切手を付けず、脊柱管を広げる手術が中心に行われてしまい症状がとれない例が多いと推測する。また、固定した個所の上下の関節は変性が急スピードで進行することが必至であるため、再発が手術した場所とは異なる場所で起こるのも問題である。さらに椎体の圧迫骨折も加わって、手術しても症状がとれたのはたったの数年ということがしばしばある。
さらに悲惨なのは、そもそも脊柱管狭窄症で活動低下となるのは、運動負荷が脊椎にかかりすぎているから「日常生活の活動性を下げなさい」という体からの警報でもある。それを手術することで活動性を高めてしまい脊椎破壊の寿命を短くさせてしまいかねない。私の受け持ち患者は、そうした手術患者のなれの果ての方たちが多い。日本で最多の脊椎手術を行うK病院で「もう手を打つことは何もない」と言われて見放された患者にも私は積極的にブロック治療を行い軽快させている。術後に私にブロック治療を受けた患者は「先生にもう少し早く出会っていれば手術はしていなかったと確信します」としばしば告げられる。
  だから、手術をする前に、一度はブロックの上手な先生にかかることをお勧めする。ただし、相当腕の立つ医師でさえ、変性の激しい高齢者にきちんと適所に薬を注入することは難しい。まともにブロックが成功するなら手術はかなり回避できる。しかし、それには腕の立つ医師を全国に育てなければならない。
  また、脊柱管狭窄症は高齢者のほぼ全員がなる疾患であるから、手術するかしないかは程度問題にすぎない。整形外科医に「手術するしか方法はありません」と宣言される第1位の病気である。この疾患は寝たきりになる病気の第3位くらいに入ってくるが、実は寝たきりになる第1位の脳梗塞には「脊柱管狭窄症」が合併していることが多く、その数を含めると事実上、この疾患が第1位であろうと私は推測する。なぜなら、脳梗塞→片麻痺となると、姿勢バランスが崩れ、脊椎に負担がかかるようになり脊柱管狭窄症の症状が出やすくなるからである。しかしそれらは脳由来と考えられてしまい放置されることがほとんどであることを私は自験例から知っている。
 

変形性股関節症

股関節置換手術を進められている患者に表面麻酔剤の股関節内注射を行うと約1か月は痛みなく過ごせることが多い。そして1か月過ぎた後も痛みが半減している。注射を不定期に行うだけで日常生活に不自由なく過ごせることが多い。また、注射をしっかり行っていれば、今後症状が進行していくとは限らない。
XPでは股関節に変形があるため「変形が原因で痛みがある」と医師に誤解されるが、実際は股関節痛ではなく神経痛であったということも私は多く経験した。これでは手術を行っても根本原因が治療されていない→手術しても痛みが十分に取れないとなる可能性がある。これが最大の手術失敗例だと推測する。
変形性股関節症は注射で十分痛みを抑制していけると感じるがその問題は注射の料金設定である。現在、関節内注射は一律800円であり安すぎる。股関節の注射は極めて難しく時間もかかるのに一律800円では誰もしなくなる。よって股関節専門医でさえ股関節内注射をしないありさまである。それほど、この注射は非現実的である。が、実行すれば効果が高く、手術を回避できる。
XPで股関節に進行期の変形がある患者に股関節内注射と腰部硬膜外ブロックを一つずつ試してみたところ、腰部硬膜外ブロックを行ったときにのみ股関節痛が消えるという例が少なからず存在する。つまり、腰神経由来の股関節痛が一般的には少なくない割合に存在すると思われる(膝関節症の項目で詳しく述べる)。
40代で股関節が末期状態まで変性しているような患者は手術しなければ日常生活が困難になる。しかしながら変形が進行しながらも60代・70代まで日常生活を維持できている者は、私が注射治療すればほとんどが手術の必要がなくなるかもしれないと感じる。つまり股関節の手術を受けなくとも天寿を全うできるレベルにまで改善させることが可能である。だが、料金設定がなきに等しいため、まずは保険改革を要する。

 変形性膝関節症

私は適切な治療のガイドラインを作成してあるが、ガイドラインに従えば、膝の変形は進まず、痛みも増加せず(軽減する)、手術の必要がないようである(ヒアルロン酸の注射では進行期から末期の膝の痛みは改善できない!)。 結局、末期患者には膝にヒアルロン酸を注射しても痛みがとれない→膝関節置換手術を勧められるという状況に陥りやすい。 私は人工関節の手術を2000例以上行った名医と一緒に仕事をしていた時もあった。その医師は「いずれ必ず変形して歩けなくなるのだから、早いうちに人工関節の手術をするべきである」と述べていた。もっともだと思う。が、それは保存的に一生を通じて膝痛を抑制して変形を極力抑えることができる私のような治療技術を持つ医師が世間にいることを知らないことが前提のセリフである。ケナコルトをうまく使用すれば末期の膝でも十分に過ごせるようになる。
問題は膝痛に坐骨(大腿)神経痛が合併しているパターン。私の調査では全膝痛患者の3割!は膝の手術をしても痛みが軽快しにくいこと。そのような合併患者は腰と膝への同時治療でほぼ軽快させることができるが、膝の痛みを訴える患者に「腰にブロックします」と言えば、医者の神経を疑われてしまうため、「同時治療」は普通の医師にはできないと思われる。
変形性膝関節症で手術を勧められた患者は、私の外来の膝疼痛患者の約半数を占める。その半数を2~5年間追跡しているが、私が治療している中で症状が悪化し手術になった患者は1名しかいない。もちろんXPで変形の進行度もチェックしているがほとんど進行していない。多分信じがたいと思うので、その実データは「最新トピックス>膝関節の消耗と経年変化を止める新療法」を参考のこと。手術をしたいと私に申し出る患者も一人として存在しないことから適切な治療をしていれば手術の必要はないと考えるに至る。ただし「適切な治療」は簡単ではない。

外反母趾

外反母趾はMP関節、滑液包に注射をすることで痛みをほとんど皆無にできる。よって私のところに来院した患者は「気が変わって」手術を希望しなくなる。この意見に反論したい足の外科医は、まず患者の母趾関節内注射を実際にやってみて、その反応を観察するとよい。手術件数は激減するだろう。というより、痛みのない外反母趾なら手術の必要性を感じないということであろう。ならばほとんどの外反母趾手術は必要ないということになる。
外反母趾は見た目に悪いが、その醜態を気にして手術を希望する患者はほとんどいない。そうではなく歩行時に外反母趾のMP関節が痛いこと、または滑液包の腫れを主訴として手術を希望する。これらの外反母趾手術を希望した患者たちに拇趾関節内注射を行い、痛みを完全に除去してあげると、彼らは「手術をしなくてもいいです」と口をそろえていう。

まとめ

ここには手術をしなくても治療できる整形外科の症例を列挙した。しかし、手術をするしないは各個人の自由である。私の意見は一般的には参考にならないことを宣言しておく。なぜならば、それは「私の治療を受けている患者」限定の話であるからだ。一般的な整形外科医が私のような治療技術を備えているわけではない。彼らの注射技術は「手術をしなくて済む」ためにあるわけではない。手術するかしないかを選別するためにあるようなものである。
私は今後、注射の講習会を開き、全国各地に「手術を回避できる程度に上手に注射ができる医師」を増やしていく活動を行う。それは整形外科医でなく一般外科や内科の開業医でもよい。これは整形外科医に対抗しようと思っているわけではない。今、世界が疼痛を保存的にコントロールしようという時代に向けて動き始めているからだ。今の時代に手術でしか患者を治せない外科医は淘汰され職を失う可能性がある。だからいち早く、淘汰されずに必要とされる医師を育てようとしている。

 資料「私の外来処置件数」

H24.1~H24.12の年間実例より
  • ■勤務体系:週に8単位の整形外科外来勤務 3施設で一般外来を4日担当
 
  • ■1日当たりの平均処置件数
○膝関節内注射 26関節 ○肩峰包滑液包内注射 5関節 ○肩関節内注射 0.5関節 ○股関節内注射 0.5関節 ○足関節内注射 0.5関節 ○その他の節内注射(指・趾・手・肘・椎間など) 1関節 ○腱鞘内注射 4例 ○頚部傍神経根ブロック 18神経 ○腰部傍神経根ブロック 10神経 ○腰部硬膜外ブロック 10例 ○仙骨部硬膜外ブリック 2例 ○経仙骨孔ブロック 4神経 ○トリガーポイント注射 2例
   
  • ■年間平均処置件数 概算(上記を4倍×48倍したもの)
○膝関節内注射 4992関節 ○肩峰包滑液包内注射 960関節 ○肩関節内注射 91関節 ○股関節内注射 91関節 ○足関節内注射 91関節 ○その他の節内注射(指・趾・手・肘・椎間など) 192関節 ○腱鞘内注射 768例 ○頚部傍神経根ブロック(頚部交感神経節ブロックを含む) 3456神経 ○腰部傍神経根ブロック 1920神経 ○腰部硬膜外ブロック 1920例 ○仙骨部硬膜外ブリック 384例 ○経仙骨孔ブロック 768神経 ○トリガーポイント注射 384例
   
  • ■1日平均外来処置患者数(診察のみ・外傷を除く) 45人 年間のべ8640人
1日処置件数(診察のみ・外傷を除く)総数83件 1人当たり注射・麻酔数1.84
※私の外来処置件数は一般的な整形外科医と比較するとかなり多い方である。逆に外傷処置の件数が少ない(一日に10例以下)。なぜなら私の外来は待ち時間が長いため、外傷処置や物療目的の患者は私の外来を敬遠するからだ。よって、ブロック数は一般的な整形外科医と比べ、かなり多くなる傾向にある。ここにまず件数を掲載した理由は、「手術をしないでもよい疾患」を語るに当たり、どの程度の患者を治療した上での意見なのかを知っていただくためである。

手術をしなくてもよい整形外科疾患の実例集」への43件のフィードバック

  1. ドケルバンになり半年。注射しても治らず、激痛に耐えながら毎日の子育てで悪化していますが、手術をしない方がよいと医師から言われて降りますが、安静もできず、仕事のピアノ演奏も痛みが強く弾くことが困難です。
    注射で治るのならば早く治したいです。

    • 私の勤務先が東京であること、治療は自費(5000~6000円)になることを了承いただければ診療は可能です。連絡差し上げます。

  2. はじめまして、単刀直入にもうしあげます!私は左足の膝の関節を転んで痛めてしまいました!

    ある病院では検査の結果、手術しなくてはならないと言われました!出来たら手術はしたくないのでワラをもすがる気持ちで書き込みしました、

    今の私の膝の関節の状態は骨がずれてるかへこんでるから手術しかないと言われてショックを受けました!私の場合でも治療は可能でしょうか?

    ご連絡をお待ちしております!

    • お話から推測すると脛骨高原骨折かと推測します。凹みを放置した場合、足がO脚となり、今後の生活で変形しやすくなるという弊害が出やすくなります。それを防ぐために凹みを整えてスクリューでとめることが必要なのだと推測します。あくまで推測ですが・・・もちろん、手術しなくても生きていくことは可能です。ですが、今後の日常生活を快適に送るには手術がよいということだと思います。

      • お返事をありがとうございます!手術となるとネジを足の骨のどこかに植え込むと聞きました!そんなことになれば、階段を登ることやはしれなくなるのではないかと不安でなりません!

        もし、可能でありましたら、私の今の状況を診察か診ていただきたいです!

        どうか、お願いします!

        ドクターさんにもどうやって連絡をしたらいいのか分からないので、連絡先を教えてください!

        • 整形外科とは形を外科的に整える科のことを意味します。形を整えて階段の昇り降りや走ることをできるだけ早く行わせるための診療科です。私がお話する必要性はあまりないと思います。骨折を手術しないで放置した場合と手術した場合とでどのような差があるのかを説明するのは担当医の義務ですから、担当医に説明を受け、それで疑問に思うことがあればまた書き込んでみてください。「手術しなくてもよい疾患」というのは、骨折ではなく、変性疾患のことを述べています。骨折は手術するメリットが高い場合にのみ勧めますので、どうか担当医の意見を信じてあげていただきたいと思います。

  3. 膝の半月板損傷をMRIで疑われ、内視鏡手術にふみきり、手術中に『 半月板損傷ではなかった』と言われ、『ついでに、ヒダがなぜか…痛んでいるから、焼き切りましょう』と薦められ、焼き切り、術後三カ月弱のリハビリをし、今、その手術より9年たったんですが、膝の右下の痛みから始まり、脛骨の右真ん中くらいの痛み、そして、足の甲の右側の痛み、脛骨、外反母趾に痛みを感じており、日々辛い思いをしている35歳の男です。術後、主治医に筋トレや、ランニング、ストレッチ等、ジムまで…をやるよう言われ、調子によりやってきましたが、痛みが上の痛み順に進み、最近では足底板療法にもふみきったのですが、軽快しません…。なんとなく、足の向きがおかししいようなきもいたします…。 先生、もし治せる見込みがあるのならば、一度診てはもらえませんか?

    • 治せる見込みはあります。なぜなら、私は他の医師が治せなかった痛みの治療を専門にしているからです。おそらく、痛みの原因は関節や筋膜・骨膜・靭帯だけでなく、神経にもあると思います。というよりも神経がメインではないかと感じますが・・・、まあ、実際に治療してみないとわかりません。アドレスが携帯メールであると、こちらからのメールが届かない事がほとんどですのでご注意下さい。

  4. 腱鞘炎(ばね指)で困っています。すでにでにステロイド注射を二回受けました。先生の治療を受けたいのですが、連絡をお願いします。自費でかまいません。住所は東京です。

  5. 初めまして。62歳男性です。ご相談事(症状)を申し上げます。
    9か月ほど前、ゴルフプレー中に膝を激しく捻りました。①【症状】➡膝の痛み(歩行不能)、膝の腫れ。②整形外科でレントゲン撮影+水抜きの結果、単純な捻挫(関節炎)と診断を受けました。③【治療】➡3か月通院し、水抜き(20ccX5回程)+1日3回ロキソニン+ムコスタを飲み続けました。先生より膝の腫れも弱まり既定の治療は終了とのことでした。歩行時の不具合は続き、治療終了から2か月後に再度国立病院に診断に伺ったところ、レントゲンで「大腿骨内顆骨壊死」と診断を受けました。【治療法】骨粗鬆症の検査に問題はなく、「フォルテオ」と云う皮下注射治療を進められ現在に至ります。【現在の症状】太ももと膝にテーピング+足底板を装着しながら「ビッコ」<痛み>をひきながら歩行しています、皮下注射の治療は間もなく3か月を迎えます。(先生より予測として4か月目位から痛みが弱まるでしょうとの言葉)2か月経過の段階では、レントゲンに大きな変化は見当たりませんでした。患者特有の不満、不安ですが、行き先が不透明でNET検索中に当HPに辿り着きました。何卒、よろしくご教示頂ければ幸いに存じます。
    K

    • 「大腿骨内顆骨壊死」は大学病院では「手術しかない」といわれるのが普通ですが、実際はきちんと治療をすれば2ヶ月以内に治癒します。しかし、「大腿骨内顆骨壊死」の治療実績を持つ医師がいないために、想像上の治療となっています。私の診療所には同じ症状をもつ患者が来院し、私はその患者たちを完治させる実績を多数持ち、かつ、今まで治療を失敗した事がありません。5~6名の実績です。実績は非常に貴重かつ希少価値のあるものです。

      日常生活の指導をしっかり守っていただければ、おそらく完治させることができます。

  6. 腱鞘炎(ばね指)で困っています。すでにでにステロイド注射・40mgを1回受けましたがよくなりせん。先生の治療を受けたいのですが、どうすれば先生の治療をうけられるのか連絡をお願いいたします。住所は東京です。

    • ケナコルト40mgの注射を受けて改善しないというのが理解しがたいのですが・・・よほどの難治性なのか、うまく注射液が患部にヒットしなかったのか・・・別の疾患なのか? 基本的に私もケナコルトの注射を行っていますので、あなたが受けた治療と同じことをするだけです。ただし40mgを使用したとなると、その影響が消えるまで1ヶ月ほど治療をしないほうがよいと思います。すでに1ヶ月経過しておられるのなら問題ありません。もう少し詳しくお話をうかがえますでしょうか?

      • 注射から、約2週間程度です。ばね指だけでなくドケルバンの可能性もありますし、まだばね指になっていない指もつけねが痛く、ゆびをしっかり曲げられないものもあります。両方の手が似たような状態ですので、このコメントを入力するのがやっとです。なお、リウマチではなく、2年くらい前から、指が痛くて病院にかよいましたが、ケナコルトを打って下さらない先生で、いつも湿布だけだけだったので、時間とともに悪化しました。今回はばねのような現象まで出たので、病院をかえて、その結果、ようやく注射を打ってもらったのですがあまり効果がありませんでした。

        • ばね指以外にもいろんな症状があることから、痛みの原因が単純な炎症と考えるのはやめておいたほうがよいと思います。私の予想通り、「ケナコルトを用いても治らないばね指は複雑で難治性の可能性が高い」と思います。整形外科医の手におえる病状ではないような気がします。

           私はここでは多くを語れません。なぜなら、このサイト全体を読んでおられない方に、「何を語ろうと信じてもらえない」からです。信じてもらえないことを前提に端的に語ります。おそらくあなたの症状には膠原病体質と神経根症状と局所の炎症の3つが重なっており、一般的な医者には治せない(治しにくい)状態と推測します。信じていただかなくても結構です。「リウマチではなく」という発言からも、私の意見をあなたに受け入れてもらえるとは思えません。

           信じていただけない方には全てのアドバイス、全ての治療がアダになります。もし、お時間がありましたら、ブログの「難治性疼痛治療の障害は患者自身」を読んでいただければ恐縮です。

          • 御返事をいただきありがとうございます。私は先生のご意見を否定的にはとらえていません。貴重なご意見に感謝いたします。本当にありがとうございます。

          • こちらこそ、お力になれなくてもうしわけございません。私は「大学病院でさえ治せない疾患」ばかりを治すことができる極めて偏屈な医師です。あらゆる病態を考えて考えて考えに考えて治療法を編み出します。しかしそうした治療は「患者にこそ」信じてもらえないものなのです。もしもこのHP上の内容を誰もが信じたとしたらどうなると思いますか?私の診療所は10年先まで予約でいっぱいになるでしょう。しかし、予約は2週間先まで埋まるだけです。その理由は簡単です。患者が私の論文を、治療法を信じていないからです。だから私の元には数えることのできるくらいの患者しか来院しません。

            もし、私の論文を信じて多くの患者が私の元に訪れた場合、私の診療所はパンクして崩壊します。よって、私を信じない患者が多いことは私にとってはありがたいことです。投稿の文章中に「私の治療を全面的に信じていない」と感じた場合は、できるだけその患者が来院しない方向に回答することにしています。すでに私は難治性で手のかかる患者ばかりを毎日診療し、心身ともに疲弊しきっています。それでも、最後に私を信じて私の治療を受けようと決意された患者には門戸を開きます。

             さて、あなたが今後あらゆる治療を行っても改善せず、途方に暮れたのなら再度ご相談ください。私は最後の砦として機能すると思います。

  7. ありがとうございます。その時はぜひお願い申し上げます。先生も御身お大切におすごしくださいませ。

  8. 右股間辣近くの骨折がありという医師と骨折ではないという医師の所見があり、前者の医師は手術することを要請してります。今一度、他の権威ある大学病院の医師の所見も必要と考えております。このような場合、3番目の医師が手術を希望されたら、これに応ずるしかないでしょうか。八十半ばの婦女高齢者のためもし、運悪く手術したために寝たきりになれば、後悔することになります。
    何とか骨折していたとしても。手術しなくても治る術はないものでしょうか。ご所見をお聞かせください。当人は何とか立って歩ける状態で、患部を押さえても痛がりません。コルセットをして治癒することを望んでおりますがあるいは温泉治療もよいのか、昔の同類患者はどのようにして対応していたのか知りたいものです。手術後に肺炎にでもなったら困りますし。最善な方法をご教示ください。医師の話では手術しても、以前のような歩行には戻らないと申されております。手術せずに痛みがとれて、歩行が叶えられれば
    幸いと考えております。よろしくお願いいたします。以上

    • 手術は必須ではなく、医師が勧めたとしても拒否してかまわないものだということは頭に入れて置いて下さい。手術をすれば必ず小さな血栓が全身に飛び、そして必ず悪さをします。手術後に認知症になることも少なくないのは、この血栓が脳に小さな塞栓を誘発するからだと私は考えています。それほど手術は危険なものですが、それを知らない振りして手術を敢行する外科医たちに、私は常に違和感を持っています。

       さて、基本的に手術は「いつでもできる」ものであり、たとえ骨頭が壊死したとしても、壊死して歩けなくなってからでも遅くはありません。よって、まずはそのまま普通の生活を行い、骨頭がどう変化を起こすか? 歩行時に痛みはないか? を観察しつつ現状のまま生活をすることをお勧めします。一生、骨頭壊死が起こらず、健全にすごせる可能性も十分にあります。もし、患者が私の母親であれば、歩けるのならそのまま様子を見ます。もし、急に歩けなくなったら、その時に再度手術を検討するでしょう。そのように担当医に直接進言することをお勧めします。

  9. はじめてご連絡いたします。54歳女性です。痛みを無くしたいと思い、連絡いたしました。
    経緯は以下です。
    2012年末頃から、歩行時に右側おしり、腿、ふくらはぎのしびれを感じ、休憩しながら歩行せざるを得なくなった。
    その後2013年5月に整形外科にて、L5/S1椎間板変性、膨隆およびL5前方辷り症。右側優位の脊柱管、椎間孔狭小化。椎体に異常信号無し。と診断。
    この後、整体に通い、半年後には、痛みもなくなった。
    2013年10月に念願だったフラメンコを始めた。
    2016年6月くらいから、左側のおしり、腿、ふくらはぎの痛みを感じはじめた。しびれではなく、痛い。痛いが、痛みを感じつつも歩行は可能です。
    1日立って仕事をするとその後、猛烈に痛い。1日すれば痛みは軽減する。座っている時は痛みは無い状態です。
    2017年3月に再度、整形外科にて検査、MRI、CT、レントゲン実施。第一仙椎の腰椎化がある。第5腰椎すべり症、L5/S(6)間にはかなりの不安定がある。L5/S脊椎管狭窄症を生じてきている。保存療法で十分な効果が得られないときは最小侵襲脊椎手術を用いたL5/S 除圧固定術を進められました。

    先生のアドバイスも是非伺いたいと思いご連絡いたしました。
    よろしくお願いいたします。

    • 私はもう一度カイロプラクターのお世話になることをお勧めします。L5/S1が壊れやすいのはL5/S1の高さが普通の人よりも高い位置にあるからで、そこを固定する事は、機能的なL5/S1の位置をさらにもう1椎間高い位置にすることと同じ意味となります。すると現在のL4/5が想像を絶するほどこわれやすくなり、急激に変性が進行します。それは術者が想像する以上の進行です。固定術自体は否定しませんが、機能的な不自由がL4/5に起こることを念頭に置けば、術後は腰をかばった生活を一生続けるべきであり、フラメンコなどをしていたのでは2度目の手術を余儀なくされることがお決まりです。そういう指導を術者がしないことを私は常に遺憾に思っています。手術を否定しいているわけではなく、主治医と意見は同じです。手術を受けるのなら、一生腰を大事に扱ってあげてください。

      • ありがとうございます。
        もう一度、カイロプラクターのお世話になってみたいと思います。
        それでも改善が成されない場合は、神経ブロックは有効でしょうか?

        • 有効か無効かはやってみなければわかりませんので、そのときは施術させていただきます。

  10. ばね指で困っております。 近所の整形で何度か注射を受けましたが気絶しそうなくらい痛くさして効果もありません 一度見ていただけませんか?

    • お気の毒ですが、日本では厚生労働省の指示により腱鞘内注射が270円と設定されており、この注射を行うとクリニックが赤字になるように設定されています。このため、ばね指を「痛くない注射で保存的に治療しよう」と努力する医師がこの日本から消え去り、それにかわって、手術を勧める医師がほとんどとなってしまいました。
       ケナコルト入り注射を痛くなく行えば、問題のない話なのですが、ケナコルトは種々の問題があり、これを使える医師がいないのが現実です(ブログにも書きました)。

       腱引き師がばね指治療がとても上手ですので、私は腱引き師と組んで、ケナコルト注射も安全に痛くなく行い、手術しないでも治してしまっています。

  11. 私の家族の腕なのですが、22歳男性でトラックの仕事中に荷台から物が降ってきて左手で押さえた結果、骨折。
    骨折は治りましたが、腕に感覚がなく痛いのが治らず「椀神経損傷」「椀神経麻痺」と診断を受けました。
    診断は受けましたが、自然治癒が見込めないため手術をするしかないとのこと。
    ですが、手術は五分五分で治るか治らないかだし、他の神経を傷つけて他の部分に麻痺が残ってしまうリスクがあると医者から言われ、本人が手術は嫌だと言っています。
    椀神経損傷や椀神経麻痺に関しても、手術をせずに先生のお力で治療できませんでしょうか?
    すみません追記です。
    骨折したのは2016年10月です。

    ご返答お待ちしております。よろしくお願い致します。

    • 手術をしなくても治るという発想は全ての疾患に適用されるものではありません。欠損、構造が壊れるなどの状態では手術でしか治る見込みがないものがあります。

      腕神経叢損傷はおそらく「引き抜き」によるもので、離断していますから現在の医学では治せないレベルのものです。手術をしても治せないという意味です。

       よって、医師が「5分5分」というのなら「引き抜き損傷」のことを言っているのではないのかもしれませんが、上記の文章ではまったく読み取ることが不可能です。骨折はどの骨の何という部分なのか? 教えていただけるとわかるかもしれません。

       麻痺はともかく、痛みだけなら軽減するかもしれませんので、まずはお近くのペインクリニックを受診することをおすすめします。その際に現在の担当医から紹介状をもらう方がベストです。

  12. 初めてメールさせて頂きます。
    今年の4月から肩,左腕に痛み痺れがあり脊髄専門医師にかかっています。脛椎ヘルニアだと思っていたら脛椎神経根症との話しを今日言われました。以前の痛みは無くなりましたが、未だに親指と人差し指から腕にかけての痺れと夕方からの痛みに悩んでいます。セルコックスとノイロトロピンを朝夕服用しています。

    • 「脊髄専門医」というネーミングがうらやましいです。私は専門医たちが治せないものを治せるのですが、耳鼻科・眼科・脳神経・整形外科・スポーツ・婦人科・泌尿器科・消化器内科・精神科などあらゆる分野を治すため「専門と呼べる分野がない」のです。おかげで知名度も名誉も肩書も何もありません。私のところへ来院される患者は「スペシャリストの医師たち」が「治せなかった」方ばかりなのに、そういう方々を治しても、私はスペシャリストの名前をつけてもらえません(笑)。このような理不尽な人生を腐ることなく歩いています。が、おそらく誰の人生も理不尽なんだと思います。私だけが理不尽ではなく、人生がそういうものなので腐っている暇はないと思っています。

       話がそれてしまいましたが、おそらく、80%以上の確率で症状を軽減させることができると思います。リスクはゼロではないですが、私のブロック注射は極めて安全なほうです。また、何回くらい通院が必要か?は治療してみないことにはわかりません。

  13. 今年の4月初旬より右手のドケルバンになり、処方された湿布を貼り続けてきましたが徐々に悪化してきている感じがしております。治療は湿布のみで注射はまだやっておりません。痛みだした当初は右の親指を深く折り曲げた時のみ痛みがありましたが現在は親指を大きくパーで開く時にも痛みがあり開けません。都内在住です。是非治療を希望いたします。

    • 腱鞘炎はほぼ必ず自分で治せるものです。私のアドバイス通りにすれば治せます。それは安静と抗炎症と温熱の3本柱です。私のアドバイスは私の治療実績が示す限り、最善でありますが、患者にとって「安静」は精神的な負担をかけるため、私がそれを命令したところで守る者、信じる者がおりません。私はこの世にある数々の「治りにくい症状」を治療する偉大なる業績の持ち主ですが、その私の助言を「信じない」というだけで「絶対になおせない患者」が誕生してしまいます。私はもう、そういう私を信じない患者とつきあうことに疲れ果てています。

       患者が私を信じない背景として、「名声がない」ことは一つですが、それよりも、このようにして治せない者を治すための情報を無料で出すから信じてもらえません。一般的な常識として、無料=信じる価値のないもの、なのです。私が今助言している内容が、まさに無料なわけです。

       腱鞘炎は厚生労働省が治療費を270円という医師をバカにした値段設定にしたため、その治療法自体が崩壊しました。安すぎて、かつ、注射はリスクを負うものであるため、誰もその治療をしなくなったのです。今では、そうした値段設定を知らない医師だけが行うボランティア活動化しています。

       おそらく私のいう通りにすれば、デケルバンは注射を受けずに治すことが可能ですが、このように無料でその情報を流せば、一般的に誰もそれを実行しません(安静には仕事が出来なくなるという苦痛を伴うからです)。

       安静とは右手を全く使わない状態をいいます。つまり、排便後のお尻をふく動作も含め、全てを左手で行うことを意味します。できない人にはギプスを装着して右手を使うことを封じます。それを数週間徹底し、リンデロンVGという軟膏を1日3回塗り、その合間に蒸しタオルやホカロンで温めれば治ります。この情報がマスコミに賞賛され、10万円ほどいただいて、診療所で説明すれば、患者は私の指示通りに動きますが、ここで無料で開示すると、誰も信じず実行しません。私はそういうバカバカしく愚かな世界を生きています。

       さて、厚生労働省が治療費を270円にしてしまったために、私は腱鞘炎の注射を自費で行わざるを得なくなりました。他の医師たちはどうしているかというと、腱鞘炎にもかかわらず、必要のないレントゲンやCTを撮影してそのお金で注射代を工面しています。そして処方箋とリハビリ通院で何度も通わせ、注射代をねん出します。

       私はそういうことが大嫌いなので、薬は出さない、リハビリはしない、レントゲンは撮影しない・・・よって、自費で注射料金を患者から請求します。保険医療に全国民が慣れてしまっているこの時代に、自費診療を行うと、患者は来院しなくなりますよね。倒産しますよね。しかし私は倒産せず、売り上げがどんどん上がっています。それが「本当に治りにくいものを治せる」という証拠になっているわけです。この時代に自費で経営ができているということは、他の医師たちよりも優秀な治療技術を確かに持っているという証拠になります。

       ただし、私の診療は予約するだけで4320円をいただいています。注射は1本1500円いただいています。先ほどのべたように、レントゲンも処方箋も、リハビリも行わないからです。このように自費をいただいたとしても、一般の治せない医師たちよりも儲けが下がります。そういうご時世を国民に教えることが私の役目であると思っているので、このようにくどくどと書かせていただいています。

       それを承知で来院するか、または私がアドバイスした「自分で治す方法」を実行するかを選んでください。「自分で治す方法」を示しているということは、あなたは私の診療所ではあまり歓迎されていないことを意味します。理由は運動器の障害で来院する患者は「その他の五体が満足」のため、わがまま、勝手で私に敬意を示さず、私の指導の通りに行動をしない者がほとんどだからです。

       常に言っております。「他の医師にかかって治るのなら、他の医師にかかりなさい」と。つまり、私にかからなければ治らないから私のところへ来るとうのに、私に敬意を払えないとはどういうことか! という意味です。そういう患者が、運動器障害の者に多い傾向があります。そういう患者が一人いるだけで、私の気分は落ち込み、他の命に関わる重症患者たちの治療で集中力が低下し危険になるのです。私のブロック注射は1ミリ間違っただけで重大な障害を残す可能性のあるリスクのあるものばかりですので、緊張感が半端ではありません。それらを行わなければならない患者の迷惑になる患者は歓迎されていないということです。

       あなたに礼節をわきまえる態度があるのなら診療します。

  14. 御多忙中恐縮ですが、事故外傷、半月板損傷による膝関節鏡下術から4年経過の現在も下腿疼痛増加で複数の病院診療も治療が進まず、ご相談させてください。

    5年前の交通事故で、右膝外側を車にぶつけられ、右膝内側が内出血。
    右膝内側側副靭帯、半月板損傷と診断され、半月板をMRIで確認の上での膝関節鏡下術を4年前に受けました。

    事故当時から、膝蓋骨の中央より内側部分に縦走行痛みがあり、何神経かを医師に尋ねてきましたが、誰も明確に答えてくれず疑問でした。

    膝専門医のスポーツドクターが「手術したら完治、治るから」との自信溢れる説明に数回確認しながら、手術に挑みました。結果、半月板の損傷はさほどではなく、郭清しておいたとの話でした。

    事故外傷の膝縦走行痛に加え、術後10日目位の歩行中に脹脛の激痛が発症。
    硬直し歩行困難、病院に伝えましたが、経過観察後の受診で「肉離れ?」「気のせい?」と本当の原因を調べるのを拒否されました。

    脹脛の下腿MRIでは異常なしとなり、主治医が病院を退職した為に他の医師でもと引継ぎも拒否、病院も膝専門医不在との事で診療拒否が続きました。
    他の病院も数件依頼しましたが、手術した病院でと断られ続けている中、「脛骨沿いに激痛」が発症。数日後、膝蓋骨の上部に内出血痕が1年経過の現在も残っています。(痛み保護の為にサポーター装着した後、発症)

    その後「腓骨神経沿いの疼痛、足の甲痺れ」も発症し、整形外科医は「脳の機能障害」「ストレス」が原因と言われ、脳神経外科医は「外傷性末梢神経障害」との診断でしたがリリカ投薬以外はやらない、手術した病院に戻れと拒否。
    神経内科、ペインも「疼痛原因を神経ブロックで探す事はしない」と投薬のみで、拒否。受診はほぼ大学病院です。

    疼痛となってしまった原因は、靭帯半月板も影響はあるかも知れませんが、神経が大きく影響していると思います。

    膝上部縦走行痛、脹脛、脛骨、腓骨と痛みが拡大してしまっているのですが、何が原因の可能性なのでしょうか?
    又、治療をして頂くのは可能でしょうか?

    本当に歩行等の生活全般疼痛に難渋しています、宜しくお願致します。

    • 治療は可能です。私の仕事は「大学病院で治せない患者を治療する」ことですからどんな難治性疾患にも挑みます。脹脛、脛骨、腓骨の痛みは、普通に考えるとL4とL5の神経根症であり膝が原因の痛みではありません。よって治療は第1に腰部硬膜外ブロックを選択すべきです。もしそれで治らないのであれば、痛みの原因は複雑になり、脳やせき髄に問題があることを考えなければなりません。

      「疼痛原因を神経ブロックで探す事はしない」という彼らの考え方は、西洋医学の独特な考え方であり、西洋医学が全ての医療の中で最も優れており、それを行っている医師も優れた人間であるという傲慢な考え方から発しているものです。残念ながら、医師とは「傲慢な人間に育つように」教育されています。メールで連絡差し上げます。

  15. 御多忙中、ご返信頂き誠にありがとうございました。

    術後の下腿痛に対する選択すべき治療、了解いたしました。

    5年前の事故外傷時にはその下腿痛は出現しておらず、「膝蓋骨の中央より内側部分に縦走行痛」があり、現在も継続しているのですがその痛みに関しては、どのような事が考えられるのでしょうか?
    それに対しての治療もありますでしょうか?

    膝内側に皮下出血を負う事故衝撃から、膝蓋骨の中央より内側部分に縦走行痛みがあり継続中です。

    先生にコメント頂き、大変感謝しております。何卒、宜しくお願い致します。

    • 膝内側の痛みは重力のかかるラインとなっていますので、物理的な圧迫や伸長による局所の組織破損と思います。組織には半月板や靭帯などをさしますが、骨皮質や骨髄も含まれています。これを完治させるためには特別なメニューをこなす必要があります。それは免荷です。ただし、原因が異なっていた場合は免荷では治らないため、治療はチャレンジ(試み)になるという仕組みがあります。

  16. 橈骨遠位端骨折しました。ロッキングプレートの手術を行いました。
    手術をしなければ可動域が悪くなるため、手術を勧められました。
    可動域はほぼほぼ戻りましたが、痛みは残存しております。
    神経を切る手術を検討しましたが、手首にブロックしても痛みがとれないため、神経を切るという手術はやめました。
    骨折して後遺症の痛みがある人とない人は何が違うのでしょうか?
    例えばですが、よくアスリートの人が結構な骨折をして、手術後リハビリを終えて、普通にプレーしているではないですか?明らかに自分より酷い骨折をしているのにも関わらず健常者を超える復活劇が謎です。
    どんな素晴らしい手術をしたのかと思います。
    ぜひ、臨床肌の先生の見解をお伺いしたいです。

    • 「骨折して後遺症の痛みがある人とない人は何が違うのでしょうか?」それは西洋医学では全て一言で表現します。「運」です。よい運の人と悪い運の人がいて、世で活躍されているアスリート全員が運がよかった組に組み分けされ、消えていったアスリートは運が悪かった組に分けられます。運のよい組に存在する人数はわずかであり、運が悪い組に存在するアスリートの人数の方が圧倒的大多数です。もしも、「そんなはずがない」と思うのでしたら、それはマスコミによる情報操作のしわざです。

       スポーツを商売にしている者が複雑な骨折をして、現役を続行できるほどプロスポーツの世界は甘くありません。もしも、復帰ができるとすれば、それは西洋医学に頼らない、別の方法をみつけて探し出している場合があります。しかし、別の方法をみつけだすためには真実を見る目を養わなければならず、有名、権威、専門、などで治療師を選んでいる間は真実が見えないと思います。

  17. ご返信ありがとうございます。
    その一言で自己解決できました。
    「運」
    マスコミって本当に怖いですね。
    まるでプロパガンダのようです。
    実際は運悪い組が圧倒的なんですね。
    怪我しても現役続けられる方が圧倒的
    に低いという事なんですね。
    生の声(現場)がきけてよかったです。
    骨折の予後が良い人は圧倒的に少ないと
    わかりました。
    骨折は様々な組織へのダメージが大きい
    はずなのに・・・何故と思ってました。
    自分はプレートの手術を2回もして、可動域を正常値
    に近づけることだけでも大変でした。西洋では疼痛
    は無視され、数値で客観的にわかりやすい可動域重視
    ですね。
    悪あがきはもうやめて、諦めます。

    • 悪あがきではなく、西洋医学を離れて東洋医学やその他の療法をお勧めします。西洋医学は見た目重視なので機能重視ではないのです。あきらめるのも一つですが、ご自身の体ですので、うまく導いて差し上げたほうがよいでしょう。

  18. 肩腱板断裂し4本中3本が切れ手術しても余り良くならないらしいのですが肩の人工関節をやってもらえば痛みや腕の動きも良くなるのでしょうか。

    • 肩の人工関節はまだまだ医学が遅れている分野です。肩の人工関節は今の医療機械技術ではとても人間に使えるような代物ではありません。動きは今よりも悪化する可能性があり、ばくち性が極めて高いでしょう。そもそも腱板断裂という診断が誤っていることも多々あるというくらい、整形外科の肩の治療技術は悲惨なものです。その理由として、痛みの原因がそもそも腱板断裂ではなく、神経根症であることがしばしばあり、整形外科医はその事実を認識できないことが非常に多いからです。私がここで整形外科医たちをけなすことは、逆に私の信用性をそこなわせてしまうことはよく存じていますが、私は「手術しなければならない」と言われた肩痛の患者をかなり多数救ってきたものですから、その結果をお話しているだけのことです。肩痛の患者の多くは腱板に対するアプローチだけでは治らず、神経根ブロックも併用しなければならないことがほとんどでした。しかし、整形外科医は頸部の神経根ブロックができないですから、そうしたアプローチは皆無という現状があります(できる人もわずかにおりますが)。

       どこの病院に行っても(肩の専門家にかかっても)治らなかった肩痛患者を数多く改善させてきた私の実績からのお話です。ただし、このように私が必死に真実を話せば話すほど、嘘くさく思われることもよく存じていますので、これ以上はあなたの価値観にゆだねる以外ございません。決してはやまらないように・・・インターネットでいろいろ調べて自分なりの考えを整理されたほうがよいと思います。

たけし にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です